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追放
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「リヒト、お前は今日限りでクビだ…悪く思わないでくれ」
仕方が無い…
この目が悪いんだ。
「やはりこの目が問題なのか?」
「ああっ、その目だ…お前に落ち度が無いのは解かるし、お前が魔物では無い事を俺たちは知っている…だが…」
この目の秘密がバレない様に、特殊な法具を使っていた。
だから、今迄は仲間や村の人しか、俺の目の事は知らない。
それが、最近バレた。
『そんなの気にするな』
そう言ってくれていたが、最近仲間の様子が可笑しかった。
仕方が無い事だ。
俺は自分で言うのも何だが…くせっけのある銀色の髪にやや幼い顔立ちの…ややショタ気味の美少年だ。
だが勤めて目立たない様に生きてきた。
その理由は、この目だ。
俺の目は…獣の様に暗闇で金色に光る。
そして、俺の銀髪で金目の容姿が魔王にどことなく似ているのだとか…
最初は『気にしない』そう言ってくれていたが…
周囲の目に晒されてからは次第に仲間の態度が変わって
今迄俺に好意的だった幼馴染も急に冷たくなってきていた。
以前は俺とガイアを同列で扱ってくれて居たのに…最近では俺はつまはじきされた状態だった。
ガイアは勇者だから…それもあるが…やはりこの容姿のせいだろう。
「そうね、此処から先はもう貴方は要らないわ…魔王に似ている存在がパーティに居るのは不味いわ」
彼女はセシリア…かっては姉の様な存在だった。
年齢は1つ年上で赤毛のセミロングの長身の美少女、そしてジョブは剣聖。
何時も平等に接してくれていて、この容姿をいつも褒めてくれて弟の様に接してくれていた。
だが、この容姿が魔王に似ているという話が広まると途端に手のひらが返った。
「そうね、このパーティに貴方は要らないわ…早く出て行きなさい」
この間まで仲良くしていたじゃないか?
そんな、彼女の名前はリサ、ジョブは賢者…水色髪の背が低い可愛い童顔の女の子だ。
結構その前から仲良くしていた筈だし、この容姿を猫みたいで可愛いって良く嫌がる俺を抱きしめてきていた。.何でこんな事になっているんだ。
「リリ、お前も俺は必要ないのか?小さい時から一緒に居たよな。」
「皆、可笑しいよ? なんでリヒトにこんな事言うの? 幼馴染じゃない」
リリはだけは俺の味方なんだな嬉しいよ。ジョブは聖女、背が低く垢髪で童顔。ポニーテール。胸は壊滅的にないが美少女だ。
本当の妹ではないが親を失ったリリをうちが引き取って育てていた。
そして両親が亡くなった後は俺が育てた。
その為 俺にとっては妹みたいな存在だ。
このパーティでリリ以外、俺が不必要というのは解った。
「そうか…リリ以外は俺が必要無い、そういう事なんだな…ガイアお前もか?」
「ああっ本当にすまない、お前が悪いんじゃない…だが」
勇者パーティに魔王に似た奴が居る…その風評が怖い…そんな所か。
「仕方ないな…解ったよ、それじゃあな」
「ちょっと待って、皆、このまま、リヒトと別れちゃっていいの?」
「リリ、もう良いよ…確かに俺はパーティに迷惑を掛けそうだ」
「ちょっと…リヒト」
「「「…」」」
「皆は何も言わない…それが皆の答えだよ」
「そんな、だったら私も出ていく」
「駄目だよ…聖女なんだから…今迄ありがとう…楽しかった」
そう笑顔で答え、パーティを後にした。
これが最後の俺の意地だ…
…俺は全部失ってしまった。
最早生きていても..仕方が無い…
これだけ付き合いがあるのに別れってこんなに簡単に終わるんだな。
もう俺には…何も無い。
仕方が無い…
この目が悪いんだ。
「やはりこの目が問題なのか?」
「ああっ、その目だ…お前に落ち度が無いのは解かるし、お前が魔物では無い事を俺たちは知っている…だが…」
この目の秘密がバレない様に、特殊な法具を使っていた。
だから、今迄は仲間や村の人しか、俺の目の事は知らない。
それが、最近バレた。
『そんなの気にするな』
そう言ってくれていたが、最近仲間の様子が可笑しかった。
仕方が無い事だ。
俺は自分で言うのも何だが…くせっけのある銀色の髪にやや幼い顔立ちの…ややショタ気味の美少年だ。
だが勤めて目立たない様に生きてきた。
その理由は、この目だ。
俺の目は…獣の様に暗闇で金色に光る。
そして、俺の銀髪で金目の容姿が魔王にどことなく似ているのだとか…
最初は『気にしない』そう言ってくれていたが…
周囲の目に晒されてからは次第に仲間の態度が変わって
今迄俺に好意的だった幼馴染も急に冷たくなってきていた。
以前は俺とガイアを同列で扱ってくれて居たのに…最近では俺はつまはじきされた状態だった。
ガイアは勇者だから…それもあるが…やはりこの容姿のせいだろう。
「そうね、此処から先はもう貴方は要らないわ…魔王に似ている存在がパーティに居るのは不味いわ」
彼女はセシリア…かっては姉の様な存在だった。
年齢は1つ年上で赤毛のセミロングの長身の美少女、そしてジョブは剣聖。
何時も平等に接してくれていて、この容姿をいつも褒めてくれて弟の様に接してくれていた。
だが、この容姿が魔王に似ているという話が広まると途端に手のひらが返った。
「そうね、このパーティに貴方は要らないわ…早く出て行きなさい」
この間まで仲良くしていたじゃないか?
そんな、彼女の名前はリサ、ジョブは賢者…水色髪の背が低い可愛い童顔の女の子だ。
結構その前から仲良くしていた筈だし、この容姿を猫みたいで可愛いって良く嫌がる俺を抱きしめてきていた。.何でこんな事になっているんだ。
「リリ、お前も俺は必要ないのか?小さい時から一緒に居たよな。」
「皆、可笑しいよ? なんでリヒトにこんな事言うの? 幼馴染じゃない」
リリはだけは俺の味方なんだな嬉しいよ。ジョブは聖女、背が低く垢髪で童顔。ポニーテール。胸は壊滅的にないが美少女だ。
本当の妹ではないが親を失ったリリをうちが引き取って育てていた。
そして両親が亡くなった後は俺が育てた。
その為 俺にとっては妹みたいな存在だ。
このパーティでリリ以外、俺が不必要というのは解った。
「そうか…リリ以外は俺が必要無い、そういう事なんだな…ガイアお前もか?」
「ああっ本当にすまない、お前が悪いんじゃない…だが」
勇者パーティに魔王に似た奴が居る…その風評が怖い…そんな所か。
「仕方ないな…解ったよ、それじゃあな」
「ちょっと待って、皆、このまま、リヒトと別れちゃっていいの?」
「リリ、もう良いよ…確かに俺はパーティに迷惑を掛けそうだ」
「ちょっと…リヒト」
「「「…」」」
「皆は何も言わない…それが皆の答えだよ」
「そんな、だったら私も出ていく」
「駄目だよ…聖女なんだから…今迄ありがとう…楽しかった」
そう笑顔で答え、パーティを後にした。
これが最後の俺の意地だ…
…俺は全部失ってしまった。
最早生きていても..仕方が無い…
これだけ付き合いがあるのに別れってこんなに簡単に終わるんだな。
もう俺には…何も無い。
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