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数年後7
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「で、貴方達はどちら様なのかしら?」
私が問いかけると、男性の生霊3人が名乗りはじめました。
と言っても、1人が代表して紹介して下さったんですけどね?
『私はガルドーと言います。宰相様のご嫡男であられるビント様を支えておりました。しかし、何故か少しずつ目眩などを覚えるようになり…いつの間にかこの様な姿になっておりました。こちらの2人は、ロンとレオンと言います。彼等は騎士団長様のご嫡男に仕えておりました。この姿になってから話すようになったのですが、同じような症状に襲われていたとのことです。』
「その症状について何か見当はついているの?」
私が尋ねると、彼らは頷きました。
「我々が体調不良になるのは必ずサイード王子とナツナ様そして我らの主人のお茶会の後でした。あのお茶会に何か原因があったのだと思いますが…すみません。断言はできません。」
なるほど…。
しかし、3人が同じようにお茶会の後に体調を崩していたのなら…原因はそこにあると考えてもいいでしょう…。
しかしこの3人、他のご令嬢と少し違うのです。
どう違うかと言われたら言いにくいのですが…。
この時間帯だけ生霊になっているように感じるのです。
「もしかして、貴方達はお昼間は普通に動けているのではなくて?今日はたまたまお茶会があり体調を崩した。そうでしょう?」
彼らはハッとした顔をしましたが、こちらは一応プロ?です。
違いは分かります。
きっと彼らは明日の朝になれば多少体に不調は残っていたとしても動けるはずなのです。
『そこまで分かるものなのですね。そうです。我々がこの姿になるのはお茶会の後の夜だけ。しかし、この状態がいつまで持つかは分かりません…。これ以上被害が出る前に何とかしたいのです…。』
きっとこれは毒薬を飲んだわけではなく、嗅いだ程度だからなのではないかと考えられます。
今はまだ体力もあり生きていられますが…今後もずっと続くと…生死も危ぶまれます…。
彼らの命の為にも止めなければなりませんね。
飲んでも効いて、匂いでも効く…。
少しずつ絞れてきた気がしますね。
あの事件…つまり10年前に騎士団長も宰相も変わったはずなのに…。
やはりこの国の根が腐っているから…。
もう根を断ち切ってしまうしかありませんね。
サイード王子は廃嫡にしてもマーシャル第2王子がおられますし、王家は存続できます。
ここまで問題起こしてきている王家を残すのもどうかと思いますが…。
王家の事まで私の知ったことではありません。
今はピンク頭を倒し、ここにおられる方達を助けることが優先です。
ピンク頭を倒すためにもまずは毒物の特定は必須です。
その他にも諸々聞きたいことを聞き確認したあとは各自家に戻ってもらいました。
一応、霊体であれ体に戻っているときであれ連絡が取れるように手筈だけは整えましたよ?
時計を見るともう夜中の2時です。
明日も活動したいので、そろそろ寝ることにしましょう。
少し仮眠はしましたが、魔力を完璧に使いこなすためには睡眠も大切になってくるのです。
もう日をまたいだので、後97日…。
覚悟して待っていてくださいませ。
私が問いかけると、男性の生霊3人が名乗りはじめました。
と言っても、1人が代表して紹介して下さったんですけどね?
『私はガルドーと言います。宰相様のご嫡男であられるビント様を支えておりました。しかし、何故か少しずつ目眩などを覚えるようになり…いつの間にかこの様な姿になっておりました。こちらの2人は、ロンとレオンと言います。彼等は騎士団長様のご嫡男に仕えておりました。この姿になってから話すようになったのですが、同じような症状に襲われていたとのことです。』
「その症状について何か見当はついているの?」
私が尋ねると、彼らは頷きました。
「我々が体調不良になるのは必ずサイード王子とナツナ様そして我らの主人のお茶会の後でした。あのお茶会に何か原因があったのだと思いますが…すみません。断言はできません。」
なるほど…。
しかし、3人が同じようにお茶会の後に体調を崩していたのなら…原因はそこにあると考えてもいいでしょう…。
しかしこの3人、他のご令嬢と少し違うのです。
どう違うかと言われたら言いにくいのですが…。
この時間帯だけ生霊になっているように感じるのです。
「もしかして、貴方達はお昼間は普通に動けているのではなくて?今日はたまたまお茶会があり体調を崩した。そうでしょう?」
彼らはハッとした顔をしましたが、こちらは一応プロ?です。
違いは分かります。
きっと彼らは明日の朝になれば多少体に不調は残っていたとしても動けるはずなのです。
『そこまで分かるものなのですね。そうです。我々がこの姿になるのはお茶会の後の夜だけ。しかし、この状態がいつまで持つかは分かりません…。これ以上被害が出る前に何とかしたいのです…。』
きっとこれは毒薬を飲んだわけではなく、嗅いだ程度だからなのではないかと考えられます。
今はまだ体力もあり生きていられますが…今後もずっと続くと…生死も危ぶまれます…。
彼らの命の為にも止めなければなりませんね。
飲んでも効いて、匂いでも効く…。
少しずつ絞れてきた気がしますね。
あの事件…つまり10年前に騎士団長も宰相も変わったはずなのに…。
やはりこの国の根が腐っているから…。
もう根を断ち切ってしまうしかありませんね。
サイード王子は廃嫡にしてもマーシャル第2王子がおられますし、王家は存続できます。
ここまで問題起こしてきている王家を残すのもどうかと思いますが…。
王家の事まで私の知ったことではありません。
今はピンク頭を倒し、ここにおられる方達を助けることが優先です。
ピンク頭を倒すためにもまずは毒物の特定は必須です。
その他にも諸々聞きたいことを聞き確認したあとは各自家に戻ってもらいました。
一応、霊体であれ体に戻っているときであれ連絡が取れるように手筈だけは整えましたよ?
時計を見るともう夜中の2時です。
明日も活動したいので、そろそろ寝ることにしましょう。
少し仮眠はしましたが、魔力を完璧に使いこなすためには睡眠も大切になってくるのです。
もう日をまたいだので、後97日…。
覚悟して待っていてくださいませ。
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