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第3話 神の声と時間の螺旋
しおりを挟む光が、音より先に戻ってきたのである。薄青の天蓋が波のようにたゆたい、窓辺の白薔薇はまだ固い蕾として朝を吸い込んでいた。寝具の麻は新しく、洗い立ての白が指の腹に鳴る。私はまだ瞼を閉じたまま、耳の奥で世界を並べ直した。パンを焼く匂いが遠くにあり、窓外で小鳥が短く確認の鳴き方をする。現実は、音階の階段を一段ずつ戻ってくるものだと知ったのは、この瞬間である。
扉が、控えめに二度叩かれた。「お嬢様、起きておられますか。今日は殿下と花園をご散策の……」若い侍女の声が、朝の光と同じ温度で滑り込む。私は瞼を上げ、薄青の世界から身体を取り出した。枕元の銀時計が六を指し、秒針は私の心臓と寸分違わず刻んでいる。三年前の春、のちに私はこの日付を血で囲むことになるのだが、今はまだ、紙の上の数字でしかない。
「入っていい。支度を始めよう」
言葉が自分の喉から出る感触を確かめる。震えはない。恐怖は、形を変えて深い場所へ沈んだ。侍女が入ってきてカーテンを引き、部屋に春の幅を増やす。光は容赦がないが、真実である。鏡の前に座ると、そこにいるのは傷のない私であった。頬は浅く紅潮し、瞳はまっすぐに世界を信じる形をしている。私は櫛を受け取り、侍女の手から自分の手へ主導権を奪い返した。髪をまとめる角度を変え、飾りを一本減らす。軽さがいる。重いと、最後の一歩で転ぶ。
支度の合間、机の引き出しから手帳を出す。前の時間で最後に触れた白布の切れ端は、夢だったかと疑うほどここには存在していない。代わりに並ぶのは、音符のように整列した予定のしおりである。午前、図書塔の手続き。午後、王妃謁見の予告。夕刻、王太子との散策。すべて、私の記憶と一致する。私は日付に赤い印をつけ、「起点」と書く。書いた瞬間、指先に微かな痺れが走った。神と交わした短い契約が、皮膚の下でうなりを上げる。忘れるな、という声の余韻である。
廊下に出る。空気が若く、壁の肖像画さえ年下に見える。角を曲がれば、桃色のドレスの影。ミリア・カーレンがこちらを振り向く。白いリボン、花形のパウダー、中心に立つ女の笑み。私の幼馴染、のちに証言という台詞で私を刺した親切な友である。
「セレナ様。おはよう。今日もお綺麗」
「ありがとう。あなたの香りはいつも春に早い」
「まあ、気付いてくださるのね。殿下とのご散策、羨ましいわ。あまり強い言葉はお控えになって。殿下は繊細であられますもの」
「よく知っている。だから私は、静かに話す」
扇の陰で彼女の口角が増減する。二滴多い香水。勝利の予感の証である。私は足を止めず、すれ違いの風の中で彼女の笑いの音色を数えた。ひびの入った硝子を爪で撫でるような高音が混ざる。未来は、もうここから割れている。
階段を下り、執務室の前で一度立ち止まる。扉の向こうで、父が書類を捌く音。ノックを二度。「入れ」。低い声が夕暮れの水面のように水平である。アルディナ侯爵、私の父である。寡黙で、瞳は井戸の底の色。娘を愛しているが、愛の鍵をいつも反対側に挿してしまう男であった。
「おはようございます、お父様」
「……おはよう。今日は王都の花園か」
「その予定である。午後に王妃の予告、夕刻に殿下と散策。明日以降、夜会の案も出る」
「気をつけろ。王都には、春に似合わない風が吹く。誰かが扇いでいる」
「知っている。だから扇の骨を数えに行く」
父は口の端だけで笑い、すぐ固く戻す。「何が要る」。短い。私は同じように短く返す。「耳の早い者、口の固い者、筆の速い者」。父は頷く。「知らせるな。名を知れば、私が盾になってしまう」。父の愛の表現は、距離であった。距離は時に、最良の防具である。私は礼をして、部屋を出た。
廊下の突き当り、庭へ降りる扉が開いている。朝の空気が芝の匂いを連れて滑り込む。私は外套なしで一歩、外へ。光は細い針で肌を綴じ、風は糸を締める。噴水の縁に二羽の小鳥が輪郭だけで座り、羽だけが時刻を刻む。そこへ、彼が現れる。王太子アレン。銀の上衣、よく調律された笑み、善意の正しさを信じて疑わない青年であった。
「セレナ。よく眠れたかい」
「よく。殿下は」
「まあまあだ。君に見せたい図があってね。防壁の設計の――」
「歩きながら聞こう。花は設計図を知らない」
鳥の影が芝に落ち、私たちはその影を踏まないように歩き出した。小径の砂利が足裏で小さく悲鳴を上げる。アレンは未来を話す。税の配分、交易路の拡張、治安の刷新。どれも正しい。だが正しさは抽象であり、抽象は人を残酷にする。私は「素敵」「有意義」「現実的」という言葉で彼の熱を冷ましつつ、別の熱の配管を頭の中で組んでいた。感情を魔力に変える術式。怒りは熱、悲しみは湿度、恐れは圧。昨日まで比喩だった図が、今朝は工程表に見える。神の声の残り滓が、私の皮膚の下で配管図を焼き付けているのだろう。
「セレナ、聞いてる?」
「もちろん。殿下の夢は具体的でよい。具体は人を動かす」
「夢か。君がいると、夢が現実味を帯びる」
「では、私は殿下の夢に現実の足を渡そう。三足で歩けば、転びにくい」
アレンは笑う。無邪気な笑いであった。その無邪気がのちに誰かの嘘の住処になることを、彼は知らない。私は知っている。だから、今日の笑いは丁寧に箱へしまう。取り出す日は来ないかもしれない。それでもしまうことに意味がある。しまっておけば、私は自分の中の柔らかさをまだ捨てずにいられる。
散策の終わりに、彼は立ち止まった。「夜会を開くよ。王都の安全保障について意見を聞きたい。君にも来てほしい」。台詞は前の時間と同じである。同じは、対処の余地を意味する。
「喜んで。私にも話がある。その夜、殿下にふさわしい音楽を用意する」
「音楽?」
「真実は、ときに音でよく伝わる」
彼は首をかしげる。「君は時々、怖いほど先回りするね」。私は笑い、「怖いものの正体を知っているだけ」と答える。彼は納得したのかしないのか、曖昧に頷き、別れの礼をした。背中が去り、庭がまた植物の匂いを取り戻す。私は息を低く長く吐き、指先で空を撫でる。空の肌理は細かく、今にも破けそうな薄紙のようだ。破ける位置を、私はもう知っている。
午前の残りを、王立図書塔で使うと決めた。馬車を出し、窓外の景色を覚え直す。石の角の欠け、街灯の高さ、壁のひび。逃げ道は、見る回数に比例して増える。塔の玄関で、若い補佐が会釈する。私の名を告げ、目的を簡潔に。母の寄贈記録の閲覧手続き、古い感情論の索引、魔力変調に関する論考の貸出予約。補佐は手際よく書類を整え、私を閲覧室へ通す。紙の匂いは正直で、正直さは私を落ち着かせる。
やや遅れて、杖の音。老司書フロレンスが現れた。眼鏡の奥の目は勤勉の色、口元は寡黙の形である。
「侯爵令嬢。本日は」
「母の記録箱と、感情論の古典を。あと、新しい目録の控え」
「承った」
それだけ言って彼は去る。良い案内人は、沈黙を多く持つ。私は革装の冊子を開き、古い文字を追う。怒りを熱と呼んだ学者、悲しみを湿度と呼んだ詩人、恐れを圧と呼んだ兵の記録。どれも比喩の域を出ない。だが、比喩は工学の前夜である。私は余白に配管図を描き、弁の位置に×印をつける。呼吸の速さ、脈の強さ、皮膚温の分布。自分の身体を地図にして、通すべき路と遮るべき路を分ける。指の腹が微かに温む。紙の上のインクが呼吸するように濃淡を変える。私はそれを見逃さない。この感覚は使える。使えるものが一つ増えた。
「喉は渇きませんかな」
フロレンスがいつの間にか戻り、茶を置く。香りが紙の匂いに馴染み、思考の速度を一段ゆるめる。私は茶をひと口、彼に礼を言い、視線をページへ戻した。神の声はもうしない。代わりに、私の内側の回路が静かに鳴っている。望みは契約であり、契約は代価。差し出した愛の冷たさが、私の指を澄ませる。澄んだ指は、世界の濁りを拾いやすい。
閲覧室の空気がわずかに変わる。鉄と革の匂い。規律正しい靴音。私は顔を上げる。カイル・ハーランドが立っていた。午前の光は彼の額の曲線を正直に照らす。正直は彼の長所であり、弱点である。
「巡回か」
「そうだ。塔の警備が厚くなった。……君に伝言もある。今夜の外出に護衛が付く。王太子の指示だ」
「親切であり、監視である」
「両方だ。嫌か」
「嫌悪はしない。利用価値がある」
彼は僅かに目を伏せ、息を整える。その律義さが、時に彼自身の頸を絞めると私は知っている。彼は唇を結び直し、別の話題を選んだ。
「噂が流れている。禁書庫の鍵。昨日のような証言が、また一つ」
「知っている。中心が好きな令嬢の声である」
ミリアの名を私は言わない。名を出せば、言葉が余計な角を持つ。角は後で使う。いまは磨く段階に過ぎない。カイルは短く頷き、敬礼して去った。直線の背中。私はその直線に寄りかからないと決めている。寄りかかれば、背中が甘える。甘えは、刃の柄を滑らせる。
昼を過ぎ、塔を出る。馬車の窓に、街が反転して流れる。子どもが棒切れで地面を叩き、犬がそれを追い、商人が声を張り、老婆が軒先で陽を縫う。心臓の数だけ熱があり、その熱が街を回す。私の術式は、私だけのために働くべきだ。だが私は知っている。熱は共有すると肥大する。肥大した熱は、やがて政治と呼ばれる。私は政治を嫌わない。嫌わないが、信じない。信じるのは、自分の回路だけである。
屋敷に戻ると、玄関に追加の招待状が積まれていた。王太子主催の夜会、三日後の晩。議題は「王都安全保障に関する意見交換」。伯爵家、子爵家、商会の主。網はもう張られている。私は招待状に薄い笑みを落とし、机に重ねる。上に置く紙ほど早く燃える。燃やす順番を、いまから決める。
書斎で母のノートを開く。端正な字、ほどよい余白、抑制のきいた熱。母は理性の人であった。私はそこへ感情という名の火力を足す。指先に怒りを微量、悔しさを微量、恐れを微量。混ぜるのではない。分けるのでもない。弁を刻んで配るのである。金線を細く巻き、小瓶の口へ差し入れ、呼気で触媒する。小さな光が、まるで遠い灯台のように一瞬だけ点り、消える。成功である。成功は声を出して喜ばない。声は歓喜を安売りする。私は唇を手で抑え、笑いを喉に留めた。
夕刻、短い茶会を設ける。招くのは、噂に敏い夫人と、若手の研究者数名。中でもジェイル・オルド。前の時間で禁呪に手を汚した青年である。彼の指は痩せ、目は熱を焦がして冷ましたような色をしている。私は菓子を甘いもの、辛いもの、と交互に置き、彼らの舌と話題の温度を行き来させる。夫人が必ず言う一言を待つ。「最近、魔導師団の――」。その刹那、私は話を滑らせる。「噂は、水をやる相手によって果実になる」。ジェイルが顔を上げる。「誰に」。私は笑う。「あなた。あなたの好奇心は、上手く育てれば灯りになる」。彼は頷く。灯りは時に火になる。火は壁を焼く。焼け跡に、新しい窓を開ければいい。
茶会のあと、執務室に戻る前に、玄関でカイルと出会う。彼は外套を脱がず、報告書を片手に立っていた。
「今夜は俺が付く」
「了解。寄り道をする。工房街へ」
「危険だ」
「だから、あなたが要る」
短い応答。短いほど、意思の綱は強く張られる。馬車に乗り、石畳を叩く音を聞く。耳の内側で、神の声の余韻がわずかにきしむ。忘れるな、という指示は、返事を求めない命令であった。私はうなずかない。ただ、従う。
