11 / 31
<第十一話・示された道標>
しおりを挟む
今のご時世、あれもこれも危ないから――と理由をつけて撤去されてしまうものは少なくない。アルコールランプもそのうちのひとつで、よその学校では既に備品として保管されていないところもあるという。この学校ではまだ時々使われることがある、のは実際に理科の実験で使った有純にはわかっていたことだった。
――ガスバーナーよりは安全だと思うんだけどなあ。アルコールランプの火なんか小さいし。
パコ、と小さな蓋を被せれば簡単に火が消えることで有名なそれ。火というものは水を被せなければ消えないものなのだ、と信じていた有純は、初めてそれを見せられた時驚いたものだ。当たり前といえば当たり前で、酸素がなければものは燃えないなんてこと幼い子供が知っているはずもないのである。まあ、目の前の年齢迷子な幼馴染みは、幼稚園の頃から理解していてもおかしくないわけだが。
――確かこのへんに……。
急がなければ、見回りの警備員が来るかもしれない。懐中電灯で照らしながら戸棚を探してみる。幸い、目当てのものを見つけ出すまでにさほど時間はかからなかった。元々場所を知っていたのもあるし、何個も同じ戸棚にズラッと並んでいて目立っていたというのもある。
「ていうか、戸棚に鍵かかってないんだけどいいのかこれ……」
「教室と窓の鍵だけかけておけば問題ない、って思ってるんだろ。だからガバガバなんだようちの学校は。アルコールランプやらマッチやらが盗まれる可能性なんて全く考えてない」
「いやでも夏騎、それは想定してなくても仕方なくないか?そんなもん盗んだって何になるんだよ、ネットで転売でもすんのか?そんな高値で売れるとは思えないけど……」
「そうだな、でも放火には使えるだろ?」
そう言われて、思わず有純は夏騎を振り返り――まじまじとその顔を見つめてしまった。あっさりと恐ろしいことを言ってくれたのもそうだし、その発想がすぐ出てくることにも驚いたからだ。
「学校がムカつくから火をつけて全部なかったことにしちまえ!って奴も……ぶっちゃけ恨みもなにもないけど、むしゃくしゃして何でもいいから燃やしたくなっちゃって実行する馬鹿もこの世にはいるんだよ。常識的に考えて……とか、非効率的だからありえないだろ……なんてことは考えない方がいい」
彼はあっさりと、暗い目で呟いた。
「まともなお前には分からないような腐ったモノや考えなんて、この世にはいくらでもある。……いくら社会が歪んでるからって、うまくいかないのを全部何かのせいにしたって……虚しいだけで、そこに未来なんかないのにな」
確かに、前から頭のいい少年ではあったけれど。やはり、有純が知っている彼とは違うのだと実感させられた。
アニメかなにかで以前、こんなことを言っていたキャラクターがいた。人はものを知るか、知らないまはまでいるかは選ぶことができる。ただし、知ってしまった人間が知る前の自分に戻ることはあまりにも難しいのだ、と。
夏騎も知ってしまったのだろうか。以前の自分には戻れなくなるような、何かを。
「……俺は」
マッチはアルコールランプ同様、簡単に見つけることができた。普通これらはセットで使うものだ。すぐ近くにしまってあると考えるのは自然なことだろう。
「俺は、そういうの考えられねぇや。俺だってむしゃくしゃすることもあるし、テストでひでぇ点取った後は家に帰るのダルいし……全部なくなっちゃえ!と思うことがないわけでもないけど」
そう思ったところで、手段などないことをちゃんとわかっているのだ。
人生に、ご都合主義のリセットボタンなど存在しないのだから。
「火をつけて全部燃やしても、本当の意味でゼロにできることなんか何もないだろ。何より……もし、恨んでも何でもない人がその場所にいたら?巻き込まれて死んだら?……焼けて死ぬのってすっげぇ痛いし苦しいって言うじゃんか、想像するだけで嫌になるよ。そう考えたらさ、そんな怖いことどうしてできるんだよ……」
「そうだな」
有純からランプとマッチを受け取り、夏騎は頷く。
