愛されない令嬢が時間を巻き戻して復讐したら、今度は全員が彼女に跪く世界に

タマ マコト

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第5話 仮面の令嬢、再誕

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 朝の光はやたら正直だ。隠しごとが嫌いなタイプの光。鏡に向かうと、映っているのは「誰も信じない」と決めた私の顔。まぶたの重さも、口角の角度も、もう覚えている。今日は社交界の午餐会。仮面を整える日。

「お嬢様、ドレスは翡翠色でよろしいですか?」 「うん。視線を集めない色で。アクセは一つ、髪飾りは軽め」 「かしこまりました」

 軽やかに見せる。けれど中はぎっしり詰める。懐には、前の時間で集めた“人の癖”のメモ。甘いものに弱い伯爵夫人、笑うと上唇が震える嘘つきの商家跡取り、酒を飲むと語尾が強くなる侍従長。人は癖で漏れる。私の仕事はそれを受け皿にすること。

 午前、屋敷の応接間で手始めの小さな茶会。招いたのは、うわさ話が得意で、でも確かめる足が少し鈍いタイプの夫人ふたりと、その取り巻き。私は蜂蜜を少し多めに落とした焼き菓子を出してから、わざと一呼吸置いた。

「最近、王都の警備が物々しいって?」

 彼女たちの瞳が一瞬だけ跳ねる。こっちが先に口火を切ると、相手は楽になる。楽にしてあげると、余計なものまで喋ってくれる。

「まあ、殿下がお心を砕いてくださって。側近の方々がほんとうに頼もしくて」 「頼もしい方といえばルーク様よね。ねえ、あなた、この前──」

 来た。私は首だけ少し傾け、相槌のリズムを落とす。早すぎるとうわさは泡、遅すぎると氷。溶けかけの氷くらいの速度で受けると、相手は“言い切る”。

「……で、誰と?」 「さあ、相手までは。けれど夜更けに、北の回廊で──」

 私はそれ以上、踏み込まない。核心の一歩手前で止めるのが今日の役。お土産を持たせるのは私ではなく、相手自身の“言いたい欲”。彼女たちは満足げに菓子をつまみ、午後の予定へ消えていった。扉が閉まる音を待って、私は侍女に視線で合図する。

「さっきの“北の回廊”、記録して。時間帯は夜更け、同行者不明。相関図は未接続」 「承知しました」

 薄い紙の上で、線が一本増える。網は派手に張らない。髪一本の太さの糸で十分だ。宵には風が吹く。糸は音もなく獲物を拾う。

 昼、王立図書塔。老司書フロレンスは、今日も余計なことを言わない。好都合だ。

「感情と魔力の変調。昨日の続き、閲覧したい」 「承った」

 同時に、私は別の紙束を差し出す。社交界の名簿。出欠、家族構成、貸借の噂。彼は眼鏡の奥で一度だけ瞬きし、無言で受け取る。彼の「無言」は合意だ。私は閲覧台で、術式の下書きに小さな印を付ける。まだ完成には遠い。今日は“仮面の固定”だけ。

 深呼吸。脈拍、一定。胸の奥にある“弁”を、意識でゆっくり締める。怒りは細く、悔しさは薄く伸ばす。恐れは冷たさに変えて掌へ。指先が少しだけ温かい。紙の上のインクが、ほんの刹那、深く沈んで見える。よし。仮面を一日つけ続けるための支柱が立った。

「喉は渇きませんかな」 「ありがとう。……フロレンス。宵の閉館後、北の回廊に面した窓から出入りする影を見たら、日時だけ紙に置いてほしい」 「見たら、ですな」 「見なかったら、空白の紙でいい」

 “見た”の記録は武器。“見なかった”の空白もまた武器。どちらでも、次につながる。

 夕刻、宮廷の午餐会。大広間の笑い声は控えめ、代わりに視線がよく刺さる。私は翡翠のドレスで輪の端に立ち、狙う相手だけを照明で切り取るように視界へ収める。

「セレナ様、先日は素敵な茶会を」 「お口に合ったなら何より。伯爵夫人、あの話の続き、少しだけ伺っても?」 「まあ、他言無用よ?」

 私は胸の中で頷くだけ。“他言無用”ほど広がるものはない。夫人の唇から滑る“北の回廊”の続きは、固有名詞をまだ避けていたが、時間の粒が粗くなった。粗い粒はふるいで落とせる。次のふるいは、王太子の側近の一人──ルークの従兄弟を名乗る若者だ。彼は酒に弱い。弱いのに見栄をはる。見栄は音になる。

「殿下の側近はお忙しいでしょう?」 「いや、まあ、その、俺は直接じゃないが……ルーク兄様は……いや、兄様ではないが……」 「北の回廊は寒いわよね。風邪を引かなければいいけど」 「なぜ知って──いえ、なんでも。……北の、夜は、星が綺麗で」

 星は告白の比喩に向かない。夜は用件の比喩に向いている。私は彼の杯に水を混ぜ、笑って、次へ移る。

 ミリア・カーレンは、今日も輪の中心でよく回る。扇の骨が細かく鳴って、笑い声に薄いひびが入る。私に向ける笑みは完璧。でも香水は二滴多い。勝つつもりの日の匂いだ。

「セレナ様、今夜のあなたは落ち着いていて素敵」 「ありがとう。あなたはいつも中心にいる。中心の風はどんな味?」 「少し甘くて、少し苦い。あなたにも一口あげたいわ」 「ごめん。私は今夜、砂糖を控えてるの」

 彼女の睫毛が一度だけ乱れる。乱れは波紋。波紋の向こうに、彼女の“自信の根”が見える。根を切るのは今日じゃない。根を掴めるほど伸ばしてからだ。

 曲が変わる。私は輪から半歩外れ、壁際の柱に寄りかけて会話の断片を拾う。耳が拾い、手帳の白が飲む。王都の衛兵の配置換え、商会の納品遅延、魔導師団の研究費。小さなずれがいくつもある。ずれはやがて裂け目になる。裂け目に足を入れるのは、私。

「令嬢」

 背後からまっすぐな声。振り返ると、カイル・ハーランドがいた。彼の直線は、相変わらず安心と不便を同時に連れてくる。

「今夜はよく歩いているな」 「情報は歩いている足音の方が、書類より正確だから」 「ほどほどに。……それと、報せだ。北の回廊に、夜更けに出入りする影。衛兵が一度注意したが、身分を示され退いた」 「身分?」 「王太子側近の紋章が見えたという」 「ありがとう。あなたの“ほどほど”は、いつも正しい」

 私はその場で追わない。目の色が変わる瞬間を、人はよく見ている。変えないで、次の動線へ。料理卓の陰で、若い侍女ふたりがひそひそと話している。

「昨日、北の回廊の灯り、遅くまで消えなかったって」 「誰かいらしたの?」 「内緒。けど、靴音が二人分。ひとりは……ほら、あの人、歩幅が一定で……」

 歩幅が一定。ルークだ。訓練でついた癖は消えない。隣は誰か。貴族の娘か、女中か、あるいは──。私は侍女のひとりにわざと近づき、落としたハンカチを拾わせる。

「ありがとう。これはあなたに。新しい布地の端切れなの」 「え、こんな良いもの……」 「似合うと思ったから。ねえ、最近、回廊の灯りが遅いって? 夜更かしは肌に悪いわ」

 侍女は頬を赤らめ、しかし目を逸らさない。よし、この子は“耳が早く、口が固い”タイプだ。

「……気をつけます、令嬢」 「うん。何かあったら、私じゃなくてこの文箱に入れて。名前はいらない」

 私は小さな文箱を渡す。投函口は狭く、鍵は私しか持たない。匿名の“重さ”は、最初のひとつが難しい。最初を軽くするのが、贈り物の役目だ。

 夜はあっという間に更ける。帰りの馬車、横には護衛のカイル。窓の外、王都の灯りが接ぎ木みたいに継がっている。

「無茶はするな」 「してないよ。計算はしてる」 「計算が間違うこともある」 「そのための、あなた」

 彼は短くため息をつく。私も、窓に映る自分の横顔に短く笑う。仮面は一日持った。術式の“仮止め”は成功だ。

 屋敷に戻ると、書斎の文箱にもう一枚、紙が入っていた。早い。封を切る。崩した字。

〈北の回廊、三の鐘。男はルーク様。女は外からの使いと見たことあり。小さな包みの受け渡し〉

 脈が一瞬だけはねた。すぐ落ち着かせる。深呼吸二回、弁を締め直す。怒りは細く、悔しさは薄く、恐れは冷たく。紙の横に、別の紙を並べる。今朝の夫人の話。若者の言いよどみ。侍女たちの囁き。カイルの報せ。フロレンスの「見たら」。線を引く。いま、四本。交点の上に、小さな×。ここがルークだ。

「お嬢様」

 扉の向こうから侍女の声。「眠る前にお茶を」。私は頷き、茶器を受け取ってから侍女を下がらせる。窓に寄ってカップを傾け、夜気を少し吸う。冷たい。輪郭がくっきりする冷たさ。私は掌の中の金線を触る。感情の弁が正しい位置にあるか、確認する。大丈夫。仮面は、明日も張れる。

 机に向かい、作戦を三段に分けて書く。第一段──“見ているふり”。北の回廊の警備を、別件で強化させる。名目は「灯火の消し忘れ対策」。第二段──“見せたいものを映す”。王都の衛兵経由で、使いの女の出入り許可証の写しを回す。第三段──“見なかったものを露わに”。禁書庫の出入記録、深夜の入口に残る砂の粒、靴底の石粉。全部、別の話題として情報網に放つ。うわさは、並べてあげると勝手に線を引く。人々に“自分で気づいた”と思わせるのが、最も強い。

