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第586話
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「あ、あー、どうなんですかね。 確かにユウヤはウチに居ますけどあんまり絡まないんで詳しい事は言えないっす」
結局、聞いてくるのかよと思わなくもないが表情を見る限り切実な問題である事だけは伝わる。
真面目な話ではあるのは理解しているのだが、マルメルにはカナタの満足する答えは出せそうになかった。
「どうすればユウヤと上手くいくと思いますか? 今回のように自主性を尊重するのがいいのでしょうか?」
「いやぁ、それはどうでしょうかね……」
マルメルはこの時点で逃げ出したくなってきた。
自主性を尊重するのは結構な話ではあるが、ユウヤの反応を見ると何を今更としか思わないだろう。
少なくともマルメルの視点からではあの状態からどうやって関係値をプラスまで持って行けるのかいくら考えても分からなかった。
正直、フランスのSランクをマルメルが単騎で撃破する方がまだ現実味がありそうだ。
マルメルに言わせればあれだけ嫌われているのにどうして構うのかさっぱり理解できない。
リアルの見た目がどんな物かは知らないが、普段から発揮しているカリスマや普段の言動などを見ると男を選べる立場だろう。
ユウヤとは腹を割って話した事はないが、ヨシナリとの会話等でカナタが彼の自尊心を徹底的に踏み躙り、支配下に置こうとしている――ユウヤ視点ではそうなっている事は知っていた。
――ほっとけば?
本音を言えばそれで片付けてしまいたいが、どう見てもカナタはそれで納得しない。
付け加えるならある程度、納得する答えを引き出さない限り諦めないだろう。
面倒だとは思うがそれっぽい事を言うかと考え――ふと、閃光のようにこの状況を脱する手段を思いついた。
「さっきも言った通り、俺はユウヤとはあんまり絡まないんであいつについていい感じの意見が欲しいっていうんならヨシナリに聞くのが良いと思いますよ」
相棒への丸投げ。 内心ですまんと詫びながら矛先を逸らす。
一応、マルメルなりの考えはあった。
カナタがヨシナリに対していい印象を抱いていないのは明らかだ。 つまり、非常に聞き辛い相手である事が分かる。 投げはしたが、カナタには実行するに当たってのハードルは高い。
要はハードルの高さに諦める可能性があるという事だ。
ユウヤに対しては飽くなき執念を見せるが、ヨシナリに対してもそれを発揮できるか?
後でヨシナリには言い訳するつもりではあるが、大丈夫だと信じたかった。
「そう、ですか。 分かりました。 少し考えてみます」
カナタは納得した様子ではなかったがこれ以上はマルメルから情報を引き出せないと判断して引き下がった。
基本的にこのイベントは相手を倒して撃破報酬と相手が溜め込んだスコアを吸い取れるので倒せば倒す程に一気に増える。
低ランクであってもちまちまとカミキリムシを潰していた場合は撃破した場合、そこそこのスコアを獲得できるという訳だ。
チームを五つほど潰した所で累計スコアが十万を突破し、メニューに項目が追加された。
内容は別エリアへの移動。 詳細を確認すると拠点ごと別エリアへと移動する事が可能となるようだ。
最初のツェツィーリエのチーム以外はF~Bランクとバラつきのあるプレイヤーばかりだったのでそこまで手強くはなかった。
「このイベントの性質上、強いチームが生き残る事になります。 ですのでエリアを移動すると同じように勝ち残った強敵が待ち受けていると思われます」
カナタは気を引き締めていきましょうと全員に声をかける。
全員が頷いたのを確認してウインドウを操作。 拠点が僅かに揺れる。
「……これで移動できたのか?」
「その筈ですけど……」
あまりにも変化がなかったので操作したカナタもやや困惑を浮かべる。
「とりあえず外に出て見ればいいんじゃない?」
アリスの言う事はもっともだったのでそのまま警戒しつつ外へ。
外は似たような景色ではあったが、大きく変わっている点があった。
戦闘の痕跡だ。 どうも大規模な破壊があったのかあちこちが派手に破壊されている。
「ミサイルだね。 かなりの量をばら撒いたみたいだ」
「わ、分かり難いですけどエネミーの残骸もたくさんありますぅ」
マルメルが空を見上げると雲の一部が晴れており、例の蓋に大穴が開いていた。
状況だけで見れば何が起こったのかは明白で、これをやった者達はプレイヤーだけでなくエネミーの発生源である施設まで叩いたのだ。
「皆、レーダーに反応だ。 上から来る。 しかもこれはプレイヤーだ」
エーデの警告に全員が空を見上げる。
視線の先、空いた大穴から五機のトルーパーが現れたのだが――
「おいおい、マジかよ」
マルメルは思わずそう呟いてしまう。 一機目は非常に目を引く巨体。
一度見たら忘れる事は難しいほどのインパクトのあるそれはカカラの機体だ。
二機目にカナタは視線を向ける。 特徴的な流線型のフォルム。
ツガルだ。
三機目は兎をモチーフにした軽量機『思金神』のヤガミの機体。
四機目は見慣れないジェネシスフレームでメンバー的にはポンポンだろう。
そして最後の一機。 あまりにも見慣れたそれは見間違いようもない。
星空のようなカラーリングに肩には星座盤のエンブレム。
マルメルの相棒であり、ユニオンのリーダーであるヨシナリのホロスコープだ。
「へ、ここで出くわすのかよ相棒」
『よぉ、奇遇だな。 こっちまで来れたって事はスコア稼ぎは順調みたいだな』
ヨシナリ達は空中で静止。 距離を考えれば友好的な雰囲気は微塵もない。
「あー、やっぱり戦わないとダメか?」
『俺としても仲間を増やしてって考えもなくはなかったんだけど、ルール的に目についたプレイヤーは全部潰さないといつまで経っても終わらないんだよ』
スコアを稼がなければ先に進めない関係で頭数だけ増やしても旨味の少ないエネミーを延々と狩り続けると言う不毛な作業が必要になる。
時間制限がないのならそれでもいいような気もするが宝という明確なゴールがある以上、それは許されない。 つまりさっさとスコアを稼いで次へと行かなければならないのだ。
「ま、しゃーねぇか。 ――にしても凄ぇメンバーだな」
ポンポン、ツガルは知っていたがカカラとヤガミを仲間にしているのは完全に想定外だった。
『詳しくは後でな? じゃあ、始めるか!』
ヨシナリの言葉に反応するように全員が戦闘態勢に入る。
『ボス、悪く思うなよ。 今の俺はヨシナリの仲間なんでな!』
「ツガルさん。 敵として戦うのは少し残念ですが、覚悟してください!」
カナタは大剣を抜き、ツガルは銃口を地上へ向ける。
『まんまる。 お前と敵味方で戦るのは久しぶりだナ! 手加減は抜きだゾ!』
「も、勿論、ちゃんと撃ち抜くよぉ……」
まんまるはやや戸惑いながら砲口を向け、ポンポンは少し楽し気に銃口を向ける。
『がっはっは、アリス。 そんな所にいたのか!?』
「すっかり馴染んじゃって、群れるのは嫌いじゃなかったの? ――まぁ、いいわ。 潰してあげるからかかってきなさいな」
カカラは楽し気に笑い。 アリスは無言で砲を向ける。
『ここは私も何か言うべきところかな?』
「いやー、ここは穏便に済まさない?」
エーデは無意味と分かっていながらもそんな事を言ってミサイルの発射準備。
ヤガミはエネルギーダガーを抜く。 僅かな間が空く。
そしてその場にいた全ての機体が動き出した。
結局、聞いてくるのかよと思わなくもないが表情を見る限り切実な問題である事だけは伝わる。
真面目な話ではあるのは理解しているのだが、マルメルにはカナタの満足する答えは出せそうになかった。
「どうすればユウヤと上手くいくと思いますか? 今回のように自主性を尊重するのがいいのでしょうか?」
「いやぁ、それはどうでしょうかね……」
マルメルはこの時点で逃げ出したくなってきた。
自主性を尊重するのは結構な話ではあるが、ユウヤの反応を見ると何を今更としか思わないだろう。
少なくともマルメルの視点からではあの状態からどうやって関係値をプラスまで持って行けるのかいくら考えても分からなかった。
正直、フランスのSランクをマルメルが単騎で撃破する方がまだ現実味がありそうだ。
マルメルに言わせればあれだけ嫌われているのにどうして構うのかさっぱり理解できない。
リアルの見た目がどんな物かは知らないが、普段から発揮しているカリスマや普段の言動などを見ると男を選べる立場だろう。
ユウヤとは腹を割って話した事はないが、ヨシナリとの会話等でカナタが彼の自尊心を徹底的に踏み躙り、支配下に置こうとしている――ユウヤ視点ではそうなっている事は知っていた。
――ほっとけば?
本音を言えばそれで片付けてしまいたいが、どう見てもカナタはそれで納得しない。
付け加えるならある程度、納得する答えを引き出さない限り諦めないだろう。
面倒だとは思うがそれっぽい事を言うかと考え――ふと、閃光のようにこの状況を脱する手段を思いついた。
「さっきも言った通り、俺はユウヤとはあんまり絡まないんであいつについていい感じの意見が欲しいっていうんならヨシナリに聞くのが良いと思いますよ」
相棒への丸投げ。 内心ですまんと詫びながら矛先を逸らす。
一応、マルメルなりの考えはあった。
カナタがヨシナリに対していい印象を抱いていないのは明らかだ。 つまり、非常に聞き辛い相手である事が分かる。 投げはしたが、カナタには実行するに当たってのハードルは高い。
要はハードルの高さに諦める可能性があるという事だ。
ユウヤに対しては飽くなき執念を見せるが、ヨシナリに対してもそれを発揮できるか?