「だから俺は言ってる、お前は“まとも”だって。そしてその“まとも”を自分の意思で放棄してしまえるようになったら……俺はもう、そいつは人間とは違う“何か”だと思うんだ」
「人間じゃなかったら、なんだってんだ?」
「さあ。でもそれが本当の意味で……“狼”ってやつなのかもしれないな。あいつは……市川美亜は、狼をでっちあげてるつもりで……自分が真っ先に“狼”になってたことに気づいてなかった。それがある意味何よりも不憫だったと俺は思ってる。そこに自力で気づけてたら、あんな“天罰”なんて食らわなくて良かったかもしれないのにな」
「天罰……」
アルコールランプに火をつける夏騎を見ながら、有純は複雑な気持ちになる。
今はっきりと夏騎は、市川美亜の事故を“天罰”だと読んだ。つまり、神様にそうあるべきと罰を下されても仕方ないことを彼女はやったと、少なくとも彼はそう思っているということである。
夏騎が正しいのかどうかなど、有純にはわからない。何故ならいじめの詳細をきちんと聞いたわけでもなければ、事故だってざっくり結果を知っているだけに過ぎないのだから。
だから、善悪を論じる資格は自分にはないとわかっている。
ただ考えてしまうだけだ。腕をちぎられ、目を潰されて生き地獄を味わうに相応しいほどの罪とは、一体どれほどのものであるのだろうか、と。
「見ろ」
そんな有純をよそに、夏騎は炙った紙を見せてくる。
「地図が出てきた。やっぱり炙り出しだったんだ」
「ほんとだ……」
似たような実験は自分も学校でやったことがある。檸檬の汁で絵を描いて、その紙を熱で炙ると絵がくっきりと浮かび上がってくるのだ。
夏騎が持っている紙には、どこかの部屋の地図が描かれていた。シンプルだが、一部はっきりと文字が書かれている。
「これ……どこ?」
有純が尋ねると、あっち、と夏騎は隣室を指差した。
「理科準備室だ、隣の」
「何でわかるんだ、夏騎」
「決まってる。文字が見えるか?この、カエルの標本があるのはそこしかないだろ」
「か、カエル……」
そういえば、と有純は少し青ざめる。理科準備室に入ったことなど一度しかないが、それでもよく覚えているのだ。戸棚にズラズラと、何やら恐ろしいものが並べられていた光景を。そう、開きにされて内臓を露出したカエルなんてものもあったような。
――や、やめてくれって!グロ耐性はねーんだってば!
絶対に見たくないし触りたくない。保存棚は見ないようにしようと固く心に誓う有純である。
「で、でも、理科準備室って、内側のドアも外側のドアも鍵なかったっけ?入れるのか?」
出来れば入りたくないな、という気持ちをギリギリ隠して(隠しきれているかどうかはわからないが)有純は理科準備室のドアに近づいていく。理科準備室に入るには、理科室の方から繋がるドアを開くか、外の引き戸から入るしかない。が、普通に考えれば理科室を施錠した時、準備室も同時にチェックするはずである。
と、思っていたのだが。
「……何故に開くの?」
ガチャ、と音を立ててあっさり回るノブ。そこな、と夏騎から解説が入った。
「鍵が壊れてるんだよ、知らなかったのか」
「え、何で……」
「三年の時に、滝川と水谷の二人がふざけて鍵穴に砂詰めて壊した」
「…………馬鹿だろ?」
ひっくり返りそうになる有純。そういえば、そのあたりの二人は学年でも有名なやんちゃ坊主だったと記憶している。どれくらい馬鹿なのかといえば、“職員室に呼ばれた回数が十回越えたぞ!”とピースしながら自慢してくるレベルの馬鹿どもである。
まあ、叱られるのは本人たちの自己責任だし、人を傷つけるような悪戯はやらないような連中だ。俺知らねー、と放置していた有純も有純なのだが。
「外鍵が閉まるからいいと思って放置してるんだろ。鍵を直すにも金はかかるし。……有純、入らないのか?怖いなら俺が先に行くけど」
「こ、こ、こ、怖くなんかねーし!行くし!」
「怖いんだな」
「怖くねーつってんだろ!馬鹿!」
真顔で突っ込まれて、売り言葉に買い言葉で返してしまった有純。もう後には引けない。そのまま大股で準備室に踏み込んでいく。
途端、独特な薬剤の臭いが鼻について呻いた。しかもあまり掃除が行き届いていないのか、少々埃っぽい気がする。
「ちゃんと懐中電灯使え、転ぶぞ」
