【完結】何でも欲しがる妹?お姉様が飽き性なだけですよね?

水江 蓮

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「さぁ、エマ!まず、私の服としてリメイクできるもの以外は売りに出しましょう!勿論、宝石類もよ!」

突然私が大きな声を出すと、傍にいたエマは驚きました。

あ、エマ…ごめん…。

「売りに出すのはいいのですが…リメイクなど簡単にできるのでしょうか?」

エマの言いたいことはよく分かります。
お姉様の体型に合わせた作りのド派手なドレスを私に似合うドレスにするのは…かなりの労力がいります…。

「エマ!売ったお金でこの屋敷のメイドを再雇用するのよ!」

「何をおっしゃりたいんですか?」

確かに…こんな子供が再雇用なんて言い出しても信頼なんてできませんよね。

私だってできません!

「エマ、ここにはお姉様が私に渡したドレスや宝石類が沢山あるわ。これをまず、売るのよ。勿論リメイクできそうなもの以外はね?これだけの量があればある程度のお金にはなるはずよ。私のドレスより上質なレースや宝石達が使われているんですもの。」

そう、元々私達が平等ではなかったのです。
私は、誕生日にドレスを2枚、普段着を3枚買って貰えたらいいところでした。

しかし、お姉様は欲しいと言えば即買ってもらえていたのです。

私自身、家に引きこもって本を読んだりできればいいやと軽く考えていたので深く考えてなかったのですが…。

よく良く考えれば、おかしな話ですよね?

まぁ、常に家にいる私にはそんなに沢山の服は必要なかったので年に1回でも大丈夫だったのです。

しかし私も成長期なので、毎年身長は伸びます。

流石に足元が出た服を着続けるのは、辛いので毎年誕生日に少しだけ期待していたのです。

今回は泡となって消えましたが…。

お姉様は私より身長が高いので、服の再利用はできるはずです。
いや、もうするしかないのです!

私とエマは一緒に、シンプルイズベストな普段着3枚と、一応ドレスを1枚だけ選びました。
後の服や宝石類はエマに売りに行ってもらうことにしました。

私が売りに言ったら、また家族に色々言われそうなので…。
ごめん…エマ…。

この手のドレスや宝石類は、本当なら色々詮索されますが、ひっそりと買い取ってくれる店(この貴族社会にもお金に困っている貴族など…色々あるそうです)をエマが探してくれたので、その辺は全てエマに任せました。

「私が着服したらどうするんですか!?」

なんてエマは言ってましたが、そんなことする人間ではないと幼な心ながら感じていたので大丈夫だと思います。

だてに7年も傍にいません。

とりあえずまずは手元資金の調達です。
そこから始めるしかありません…。

それにしても…

なぜ私が悪になる必要があったのでしょうか?
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