工房街は、昼の汗の匂いをまだ湿らせたまま眠りに入る前の色をしていた。油、鉄、焦げ砂糖。目的の職人は目の下に暗い環をぶら下げ、私を見ると驚き、すぐに扉を開けた。
「依頼がある。掌に収まる容れ物。温度で形が変わらず、震えに強い。落としても割れない」
「用途は」
「呼吸で曇らない小さな空。――それだけ」
職人は私の言葉の余白を計り、黙って材料を選ぶ。黙る者は、仕事ができる。私は工房の壁の古いカレンダーに目をやる。今日の日付に赤い印。彼も忘れたくないことがあるのだ。人は忘れたくないものほど汚れた紙に書く。きれいな紙は期待、汚い紙は切迫。私は自分の手帳の汚いページを指で撫でる。
出来上がった容れ物は、軽く、静かで、内部に緩衝の仕掛けを持っていた。私は対価を多めに置き、職人の沈黙に礼を包む。外へ出ると、夜気が思ったより冷たい。カイルが一歩、近づく。
「何を入れる」
「空っぽを入れる。あとで満たす」
「……理解は求めないが、危険は告げる」
「告げられた。活用する」
馬車が戻る道すがら、私は今日一日の歯車を頭の中で巻き戻す。ミリアの香水、父の距離、アレンの笑み、フロレンスの沈黙、ジェイルの火薬、職人の手、カイルの直線。全部が網になり、結び目に小さな鈴が吊られる。私が鳴らすまで、鈴は鳴らない。鳴らすのは、三日後の夜会である。断罪のワルツを逆回転させるのは、指先だけで足りる。足りると、私は断定する。
屋敷に戻り、書斎に籠る。母のノート、金線、小瓶、空の容れ物。呼吸を整え、心の中の弁を一つずつ操作する。怒りを細く、悔しさを広く、恐れを冷たく。指先の温度が一定になり、容れ物の内側に淡い光が溜まる。耳を近づけると、遠い潮の音がかすかに響く。閉じる。静けさが掌に定着する。私は掌を返し、重さを測る。重さは約束の重さである。私は約束を破らない。破れば、回路が焼ける。
窓外に星が少しだけ増えた。夜は黒いが、匂いは透明である。透明の中に、ごく僅かな鉄の匂いが混ざった。変化の前触れである。私は机に向かい、手帳の起点の印にもう一つ線を足す。「螺旋」。始まりへ戻った線に、もう一本、別の角度で重ねる線。戻っているように見えて、深さは増している。これは輪ではない。螺旋である。神の声は、輪を嫌い、螺旋を選んだ。私はそれに頷く。輪は閉じる。螺旋は続く。続くものだけが、救いを持つ。
寝台に横たわる前、私は短く目を閉じ、胸の内側へ降りていく。そこは静かで、冷たく、澄んでいる。神の声はしない。代わりに、私自身の声がする。「今度は、誰も信じない」。言葉は鞘であり、刃を傷から守る。私は刃を鞘に納め、眠りに刃先を休ませた。夢の手前で、昼間の鈴がひとつ、遠くで鳴った気がした。現実の音か、心の音か。どちらでもよい。いずれにせよ、鳴らすのは、私である。
――やり直したいか。あの無温の声は、もはや問いではない。契約である。私は返す。「はい」。返事は遅くない。遅さは残酷である。私は残酷の中心に、やわらかな祈りを埋める。祈りは私のため。私の誇りと静けさを、正しい場所に置くため。代価はすでに支払った。愛は空になった。その空に、私は新しく満たす。熱ではないものを。冷たさでもないものを。名前はまだ要らない。名は、最後に与える。
こうして私は、神の声と時間の螺旋の上に立った。輪郭は鋭く、足場は薄い。だが、薄いほど、足裏は敏感になる。敏感さは、私の武器である。私は目を閉じ、睡眠という透明の鞘に包まれた。夜は長くない。明日の朝もまた、同じ光で始まるだろう。同じ光の中で、私は違う角度で目覚める。螺旋は、そういうものだからである。
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