 翌朝。目が覚めると、文箱に二通。ひとつは侍女の乱れた字、もうひとつは老司書の整った字。

〈三の鐘、北の回廊の窓、外から影ひとつ。窓枠の外側に白い粉〉
〈閲覧室より。昨夜、窓辺の石に残る白色の砂、採取ずみ。渡すべき先を随意に〉

 フロレンス、気が利きすぎ。ありがとう。白い粉は、北門外の工事で使う石灰と同じ。外からの使いが通る道。ルークは外を使える。中で届かないものを、外で手に入れている。禁書庫の鍵そのものか、鍵に代わる“中身”か。どちらにせよ、殿下の耳に一気に放り込むには、まだ早い。証拠は堅く。見せ方は柔らかく。

 昼、私は王妃の御前の予告に合わせて簡単な贈り物を用意した。王妃が好きな、古い楽曲の楽譜。そこに、前夜の午餐会で話題に出た「安全保障の視覚化」についての短いメモを添える。数字を“絵”にする案。王妃は“絵”が好きだ。扇で風を読む人は、風の形を見るのがうまい。

 夕方、再び社交の場。今日は音楽会。ミリアは音で自分の輪郭をかたどるタイプだ。私は彼女から四歩離れた席を選ぶ。近すぎると熱に当てられ、遠すぎると風を感じない。四歩が、いちばんよく匂いを嗅げる距離。

「セレナ様、今日は落ち着いていらっしゃる」 「音がいい夜は、言葉が減る」 「言葉が減ると、うわさも減るといいのに」 「うわさは音に似てる。響かせ方次第」

 彼女は笑って、視線をホールに投げる。笑いの角が、ほんの少し下がった。彼女の“根”は伸び続けている。根を掴むのは、もう少し先。ルークの線を固めてからだ。

 夜更け。私は防寒のケープを羽織り、屋敷の北側へ回る。侍女二人と、陰に控えたカイル。

「おいでなさいますか」 「来る。今日は“見ていない”ふり」

 しばらくして、遠い方角から、規則的な足音。二人分。窓の外側に、白い粉の微かな筋。侍女のひとりが小さく息を飲む。私は指を二本立てて「静かに」の合図。影は数呼吸だけ留まり、小さな包みを渡し、消えた。窓の中、気配が動く。灯りは点かない。暗闇の作法を知っている動き。訓練された者の癖──やはりルークだ。

 私はその場で飛び出さない。追わない。追い詰めるのは、舞台の上。観客を集め、照明を用意してから。暗闇で勝っても、勝ちは長持ちしない。

 屋敷に戻ると、机の上で小さな容れ物が待っている。工房で作らせた“呼吸の器”。蓋を開ける。冷たい空気が一口ぶん、掌に触れる。私はそこに、今夜の恐れを一滴、悔しさを一滴、怒りを糸のように細く一筋、落とす。混ぜず、並べて、蓋を閉める。指に伝わる微かな震え。私の兵は、少しずつ集まる。

「セレナ」

 扉の外から、父の声。珍しい。夜に彼から来ることはない。私は扉を開ける。父は短い一言だけ置いていく。

「王妃から、音楽会の“絵”が面白かったと。今度、数字を持ってこい、だと」 「ありがとうございます。……うん、やっぱり“視覚”が鍵だね」

 父は頷き、「戻れる道は捨てるなよ」とだけ言って去る。私は背中に礼を落とし、机に戻る。戻れる道。私は捨てない。捨てずに、別の道を増やす。増やして、相手に“戻った気”を見せる。その間に、前へ進む。

 ベッドに横になる前、私は今日を三行にまとめた。

一、仮面は終日維持できた。
二、ルークの線は四点で結べる。次は“中身”の確証。
三、ミリアの根は順調に伸びている。切りどきは近いが、まだではない。

 枕に頬を当てると、金線の匂いがまだ残っている。目を閉じて、呼吸を数える。四まで。すぐに眠る。明日は“芽を摘む”日への助走。無駄な力みをそいで、体の中の弁を正しい位置に。仮面の裏に汗はかかない。笑う角度は一度で決まる。視線は揺らさない。言葉は削る。情報は足で拾う。証拠は手で整える。敵の癖は、敵に喋らせる。

 ──仮面の令嬢、再誕。呼び名は茶化してくれて構わない。呼び名は風で、私の中身は石だ。風で形は崩れない。崩れるのは、相手の手元にある“正しさの錯覚”。それを壊すのに必要なのは、派手な爆薬じゃない。整った段取りと、静かな執念。私はそれを、もう持っている。明日も、同じ顔で。違う目的で。歩く。

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