ウサギの牙 いつか狼やトラを殺す素質…

石のやっさん

文字の大きさ
37 / 51

第37話 殺人ロリータ アマテラス散る

しおりを挟む

「貴様は絶対に殺す」

「ふはははっバーカ、本物の殺人鬼っていうのはさぁ『殺す』なんて言わないんだよ、おばさん!」

「若干12歳…白いブラウスに赤い吊りミニスカートに身を包むその姿に大人の紳士は釘付け…チラチラ見える白い下着は殺し以外でも目を奪われます…その名も『殺人ロリータ』ミウ 当人曰く、この大会で優勝したら、その賞品として理想のお兄ちゃんを望むそうです。対するは日本のアイドル殺人鬼神9リーダーのアマテラス…黒髪のなかなかの美人だぁぁぁーー!」

「さっきからもう、皆、エッチな目ばかり…イーだ」

「お前、私を愚弄するのか?」

「おばさん、弱いんだもの…さっきから馬鹿みたいにナイフばかり繰り出して…全然当たらないのに…バーカ、バーカ」


本当にナイフがかすりもしない…

何故…まさか私とそこ迄の差があると言うのか?

神9の中で1番の私が...全く歯が立たない。

「貴様ぁぁぁぁーーー」

「おばさん、本当に弱いくせに煩いなぁ」

「おばさん?!私はこれでもピチピチの22歳だ、舐めるなぁぁーー」

1本目の首を狙ったナイフはブラフ。

本命は靴に仕込んだナイフで足首から先に致命傷を与える事だ。

あの翻弄する動きさえどうにかすれば勝てる。

『これでイケる』

「つぁぁぁぁーーっ」

「22歳じゃおばさんじゃない? 痛い、また転んじゃった…またパンツが見えちゃったじゃない…もう…」

転んだ…いや躱したのか?

今、慌ててスカートを戻したが…見えたぞ。

此奴…

「痛いなぁぁぁ、おばさん、女の癖に、ミウのパンツがそんなに見たいの?変態なの?」

「黙れ、このクソガキ…殺すぞ」

「あはははっこわぁぁぁぃ…だけど、おばさんにそんな事出来るの? 出来ないんじゃない?」

クソ、悔しいが…此奴のスピードにはついていけない。

しかも神9の私がこの戦いの主人公になれない。

悔しい…この戦い…私は脇役だ。

不味いぞ…このままじゃ。

「太陽の光の如くきらびやかに戦う! アマテラス」

こんな三下に此処までさせられるとは思わなかった。

「なぁに、おばさん? 何かの真似?あはははっ、今度はミウから行くよーーっ、そうれ」


「なっ、斧?」

「あはははっ、ミウはね、可憐なだけじゃないの?強いんだよーー」

何処に隠していたんだよ斧…

「凄い…なんて驚くわけ無い…お見通しだ」

神9用の特別な武器。

ガラスのように透明な2本の私専用の剣。

ルールとしては名乗りを上げてからしか使えない。

特別な武器…

1本の剣で斧を受け…もう一本の剣は此奴の喉を狙う。

「これで決まりだーー死ねーー」

「きゃぁぁぁぁぁーーー…なんてね?! バーカ、バーカ、前にそういう奴が居たから、肌色のチョーカーをしているの…効かないよ、おばさん」

嘘…神9専用の武器でも仕留められなかった。

「クソ…」

「そろそろ良いかな?」

「なっ」

「可憐に可愛らしく戦いたいの ロリータミウ」

スカートの中から、なんで、そんな物が…

「止めろーーーーっ」

「だーめ、ミウは止まらないよーーーー」

ズガガガガガがガガガガンッ

まさか…サブマシンガンまで持っているなんて…

終わりだ…

◆◆◆

まさか…私の神9が…その中でも最強のアマテラスが…1回戦で負けた。

しかも12歳のようやく字が付いた様な殺人鬼に歯が立たない。

各国のトップクラスが集まっているとはいえ…全く歯が立たない。

しかも、日本人の癖にアメリカから出場しているのが地味に腹が立つ。

「帰るぞ…他の神9は棄権だ、違約金は払う」

アマテラスがあれじゃ…全員死ぬだけだ。

世界の壁は…高い。












しおりを挟む
感想 24

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...