22 / 77
第一章 顔に傷がある女性を好きになりました
第21話 お風呂とホールスティツク
しおりを挟む部屋に連れ込んだから気がついたがミムは結構臭かった。
しかも、凄く汚かった。
「これ、此処で脱がしちゃった方が良いよね…そのまま破棄しちゃおうよ」
「そうだね、それじゃ新しい服と虫取りの薬買ってきて貰えるかな」
「了解した」
「それじゃ…脱がしちゃえ」
「ちょっと、お兄ちゃんこんな通りで、恥ずかしいよ…いや、お外で裸は嫌だよ…ちょっと」
「だけど、こんな格好じゃ流石に、男性保護施設には入れないよ」
「ううっ、解ったよ…お兄ちゃん」
幾ら薄汚れていてもミムは凄い美少女だ。
こんな上目使いで見られると、ちょっと良心の呵責があるが…
此処は男女比が可笑しな世界。
この絵面、凄くエッチな絵面だが…
実際は田舎で男の子が泥だらけになり、家の入口で裸になり『お風呂に入りなさい』そう言われている様なものだな。
だからミムも『女の子』として言っているのではない。
子供が恥ずかしく感じている程度だ。
下着まで全部脱がして見た、ミムは…
汚いのもそうだが、やせ細っていてガリガリだった。
あばらが浮き出て見える位に痩せていた。
「ミム、入ろう?それじゃカセリアさん頼んだよ」
「心得た」
涙が出そうになるのを堪えてミムの手を取った。
「うっうん!」
ミムは嬉しいような恥ずかしい様な顔をしていたが、まぁ気にはしない。
◆◆◆
「それじゃ入ろうか?
「入ろうかって?」
いや、裸にしたんだからお風呂に決まっているよな。
「お風呂に決まっているだろう?」
「おおおお、お風呂、まさかお兄ちゃんも一緒に…ははは入るの?」
「仕方ないだろう? ミム、そうとう汚いよ…ほら」
「お兄ちゃんとお風呂…お…お兄ちゃんは痴男だったのかな…あははっ夢?えへへっ」
何だかミムが可笑しくなっているからもういいや。
俺はさっさと服を脱いでミムを抱きかかえて風呂場へ向かった。
「えへへっうっお姫様抱っこ…えへへへっ」
そのまま湯舟に落とすと、湯舟のお湯に垢が浮かび上がり、ドブみたいな臭いと野良犬みたいな臭いがし始める。
スラムって言うと聞こえが良いがホームレスの事だし汚いのは当たり前だな。
「うわぁぁ、凄いなこれ」
お湯にはまぁ、色々な物が浮かんでいる。
「いや、お兄ちゃん見ないで、見ないでよーーっ」
それを見られるのがミムは凄く恥ずかしいみたいだ。
「今更、だよ!ほうら」
お湯は汚れ切ってしまったのでまた溜め始めている。
俺はお風呂に置いてある、石鹸の様な物を泡立てて髪の毛につけた。
その瞬間、小さな虫みたいな物が複数跳ねた。
ノミみたいな物なのかも知れない。
「いや、いや凄く恥ずかしいよ…お兄ちゃん…」
そのままガシガシと洗うと結構な虫が落ちた。
何回も洗うが、一部の虫が残る。
シラミやダニみたいな物かも知れない。
丸坊主にしたら楽だが、そういう訳にも行かないよな。
「理人買って来たよ~」
「お帰り、虫取りの薬くれる?」
「はいよ~」
カセリアさんから貰った粉上の薬を振りかけた。
凄いな、ダニやらシラミが死んで落ちてくる。
そのまま数回髪を洗うと緑銀に輝く綺麗な髪になった。
くすんでいても綺麗だった髪はちゃんと洗うとキラキラして凄く綺麗だった。
「さてと、今度は体だ」
へちまを乾燥させた様な物にシャボンをつけてゴシゴシと洗始めた。
「お兄ちゃん…ハァハァ」
ミムは何とも悩ましい声をあげているが、背中から沢山の垢が落ちていく。
それと同時に、下から白い肌が見えてきた。
元から色白だとは思っていたけど、透き通るような肌とはこう言うのを言うんだな。
後ろ側の問題は…お尻だな。
うん、色々こびりついている。
更に泡立てて此処は手で洗うしかないな。
覚悟をして手にシャボンを泡立てて滑り込ませる。
「嫌、お兄ちゃん、嫌ぁ、嫌ぁぁぁぁーーー恥ずかしいから、そこは本当に嫌ぁぁーー」
シャボンが茶色く変わり、まぁ汚い物が落ちていく。
「ほうら、汚くしているからこうなるんだよ! ほうら…」
「嫌ぁ、駄目、汚いから、そこはハァハァお兄ちゃん止めて、自分で洗うから、自分でするから…ハァハァお願い…だから、嫌だって」
「駄目、汚いんだから仕方ないだろう? ほうら、もう終わるから」
「ハァハァ、グスッ、スン、嫌だって言ったのに…そんな汚い所、本当に恥ずかしいんだから」
まぁウ●●までこびり付いていたからな…気持ちは解る。
「そう? 我慢だな、最後に前を洗ったらおしまいだ」
「おおおお兄ちゃん、前は良いから、本当に良いから…やめて…はぁはぁお願いだから…」
目が涙目になっている。
こういう時は『二コパ』だ。
俺はニコリと笑うと…
「だ~め」
そう伝えて洗い始めた。
小ぶりな胸から洗い始めて、最後は股間にてを入れてしっかりと…
「そこは、そこは良いから、ねね、自分でするからハァハァ、本当に自分でするから…やめて」
ミムの言う事を無視して洗い続けた。
「ハァハァもうやめよう、ミム可笑しくなるから、本当に可笑しくなるから…駄目だから」
「ただ、体を洗っているだけだよ」
「本当に…駄目」
そう言うとミムは気絶してしまった。
まぁ、この方が体を洗いやすい。
さらにミムの体を綺麗に洗い続けて拭きあげ、ベッドに運び込んだ。
◆◆◆
「ふぅ、結構疲れた」
「お疲れ様」
カセリアさんがお茶を入れてくれた。
ミムはまだ疲れたのか眠っている。
つい勢いで連れてきてしまったが、どうした物か?
「どうしようかな?」
「あの少女、ミムの事?『友達』なんだから、普通にSEXして生活すればいいだけじゃないか?」
「いや、まだどう見ても子供じゃないか」
「子供だからって、してあげないのは可哀そうだと思うよ! 理人は普通じゃ無いけど…普通は男性に抱かれるなんて一生に一度あるか、無いかの幸運な事なんだからな」
しかも、それはあの変なスーツにカップを使った物なんだよな。
「だけど、まだ子供だし、そう言うのは出来ないだろう?」
「普通に出来ると思うけど?ほら!」
そう言うとカセリアは棒を取り出した。
大きさで言うなら…まるで前の世界で言う大人のおもちゃ、バイブみたいな感じで、ガラスみたいに透き通っていて綺麗だ。
「それ、なに?」
「これは、ホールスティックだよ!欲しければ国に言えば誰でも支給して貰える物だよ…」
ハァ~凄いな!この世界。
何でも此処まで男女比が可笑しくなる前、1対2の頃に出来た物で、簡単に言うと、折角、男性がその気になっているのに『その相手』を女性が出来ないと困るから出来た物だそうだ。
これにローションをつけて子供の頃から挿入して慣れさせるらしい。
「そんな事迄していたんだ…」
「当たり前だろ! 折角男性がその気になっているのに、痛がったり上手く受け入れが出来ないと凄く勿体ないじゃない? これが出来た時代だって今ほどじゃ無いけど、男性に抱いて貰えるチャンスなんて滅多にないんだから」
うっ、そうすると、この世界の女の子の処女は全部『此奴』の物なのか…
だけど、事情を知るとあながち可笑しいとは言えないな。
「それってスラムの住民でもそうなの?」
「教会で無料で貰えるから、多分ミムちゃんも使っていると思うよ。大体8歳位から使い始めるから」
「そうなんだ…」
本当にこれファンタジー感が全くない。
今の所、全く魔王と無縁の生活をしている気がする。
55
あなたにおすすめの小説
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる