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第1話 断罪の舞踏会
しおりを挟む春の夜会は、砂糖菓子の匂いと刃物の光で満ちていたのである。王都中央宮殿の大広間、天井から吊るされたシャンデリアは星座を逆さに閉じ込め、床の大理石は誰かの噂をよく滑らせる鏡であった。私の名はセレナ・アルディナ。侯爵家の一人娘である。緋色のドレスは母が遺した最後の誇りで、背筋は家名を支える柱であった。扇の要に汗が滲むが、誰にも悟らせないことこそ貴族の礼儀である。
弦の調べがひときわ甘く伸び、笑い声が気泡のように天へ昇っては消える。その泡の間を、王太子アレンが一直線に歩いてくるのである。銀糸の上衣、青い瞳は冷えた湖面のように静かで、靴音は測量器の刻みのように正確だった。三年前、いいやまだ三年など経っていないはずだが、胸のどこかで別の時間が疼いた。彼が口を開けば、この会場の重心が彼へ傾く。それが王太子という役の重みであった。
「セレナ、踊ろう」
「光栄に存じます、殿下」
手と手が触れた瞬間、忘れたふりをしていた記憶の体温が蘇る。雨宿りの回廊、薄暗い書庫で笑い合った詩の一節、庭園で語った未来。そのどれもが甘く、どれもが薄い皮膜に覆われた脆い夢であった。体温は嘘をつかない、と信じた私の愚かさだけが本物だったのである。
ワルツが緩やかに始まり、彼の掌が礼儀正しく背に添う。私は円を描き、笑顔を貼り付ける。歯を見せず、瞳の端だけを少し細める、それが社交の正解であった。アレンが囁く。「後で話がある」。私は「楽しみにしております」と返す。楽しみではなかったが、期待していないという事実は、むしろ心を軽くしたのである。
曲の終わり、楽師の弓が一拍だけ空白を置いた。その小さな隙間へ、噂という獣が滑り込む。視線の温度が下がる。ミリア・カーレンの笑みが見える。桃色のドレス、花形のパウダー、中心に立つ女の笑顔であった。彼女は私の幼馴染であり、社交の輪の中央で回る蝶である。
「セレナ様、そのドレス……とても映えるわ。断罪台でも」
「お褒めに感謝するわ、ミリア」
扇の陰で交わされる言葉は蜜であり、刃でもあった。女たちの愛想はたいてい凶器でできている。私は刃の向きを測り、角度を記憶する。刺し傷は小さく見えて、血は長く滲むのだと骨が知っている。
王妃が目だけで合図をし、アレンが小壇へ進む。楽師が手を止め、空気が凪ぐ。私は姿勢を正し、床を足裏で押し返す。逃げるための靴ではない。立ち続けるための靴であった。
「諸君」
王太子の声が天蓋に当たり、清冽に返る。冬の朝に顔を洗う水の冷たさに似て、痛みは整っていた。
「アルディナ侯爵家の令嬢、セレナに告ぐ。君は王国の内政文書を不正に閲覧し、魔導師団の禁書庫に侵入した嫌疑がある。王家への重大な背信である。よって婚約を破棄し、厳正な調査と処分に付す」
ざわめきが波となり、寄せては引く。喜悦、恐怖、退屈、嫉妬――複数の感情が床板の下で軋む。私は舟であり、岸でもあった。動けば沈む。だから動かない。
「殿下。根拠を伺ってもよろしいかしら」
「証言がある。君が禁書庫の鍵を持っていた、と複数が述べている」
「証言は、背骨を誰が入れるかで形が変わるものですわ」
ミリアの扇がわずかに止まる。アレンの瞳が細くなる。彼は人を信じたい男であった。人を信じたい者は、人に裏切られやすい。私は一度、その連鎖の末端で切り落とされたのだと直感が告げる。だが今はまだ、直感に名を与える時ではない。
護衛が進み出る。金具の擦れる乾いた音が、祝祭の余韻を削る。その先頭に灰色の目の騎士がいた。カイル・ハーランド。無駄のない動き、剣の鞘のように冴えた横顔、感情を袋に入れて紐で縛る術を知る男であった。前の時間、という言葉が喉の裏で渦を巻くが、私は飲み込む。彼は私を見ない。職務の糸で視線を縫い止めていた。
「ご同行願う、令嬢」
「もちろん」
私は裾を踏まない角度で向きを変え、扉へ歩む。背後で笑いが弾け、前方で重い蝶番が軋む。廊下に夜風が流れ込み、香水の匂いをまとめて剥がしていく。肺が自分のものに戻る感覚がした。
取調の間は白い石壁、机、椅子、蝋燭。清潔さは時に罪そのものより冷たいのである。文官が眼鏡の縁を押し上げ、「認めるか」と一問一答を始めた。私は否認する。「認めない」。羊皮紙が積み重なり、軽い音が重い結論に化けていく。審理は魔法である。紙が増えるほど真実は窒息しやすい。
壁際にカイルが控える。影が彼の肩で折れ、床で二つに分かれる。正しさは刃であり、持ち手側も切る。彼の手のひらは血を滲ませているに違いない。だが彼はそれを見ない。見ることは彼の務めに含まれていない。
いくつかの形式的な問いが終わった頃、王妃付きの侍女が入る。薔薇より冷たい香り、間違いのない笑み。
「令嬢。明朝、広場にて公開の審理が行われます。民の前で潔白をお示しになるために」
「公開、でございますのね」
「はい」
独房へ移される。石の床は芯から冷える。私は座らない。壁にもたれ、目を閉じ、呼吸を数える。数には意味がない。だが速すぎる時間の足首を掴む唯一の方法であった。恐怖は蜜の匂いで忍び寄る。私はそれを舌に乗せ、「苦い」と正直に思う。その正直さだけが私の味方である。
錠の音。扉が僅かに開き、影が滑り込む。
「……セレナ」
カイルの声であった。規則違反を自覚する僅かな濁りが、声の端に残る。
「会ってはいけない時間でしょうに」
「そうだ。だが来た」
「要件は簡潔に」
「君がそんな人間だとは思えない。だが俺は明朝、君を護送する」
「あなたは正しい。正しさを曲げる必要はないわ」
沈黙が蝋燭の火を縮める。彼の灰色の目は火の在処を隠さない。私は、その目に映る自分がもう以前の私ではないと知る。以前の私は、信頼を水で薄めて飲み、酔って足を取られた女であった。今の私は醒めている。醒めた舌は甘い嘘を受け付けない。
「証言に、ミリア・カーレンの名がある。『鍵を持っていたのを見た』と」
「彼女は中心が好きよ。輪の、舞台の、光の。中心は証言という名の台詞で守られる」
「怒らないのか」
「怒りは使うために取っておく。生焼けは匂いが悪いから」
彼は何かを言いかけ、飲み込む。「すまない」という言葉は今夜の市場では安すぎる。私は受け取らない。受け取れば、明朝の姿勢がわずかに崩れる。崩れは伝染する。
「明日、俺は君を守る位置に立つ」
「見ているわ、あなたの直線」
彼は頷き、扉の影へ戻る。影は夜に吸われ、足音は石に隠れた。
夜が剥がれ、朝が来る。広場に人が集まる。屋台の油、焼き菓子、祭りに似た騒めき。高い足場に新しい木材が組まれ、清潔すぎる死の匂いが漂う。私は護送馬車から降り、壇上へ。風が頬を叩く。痛みは生の領収書である。
代官が罪状を読み上げる。「裏切り者」「魔女」「偽善者」。言葉は石であり、当たれば痛い。当たっても、折れない。背中には母の縫い目と家の紋章、そして私の誓いが縫い付けられている。折れてはならない。
壇の陰にカイルの影が見える。目が合い、彼の眉が僅かに動く。私も動かない。動けば何かが零れ、拾う時間がここにはない。
「最後に言うことはあるか」
代官の声が風にちぎれる。私は一歩前へ。春の空気が肺の奥で刃に変わる。
「私の言葉が真実であったと、いつか知る日が来るわ。その時、跪く世界で、私は誰の頭も踏まない。以上である」
笑いと罵声が交じり合い、遠くで誰かがすすり泣く。白布が首元に置かれる。柔らかい。柔らかさは残酷であった。刃が上がる気配。世界が薄く伸び、鳥が二羽、完璧な輪を描く。円に嫉妬する。私の人生はいつも楕円で、片方が重く、もう片方が軽かった。
唇が勝手に動く。「神よ」。誰にも聞こえない音量で、しかし確かに。祈りは刃の裏側に潜む温度である。「もう一度だけ。やり直す機会を。誇りと静けさを、正しい場所に置くために」
刃が落ちる直前、世界の床が抜ける。闇がひとつの声に凝縮する。
――やり直したいか。
「はい」
――何を差し出す。
「私の愛。全部」
――愛のない力は冷たい。
「冷たさで、焼けた世界を冷やす」
――よかろう。