有純の足元をライトで照らしながら、夏騎が告げた。
「地図通りなら、そこの一番左下の戸棚に……何かあるはずだ」
――ガスバーナーよりは安全だと思うんだけどなあ。アルコールランプの火なんか小さいし。
パコ、と小さな蓋を被せれば簡単に火が消えることで有名なそれ。火というものは水を被せなければ消えないものなのだ、と信じていた有純は、初めてそれを見せられた時驚いたものだ。当たり前といえば当たり前で、酸素がなければものは燃えないなんてこと幼い子供が知っているはずもないのである。まあ、目の前の年齢迷子な幼馴染みは、幼稚園の頃から理解していてもおかしくないわけだが。
――確かこのへんに……。
急がなければ、見回りの警備員が来るかもしれない。懐中電灯で照らしながら戸棚を探してみる。幸い、目当てのものを見つけ出すまでにさほど時間はかからなかった。元々場所を知っていたのもあるし、何個も同じ戸棚にズラッと並んでいて目立っていたというのもある。
「ていうか、戸棚に鍵かかってないんだけどいいのかこれ……」
「教室と窓の鍵だけかけておけば問題ない、って思ってるんだろ。だからガバガバなんだようちの学校は。アルコールランプやらマッチやらが盗まれる可能性なんて全く考えてない」
「いやでも夏騎、それは想定してなくても仕方なくないか?そんなもん盗んだって何になるんだよ、ネットで転売でもすんのか?そんな高値で売れるとは思えないけど……」
「そうだな、でも放火には使えるだろ?」
そう言われて、思わず有純は夏騎を振り返り――まじまじとその顔を見つめてしまった。あっさりと恐ろしいことを言ってくれたのもそうだし、その発想がすぐ出てくることにも驚いたからだ。
「学校がムカつくから火をつけて全部なかったことにしちまえ!って奴も……ぶっちゃけ恨みもなにもないけど、むしゃくしゃして何でもいいから燃やしたくなっちゃって実行する馬鹿もこの世にはいるんだよ。常識的に考えて……とか、非効率的だからありえないだろ……なんてことは考えない方がいい」
彼はあっさりと、暗い目で呟いた。
「まともなお前には分からないような腐ったモノや考えなんて、この世にはいくらでもある。……いくら社会が歪んでるからって、うまくいかないのを全部何かのせいにしたって……虚しいだけで、そこに未来なんかないのにな」
確かに、前から頭のいい少年ではあったけれど。やはり、有純が知っている彼とは違うのだと実感させられた。
アニメかなにかで以前、こんなことを言っていたキャラクターがいた。人はものを知るか、知らないまはまでいるかは選ぶことができる。ただし、知ってしまった人間が知る前の自分に戻ることはあまりにも難しいのだ、と。
夏騎も知ってしまったのだろうか。以前の自分には戻れなくなるような、何かを。
「……俺は」
マッチはアルコールランプ同様、簡単に見つけることができた。普通これらはセットで使うものだ。すぐ近くにしまってあると考えるのは自然なことだろう。
「俺は、そういうの考えられねぇや。俺だってむしゃくしゃすることもあるし、テストでひでぇ点取った後は家に帰るのダルいし……全部なくなっちゃえ!と思うことがないわけでもないけど」
そう思ったところで、手段などないことをちゃんとわかっているのだ。
人生に、ご都合主義のリセットボタンなど存在しないのだから。
「火をつけて全部燃やしても、本当の意味でゼロにできることなんか何もないだろ。何より……もし、恨んでも何でもない人がその場所にいたら?巻き込まれて死んだら?……焼けて死ぬのってすっげぇ痛いし苦しいって言うじゃんか、想像するだけで嫌になるよ。そう考えたらさ、そんな怖いことどうしてできるんだよ……」
「そうだな」
有純からランプとマッチを受け取り、夏騎は頷く。
「だから俺は言ってる、お前は“まとも”だって。そしてその“まとも”を自分の意思で放棄してしまえるようになったら……俺はもう、そいつは人間とは違う“何か”だと思うんだ」
「人間じゃなかったら、なんだってんだ?」
「さあ。でもそれが本当の意味で……“狼”ってやつなのかもしれないな。あいつは……市川美亜は、狼をでっちあげてるつもりで……自分が真っ先に“狼”になってたことに気づいてなかった。それがある意味何よりも不憫だったと俺は思ってる。そこに自力で気づけてたら、あんな“天罰”なんて食らわなくて良かったかもしれないのにな」
「天罰……」
アルコールランプに火をつける夏騎を見ながら、有純は複雑な気持ちになる。
今はっきりと夏騎は、市川美亜の事故を“天罰”だと読んだ。つまり、神様にそうあるべきと罰を下されても仕方ないことを彼女はやったと、少なくとも彼はそう思っているということである。
夏騎が正しいのかどうかなど、有純にはわからない。何故ならいじめの詳細をきちんと聞いたわけでもなければ、事故だってざっくり結果を知っているだけに過ぎないのだから。
だから、善悪を論じる資格は自分にはないとわかっている。
ただ考えてしまうだけだ。腕をちぎられ、目を潰されて生き地獄を味わうに相応しいほどの罪とは、一体どれほどのものであるのだろうか、と。
「見ろ」
そんな有純をよそに、夏騎は炙った紙を見せてくる。
「地図が出てきた。やっぱり炙り出しだったんだ」
「ほんとだ……」
似たような実験は自分も学校でやったことがある。檸檬の汁で絵を描いて、その紙を熱で炙ると絵がくっきりと浮かび上がってくるのだ。
夏騎が持っている紙には、どこかの部屋の地図が描かれていた。シンプルだが、一部はっきりと文字が書かれている。
「これ……どこ?」
有純が尋ねると、あっち、と夏騎は隣室を指差した。
「理科準備室だ、隣の」
「何でわかるんだ、夏騎」
「決まってる。文字が見えるか?この、カエルの標本があるのはそこしかないだろ」
「か、カエル……」
そういえば、と有純は少し青ざめる。理科準備室に入ったことなど一度しかないが、それでもよく覚えているのだ。戸棚にズラズラと、何やら恐ろしいものが並べられていた光景を。そう、開きにされて内臓を露出したカエルなんてものもあったような。
――や、やめてくれって!グロ耐性はねーんだってば!
絶対に見たくないし触りたくない。保存棚は見ないようにしようと固く心に誓う有純である。
「で、でも、理科準備室って、内側のドアも外側のドアも鍵なかったっけ?入れるのか?」
出来れば入りたくないな、という気持ちをギリギリ隠して(隠しきれているかどうかはわからないが)有純は理科準備室のドアに近づいていく。理科準備室に入るには、理科室の方から繋がるドアを開くか、外の引き戸から入るしかない。が、普通に考えれば理科室を施錠した時、準備室も同時にチェックするはずである。
と、思っていたのだが。
「……何故に開くの?」
ガチャ、と音を立ててあっさり回るノブ。そこな、と夏騎から解説が入った。
「鍵が壊れてるんだよ、知らなかったのか」
「え、何で……」
「三年の時に、滝川と水谷の二人がふざけて鍵穴に砂詰めて壊した」
「…………馬鹿だろ?」
ひっくり返りそうになる有純。そういえば、そのあたりの二人は学年でも有名なやんちゃ坊主だったと記憶している。どれくらい馬鹿なのかといえば、“職員室に呼ばれた回数が十回越えたぞ!”とピースしながら自慢してくるレベルの馬鹿どもである。
まあ、叱られるのは本人たちの自己責任だし、人を傷つけるような悪戯はやらないような連中だ。俺知らねー、と放置していた有純も有純なのだが。
「外鍵が閉まるからいいと思って放置してるんだろ。鍵を直すにも金はかかるし。……有純、入らないのか?怖いなら俺が先に行くけど」
「こ、こ、こ、怖くなんかねーし!行くし!」
「怖いんだな」
「怖くねーつってんだろ!馬鹿!」
真顔で突っ込まれて、売り言葉に買い言葉で返してしまった有純。もう後には引けない。そのまま大股で準備室に踏み込んでいく。
途端、独特な薬剤の臭いが鼻について呻いた。しかもあまり掃除が行き届いていないのか、少々埃っぽい気がする。
「ちゃんと懐中電灯使え、転ぶぞ」
有純の足元をライトで照らしながら、夏騎が告げた。
「地図通りなら、そこの一番左下の戸棚に……何かあるはずだ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる