4 / 20
第4話「聖騎士の純白に汚れ」
しおりを挟む夜会の灯は、湖面に落ちた星を掬い上げて並べたみたいだった。天井の燭台は金の雨を垂らし、壁の鏡は光を増幅して、人々の笑いをやわらかく包む。けれど今夜の私は、光ではなく匂いの流れを見ていた。
――純白の百合は、取り払って。
昼のうちにベラへ頼んだ指示。代わりにテーブル花は“月桂(ローリエ)”の小束。月桂は勝利の象徴だが、この国の月桂は香りが強く、空気の層をゆっくり押し広げる。香りに敏感な人間は、逃げられない。くしゃみは嘘を剥がす一撃だ。
「レティシア様、花は手配どおりです。扉際の高い花台だけ、白を残しました。“変え過ぎない”のが違和感を薄めます」
「完璧よ、ベラ」
私たちはバルコニー近くの柱陰に立ち、花の向きを微調整する従者たちを眺めた。月桂の葉が光を受けて艶めく。ささやかな刃が、葉の縁にびっしり並んでいる。
ターゲットはふたり。聖騎士アラン。そして彼に“守られる”役を上手に演じる聖女候補エミリア。ふたりは噂どおり、夜会後半の人の目が緩む時間帯に、見えない角度を選んで逢う。
その背後で、教会基金――“貧しき者のため”の金が、アランの“姉の治療費”名目で抜かれていた。紙の上の姉は、どこにもいない。偽名口座、架空の診療所、月末だけ開く窓口。紙は正直だ。行を跨ぐ嘘は、必ず滲む。
「ベラ、準備していた控えは?」
「ここに。偽名口座の記録、押収の写し、教会会計の支出一覧。いつでも出せます」
「今夜は、出さない」
ベラが目を丸くする。「なぜです?」
「焦らし。罪は、宣告で終わらせるより、自分で自覚させたほうが根が深く刺さる」
「……はい」
ベラの返事は短いが、芯が強い。私は彼女の掌に紙束を戻し、扇を軽く開いた。月桂の波は、そろそろ会場を満たし始める。音楽はワルツからメヌエットへ、呼吸は浅く、会話はわずかに途切れがちに。
扉が開き、一陣の夜気が流れ込む。アランが入ってきた。白い礼服、銀糸の肩章。純白は簡単に汚れるのに、人はなぜ“清廉”を白で表したがるのか。彼はまっすぐにエミリアを探し、彼女はその視線に気づかないふりをして、半歩だけ場所を空ける――合図だ。
「レティシア嬢」
背中に落ちた声は、灰の温度。ノア。彼の立ち位置は、いつだって“声が届くが他人の目が届かない”場所だ。訓練された距離感。私は扇の影に彼を入れる。
「来たわ」
「ええ。聖騎士は“匂いに鈍い”。戦場育ちの兵は、焚き火と獣の匂いで鼻が鈍る」
「助かる鈍さもあるのね」
「この場では、欠点です」
エミリアが花台の前を通る。首筋に細い汗が光る。彼女は香りに弱い——昼間、教会の庭でベラがさりげなく差し出した“月桂の輪”に顔を近づけて、一度だけくしゃみをした。ベラは謝って笑って、それで十分なテストだった。
アランが動く。壁の鏡に映る彼の肩が、ほんのすこし緊張を増す。彼は群衆の流れに乗るふりで、“扉際の白”へエミリアを誘導する。純白の百合を一箇所だけ残したのは、彼に“隠れ場所”を提供するため。人は敵の用意した安置へ逃げたがる。そこが罠だと悟る前に。
「行くわ」
私は扇を閉じ、花台へと斜めに近づく。足は音を立てない。視線は高すぎず低すぎず。会話の泡の間を抜け、白い花の陰でふたりが寄った瞬間に、香りが濃くなる角度を作る。
「……エミリア、今夜はあまり……目立つべきじゃ」
アランの声が押し殺される。そこへ、月桂の潮がさざ波の頂でぶつかる。私は柱陰をすり抜け、花台の向こう側に立ち位置を取った。ベラが反対側。空気の流路は整った。
「っ、は……は……っくしゅ!」
エミリアのくしゃみが弾けた。細い肩がぶるぶる震え、その勢いでアランの胸元に額が当たる。白い百合の花粉が、礼服に薄く乗る。近い。近すぎる。周囲の視線が、磁石に吸い寄せられるみたいに集まってくる。
「大丈夫か?」
「ご、ごめんなさい……香りが……」
「離れよう。ここは……」
「でも、アラン様の……っ、話、の、続き……“基金のこと”、今夜中に、って……」
ざわっ、と空気の下支えが崩れかける。エミリア、言うわね。悪気のない善良さは、たいてい無邪気に致命的だ。私は扇を少し開き、笑顔の角度を整える。