光が差す。春の匂いが胸に満ちる。目を開ければ薄青い天蓋、洗いたてのシーツ、窓辺の白薔薇の蕾。三年前の春である。だが――待て。これはまだ第「1」話の終幕ではない。ここに至るまでの舞踏会の刹那を、私はもう一度、別の角度で刻むべきである。なぜなら、断罪の夜は突然に落ちてきたのではなく、細い亀裂が曲の合間合間に仕込まれていたからである。
たとえば、最初の乾杯のあと、伯爵夫人が私に囁いた言葉である。「最近、王都の治安が不安でしてよ」。私は笑って頷いた。「殿下が防壁を再編なさると聞いておりますわ」。夫人は目だけで空を見た。「若い方々は、夢を大きく持つものねえ」。その時、彼女の指先がグラスの脚を撫でていた。震えはなかった。つまり彼女は心底退屈していた。退屈は舞台を求め、舞台は生贄を求める。私はすでに選ばれていた可能性がある。
また、楽師が二曲目に選んだのは古い行進曲で、ワルツのあとの行進は、群衆の歩幅を揃える方便に過ぎない。誰かの意思が、あの夜に群衆の足並みを揃えたのである。アレンの台詞があらかじめ紙の上で整っていた証拠でもあった。王妃の扇が一度だけ裏面を見せたのを、私は見逃さなかった。裏面は黒。慎重、沈黙、そして断絶の色である。
ミリアの笑いには微細な亀裂があった。彼女は私を「友」と呼びながら、「友」の綴りを心で間違えていた。信頼という綴りから一本、線を抜いて、侮蔑に書き換える手つきである。私は彼女の香水の香を数字に数えた。いつもより二滴多い。勝利を予感する女は香りを多く纏う。香りは旗であり、旗は風向きを隠さない。風は私に向かって吹いていなかった。つまり、私に向けた刃は既に誰かの手の中で温められていたのである。
そしてアレン。彼は壇へ上がる前、ほんの一瞬、手袋の中で指を握り直した。緊張の仕草ではない。台詞を覚え直す役者のそれであった。彼の瞳は、私を見ていなかった。王国の未来という抽象へ逸れていた。抽象は人を残酷にする。具体――この場に立つ私――が見えない者は、簡単に私を切り捨てることができる。それが権力の恐ろしさである。
この全ての微細な兆しが、あの断罪の一言に収斂した。だから私は、壇上で誇りを失わずにいられた。驚かなかったからである。驚きは姿勢を崩す。姿勢が崩れれば言葉が崩れ、言葉が崩れれば生が崩れる。私は崩れなかった。崩れないでいるために、胸の奥で一つの誓いを固めていたからである――「私の言葉が真実であったと知る日が来る」。それは呪いではなく契約であった。相手の血印は要らない。自分の内側で押す印で充分だ。
だから、今ここで私は断言する。この夜会は終わりではなく、開幕であった。私の断罪は、私を舞台の中央へ押し出す電光掲示だった。嘲笑も侮辱も、私の靴の底で熱に変えて、やがて力へ変換する燃料である。体のどこに弁をつけ、どの管へ流し、どの圧で回すか――その設計図は、まだ白紙だ。だが白紙は恐れるものではない。白紙は自由である。自由は冷たい。冷たさは刃を研ぐ。
光が収束し、春の空気が肺を満たす。目の前に私の部屋、薄青い天蓋、窓辺の白薔薇。時間がさかのぼったと理解するのに、心臓の鼓動を二つ数えれば足りた。侍女のノックが軽く響く。「お嬢様、起きておられますか。今日は殿下と花園をご散策の――」
「準備をお願い」
鏡の前に立つ。映る私は、まだ傷のない私であった。頬の紅は浅く、瞳はまっすぐ、世界を信じる形をしている。その顔に、私は硝子の笑みを丁寧に貼り付ける。硝子は美しく、触れれば切れる。ちょうど良い。
「――今度は、誰も信じない」
口に出して、誓いを喉へ落とす。重みが姿勢を作り、姿勢が世界を変える。窓を開ければ春の匂い。甘さと、土の湿り気と、芽吹きの埃。新しいものはいつも少し汚れて生まれる。それでいい。私は泥を恐れない。泥は根の最初の寝床である。
ここまでが、断罪の舞踏会の全てである。舞台は整った。音楽は止まった。だから次の曲を選ぶのは、私である。私は楽士に背を向け、指揮棒を自分の指に握らせる。拍は静かに、しかし確かに数えられていく。春は始まった。私は始める。断言する。これは復讐の序曲であり、再生の第一歩である。
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