俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活

石のやっさん

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第27話 温泉旅館

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「温泉旅館、最高――」

「ちょっと恥ずかしいよ、リヒトくん」

俺達は今、旅館に来ている。

聖教国は、過去に『転移勇者』『転生勇者』を受け入れたせいか、かなり日本の影響を受けているみたいだ。

海の家にも驚いたが…『温泉旅館』この漢字の看板を見た時には更に驚いた。

勿論、すぐに此処に決め…ちょっと高級な家族風呂のついている部屋に決めた。

「この特別室でお願い致します」

「はい、特別室ですね…お食事はどうしますか?」

「朝、晩つけて下さい」

「リヒトくん、凄く高いよ!勿体ないよ」

「流石に連泊はしないけど1度騙されたと思って泊まってみよう。多分驚くから」

「リヒトくんがそう言うなら良いけど…」

京姉は勿体ないって言って反対していたが、押し切って泊まる事にした。

お金は…村から沢山貰ったから全然大丈夫だ。

「これ、凄く変わっているね…草なのかな?」

「京姉、これは畳って言って、そのまま座って良いんだよ」

「随分、変わっているんだね…あの小さい布みたいなのは何?」

「それは座布団っていってこうして座るんだよ…女性だとこんなのもありかな…それより、先に着替えよう…」

「着替えようって…この変わった服? あっ、解ったよリヒトくん…エッチ…この服が目当てで此処を選んだんだ」

まぁある意味、色々チラチラ見えてセクシーかも知れない。

日本で見ていた時はそうでも無かったけど…この世界で見たら、うん凄い。

「浴衣って言うんだよ。否定はしない…京姉に凄く似合うような気がするなって思ったのは本当だし…だけど、もっと凄い物があるから、そっちがメインかな」

「何かあるの?」

多分、こっちかな?

家族向け露天風呂つき。

これが高くても此処を選んだ理由だ。

「あった、多分こっち…ほら…」

凄い…岩風呂の温泉で海が見える。

此処まで再現されている、なんて…感動だ…

「なにこれ…凄いなんて物じゃない…石で出来たお風呂で海が見えるんだ、それに夕日が綺麗」

「凄いでしょう?浴衣もそうだけど、本命はこれ、これを一緒に経験したくて此処にしたんだ、どうかな?」

「どうかなもなにも…凄いとしか言えないよ、私こんなの初めてだもん」

混浴、これが楽しみたくて此処を選んだんだ。

まさか異世界でこんな経験が出来るなんて思わなかったけど。

「折角だから入ろう」

そう京姉を更衣室に引っ張りこんだ。

「うっうん」

顔を赤くして恥ずかしそうな顔になった京姉が凄く可愛い。

「それじゃ…」

「やっぱり、リヒトくんはエッチだね…一緒にお風呂に入りたかったんだ」

そう言いながら嫌がって無いのが解るから嬉しい。

恥じらいなくがばって感じに服を脱いで京姉は裸になった

「京姉…?!」

「うん?!どうしたのかな? ほうら一緒にお風呂に入りたかったんでしょう? リヒトくんも早く脱ぎなよ...ほら…」

京姉に服を脱がされる様にして家族風呂に入っていった。

良く考えてみれば…京姉は一旦スイッチが入ると積極的になるのを忘れていた。

「うん、そうだね」

「ほうら、モジモジしないで…思いっきり楽しもう」

「そうだね…うん楽しんじゃおう」

「うん、その…此処暫くしていなかったから…そのね私も少し溜まっているのかも…」

いつ見ても綺麗だ…そう思っていたけど、温泉の湯気の暖かさでほんのりと頬が赤くなった京姉は更に美しく見えた。

お互いに背中を流していたら...愛おしさがこみあげてきて堪えらなくなった。

それは京姉も同じだったみたいだ。

「ハァハァリヒトくん…しようか?」

京姉の息が荒くなり声に色っぽさが混じる。。

それは俺も一緒だ。

「京姉…」

露天風呂と京姉の魅力に勝てる訳もなくそのまま抱きしめた。

◆◆◆

「お客様、そろそろ夕食の準備に入らせて…」

ドアを叩く音がした。

「リヒトくん…」

もうこんな時間か…

「すみません、露天風呂が素晴らしくてまだ入っています…直ぐに出ますんで、少し待って下さい」

「あら…それじゃお風呂から出ましたらご連絡下さいね…そのごゆっくり」

察した仲居さんが気を利かせてくれたみたいだ。

「「は…はい」」

「京姉…」

「リヒトくん…」

結局、声を掛けに行ったのは1時間以上後だった。

仲居さんには申し訳なかったので心付けをかなり弾んだ。






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