「まあ、聖女候補様。お加減が悪いのなら、こちらで休むといいわ」
私が白い花台の陰から現れる。エミリアの目がまん丸になる。アランの喉仏が一度動き、礼儀の言葉を選ぶ前に、私はもうベラを呼んでいた。
「ベラ、聖女候補様に水を。薄荷を一滴。――聖騎士殿、その胸元、花粉がついていますわ」
「……お気遣いなく」
アランの声は低く硬い。白の上に黄色は目立つ。彼は指で払おうとして、余計に広げてしまう。私は扇先でほんの、ほんの少しだけ手伝うふりをした。指は触れない。触れないのに、触れたように見せる角度。見ている者の脳が、勝手に補完する。
「夜会のお話とは、どのような?」
できるだけ柔らかく、でも逃げ道を少しずつ塞いでいく言い方で私は尋ねる。
「……ちょっとした、教会の……」
「“基金”のことだよね?」
エミリアが、また、言った。彼女の無垢は、神話の中心へ向かう磁力。アランの視線が一瞬だけ、彼女から外れる。自分の足元を確かめる癖。弱点のある者は、足元を見る。私はそこへ言葉の針を落とした。
「まあ。教会基金? 尊いわ。尊いお金が、尊い道を歩くのを見るのは」
扇を閉じる音が、ぽん、と小さく響く。周囲の半径がすこし静かになる。私は笑う。嫌味な悪役の笑い方で。だけど心の奥では、赤ペンで小さな丸をひとつ付けた。
「尊い道、ね」
アランが言い返す。剣の峰で来る種類の返し。鋭いが、まだ切っ先は向けていない。
「もちろんですわ。たとえば、“姉の治療費”みたいな、切実で、疑いようのない……」
彼の瞳が揺れた。青い湖面に小石が落ちる。波紋は小さいのに、底まで届く音。私は話をそこまでにとどめ、ベラへ視線を送った。ベラは無言で頷く。予定通り、ここでは“晒さない”。
焦らしの第一段。自分の口の中に、言葉の棘を一本ずつ生やしてもらう。唇を動かすたびに血が滲むように。
「エミリア」
私は彼女の手を取る。指は冷えて、すべすべしている。よく守られた人間の体温だ。
「香り、つらいでしょう。あちらの回廊は風通しがよくて、月桂の流れが弱いの。ご案内するわ」
「あ、ありがとうございます……」
エミリアが一礼し、アランに視線で“あとで”と告げる。彼はわずかに頷いた。私はベラに目配せして、場を離れる。背中に刺さる視線の重さは、針山みたいに多彩だ。
回廊はひんやりしていた。夜気が肌にすり寄る。月光の帯が床に落ち、そこを踏むと音が小さくなる。建物ごと楽器みたいね、とどうでもいい比喩が浮かび、私は自分に苦笑した。
「ごめんなさい、レティシア様。私、香りが弱くて」
「弱いことは恥じゃないわ。自分の弱さを知って、距離を選べるなら、強さよ」
「距離を……選ぶ」
「そう。たとえば、善意にくっつきすぎないこと。善意は甘い匂いがして、人をふわふわにする。ふわふわのとき、人は転びやすいの」
エミリアはうつむいて、ちいさく頷いた。彼女が本当に頷いたのか、“頷くのが正解”だと理解して頷いたのか、今は判別しない。焦らしは、相手の内側が自分で動くまで待つ技(わざ)だ。
そこへ、灰の声が届く。
「ヴァルン嬢」
振り返れば、ノアが回廊の柱に寄って立っていた。影の切れ目から現れるときの彼は、風の“高さ”まで変わる。音を立てない歩き方。私はエミリアから手を離し、扇を半分だけ開いた。
「休憩の邪魔をしたくはありませんが、ひと言」
「どうぞ」
「教会の会計係の一人と話しました。“姉の治療費”の口座名義、登録は“ミラ・アラン”。戸籍に存在しない」
私は目を伏せる。薄く笑った。紙は正直。人は、願うときに嘘をつく。
「ありがとう。……でも今夜は、まだ」
「晒さない」
「ええ。今は、教育」
ノアの灰の瞳が、わずかに丸くなる。珍しい。彼の眼差しが感情を見せるのは、手の甲の皮膚が薄くなるみたいに稀だ。
「慈悲ですか」
「違うわ。慈悲は上から降るもの。教育は、本人の足で登るための梯子よ。梯子をかけるだけ。登るか落ちるかは、本人次第」
「落ちる可能性も高い」
「ええ。だから梯子の下に、柔らかいものを敷いておく」
「柔らかいもの?」
