54 / 104
第54話 冒険者登録と生首ケーキ
しおりを挟む
ジャミル男爵領。
通称ジャミル街と呼ばれている。
4000人程の街で極端に栄えている訳でもなく、かといって寂れている訳でもない。
ごく普通の街、そんな感じに思えた。
街の門には門番はいるものの特に警戒している雰囲気は無い。
ほぼフリーパスで入れる、みたいだ。
尤も日本人である俺たちは外見から異世界人と解かる為、殆どの街で身分証明書を出す必要もなく素通りできる。
「さてと、冒険者ギルドに行くか?」
「「うん」」
「そうですわね」
王都で登録しても良かったが、フルールは既に冒険者登録がされている。
そして、かなりの有名人らしいので混乱を避けるために他の街で登録する事に決めていた。
フルールの話では何処で登録しても何も変わらないと言う事だったので、この街で登録する事にした。
この街で見た冒険者ギルドは王都に比べると随分小さく見える。
こういう場所の方が多分アットホームな感じがするな。
俺達が中に入ると空気が変わった。
「げっ、フルール…様」
フルールの顔を見るとギルドの受付嬢は露骨に嫌な顔になった。
「あらっ、何て顔をしていますの? 私は高位冒険者ですわよね? それが、なぜ『げっ』なんて言われなくてはなりませんの?」
「すみませんフルール様」
そう言う受付嬢の目は泳いでいる。
気になり、話しを聞くとフルールは冒険者としてのランクはAランクで『拷問王女』の字(あざな)を持つのだという。
ギルドの職員の顔は全員が暗く青い。
周りのヒソヒソ声を聞くと何となく事情が分かった。
「職員も大変だよな…またあんな死体を持ち込まれるのか」
「私、他の街にいくわ、幾らお尋ね者の盗賊や犯罪者でも頭が真二つにされた死体や、四肢が切断されて断末魔の顔をした死体は見たく無いわ」
「それならまだ良い方だよ…俺は酸みたいな薬品で顔半分以上が溶かされた男の死体を見たんだぜ」
「まだ、死んでいるなら良いよ!俺なんて『頼むから殺して下さい』を繰り返して言い続ける女を持ち込んできたのを見たことがあるぜ」
盗賊や犯罪者の懸賞金や達成金を貰う場合は『死体を持ち込みか』もしくは『当人を連れてくる』かしないといけない。
フルールはそれらの者を持ち込むときに『凄く状態が悪く』見るに堪えない状態で持ち込むからこんな反応をされる。
まぁ字が『拷問王女』なのだから、残酷なのは仕方が無い…と思う。
拷問の後に恐らく持ってくるのだろう。
想像はつくな。
◆◆◆
「もう怯えないで下さいですわ。私、貴方達に危害を加えた事はありまして? ありませんわよね?」
どうやらフルールはこの街にも来たことがあるようだ。
「はい…それではフルール様、本日のご用件はなんでしょうか?」
余程嫌なのか、怖がれているのか受付嬢の顔は青白い。
「三人の冒険者登録とパーティ申請ですわ」
「畏まりました、それではパーティのリーダーはフルール様で」
「違いますわ、私奴隷ですので、リーダーは理人様ですわ」
「ちょっと待ちなさい! リーダーは私よ!」
あっ、綾子が悪そうな顔でニヤリと笑っている。
最近になり綾子の性格の悪い部分を偶に見る事がある。
前の世界では『なんでも完璧にこなして、優しくて正義感が強い』綾子はそんな子だった。
だが、そんな完璧な子なんて居るわけが無い。
こうして『素の姿』を見せてくれるのが結構好きだったりする。
口に出しては言わないけどね。
「そんな約束したかな? 私はリーダーは理人くんが良いな! 塔子ちゃんが嫌なら仕方ない。私とフルールさんと理人くんでパーティを組むから塔子さんはソロで良いんじゃないかな? そう思わないフルールさん」
やっぱり、あの笑顔はこういう事だったんだな。
「私も賛成ですわ…それで良いですわね、理人様」
「図ったわね、最初から二人してそのつもりだったのかしら、理人は知らなかったのよね?」
塔子の顔が怖い。
目が笑ってない。
「俺は余りリーダーとか向かないから、勝手に決めてくれて良いよ」
「「駄目(ですわ)」」
「まぁ良いわ、理人なら良いわよ…最初からそうしたいなら私にも言えば良いのに!理人、貴方以外じゃ、絶対に大揉めするから、リーダーお願いね。全く私はね、理人は昔からこういう目立つのが嫌いだから、自分から立候補しただけなんだから。本当に酷いわよね、2人とも理人に無理やりリーダーを押し付けるなんて」
「理人くん、やっぱり嫌なら私が変わってあげる」
「理人様、名前だけのリーダーで良いのですわ。仕事は全部私に丸投げで構いませんわ」
塔子が2人に対してアッカンベーをしている。
「馬鹿ね!本当に昔から理人は目立つ事や肩書がつくのが嫌いなのよ!私は幼馴染で知っていたから。自分から立候補したのよ」
関係は微妙だったけど、流石は塔子良く俺の性格を知っているな。
「塔子ありがとう。でも良いよ!この中で俺1人が男だし、フルールの主人は俺だから、リーダー引き受ける」
「理人がそう言うのなら良いわ。頑張ってねリーダー」
「ありがとう」
二人が憎たらしそうに塔子を睨んでいるが…本当に仲が良いな。
やっぱり男なのか疎外感を最近少し感じる。
仲が良くて本当に羨ましいな。
◆◆◆
「それではまず、登録をさせて貰います、三人は異世界人なので最初からA級スタートです。頑張って下さい。パーティリーダーは理人様で登録、それでパーティの名前はどうしますか?」
「パーティの名前か…どうしようか?」
「お任せで構いませんわ」
「私も同じ」
「任せるわ」
「自由の翼は苦労しそうだし、ブラックウイングは何だか死亡フラグの様な気がする…フルールは黒薔薇なんだし、塔子も綾子も似合いそうだから、ブラックローズで良いかな?どうだろう?」
「黒薔薇(ブラックローズ)ですか?最高ですわ」
「そうですね構いませんよ」
「まぁ良いんじゃないのかしら」
「それじゃ、ブラックローズで」
「解りました…それではブラックローズで登録しますね…冒険者としてのルールはベテランのフルール様が居るので大丈夫ですよね…あと個人的なお願いですが素材や討伐証明の持ち込みの時…余り猟奇的にしないで下さいね、フルール様特にお願いいますね…生首ケーキとかは絶対に止めて下さい」
生首ケーキってなんだ。
「もう、しませんわ、理人様のパーティなので迷惑を掛けませんわ」
「信じていますからね」
「クドイですわ」
「これで個人の登録とパーティ登録は終わりました。こちらが冒険者証になります」
金属製のプレートを貰った。
身分証明書件、銀行のカードも兼ねていてギルドにお金を預ける事も可能らしい。
こうして俺たちの冒険者登録は終わった。
◆◆◆
「そう言えばフルール、さっき聞いた生首ケーキってなに?」
「あれはですね、結構大物の盗賊を討伐した時がありまして、その日が私の部下の黒騎士の1人の誕生日でしたの。街についたのが夕方でケーキは売り切れて無いと言う事でしたわ。クリームだけならあると言う事でしたから討ち取った盗賊の生首にクリームでデコレーションしまして、仕方なく冒険者ギルド併設の酒場で討伐&誕生パーティをしましたの。多分その事ですわ」
「生首を飾ったのか…黒騎士の方はどうだったんだ」
「『流石フルール様いつも通りですね』と普通にエールを飲んでいましたわ…ちなみに黒騎士は一般冒険者に偽装した状態での事ですわ」
冒険者が生首ケーキを中心に酒やご馳走を食べている…確かに猟奇的だな。
「凄いな、それ」
綾子や塔子も流石に引いている。
「もしやりたいのでしたら、言って下されば、またデコレーションしますわ」
「遠慮しておくよ」
「そうですか? 残念ですわ」
魔王よりもフルールの方が怖いと思ってしまうのは俺だけだろうか?
通称ジャミル街と呼ばれている。
4000人程の街で極端に栄えている訳でもなく、かといって寂れている訳でもない。
ごく普通の街、そんな感じに思えた。
街の門には門番はいるものの特に警戒している雰囲気は無い。
ほぼフリーパスで入れる、みたいだ。
尤も日本人である俺たちは外見から異世界人と解かる為、殆どの街で身分証明書を出す必要もなく素通りできる。
「さてと、冒険者ギルドに行くか?」
「「うん」」
「そうですわね」
王都で登録しても良かったが、フルールは既に冒険者登録がされている。
そして、かなりの有名人らしいので混乱を避けるために他の街で登録する事に決めていた。
フルールの話では何処で登録しても何も変わらないと言う事だったので、この街で登録する事にした。
この街で見た冒険者ギルドは王都に比べると随分小さく見える。
こういう場所の方が多分アットホームな感じがするな。
俺達が中に入ると空気が変わった。
「げっ、フルール…様」
フルールの顔を見るとギルドの受付嬢は露骨に嫌な顔になった。
「あらっ、何て顔をしていますの? 私は高位冒険者ですわよね? それが、なぜ『げっ』なんて言われなくてはなりませんの?」
「すみませんフルール様」
そう言う受付嬢の目は泳いでいる。
気になり、話しを聞くとフルールは冒険者としてのランクはAランクで『拷問王女』の字(あざな)を持つのだという。
ギルドの職員の顔は全員が暗く青い。
周りのヒソヒソ声を聞くと何となく事情が分かった。
「職員も大変だよな…またあんな死体を持ち込まれるのか」
「私、他の街にいくわ、幾らお尋ね者の盗賊や犯罪者でも頭が真二つにされた死体や、四肢が切断されて断末魔の顔をした死体は見たく無いわ」
「それならまだ良い方だよ…俺は酸みたいな薬品で顔半分以上が溶かされた男の死体を見たんだぜ」
「まだ、死んでいるなら良いよ!俺なんて『頼むから殺して下さい』を繰り返して言い続ける女を持ち込んできたのを見たことがあるぜ」
盗賊や犯罪者の懸賞金や達成金を貰う場合は『死体を持ち込みか』もしくは『当人を連れてくる』かしないといけない。
フルールはそれらの者を持ち込むときに『凄く状態が悪く』見るに堪えない状態で持ち込むからこんな反応をされる。
まぁ字が『拷問王女』なのだから、残酷なのは仕方が無い…と思う。
拷問の後に恐らく持ってくるのだろう。
想像はつくな。
◆◆◆
「もう怯えないで下さいですわ。私、貴方達に危害を加えた事はありまして? ありませんわよね?」
どうやらフルールはこの街にも来たことがあるようだ。
「はい…それではフルール様、本日のご用件はなんでしょうか?」
余程嫌なのか、怖がれているのか受付嬢の顔は青白い。
「三人の冒険者登録とパーティ申請ですわ」
「畏まりました、それではパーティのリーダーはフルール様で」
「違いますわ、私奴隷ですので、リーダーは理人様ですわ」
「ちょっと待ちなさい! リーダーは私よ!」
あっ、綾子が悪そうな顔でニヤリと笑っている。
最近になり綾子の性格の悪い部分を偶に見る事がある。
前の世界では『なんでも完璧にこなして、優しくて正義感が強い』綾子はそんな子だった。
だが、そんな完璧な子なんて居るわけが無い。
こうして『素の姿』を見せてくれるのが結構好きだったりする。
口に出しては言わないけどね。
「そんな約束したかな? 私はリーダーは理人くんが良いな! 塔子ちゃんが嫌なら仕方ない。私とフルールさんと理人くんでパーティを組むから塔子さんはソロで良いんじゃないかな? そう思わないフルールさん」
やっぱり、あの笑顔はこういう事だったんだな。
「私も賛成ですわ…それで良いですわね、理人様」
「図ったわね、最初から二人してそのつもりだったのかしら、理人は知らなかったのよね?」
塔子の顔が怖い。
目が笑ってない。
「俺は余りリーダーとか向かないから、勝手に決めてくれて良いよ」
「「駄目(ですわ)」」
「まぁ良いわ、理人なら良いわよ…最初からそうしたいなら私にも言えば良いのに!理人、貴方以外じゃ、絶対に大揉めするから、リーダーお願いね。全く私はね、理人は昔からこういう目立つのが嫌いだから、自分から立候補しただけなんだから。本当に酷いわよね、2人とも理人に無理やりリーダーを押し付けるなんて」
「理人くん、やっぱり嫌なら私が変わってあげる」
「理人様、名前だけのリーダーで良いのですわ。仕事は全部私に丸投げで構いませんわ」
塔子が2人に対してアッカンベーをしている。
「馬鹿ね!本当に昔から理人は目立つ事や肩書がつくのが嫌いなのよ!私は幼馴染で知っていたから。自分から立候補したのよ」
関係は微妙だったけど、流石は塔子良く俺の性格を知っているな。
「塔子ありがとう。でも良いよ!この中で俺1人が男だし、フルールの主人は俺だから、リーダー引き受ける」
「理人がそう言うのなら良いわ。頑張ってねリーダー」
「ありがとう」
二人が憎たらしそうに塔子を睨んでいるが…本当に仲が良いな。
やっぱり男なのか疎外感を最近少し感じる。
仲が良くて本当に羨ましいな。
◆◆◆
「それではまず、登録をさせて貰います、三人は異世界人なので最初からA級スタートです。頑張って下さい。パーティリーダーは理人様で登録、それでパーティの名前はどうしますか?」
「パーティの名前か…どうしようか?」
「お任せで構いませんわ」
「私も同じ」
「任せるわ」
「自由の翼は苦労しそうだし、ブラックウイングは何だか死亡フラグの様な気がする…フルールは黒薔薇なんだし、塔子も綾子も似合いそうだから、ブラックローズで良いかな?どうだろう?」
「黒薔薇(ブラックローズ)ですか?最高ですわ」
「そうですね構いませんよ」
「まぁ良いんじゃないのかしら」
「それじゃ、ブラックローズで」
「解りました…それではブラックローズで登録しますね…冒険者としてのルールはベテランのフルール様が居るので大丈夫ですよね…あと個人的なお願いですが素材や討伐証明の持ち込みの時…余り猟奇的にしないで下さいね、フルール様特にお願いいますね…生首ケーキとかは絶対に止めて下さい」
生首ケーキってなんだ。
「もう、しませんわ、理人様のパーティなので迷惑を掛けませんわ」
「信じていますからね」
「クドイですわ」
「これで個人の登録とパーティ登録は終わりました。こちらが冒険者証になります」
金属製のプレートを貰った。
身分証明書件、銀行のカードも兼ねていてギルドにお金を預ける事も可能らしい。
こうして俺たちの冒険者登録は終わった。
◆◆◆
「そう言えばフルール、さっき聞いた生首ケーキってなに?」
「あれはですね、結構大物の盗賊を討伐した時がありまして、その日が私の部下の黒騎士の1人の誕生日でしたの。街についたのが夕方でケーキは売り切れて無いと言う事でしたわ。クリームだけならあると言う事でしたから討ち取った盗賊の生首にクリームでデコレーションしまして、仕方なく冒険者ギルド併設の酒場で討伐&誕生パーティをしましたの。多分その事ですわ」
「生首を飾ったのか…黒騎士の方はどうだったんだ」
「『流石フルール様いつも通りですね』と普通にエールを飲んでいましたわ…ちなみに黒騎士は一般冒険者に偽装した状態での事ですわ」
冒険者が生首ケーキを中心に酒やご馳走を食べている…確かに猟奇的だな。
「凄いな、それ」
綾子や塔子も流石に引いている。
「もしやりたいのでしたら、言って下されば、またデコレーションしますわ」
「遠慮しておくよ」
「そうですか? 残念ですわ」
魔王よりもフルールの方が怖いと思ってしまうのは俺だけだろうか?
28
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる