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第一章 顔に傷がある女性を好きになりました
第20話 【閑話】勇者達
しおりを挟む私の名前は南条麗華、元は南条財閥の1人娘。
まぁれっきとしたお嬢様です。
それが何故か異世界召喚に巻き込まれ、そして勇者に選ばれました。
腹が立つ事に、この国の王女が大樹に色目を使っています。
ですが、大樹はきっぱりとそれを跳ねのけました。
流石は大樹、私の恋人なだけあります。
暫く訓練をしてから旅立つそうですが…
此処には、もう私達を阻む物はありません。
今迄は南条財閥の娘の立場があり、キスすら出来ませんでしたが、此処にはお父様も執事もメイドも居ない…本当の自由なのです。
思えば、大樹には随分我慢させてしまいましたわ。
これから旅に出て、長い時間を過ごして…旅の終わりには結婚。
だったら、もう…良いでしょう?
いい加減結ばれても良い筈です。
今迄、随分、大樹には我慢させていましたから…
◆◆◆
夜になりました。
流石に裸は不味いですね。
下着にブラウスを羽織って、これならはしたなくない範囲でセクシーだと思います。
今日の入浴は長めに入って隅々まで綺麗にしました。
私は今日、大樹に全てを捧げる…そのつもりです。
小さい頃から始まって今迄。
恋人という肩書はあげました。
心は捧げたつもりですが…お嬢様というのは不便で、こういう相手がしてあげられません。
手を握らせてあげるのが限界で、キスすらさせてあげられませんでした。
だけど、今日からはもう、我慢なんてさせないで良いのです。
私はもう、お嬢様じゃ無いのですからね。
トントントン
「大樹、起きている…その来ちゃった…あはははっ」
私、凄い事しちゃっています…
ブラウスに下着姿で夜に大樹の所になんて…凄く恥ずかしい。
ガチャ…ドアが開きました。
ああっもう引き返せません。
「なんだ…麗華じゃないか? まぁ良いや、取り敢えず入れよ」
可笑しいです。
いつもの優しい大樹じゃない気がします。
「あのね…大樹…今迄我慢させてごめんね、今日は一緒に寝よう…それでね」
「なぁ麗華…俺達別れようぜ!」
「大樹?! もしかしてあのお姫様の方が良いの…あははは、そうだよね、もう私…」
「お前、何を言っているんだ? あんなキモイ奴を俺が好きになるわけないじゃ無いか?」
「それじゃ…なんでよ! 解った、他に好きになった人が居るんでしょう? そうでしょう?」
「なに気持ち悪い事言っているんだ! 俺がなんで気持ち悪い豚の相手をしなくちゃならない訳…女なんて全部家畜以下の存在じゃないか? なに色気づいているんだい! その恰好凄く気持ち悪いよ! その醜い2つの肉の塊、良く見せられる物だ」
「大樹…酷いよヒクッ、グスッ…私、勇気を出して来たのに…そんな」
「なぁ、麗華!お前は本当にキモイよ…本当は顔も見たくないんだ。だけど聖人と勇者じゃ一緒に居ないと不味いらしい…仕方ないから旅には付き合ってあげるよ、だが、それ以外じゃ一切話かけるなよ! 牝豚麗華…」
「嘘だ嘘よ…大樹がそんな事言うわけないわ…嫌よ嫌嫌いやぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ」
麗華の悲鳴がこだました。
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