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<第十六話・男女不平等>
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――男子の方が、悪者にされる……?どういうことだ。
セピア色の教室で、続けられる会話。種田悠里と女性教諭の会話を聞いて、有純は首を傾げる。
頭が足りていない自覚こそあるものの、だからといって思考を放棄していい理由にはならない。むしろ、この光景を“誰か”に見せられているのが有純だということは、その“誰か”は有純に何かを伝えたくて、何かのメッセージを受け取って欲しくてこれを発信しているはずなのである。
そこから逃げる、という選択肢はなかった。
何故ならそれは――一番助けたい相手の心からも、逃げることに繋がるからだ。
『えっと、それはどういうことなの?』
女性教諭は、本気で困惑しているらしい。市川さんは女の子よね?という切り返しをしてきたあたり、どうやら彼女はいじめとは同性間だけで起きるもの、とでも思っているらしい。
『……男子が、女の子を怖いと思ったらいけませんか』
悠里は、有純が知る限りかなり冷静で成績の良い少年だったはずだ。それは、初めて見る“四年生”の彼でも変わらない様子である。ただ、その目はややクマができ、青ざめ、明らかに疲れきっていることを除けば、だが。
『男が女を怖がるなんて情けないとか。女は男を傷つけちゃいけないとか。そういうの、本当にやめてほしいです。……小学生だったら、むしろ女の子の方が身体が大きくて、力が強いことも多いんですよ』
『喧嘩になったら勝てないっていうこと?だから怖いの?』
『勝てないことも多いのに、大人の人たちの思ってることは逆なんです。男の子が、女の子に勝てないわけがないと思ってる。……力の弱い男の子でも、女の子に暴力を振るったら悪いのは全部男の子だとばっかり思う。実際、女の子の方も叩いてきたとしても、全部男の子ばっかり悪いことになるじゃないですか。市川さんは、そういうの全部わかってて、全部利用して追い詰めてくるんです』
ああ、こんな風にぼそぼそと下を向いて話すような少年だっただろうか、彼は。確かに運動が得意なタイプでなかったことは覚えているけれど、それでもこれではまるで。
『だから……嫌なことを言われたり、叩かれたりした男子が少し手を払ったりしたら。大げさに倒れて泣いて、自分がまさに暴力を振るわれましたってやるんです。それで、本当にいじめられていた男子が悪者扱いされて、責められて、市川さんは一切お咎めなしなんですよ。男の子なのに女の子を叩くなんて有り得ない、謝りなさいって叱られる。男子側の事情なんて全然聞いて貰えない。だから男子はみんな、市川さんを怖がってます。そんでもってこっちは何もしたくなくても……市川さんの機嫌を損ねたら向こうから寄ってきて、標的にされる。“狼”役を押し付けられる。みんな、自分が狼にされるのが怖いから友達を助けることもできない……』
お願いします、と少年は頭を下げる。
『市川さんを、なんとかしてください。もう、限界です。俺、市川さんと一緒にいるの、もう無理です。嫌です。みんな困ってるんです』
『ま、待って種田君。まずは、ちゃんと話し合うべきよ。市川さんにだって事情があるかもしれないし、誤解も……』
『もうそんな段階なんかじゃないのに、なんで先生はわかってないんですか』
教師の言葉を遮るように、悠里は早口で告げた。本当は叫びたかったのかもしれない。恥も外聞もなく、喚き散らしたかったのかもしれなかった。
しかし、彼の声は沈んだまま。早口で、急かすような口調であるのに――もはや強く訴えるだけの力さえ、損なわれてしまっているようだった。
『誤解ってなんですか。誤解があったら市川さんは何しても許されるんですか』
それを聞いてきっと教師の方も、苛立ちを感じたのだろう。明らかに悠里の口調は、責任を果たさない彼女を責めるような口調であったものだから。
『……じゃあ、私はどうすればいいの?どうしてほしいの?』
もしその言葉が、正しく悠里の意思を汲むものであったのならどれだけよかったのだろう。悠里の気持ちを、クラスの気持ちを尊重し、彼らを助けるために発された言葉であったのなら。
しかし、そのきつい口調と、その続きの言葉が全てを台無しにしていた。