後でヨシナリには言い訳するつもりではあるが、大丈夫だと信じたかった。
「そう、ですか。 分かりました。 少し考えてみます」
カナタは納得した様子ではなかったがこれ以上はマルメルから情報を引き出せないと判断して引き下がった。
基本的にこのイベントは相手を倒して撃破報酬と相手が溜め込んだスコアを吸い取れるので倒せば倒す程に一気に増える。
低ランクであってもちまちまとカミキリムシを潰していた場合は撃破した場合、そこそこのスコアを獲得できるという訳だ。
チームを五つほど潰した所で累計スコアが十万を突破し、メニューに項目が追加された。
内容は別エリアへの移動。 詳細を確認すると拠点ごと別エリアへと移動する事が可能となるようだ。
最初のツェツィーリエのチーム以外はF~Bランクとバラつきのあるプレイヤーばかりだったのでそこまで手強くはなかった。
「このイベントの性質上、強いチームが生き残る事になります。 ですのでエリアを移動すると同じように勝ち残った強敵が待ち受けていると思われます」
カナタは気を引き締めていきましょうと全員に声をかける。
全員が頷いたのを確認してウインドウを操作。 拠点が僅かに揺れる。
「……これで移動できたのか?」
「その筈ですけど……」
あまりにも変化がなかったので操作したカナタもやや困惑を浮かべる。
「とりあえず外に出て見ればいいんじゃない?」
アリスの言う事はもっともだったのでそのまま警戒しつつ外へ。
外は似たような景色ではあったが、大きく変わっている点があった。
戦闘の痕跡だ。 どうも大規模な破壊があったのかあちこちが派手に破壊されている。
「ミサイルだね。 かなりの量をばら撒いたみたいだ」
「わ、分かり難いですけどエネミーの残骸もたくさんありますぅ」
マルメルが空を見上げると雲の一部が晴れており、例の蓋に大穴が開いていた。
状況だけで見れば何が起こったのかは明白で、これをやった者達はプレイヤーだけでなくエネミーの発生源である施設まで叩いたのだ。
「皆、レーダーに反応だ。 上から来る。 しかもこれはプレイヤーだ」
エーデの警告に全員が空を見上げる。
視線の先、空いた大穴から五機のトルーパーが現れたのだが――
「おいおい、マジかよ」
マルメルは思わずそう呟いてしまう。 一機目は非常に目を引く巨体。
一度見たら忘れる事は難しいほどのインパクトのあるそれはカカラの機体だ。
二機目にカナタは視線を向ける。 特徴的な流線型のフォルム。
ツガルだ。
三機目は兎をモチーフにした軽量機『思金神』のヤガミの機体。
四機目は見慣れないジェネシスフレームでメンバー的にはポンポンだろう。
そして最後の一機。 あまりにも見慣れたそれは見間違いようもない。
星空のようなカラーリングに肩には星座盤のエンブレム。
マルメルの相棒であり、ユニオンのリーダーであるヨシナリのホロスコープだ。
「へ、ここで出くわすのかよ相棒」
『よぉ、奇遇だな。 こっちまで来れたって事はスコア稼ぎは順調みたいだな』
ヨシナリ達は空中で静止。 距離を考えれば友好的な雰囲気は微塵もない。
「あー、やっぱり戦わないとダメか?」
『俺としても仲間を増やしてって考えもなくはなかったんだけど、ルール的に目についたプレイヤーは全部潰さないといつまで経っても終わらないんだよ』
スコアを稼がなければ先に進めない関係で頭数だけ増やしても旨味の少ないエネミーを延々と狩り続けると言う不毛な作業が必要になる。
時間制限がないのならそれでもいいような気もするが宝という明確なゴールがある以上、それは許されない。 つまりさっさとスコアを稼いで次へと行かなければならないのだ。
「ま、しゃーねぇか。 ――にしても凄ぇメンバーだな」
ポンポン、ツガルは知っていたがカカラとヤガミを仲間にしているのは完全に想定外だった。
『詳しくは後でな? じゃあ、始めるか!』
ヨシナリの言葉に反応するように全員が戦闘態勢に入る。
『ボス、悪く思うなよ。 今の俺はヨシナリの仲間なんでな!』
「ツガルさん。 敵として戦うのは少し残念ですが、覚悟してください!」
カナタは大剣を抜き、ツガルは銃口を地上へ向ける。
『まんまる。 お前と敵味方で戦るのは久しぶりだナ! 手加減は抜きだゾ!』
「も、勿論、ちゃんと撃ち抜くよぉ……」
まんまるはやや戸惑いながら砲口を向け、ポンポンは少し楽し気に銃口を向ける。
『がっはっは、アリス。 そんな所にいたのか!?』
「すっかり馴染んじゃって、群れるのは嫌いじゃなかったの? ――まぁ、いいわ。 潰してあげるからかかってきなさいな」
カカラは楽し気に笑い。 アリスは無言で砲を向ける。
『ここは私も何か言うべきところかな?』
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