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第6話 レイラSIDE 奴隷落ち
しおりを挟む「流石に、もう限界だ、悪いがレイラ、奴隷落ちして貰う」
「うぃ~ヒック…そ~う? もふ、そんらに借金がたまったの?」
冒険者証すら返却して、税金も納めず…飲んだくれていたんだ。
こうなって当たり前さぁね。
あたいはもう世の中なんかどうでも良くなった。
世界の為、皆の為…そうやって拳を振るって来たのに…誰もあたいなんか見やしねー。
それ処か『化け物』を見る目で見やがる。
あたいが傍に行くとガキは泣き、女は震える。
流石に村ではそう言う事は無いが、あたいは嫌われ者だ。
頑張っても嫌われるなら…もうどうでも良い。
「村民税だけでも金貨10枚、それに酒場のつけや他のつけも併せれば金貨16枚(約160万)になる、幾ら元英雄パーティだからと言って、これ以上は無理じゃ…此処迄我慢してきたのが、過去に英雄と共に戦ったお前への恩情だ」
「別にいいんら…あたいなんか誰も必要としない、みんら、みんら…獣見るみたいな目でみで…」
「仕方ない、本来は1度でも踏み倒せば奴隷落ちの村民税も此処迄待った、もう奴隷落ち以外無い…儂は兎も角、他の長老は怒り心頭だ。それに、他の村民にも示しがつかない…なぁレイラお前さんの気持ちは解らなくも無い。だがな、儂は村長としてお前を他の人間と区別した事は無い」
「そうらな…」
「酒場の親父だって、此処迄つけを溜めても許してくれていただろう?それにお前を慕ってくれる存在も居た!確かに他の英雄パーティメンバーに比べて不遇かも知れない…だが村民としてなら普通に暮らせた! 冒険者としてなら一流として活躍で来た…それなのに自分でそのチャンスを失い、義務を果たさなかった」
「そうらよ…だからなんなんらよ…ひくっ、あたいわ奴隷落ちで良いんだ…誰もあたいなんれ…」
「そうか、それで良いなら、もう何も言わない!もう決まった事だ決定は覆えらない…」
あたいは…もう人生に疲れたんだ。
どんなに頑張っても嫌われる人生…
人を助けても怖がれるなら…あたいは…
もう何もしたく無い…
もう人生に疲れたんだよ。
「さっさとやれば良いんだお」
「そうか…奴隷商は呼んである!村長ジムナの名においてレイラの借金奴隷落ちを執行する!」
これで奴隷…あたいも落ちたもんだ。
◆◆◆
「買い取りではなく、奴隷紋を刻む…それで宜しいのですね」
「ああっ、もう、この女の主人は決まっておる」
「おうぃ、村長、あたいわ誰に買われるんだお」
「煩い、酔っ払いは黙っておれ…もう奴隷落ちしたお前に自由は無いわ」
「うわっははっ、まぁどうでもいいらけおね!」
「それでは、この女の主人になる者の血をこの小皿に下さい」
「ああっ、預かってきておる、これじゃ」
「では…」
「なんら、あたいのズボンを脱がして…見ても萎えるだけだろ」
「コホン、そういう意味じゃない? これからお尻に奴隷紋を刻む…それだけだ!仕事だ」
これで、あたいも奴隷か…落ちる所迄落ちたもんだな…
「終わったようじゃな?」
「無事、済みました…一応確認の為、主人になった者を呼んで奴隷紋が正常に働くか確認してください」
「という事じゃ、リヒトいい加減隠れてないでこっちに来なさい」
「リフトぉくん?」
なんでリヒトくんがいるの…
「どうすれば良いんですか?」
「ステータスにはもう反映していますが、村じゃ見るのも大変でしょう?『所有確認』と唱えてその女の頭に手をかざして下さい」
「所有確認」
「お尻の奴隷紋が光っているでしょう? これは貴方がこの奴隷の所有者になった証です」
「あれっ、りふとくん…なんれ…」
「気を失ったみたいですが大丈夫でしょうか?」
「お酒を飲んだ状態で奴隷紋を刻まれたのですから、それは当たり前の事です…まぁただの体力消耗ですから、寝ていれば明日にでも回復しますよ…それでは、村長出張費込みで金貨1枚お願い致します」
「そら、報酬じゃ」
「ありがとうございます、では」
「リヒト、こちらは約束を守ったぞ!これでカイト達勇者パーティの世話は頼んだぞ!」
「解っているよ」
村長とリヒトくんが話しているのは聞こえて来たけど…
何を言っているのか解らないな…
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