『私に、市川さんにいじめをやめるように言ってほしいの?それとも彼女を追い出してほしいの?それはいじめと何が違うの?』
まるで、いじめを行ったのが悠里であるかのような口調。もしかしたらこの時点で、彼女も相当心を病んでいたのかもしれない。
そう、教員の仕事が想像以上にきついということは。そして彼らも彼らで助けを求めているのであろうということは、特にこの学校の就労環境がお世辞にも良いものではないのだろうということは、有純にも既にわかっていることなのだ。でも。
『……何で、それを俺に言うんですか』
目の前の少年は、担任である先生を信用して、あるいはもう彼女しかないと縋ってそこにいるはずである。今の状況が自分達ではどうしても打開できないから、リスクを承知で担任に解決を相談、依頼してきたはずなのである。
どうすれば解決できるか本気でわかっていたならまず自分達で実行している、と彼女は思わないのだろうか。それがわからなくて、でもどうしても耐えられないから困っていると、どうして子供達に最も寄り添うべき教師がわかっていないのだろう。
確かに、彼女も大変なことはあったのかもしれない。けれど、もしもそうだとしても本気で大人を頼るしかない、縋るしかない子供達には。一体その状況と、何の関係があるのだろうか。
『いじめをやめろと言って、市川さんがやめると思うんですか。自分はやってないと嘘泣きして俺達の方を悪者に仕立てた挙句、先生に言いつけた犯人探しをするだけだというのがわかりませんか。彼女を追い出す?そんなこと言ってないし、そんなことできないんでしょ、どうせ』
『じゃあ先生にどうして欲しいのよ。どうすれば解決できると思うのよ』
『それがわからないから相談してるんです!』
ついに、耐え切れなくなったのだろう悠里が涙を零した。絞り切るようなその声に、有純は胸が痛くなる。現在の狼は彼なのだろうか。あるいは別の誰かなのだろうか。なんとなく、別の誰かであるような気がした。同時に、己が現在進行形で虐められている当事者でなくても、追い詰められている状況に変わりはないのだろうということも。
やっと頼った教師が、何も理解してくれていなかった。話し合えばみんな仲良くなれるはず。みんな分かり合えるはず。誤解は解けるはず。本当に悪い子なんてひとりもいないはず。そんな綺麗事を本気で信じているのだろうか、彼女は。あるいは、信じているフリをして、自分の手など借りずに面倒を解決して欲しいだけなのだろうか。
――誰だって、相性が悪い人間はいる。そういう奴らとみんな仲良しになるなんて、実際無理に決まってるってのに。
同時に。悲しいことだが、どうあっても理解が及ばないような悪意を持つ人間もこの世には存在するのだ。それは、子供に限った話でもない。
みんなが当然のように理解しあえて、その心を社会に添うように丸く矯正することが本当に可能だというのなら。こんなにも、世間に人の心を無視した凶悪事件は溢れていないのである。
『もう、いいです。先生に相談した俺が、馬鹿でした……!』
『ちょっと!先生に対してその言い草は何!?』
『そう思うなら、もっと先生らしいことをしてください!俺、もう学校に来ませんから!』
『!』
結局、問題を解決して少年を救うより、彼女に先行したのは“目上の自分に対して無礼な態度を取った彼を叱ること”であったようだ。悠里が失望するのも、至極当然のことだっただろう。
不登校を宣言した悠里に、さすがの彼女も顔色を変える。それが、不登校の生徒が増えることで騒ぎが大きくなり、己の負担が増えてしまうことによる不安――だとしか思えず、有純はますます嫌悪感を募らせた。
先生にだって、熱意に溢れた者は存在するはずだ。むしろ教員試験を受ける時点で多くの教師は、子供達をよりよく導きたい、助けたいという信念を持って挑む者が大半であるはずである。
それなのに、何故こんなことになってしまうのだろう。ランドセルをひっつかんで教室を出て行く彼の背を、呆然の見送る教師。彼女は暫く立ち上がったまま唖然とした後――糸が切れたように、大きな音を立てて椅子に崩れ落ちた。
『ああ……あああ!もう、もう、もう!!』
イライラと前髪を掻きむしり、彼女は何度も反対の手で拳を机に叩きつける。その形相は、到底教員が見せていいような顔ではなかった。
『どうしろっていうの……どうすればいいっていうの!お願いだからこれ以上仕事増やさないで……なんでみんなで仲良くしていてくれないの、自分達でどうにかしてくれないのよ……っ!!』
