28 / 51
第28話 既に大卒で上場企業勤め
しおりを挟む
「ちょっと入らせて貰うよ」
朝からインターホンが鳴ったから何かと思えば…モニターの先に神代が居た。
その横にはイナダヒメとサクヤヒメが居る。
「どうしたの顔色が悪いよ?」
「急に汗かいてどうしました?」
「明日香、麗…組織の人…神代が来た…絶対にこの部屋から出るなよ」
「「解った(わ)」」
そう言う二人も顔は青く少し震えている。
出ない…そういう自由は俺には無い。
「どうぞ…」
俺はドアを開け、三人を招きいれた。
◆◆◆
「それで、今日はどうしたのですか?」
絶対に碌な話じゃないよな。
神9が二人も居るし…
「そう緊張しなくても良いよ…私の用事はこれだけだから…ほら」
「あっ衣装?!」
「なんだ、忘れていたなんて無いよね? 私の衣装だぞ! お金じゃ絶対に買えない非売品だ…ほら額装して右下にサイン入りブロマイドを入れておいた…左上には『泰明くんへ』って入っているんだ…凄いよな…どうだ嬉しいだろう?」
「はい、嬉しいです…」
「喜んでくれて良かった…私の用事はこれだけだから…それじゃ、神代様、サクヤヒメ」
そう言って手を振りながら帰っていった。
サクヤヒメの機嫌が悪い。
何故だ…
「ねぇ、泰明…なんで私のサイン入りブロマイドが額装もされずにテーブルにあるのかな?」
ヤバい…殺される。
そう感じる位殺気だっている。
「あははは、忙しくて買いに行く時間が無かったんです…だけど、ちゃんと大切にしているんですよ…さっきも手に取ってニヤついていました」
「まぁ、それなら良いや」
「泰明に一応言って置くが…それはそれなりに価値がある物だ、大切にした方が良い…」
「神9は美少女揃いで人気者だからですか?」
「確かにそれもあるが…彼女達はアイドル殺人鬼だ」
「アイドル殺人鬼?」
「アイドル殺人鬼だ、とはいえ殺人鬼である以上はある程度素性を隠さないとならない…筆跡は勿論、遺伝子情報もだ…だから君が貰った物は君が思っている以上に価値がある…大切にする事だ」
確かにそう言われればそうかもな…
「まぁ、それはさて置き、今日は進路調査に来た」
「俺、まだ、そういう時期じゃないし、就職や進学は現状無理ですよ」
「それなら、もう終わっているよ」
「サクヤヒメの言う通りだ…一応これだ。」
◆◆◆
未来泰明
高校在学中にその優秀さからデルモンド王国の王族に見染められ国立デルモンド高校に転校。
優秀故に僅か数日間で飛び級をしデルモンド大学をも1週間掛からず卒業。
在学中に王子を助けた事からシュバリエの地位を貰う。
神代グループの本社にて大卒扱いで採用。
今現在 (株)神代工業の総合企画部にて係長に昇進
◆◆◆
「なんですか…これ」
「君の経歴だが?! 良かったな、もう大学を卒業して上場企業であるうちの社員だ…自慢できるぞ」
「冗談ですよね…」
「神代に冗談は無い…君のスポンサーで表の肩書を用意出来る者がいなかったから私が用意したんだぞ! この位の肩書が無ければタワマン暮らしなんかできなくて怪しまれるだろう?」
言われてみればそうだ…
「確かに」
「それで、これがうちの会社の社員証になる、これは実は『裏の身分証明書』を兼ねている。警察に見せれば、現行犯じゃ無ければまず大抵のことは見逃して貰えるし、権力者も友好的になる…国外には通用しないが…そうだな総理大臣の頭を人前で叩いてもこれを見せたら『痛いよ泰明くん…やめろよな』そう言って許して貰えるよ」
「凄い…」
「まぁ、君はマニアックなファンやスポンサーが付いたから早目に渡した」
お礼を言うべきかな。
「ありがとうございます…所で、進路調査って何でしょう?」
「殺人鬼としての進路じゃないか? 当たり前だろう?」
やっぱりそっちだよな…
朝からインターホンが鳴ったから何かと思えば…モニターの先に神代が居た。
その横にはイナダヒメとサクヤヒメが居る。
「どうしたの顔色が悪いよ?」
「急に汗かいてどうしました?」
「明日香、麗…組織の人…神代が来た…絶対にこの部屋から出るなよ」
「「解った(わ)」」
そう言う二人も顔は青く少し震えている。
出ない…そういう自由は俺には無い。
「どうぞ…」
俺はドアを開け、三人を招きいれた。
◆◆◆
「それで、今日はどうしたのですか?」
絶対に碌な話じゃないよな。
神9が二人も居るし…
「そう緊張しなくても良いよ…私の用事はこれだけだから…ほら」
「あっ衣装?!」
「なんだ、忘れていたなんて無いよね? 私の衣装だぞ! お金じゃ絶対に買えない非売品だ…ほら額装して右下にサイン入りブロマイドを入れておいた…左上には『泰明くんへ』って入っているんだ…凄いよな…どうだ嬉しいだろう?」
「はい、嬉しいです…」
「喜んでくれて良かった…私の用事はこれだけだから…それじゃ、神代様、サクヤヒメ」
そう言って手を振りながら帰っていった。
サクヤヒメの機嫌が悪い。
何故だ…
「ねぇ、泰明…なんで私のサイン入りブロマイドが額装もされずにテーブルにあるのかな?」
ヤバい…殺される。
そう感じる位殺気だっている。
「あははは、忙しくて買いに行く時間が無かったんです…だけど、ちゃんと大切にしているんですよ…さっきも手に取ってニヤついていました」
「まぁ、それなら良いや」
「泰明に一応言って置くが…それはそれなりに価値がある物だ、大切にした方が良い…」
「神9は美少女揃いで人気者だからですか?」
「確かにそれもあるが…彼女達はアイドル殺人鬼だ」
「アイドル殺人鬼?」
「アイドル殺人鬼だ、とはいえ殺人鬼である以上はある程度素性を隠さないとならない…筆跡は勿論、遺伝子情報もだ…だから君が貰った物は君が思っている以上に価値がある…大切にする事だ」
確かにそう言われればそうかもな…
「まぁ、それはさて置き、今日は進路調査に来た」
「俺、まだ、そういう時期じゃないし、就職や進学は現状無理ですよ」
「それなら、もう終わっているよ」
「サクヤヒメの言う通りだ…一応これだ。」
◆◆◆
未来泰明
高校在学中にその優秀さからデルモンド王国の王族に見染められ国立デルモンド高校に転校。
優秀故に僅か数日間で飛び級をしデルモンド大学をも1週間掛からず卒業。
在学中に王子を助けた事からシュバリエの地位を貰う。
神代グループの本社にて大卒扱いで採用。
今現在 (株)神代工業の総合企画部にて係長に昇進
◆◆◆
「なんですか…これ」
「君の経歴だが?! 良かったな、もう大学を卒業して上場企業であるうちの社員だ…自慢できるぞ」
「冗談ですよね…」
「神代に冗談は無い…君のスポンサーで表の肩書を用意出来る者がいなかったから私が用意したんだぞ! この位の肩書が無ければタワマン暮らしなんかできなくて怪しまれるだろう?」
言われてみればそうだ…
「確かに」
「それで、これがうちの会社の社員証になる、これは実は『裏の身分証明書』を兼ねている。警察に見せれば、現行犯じゃ無ければまず大抵のことは見逃して貰えるし、権力者も友好的になる…国外には通用しないが…そうだな総理大臣の頭を人前で叩いてもこれを見せたら『痛いよ泰明くん…やめろよな』そう言って許して貰えるよ」
「凄い…」
「まぁ、君はマニアックなファンやスポンサーが付いたから早目に渡した」
お礼を言うべきかな。
「ありがとうございます…所で、進路調査って何でしょう?」
「殺人鬼としての進路じゃないか? 当たり前だろう?」
やっぱりそっちだよな…
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる