勇者パーティのサポートをする代わりに姉の様なアラサーの粗雑な女闘士を貰いました。

石のやっさん

文字の大きさ
4 / 60

第4話  あと少し足りない 

しおりを挟む


「うわぁぁぁぁぁーーっ、あたい…やっちまったのか!」

「う~ん、レイラ姉さんおはよう…昨日は随分とお楽しみだったね」

「あの…あたい、まさかリヒトとやっちまったのか…そのゴメン…」

本当は何もしていない。

だが、あそこ迄ベロンベロンに酔っていれば記憶だって曖昧な筈だ。

「そうだね、レイラ姉さん…」

レイラ姉さんは自分のホットパンツを見つめている。

「下半身に違和感が無い…リヒト…お前、私を騙したなぁぁぁーー」

「あははっ、そんな記憶がなくなるまで飲むレイラ姉さんが悪いんだよ!」

レイラ姉さんは恐らく男女経験が無いだろうから、すぐに気がつくよな。

元からばらす気だったけどね。

「まぁ、飲んだくれていた、あたいが悪いんだけど?冗談キツイよ!それで、なんでこんないたずらをしたんだよ?!」

「それは前から言っているだろう?俺はレイラ姉さんが好きなんだよ…」

「あのな…あたいの歳は27歳だぞ!どう考えてもリヒトの歳より、もし生きていたらお前の母さんのリオナさんの方が近いんだぞ! それに血縁者じゃねーけど、リオナさんはあたいにとっては姉さんみたいな人だったんだ…悪い、あたいの中じゃリヒトは可愛い甥っ子みたいなもんなんだよ…」

「レイラ姉さんはそう言うかも知れないけど、俺は年上が本当に好きなんだよ!小さい頃から大人と過ごしていたから大人の女性が好きなんだよ…その中でもレイラ姉さんが一番好きなんだ、仕方ないだろう?」

「難儀だね!私の事は置いておいて知っているよ!『ババコンリヒト』なんてあだ名がつく位だもんね!だけど、それって多分本当の愛じゃないと思う…う~ん、愛は愛なんだろうけど!男女の恋愛じゃなくて…そう、親子の愛じゃないのかな?リヒトは小さい頃に母親を失ったから…そうだよ…うん、母親みたいな女性を求めているそれだけだよ」

「あのさぁ、レイラ姉さん、それって問題なの?否定はしないけど?『母親みたいに包容力がある女性が好き』そういう男性は少なからず、いると思うし、レイラ姉さんは叔母さんでも本当の姉さんでも無く、血縁者じゃない!法律や決まり、常識に関しては問題はないと思うんだけど…」

「そりゃそうだけど…あたいにだって矜持はある…幾ら男日照りだからって、親友で姉みたいに思っていたリオナさんの息子に手なんて出せる訳ないだろう!」

ハァ~本当にこう言う所が…

まぁ、こういう真面目な所も好きなんだ。

仕方ないな…

「他ならぬ俺が良いって言っているんだから良いんじゃないかな…本当に頑固なんだから…」

「あのさぁ…リヒト、なんであたい、なんだよ! リヒトは若いし村の人気者なんだから、他に幾らでも相手はいるだろう?幼馴染の3人はカイトに取られたのかも知れないが、隣村まで足を延ばせば、他に相手はいるし、それこそ街に出て冒険者になればリヒトなら幾らでも相手はできるだろう、結構カッコ良いし…」

「そう?それなら、そんな若くてカッコ良いリヒトくんに好かれているレイラ姉さんはラッキーですね!それじゃ…」

「あのな…」

「大体、レイラ姉さんも良く男日照りで『男が欲しい』って言っているんだから、俺で手を打てば良いじゃ無いですか?どうですか?レイラ姉さんがその気になれば、この若くてピチピチした体が今夜でもレイラ姉さんの物ですよ! さぁこの際照れずに告白しちゃいましょう…さぁ」

「(ゴクリ)あのさぁ…リヒト自分をもう少し大切にした方が良いよ…」

ちっ、いま生唾を飲んだよな…でもまだ駄目か。

「そう…残念、これから村長に会わないといけないから、一回出て来るけど、また、今夜来るか…それじゃぁね」

「あの、リヒト…」

好かれている自信はあるんだけど、あと一推し足りないんだよな。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活

石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。 ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。 だから、ただ見せつけられても困るだけだった。 何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。 この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。 勿論ヒロインもチートはありません。 他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。 1~2話は何時もの使いまわし。 亀更新になるかも知れません。 他の作品を書く段階で、考えてついたヒロインをメインに純愛で書いていこうと思います。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

たとえば勇者パーティを追放された少年が宿屋の未亡人達に恋するような物語

石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。 ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。 だから、ただ見せつけられても困るだけだった。 何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。 この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。 勿論ヒロインもチートはありません。 他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。 1~2話は何時もの使いまわし。 リクエスト作品です。 今回は他作品もありますので亀更新になるかも知れません。 ※ つい調子にのって4作同時に書き始めてしまいました。   

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

処理中です...