何が正しく、何が間違いで、そしてどうすれば最大の悲劇を防ぐことができたのか。
混乱しながら、有純は考え始めていた。考えることこそ、きっと今の己に求められているはずだと信じたゆえに。
セピア色の教室で、続けられる会話。種田悠里と女性教諭の会話を聞いて、有純は首を傾げる。
頭が足りていない自覚こそあるものの、だからといって思考を放棄していい理由にはならない。むしろ、この光景を“誰か”に見せられているのが有純だということは、その“誰か”は有純に何かを伝えたくて、何かのメッセージを受け取って欲しくてこれを発信しているはずなのである。
そこから逃げる、という選択肢はなかった。
何故ならそれは――一番助けたい相手の心からも、逃げることに繋がるからだ。
『えっと、それはどういうことなの?』
女性教諭は、本気で困惑しているらしい。市川さんは女の子よね?という切り返しをしてきたあたり、どうやら彼女はいじめとは同性間だけで起きるもの、とでも思っているらしい。
『……男子が、女の子を怖いと思ったらいけませんか』
悠里は、有純が知る限りかなり冷静で成績の良い少年だったはずだ。それは、初めて見る“四年生”の彼でも変わらない様子である。ただ、その目はややクマができ、青ざめ、明らかに疲れきっていることを除けば、だが。
『男が女を怖がるなんて情けないとか。女は男を傷つけちゃいけないとか。そういうの、本当にやめてほしいです。……小学生だったら、むしろ女の子の方が身体が大きくて、力が強いことも多いんですよ』
『喧嘩になったら勝てないっていうこと?だから怖いの?』
『勝てないことも多いのに、大人の人たちの思ってることは逆なんです。男の子が、女の子に勝てないわけがないと思ってる。……力の弱い男の子でも、女の子に暴力を振るったら悪いのは全部男の子だとばっかり思う。実際、女の子の方も叩いてきたとしても、全部男の子ばっかり悪いことになるじゃないですか。市川さんは、そういうの全部わかってて、全部利用して追い詰めてくるんです』
ああ、こんな風にぼそぼそと下を向いて話すような少年だっただろうか、彼は。確かに運動が得意なタイプでなかったことは覚えているけれど、それでもこれではまるで。
『だから……嫌なことを言われたり、叩かれたりした男子が少し手を払ったりしたら。大げさに倒れて泣いて、自分がまさに暴力を振るわれましたってやるんです。それで、本当にいじめられていた男子が悪者扱いされて、責められて、市川さんは一切お咎めなしなんですよ。男の子なのに女の子を叩くなんて有り得ない、謝りなさいって叱られる。男子側の事情なんて全然聞いて貰えない。だから男子はみんな、市川さんを怖がってます。そんでもってこっちは何もしたくなくても……市川さんの機嫌を損ねたら向こうから寄ってきて、標的にされる。“狼”役を押し付けられる。みんな、自分が狼にされるのが怖いから友達を助けることもできない……』
お願いします、と少年は頭を下げる。
『市川さんを、なんとかしてください。もう、限界です。俺、市川さんと一緒にいるの、もう無理です。嫌です。みんな困ってるんです』
『ま、待って種田君。まずは、ちゃんと話し合うべきよ。市川さんにだって事情があるかもしれないし、誤解も……』
『もうそんな段階なんかじゃないのに、なんで先生はわかってないんですか』
教師の言葉を遮るように、悠里は早口で告げた。本当は叫びたかったのかもしれない。恥も外聞もなく、喚き散らしたかったのかもしれなかった。
しかし、彼の声は沈んだまま。早口で、急かすような口調であるのに――もはや強く訴えるだけの力さえ、損なわれてしまっているようだった。
『誤解ってなんですか。誤解があったら市川さんは何しても許されるんですか』
それを聞いてきっと教師の方も、苛立ちを感じたのだろう。明らかに悠里の口調は、責任を果たさない彼女を責めるような口調であったものだから。
『……じゃあ、私はどうすればいいの?どうしてほしいの?』
もしその言葉が、正しく悠里の意思を汲むものであったのならどれだけよかったのだろう。悠里の気持ちを、クラスの気持ちを尊重し、彼らを助けるために発された言葉であったのなら。
しかし、そのきつい口調と、その続きの言葉が全てを台無しにしていた。
『私に、市川さんにいじめをやめるように言ってほしいの?それとも彼女を追い出してほしいの?それはいじめと何が違うの?』
まるで、いじめを行ったのが悠里であるかのような口調。もしかしたらこの時点で、彼女も相当心を病んでいたのかもしれない。
そう、教員の仕事が想像以上にきついということは。そして彼らも彼らで助けを求めているのであろうということは、特にこの学校の就労環境がお世辞にも良いものではないのだろうということは、有純にも既にわかっていることなのだ。でも。
『……何で、それを俺に言うんですか』
目の前の少年は、担任である先生を信用して、あるいはもう彼女しかないと縋ってそこにいるはずである。今の状況が自分達ではどうしても打開できないから、リスクを承知で担任に解決を相談、依頼してきたはずなのである。
どうすれば解決できるか本気でわかっていたならまず自分達で実行している、と彼女は思わないのだろうか。それがわからなくて、でもどうしても耐えられないから困っていると、どうして子供達に最も寄り添うべき教師がわかっていないのだろう。
確かに、彼女も大変なことはあったのかもしれない。けれど、もしもそうだとしても本気で大人を頼るしかない、縋るしかない子供達には。一体その状況と、何の関係があるのだろうか。
『いじめをやめろと言って、市川さんがやめると思うんですか。自分はやってないと嘘泣きして俺達の方を悪者に仕立てた挙句、先生に言いつけた犯人探しをするだけだというのがわかりませんか。彼女を追い出す?そんなこと言ってないし、そんなことできないんでしょ、どうせ』
『じゃあ先生にどうして欲しいのよ。どうすれば解決できると思うのよ』
『それがわからないから相談してるんです!』
ついに、耐え切れなくなったのだろう悠里が涙を零した。絞り切るようなその声に、有純は胸が痛くなる。現在の狼は彼なのだろうか。あるいは別の誰かなのだろうか。なんとなく、別の誰かであるような気がした。同時に、己が現在進行形で虐められている当事者でなくても、追い詰められている状況に変わりはないのだろうということも。
やっと頼った教師が、何も理解してくれていなかった。話し合えばみんな仲良くなれるはず。みんな分かり合えるはず。誤解は解けるはず。本当に悪い子なんてひとりもいないはず。そんな綺麗事を本気で信じているのだろうか、彼女は。あるいは、信じているフリをして、自分の手など借りずに面倒を解決して欲しいだけなのだろうか。
――誰だって、相性が悪い人間はいる。そういう奴らとみんな仲良しになるなんて、実際無理に決まってるってのに。
同時に。悲しいことだが、どうあっても理解が及ばないような悪意を持つ人間もこの世には存在するのだ。それは、子供に限った話でもない。
みんなが当然のように理解しあえて、その心を社会に添うように丸く矯正することが本当に可能だというのなら。こんなにも、世間に人の心を無視した凶悪事件は溢れていないのである。
『もう、いいです。先生に相談した俺が、馬鹿でした……!』
『ちょっと!先生に対してその言い草は何!?』
『そう思うなら、もっと先生らしいことをしてください!俺、もう学校に来ませんから!』
『!』
結局、問題を解決して少年を救うより、彼女に先行したのは“目上の自分に対して無礼な態度を取った彼を叱ること”であったようだ。悠里が失望するのも、至極当然のことだっただろう。
不登校を宣言した悠里に、さすがの彼女も顔色を変える。それが、不登校の生徒が増えることで騒ぎが大きくなり、己の負担が増えてしまうことによる不安――だとしか思えず、有純はますます嫌悪感を募らせた。
先生にだって、熱意に溢れた者は存在するはずだ。むしろ教員試験を受ける時点で多くの教師は、子供達をよりよく導きたい、助けたいという信念を持って挑む者が大半であるはずである。
それなのに、何故こんなことになってしまうのだろう。ランドセルをひっつかんで教室を出て行く彼の背を、呆然の見送る教師。彼女は暫く立ち上がったまま唖然とした後――糸が切れたように、大きな音を立てて椅子に崩れ落ちた。
『ああ……あああ!もう、もう、もう!!』
イライラと前髪を掻きむしり、彼女は何度も反対の手で拳を机に叩きつける。その形相は、到底教員が見せていいような顔ではなかった。
『どうしろっていうの……どうすればいいっていうの!お願いだからこれ以上仕事増やさないで……なんでみんなで仲良くしていてくれないの、自分達でどうにかしてくれないのよ……っ!!』
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