悪役令嬢に転生したけど、破滅エンドは王子たちに押し付けました

タマ マコト

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第5話「断罪イベント――第一の反転」

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 王城の大広間は、朝を呑み込んだ鐘のように冷たく響いていた。高い天井に連なる半月の窓から、冬の光が刃みたいに落ちる。赤い絨毯は断頭台へ続く道の比喩として十分で、柱は見物人の首を縛るための縄のように真っ直ぐだ。

 人が多い。貴族、官吏、聖職者、従者、噂の好きな目、沈黙の上手い耳――視線がひとつの穴を開けるように、壇上の中央へ集中している。

 そこに、私がいる。レティシア・ヴァルン。悪役令嬢、断罪待ち。

 鎖はない。けれど、空気が鎖の役目を果たしている。正面、王太子エドワードは蜂蜜色の髪を光らせ、完璧な笑みで群衆の温度を操る。右手、聖騎士アランが白刃のように静かに構え、左手、宮廷魔導士ルシアンは退屈そうに指先で見えない埃を払っている。彼らの少し後ろで、聖女候補エミリアが両手を胸に組み、祈りの像を模してうつむいていた。

 定番の構図。ゲームで見た“断罪イベント”の絵面が、ほぼそのまま現実に立ち上がっている。台詞まで、覚えがある。

 王太子が一歩前へ出た。

「ヴァルン嬢。君のこれまでのふるまいについて、幾つもの“報せ”が私の元に届いている。聖女候補を侮り、陰で嘲り、社交界での立場を利用して圧をかけた、と」

 人々の間に、甘く粘るざわめき。噂は砂糖衣。齧れば歯が軋む。

 エミリアが震える声で続く。

「わ、私は……レティシア様を責めたいわけじゃ……でも、皆が……」

 聖騎士アランの声は硬い。

「公正のために申し上げる。俺は現場を見ていない。だが、聖女候補の“怯え”は本物だ。守るのが騎士の務め」

 魔導士ルシアンの声は、薄く笑った。

「ぼくは構図の美しさを大切にする。悪役が悪役らしく振る舞うなら、物語の均衡は保たれる。君も、そう思うだろう、ヴァルン嬢?」

 均衡ね。私は喉の奥で笑いが泡立つのを押さえ、ゆっくりと息を吐いた。ノアの気配が、視界の端にある。灰色の影。彼は群衆と柱の間、音の隙間に立って、こちらを見ないふりをしてこちらを見ている。ベラは私の三歩後方、私が落とすものを拾うためにいる。完璧。

 王太子が片手を上げ、沈黙を呼ぶ。声が広間の壁に当たって跳ね返る。

「ヴァルン嬢。君に弁明の機会を与える。ここで、己の言葉で語るがいい」

 私は前へ出た。靴音が赤い絨毯に吸い込まれる。胸は静かだ。指先の切り傷は、もう痛まない。台詞稽古は鏡の前で何度も済ませた。けれど、私は演技でここに立っていない。私の足で立っている。

 ゆっくりと、私は手を上げた。手袋越しの掌に、封蝋の冷たさが吸いつく。三通の封書。ひとつめ――王太子府の寄付金横領の台帳コピー。ふたつめ――聖騎士の“姉の治療費”名目の偽口座控え。みっつめ――宮廷魔導院の禁呪密輸の出荷日リスト。

 私は封書の封を切らない。切らないまま、表紙の端だけ広間に見せた。蝋色、紙質、重さ。視線は匂いに似ている。群衆は、匂いに敏感だ。

 息を吸って、言葉を置く。

「殿下。罪を宣告する口は、御自身の首にも繋がっておりますのよ?」

 広間が――鳴った。ざわめきが波として立ち、同時に誰かの息が止まる乾いた音が、遠くで小さく弾けた。笑い声が誤魔化しを探して彷徨い、扇がいくつも開閉する音が重なる。

 王太子の笑みが、一枚皮を失う。だが崩れない。崩したら負ける場だと、彼は知っている。

「ヴァルン嬢。その封書は何だ」

「献身の記録であり、手続きの不備であり、数字の正直さですわ。殿下は、透明であることの価値をよくご存知のはず」

 王太子は、視線を私ではなく、群衆へ向けた。支持を求める仕草。大勢の前で王であるための手癖。

「皆、落ち着いてほしい。ヴァルン嬢は、いつも言葉が鋭い。だが、我々は感情で裁かない。事実を見よう」

 魔導士ルシアンが口端を上げる。

「事実は、封を切れば姿を見せる。切らないのは、演出だね」

「演出は大切ですもの。舞台の均衡を崩すためには、まず音を変えないと」

 私は視線を斜めに流し、聖騎士アランに触れる。

「騎士殿。あなたの剣は、真っ直ぐです。だから、あなた自身の言葉で“家族のこと”を語る機会を、私は奪わない」

 アランの喉が動く。眉が揺れる。エミリアが小さく息を吸って、涙を目に溜めた。涙は光を受けて美しい。だが今、その美しさには焦りが混じっている。香りの強い夜会の記憶が、まだ彼女の鼻腔に残っているのだろう。彼女は“偶然”に頼る癖を、今日少し学習した。だから、足が縫い付けられたように動かない。逃げ遅れる、小さな鹿。

 王太子の側近が一歩出た。空気がざらつく。封書の中身を、力ずくで奪う準備の息遣い。私は手首を返し、三通の封書をバラバラに掲げ直す。取らせたいものと、取らせたくないものの距離を、目に見えない糸で結んでおく。

 ノアの視線が、そこに触れた。灰色の刃先がわずかに頷く。彼は“偶然”を起こすのがうまい。つまずく小石、風の流れ、扉の軋み。人の注意は、音に引かれる。

 ――きい。

 どこかで扉の蝶番が鳴いた。誰もが一瞬そちらを見る。側近の体が半歩、遅れる。その隙に私は前へ出て、声を落とす。

「殿下。封は、ここでは切りません。ここは、公の場。公の場で開くのは、名誉を守るための“最後の手段”。まずは、殿下ご自身の手でご覧になるべきものも、ございます」

 王太子は微笑む。微笑みの内側で苛立ちが跳ねている。彼は“検討”という魔法の言葉を探して舌を動かした。

「……委員会で、見よう。透明性を担保するために」

「委員会には、音楽家や書記官、職人代表をお忘れなく」

 広間の隅で、楽士の若者が泣き笑いの顔をした。パルマは来ているのだろう。音は記憶を運ぶ。

 聖職者の列から、低い声が飛ぶ。「王太子殿下。聖女候補の名誉が――」

 私は視線をその声へ向け、軽く首を傾げた。

「名誉は、守る価値があるからこそ“責任”と対になります。聖女候補は、聖なる名の重さをご存知でしょう?」

 エミリアの唇が震える。「わ、私は……皆のために祈って……」

「祈りは美しい。美しさは、時に刃を鈍らせる。だから今日は、刃の背だけを見せに来ましたの」

 私は封書を三つ重ね、胸元で静かに押さえる。その動きに合わせて、広間の空気がわずかに吸い込まれる音がした。人々は、まだ見ぬ真実の影に怯え、惹かれる。

 王太子が手を振り下ろし、結論めいた言葉を落とす。

「本日の断罪は――保留とする。委員会を設け、事実を精査する。ヴァルン嬢、君はその間、王城からの出入りを制限されるが、拘束はしない。……よろしいな?」

 よろしいな、は、群衆に向けた言葉だ。許可を求める形で、自分の決定を“皆の意思”に変える。王の術。

 ざわめきは、肯定の形をしながら、恐れの音も混ぜ込む。誰もが考えている。封が切られたら、何が出るのか。誰の首が落ちるのか。自分は安全か。

 私は一礼した。

「英断に感謝いたしますわ、殿下。透明は、美しい」

 ルシアンが退屈を押し殺した笑みで指を鳴らす。

「ヴァルン嬢。君は舞台装置をよく知っている。だが、舞台袖の暗さも知っているかい?」

「暗さは、目を慣らせば味方になりますの」

「じゃあ、ぼくは灯りを壊しておこう」

 彼は冗談みたいな口調で毒を撒き、靴先で小さな埃を弾いた。魔導士の視線は、常に二手先を見ている。禁呪のリスト――封の内側に眠る刃は、彼の指先にも近い温度を持っているだろう。

 聖騎士アランが、堪えた声で言う。

「ヴァルン嬢。……もし俺に、語る機会があるのなら。俺は逃げない」

「それが、あなたの美点です」

 彼は唇を噛む。痛みで、正気を保つ男。エミリアは、涙をさらにためて、可哀想な聖女を演じる。その涙には、恐怖の塩が混ざっている。祈りの手の下で、彼女の指が落ち着かずに動く。ベラが私の背でそっと息を呑んだ。私の心も、ほんの少しだけ軋む。無垢は刃に弱い。けれど、今は刃を見せるだけ。切らない。

 儀礼は終わり、広間の音が崩れて、ばらばらの会話へ戻り始める。私はその隙に身を翻し、舞台裏へ。石の廊下は、音の温度を下げる。壁に触れると、冷たい。私は封書をベラへ渡し、彼女の瞳の芯に火が灯っているのを確認する。

「よくやったわ、ベラ。落とした?」

「いいえ、一枚も。ノア様がうまく“偶然”を作ってくださいました」

「ええ、聞こえた。蝶番のきい、は綺麗な合図」

 灰色が、柱の影から現れる。ノア。彼は私の手元を見る前に、まず顔を見る。私がまだ笑えるかどうか、確認するように。

「お見事です」

「まだ何も切ってないわ」

「だから、お見事」

 私は封書に指を添え、深く息を吸った。勝利の味は、まだしない。甘さも、塩も、鉄も。舌は、ただ冷たい。

「ノア」

「はい」

「殿下は、裏で代官に圧をかける。“誰かのせい”に流す準備」

「既に動いています。代官室の灯りが先ほど強く。文官が走った。封緘印は取り換えるでしょう。癖が変わる」

「癖が変われば、痕が残る」

「はい」

 私は頷き、封書を胸に引き寄せた。紙の角が肋骨に当たり、骨の硬さと紙の硬さの違いが妙に可笑しい。生き物と記録物。どちらも壊れる。壊し方が違うだけ。

 ベラが低い声で囁く。「レティシア様、貴女は勝ちました」

「勝ちは、封を切ってから数える。今日のこれは、音合わせよ」

 私は拳を握った。絹手袋の中、指の骨が確かに鳴る。自分の体が、まだ私のものだという確認。

 エミリアの涙が頭の隅で光っている。焦りの混じった甘さ。彼女にも梯子をかけた。掴むかどうかは、彼女の手が決める。

「第一幕は、引いたわ」

 私は自分に言い聞かせるように、ゆっくりと呟いた。

「次は、王国ごと振り向かせる」

 ノアの灰が、薄く笑った。「そのための段取りを」

「お願い」

「職務です」

 彼は離れ、ベラは封書を抱えて姿勢を正した。私たちは三人、それぞれの位置へ戻る。私は深く息を吸い、大広間へ向き直る。赤い絨毯はまだそこにあり、柱はまだ真っ直ぐで、光はまだ刃だった。

 けれど、音が違う。人の声は、さっきより低く、慎重だ。視線は、私の手にあった封書の“影”を追っている。影は実体を呼ぶ。呼ばれたものは、来る。

 私は歩き出した。靴底に、石の冷たさ。心臓は静かに、しかし高く構えている。悪役令嬢の仮面は、今日ほど便利だった日はない。使い終わったら、捨てればいい。今はまだ、使う。

 ――さあ、次の曲へ。私は譜面を持っている。指揮棒は、まだ、誰の手にも収まっていない。なら、私が振る。
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