「公の場での“猶予”。名誉を守るための最期の手すり。掴めば、まだ救える」
ノアは沈黙した。沈黙は、彼の承認の形だと学びつつある。彼は多くを言わずに、多くの仕事をする。灰は静かに火を覆う。
「エミリア」
私は彼女へ向き直る。「あなたは善い人になろうとする。素敵。だからこそ、口にする前に数えるの。ひとつ、ふたつ、みっつ。三つ数える間に、誰かの秘密がこぼれないか、考える訓練」
「訓練……してみます」
「ええ。きっとできる」
エミリアの瞳が揺れ、その奥で何かがほんの少しだけ固体化する。私はそれ以上は踏み込まない。教育は、押し付けの隣に簡単に転ぶ。私は“押し付けられる側”の痛みを前世で骨まで知っている。だから、押し付けない。
回廊の向こう、バルコニーへ続く扉が開き、白い影がひとつ滑り込んだ。アランだ。彼は辺りを見回し、私たちを見つけると、礼儀正しく距離を取って立ち止まる。顔は硬い。心は忙しい。善意と義務、欲と恐れが綱引きしている顔。
「レティシア嬢。聖女候補殿。……先ほどは失礼を」
「こちらこそ。花粉は、残っていない?」
「問題ない」
彼は短く答え、エミリアにだけ柔らかい目を向ける。目は正直。彼は彼女を守ろうとしている。それが彼にとっての正義の形。だが、正義を証明するために他の場所から“少しだけ”奪うとき、正義は自分の足を噛む。
「聖騎士殿」
私は一歩踏み出す。「教会基金、すばらしい目的ですね」
「……ああ」
「貧しき者のため。病める者のため。姉の、ため」
アランの顎がわずかに上がる。誇りが、痛みに触れた瞬間に見せる動き。
「私の家のことを、どこで」
「いいえ。一般論を話しているだけですわ」
「なら、一般論を続けるのは不作法だ」
「では、礼を。あなたの剣は美しい。技で人を震わせる。どうか、剣以外の方法で人を震わせる真似はしないで」
アランは息を呑み、言葉を探した。探す間に沈黙が育つ。エミリアが不安そうに彼の袖を摘む。私はそこで引いた。焦らしは、過剰にすれば虐待になる。引き時を見誤らないこと。編集の“削る勇気”に似ている。
「行きましょう、エミリア。風に当たれば、香りは薄くなる」
「はい」
私は回廊を戻り、ベラに目だけで合図した。彼女は陰の陰へ下がり、紙束を懐に収める。証拠は、まだ眠らせる。眠っている間に、罪悪感は夢を見る。夢の中で人は自分の罪を反芻する。目覚めたら、舌に苦味が残る。その苦味が、自白の最短距離だ。
広間に戻ると、音楽が一段速くなっていた。人々の頬は赤く、ワインは深く、笑いは少し大きい。月桂は臆病な会話をほどき、白い百合は“清らかさ”を演出する。ふたつが同居する今夜は、匂いの寓話だ。
王太子は相変わらずの笑顔で、楽士にリクエストを出し、宮廷魔導士ルシアンは退屈を殺す遊びを指先でしている。私たちの半径で起きた小さな地滑りなど、彼らには取るに足らない“社交の偶然”だろう。いい。偶然の服を着せておく。明日、偶然は必然に着替える。
「レティシア様」
ノアが横に並んだ。灰の瞳が、今夜は少しだけ柔らかい。
「教育、というのは」
「ええ」
「あなた自身にも、向けられているように見える」
「そうかしら」
「“焦らす”のは、あなたの怒りに手綱をつける技術だ。怒りは馬だ。走れば心地よいが、すぐ崖へ行く」
「比喩が上手ね」
「あなたほどでは」
私は肩をすくめ、笑った。前世の私に必要だったのは、きっとこれ。怒りの手綱。誰かを傷つけないためのものでもあるし、私自身を壊さないためのものでもある。
「ノア」
「はい」
「今夜の記録をまとめて。花の配置、エミリアの反応、アランの目の動き、周囲の視線の分布。数字に変えて」
「承知」
「それと、教会基金の会計係。左利きだった?」
「右利き。筆記の始点が常に右上から入る。だが、受領印を押す癖が“右肩下がり”。練習不足」
「練習不足の嘘は、すぐ破れる」
「はい」
彼は短く答え、足音を残さずに離れた。灰色の影は、音楽の間を縫う糸みたいだ。見えるときだけ光る。
私はグラスの縁に指を滑らせ、さっきの会話の端を思い返す。“慈悲ですか”。違う。“教育よ”。言い切れたことが、少し誇らしい。私はうまく生きたい。うまく怒り、うまく笑い、うまく許し、うまく刺す。誰かの物語を校閲するみたいに、自分の人生にも見出しをつけたい。
「レティシア様」
ベラが戻ってきた。目は仕事の光で澄んでいる。「運搬人の家から返礼の手紙。『お気遣い感謝。脚、気をつけます』」
「いい子たちだわ」
「はい」
私は頷き、夜会の中央を遠目に見た。アランは壁際で杯を握り、杯の底を見ている。飲み方が下手。善い人は酔い方も真っ直ぐだ。エミリアは女性たちに囲まれ、笑顔の仮面にすこしだけ疲労が滲んでいる。鼻の頭を指で押す癖が、また出た。香りの記憶は、明日も彼女の鼻腔に残るだろう。
——罪を自覚して眠る夜を、一度でも経験すれば、人は変われる。変わらなければ、次の幕で落ちるだけ。
音楽が終わり、拍手が重なり、花の香りが渦を巻いて天井へ昇る。私は息を吸い、ゆっくり吐いた。砂糖の甘さの奥に、鉄の味。生きている味。私はそれを確かめるように舌で数え、扇を閉じる。
第一の“焦らし”は終わり。明日は、紙の世界の“証拠”が現実に降りる日程を、丁寧に整える。崩れるとき、人は自分の重さを思い知る。重さを量る秤を、私は用意する。冷たいが公平な秤。名誉の手すりも横に置く。
「教育よ」と微笑んだときのノアの目が、なぜか頭に残っている。灰色の中に、薄い温度。私の言葉に、彼は——どう感じたのだろう。彼の内側は、誰にも見えない。だから、惹かれる。
夜会の終わりの鐘が鳴り、拍手の海が波打って引いていく。月桂の香りは少し弱まり、白い百合だけが、嘘みたいに清らかに残った。純白は、簡単に汚れる。だが、汚れを知った白は、ただの飾りではなくなる。
私は踵を返し、光の海から一歩、二歩と離れた。音が遠のき、呼吸が深くなる。廊下の先に、灰色がにじむ。ノアだ。目が合う。彼はいつもどおり、先に逸らした。
「あなた」
私は小さく呼びかけ、ほんの少しだけ笑った。
「私の“働き方”、今のところ、うまくいってる?」
彼はわずかに片眉を上げ、ほんの短い間だけ、私の目をまっすぐに見た。
「ええ。——人を、育てています」
「誰を?」
「相手と、あなた自身を」
胸のどこかで、糸がほどける音がした。焦らしは、私にも効いている。怒りに手綱を、優しさに刃を。私は今夜、もう一本だけ自分に針を刺し、痛みの位置を確かめた。
――悪役は舞台の主役を喰える。だが、まず自分の食べ方を選べ。喉を裂かないように。
私は扇を畳み、夜の匂いをひとつ吸い込んで、背筋を伸ばした。次の幕は、近い。
11
あなたにおすすめの小説
笑顔が苦手な元公爵令嬢ですが、路地裏のパン屋さんで人生やり直し中です。~「悪役」なんて、もう言わせない!~
虹湖🌈
ファンタジー
不器用だっていいじゃない。焼きたてのパンがあればきっと明日は笑えるから
「悪役令嬢」と蔑まれ、婚約者にも捨てられた公爵令嬢フィオナ。彼女の唯一の慰めは、前世でパン職人だった頃の淡い記憶。居場所を失くした彼女が選んだのは、華やかな貴族社会とは無縁の、小さなパン屋を開くことだった。
人付き合いは苦手、笑顔もぎこちない。おまけにパン作りは素人も同然。
「私に、できるのだろうか……」
それでも、彼女が心を込めて焼き上げるパンは、なぜか人の心を惹きつける。幼馴染のツッコミ、忠実な執事のサポート、そしてパンの師匠との出会い。少しずつ開いていくフィオナの心と、広がっていく温かい人の輪。
これは、どん底から立ち上がり、自分の「好き」を信じて一歩ずつ前に進む少女の物語。彼女の焼くパンのように、優しくて、ちょっぴり切なくて、心がじんわり温かくなるお話です。読後、きっとあなたも誰かのために何かを作りたくなるはず。
義姉をいびり倒してましたが、前世の記憶が戻ったので全力で推します
一路(いちろ)
ファンタジー
アリシアは父の再婚により義姉ができる。義姉・セリーヌは気品と美貌を兼ね備え、家族や使用人たちに愛される存在。嫉妬心と劣等感から、アリシアは義姉に冷たい態度を取り、陰口や嫌がらせを繰り返す。しかし、アリシアが前世の記憶を思い出し……推し活開始します!
竜の国のカイラ~前世は、精霊王の愛し子だったんですが、異世界に転生して聖女の騎士になりました~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
辺境で暮らす孤児のカイラは、人には見えないものが見えるために悪魔つき(カイラ)と呼ばれている。
同じ日に拾われた孤児の美少女ルイーズといつも比較されていた。
16歳のとき、神見の儀で炎の神の守護を持つと言われたルイーズに比べて、なんの神の守護も持たないカイラは、ますます肩身が狭くなる。
そんなある日、魔物の住む森に使いに出されたカイラは、魔物の群れに教われている人々に遭遇する。
カイラは、命がけで人々を助けるが重傷を負う。
死に瀕してカイラは、自分が前世で異世界の精霊王の姫であったことを思い出す。
エブリスタにも掲載しています。
令和日本では五十代、異世界では十代、この二つの人生を生きていきます。
越路遼介
ファンタジー
篠永俊樹、五十四歳は三十年以上務めた消防士を早期退職し、日本一周の旅に出た。失敗の人生を振り返っていた彼は東尋坊で不思議な老爺と出会い、歳の離れた友人となる。老爺はその後に他界するも、俊樹に手紙を残してあった。老爺は言った。『儂はセイラシアという世界で魔王で、勇者に討たれたあと魔王の記憶を持ったまま日本に転生した』と。信じがたい思いを秘めつつ俊樹は手紙にあった通り、老爺の自宅物置の扉に合言葉と同時に開けると、そこには見たこともない大草原が広がっていた。
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
政治家の娘が悪役令嬢転生 ~前パパの教えで異世界政治をぶっ壊させていただきますわ~
巫叶月良成
ファンタジー
政治家の娘として生まれ、父から様々なことを学んだ少女が異世界の悪徳政治をぶった切る!?
////////////////////////////////////////////////////
悪役令嬢に転生させられた琴音は政治家の娘。
しかしテンプレも何もわからないまま放り出された悪役令嬢の世界で、しかもすでに婚約破棄から令嬢が暗殺された後のお話。
琴音は前世の父親の教えをもとに、口先と策謀で相手を騙し、男を篭絡しながら自分を陥れた相手に復讐し、歪んだ王国の政治ゲームを支配しようという一大謀略劇!
※魔法とかゲーム的要素はありません。恋愛要素、バトル要素も薄め……?
※注意:作者が悪役令嬢知識ほぼゼロで書いてます。こんなの悪役令嬢ものじゃねぇという内容かもしれませんが、ご留意ください。
※あくまでこの物語はフィクションです。政治家が全部そういう思考回路とかいうわけではないのでこちらもご留意を。
隔日くらいに更新出来たらいいな、の更新です。のんびりお楽しみください。
悪役令嬢ですが、ヒロインの恋を応援していたら婚約者に執着されています
窓辺ミナミ
ファンタジー
悪役令嬢の リディア・メイトランド に転生した私。
シナリオ通りなら、死ぬ運命。
だけど、ヒロインと騎士のストーリーが神エピソード! そのスチルを生で見たい!
騎士エンドを見学するべく、ヒロインの恋を応援します!
というわけで、私、悪役やりません!
来たるその日の為に、シナリオを改変し努力を重ねる日々。
あれれ、婚約者が何故か甘く見つめてきます……!
気付けば婚約者の王太子から溺愛されて……。
悪役令嬢だったはずのリディアと、彼女を愛してやまない執着系王子クリストファーの甘い恋物語。はじまりはじまり!
ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~
翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる