1泊2日のバスツアーで出会った魔性の女と筋肉男

狭山雪菜

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リクエスト いちゃいちゃ パート2 〜筋肉男の目線〜  バスツアー魔性の女と筋肉男

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平日に1回、金曜日から日曜日の夜まで一緒にいる彼氏――金田郁也かねだいくやは、今日も悶々としていた。
最近出来た彼女――富士川紗英ふじかわさえは普段頼れる女性みたいにキリッとした見た目とは反対に、笑うと幼い印象を与える。彼女との出会いは、数ヶ月前のバスツアーに参加した時だった。営業の仕事をしているため待ち合わせ時間の数時間前には到着していた俺は、大型バスに乗ってしばらくすると、乗ってきた彼女。目が合った気がして頭を下げて挨拶をすると、彼女も頭を下げた。何故か道中ずっと気になりチラチラと見ていたが、葡萄狩りの農園に着くと彼女がバランスを崩し俺の腕の中に収まると、全身の血が沸騰した気がして心臓がうるさくなった。側にいて彼女と話すと、もっと話したくなり離れたくなくなった。
――こんな気持ちは初めてだ
好きだと気がつくのに、そう時間が掛からなかった。後は空きあらば俺を売り込み、彼氏というポジションをゲットしたのだった。

2人きりになると俺に甘えてきて、可愛らしい声で「好き」と囁かれると、俺はプツンと何かが切れて我を忘れ彼女を求めてしまう。
朝まで離さないのが週末の逢瀬の時の決まりとなっていたのだが、俺が平日も会いたいと願ってしまった事で、平日の――主に火曜日か水曜日の夜に会うようになった。
彼女の家の近くで外食を済ませ、そのまま彼女の家へと泊まり、次の日仕事に向かう。
それなのに――

「金田、眉間に皺寄せてどうした?ミスがあったか?」
俺の顔を見て心配するのは、同期の安田やすだだ。今はお昼休みが終わり、自分の机で報告書を書いている最中で、終わったら取引先の外回りに行って直帰する予定だ。
「…いや、少し考えごとを」
していた、と言う前に、俺の横のデスクの椅子に座った安田は、続きを促すように顎をひいた。
「…最近付き合い始めた彼女が…すごく可愛くてしょうがないんだ…その、四六時中一緒に居たいというか…お互い仕事があるから離れて住んでるから平日も毎日会えないし」
想いを口にして初めて、まるで恋人も作った事ない子供みたいに馬鹿な事を言ったと舌打ちをしたくなる。
――これじゃ、完全な惚気ノロケだな
「…お前が…彼女おんなを気にかけるなんて、珍しいな」
少し驚いた同期に、それもそうだな、と歴代の彼女を思い出す。付き合いたてのカップルみたいな雰囲気なんてなかったし、お互い満足するまで…満足してもずっと戯れあっていた彼女なんて、今まで居なかった。淡々と付き合い、淡々と別れた。何人かは結婚を考えたが、踏ん切りが付かずプロポーズも出来なくて、そのまま別れた。
「そうだな…うーん、今を楽しめばいいんじゃないかな」
悩み事が仕事じゃないと知って、テキトーなアドバイスになった同期に苦笑し、そうだな、と返事をして、俺は報告書を仕上げる事にした。



***************


「ね、ちゅう、して」
彼女の家の最寄りの駅で待ち合わせをした俺達は、ご飯を食べてから彼女の家へと行く事にした。今日の彼女は、白いブラウスの上に赤いカーディガンを羽織り、黒い膝丈のスカートだった。約3日ぶりの彼女は変わらず可愛くて、側にいる事をみんなに見せびらかしたくなる。
居酒屋に入り、通された店の隅の4人用の座席に並び座る。次の日も仕事のある平日だったが、広い店内の席は所々埋まっていている。テーブルごとに和紙の襖のような仕切りがあるため、半分個室みたいだ。俺の前には生ジョッキと彼女の前には小さなグラスに注がれた生ビールがある。おつまみを適当に頼んだ俺達は、つまみながら他愛のない話をして過ごしていた。
壁際の隣に座る彼女は、俺の右腕に体重を掛けて身体を寄せている。少し酔って頬を赤くした彼女は、潤んだ瞳で俺を見上げてキスをしてと強請る。
――凶悪に可愛い…なんだこれ
ゴクンと唾を飲み込み、彼女の腰に腕を回すと、俺の胸に頬をつけた。
そういえばこうして外食で、居酒屋に来るのは初めてかもしれない。いつもは宅飲みだし、甘えられたらそのまま身体を重ねているからわからなかったが、もしかしたら酔うと誰にも甘えてしまうのかと、心の奥に棘が引っかかる。彼女の望むまま額にキスをすると、瞼を閉じていた彼女が口にキスをしない事に、ムッと唇を尖らせる。
「まぁ、いいけど」
そう言いながらも彼女は、俺のYシャツを握り俺の首元に額を押し付ける。
ビールを飲みながら彼女の腰を撫でていると、彼女の左手が俺の背後に回り抱きしめられる。店員や他の客から見えないのをいい事に、俺の顎のラインに唇を押し付け、時々ペロリと舐める。
彼女の腰に回した手を彼女のお尻へと下ろすと、ぴくんと彼女の身体が揺れた。カーディガンの中へと移動した手は、ブラウスとスカートの隙間に指を忍び込ませ、ブラウスをスカートから出した。ブラウスの中へと手を入れ、彼女の背中を直接触れる。手を上げていくと、彼女のブラジャーのフックに当たり、重なって分厚くなった留め具の所を親指と人差し指で挟むと簡単に取れる。若干揺れた彼女の胸を見て、服の下はノーブラの彼女となる。背中を上下に摩りながら、そっと彼女の耳元に口を寄せ、
「…今日は、何のブラジャーだったの」
と、問いかけると、彼女は潤んだ瞳のまま俺に顔を寄せて、
「…黒と…ピンクの…郁也が好きなヤツ」
と、甘えてきている時に出す、甘い声で俺に返事をする。Yシャツを握っていた彼女は手を下ろすと、座る俺のベルトの下のズボンを上から小さな手のひらで押した。ズボンのチャックとは違う、固くなっている俺の昂りに気がつくと、チャックのみを下ろして、彼女の指先がズボンの中へと消えた。
指の腹で擦り、カリカリと指先を曲げて下着の上から俺の昂りを刺激する紗英。
彼女の手がもっと入れるようにお尻を動かすと、ブラで支えがなくなった柔らかくなった胸を俺の胸板に押し付ける。
「…こんなに固かったら…出られない…ね」
どこが固いとか、どこを出られないとか、そんなのどうでもよくなるほど、彼女の口から出る甘く囁く声は、エロく色っぽい。
「…ああ、一度放さないと…な」
自分の声も酷く掠れ、今すぐ紗英の身体を弄りたいと願っている声だ。背中を摩り時々背中を摘むと、彼女の吐息が俺の頬に当たり、微かに甘く喘ぐ。
顔を下げると、啄むキスを始める。ぱくぱくと動くお互いの口が、深いキスをしたいのに出来ないもどかしさを物語っているみたいだ。
ぎゅっと俺自身の昂りを掴まれ、自分の手のひらを彼女の手ごとズボンの上から押し付け、それと同時に彼女の背中からお尻へと手を移動させると、お互いの身体を弄る手つきはだんだんやらしくなり大胆になる。

「いらっしゃいませー!何名様でしょうかー!」
はっと、大きな声で接客する従業員の声で我に返ったおれは、彼女の乱れた服装を直し、俺のズボンから彼女の手を取り出した。
残っていたビールを飲み干すと、伝票を掴み無言で彼女の手を取って居酒屋から逃げるように退散した。



***************


「ん、っ、んん、っ」
近場のホテルに行こうか悩んだのは一瞬で、結局彼女を居酒屋から程近い公園へと連れていった。薄暗い公園では誰もおらず、シンと静まり返って不気味だ。
俺が明かりも灯っていない場所へと手を繋いで向かうと、彼女を木の前に立たせた。無言のまま足を曲げた彼女は俺のズボンのベルトとズボンのホックを外し、チャックを下ろすと、躊躇いもせずボクサーパンツの腰のゴムに手を入れ、下に下ろした。顔を近づけパクリと昂りの先端を口に含んだかと思ったら赤ん坊みたいに、ちゅうちゅうと吸い付いた。彼女の生暖かい舌は小さくて、比較的大きすぎる俺の昂りを全て口に含める事が出来ないみたいだ。
彼女のほっそりとした指が俺の赤黒い昂りを握り、小さな口が俺の昂りの先端に舌を這わす。それだけで、どんなにいやらしく征服欲を掻き立てられているのか理解していない。彼女の小さな頭を撫でていたが、彼女の顎を持ち上げて視線を自分の方へと向かせると、潤む瞳と目が合った。
そのまま自分の昂りから口を離し彼女の口を塞ぎ舌を絡めるキスをすると、何とも言えない味が口内に広がり、眉を顰めてしまう。彼女を立たせ、木の幹に手をつけると、彼女のスカートをたくし上げた。背後から抱きしめながら彼女の下着の中に前から手を入れると、僅かに湿った下生えに指先があたる。
背後を振り向かせ、彼女の唇を貪りながら濡れている蜜口に指先を忍ばせると、すんなりと中へ入っていく。柔らかく、いつも俺を熱く包み込む極上の蜜壺なか。優しくこねるように中を丁寧に解すと、彼女の腰が揺れ始める。口を塞がれ、無理な姿勢の為に息もしずらいだろうに、俺の舌に応える姿はいじらしく愛おしい。下着をずらして昂った塊を彼女の蜜壺へと当てると、紗英は口づけを止めて木の幹に手をつけた。
口の中が寂しくなったが、とりあえず彼女の中へ入る事を最優先にすると、昂りが熱い蜜壺へと入っていく。じわじわと熱が俺の昂りに移り、ぎゅうぎゅうに締め付けて気持ちいい。
――くそっ、最高だっ
声に出せば情けない感じる声が出てしまいそうで、心の中で貶しているのか、誉めているのかわからない、ぐちゃぐちゃな気持ちが俺の中を回る。ズズッと彼女の中に入るこの瞬間は、他のひとでは生理的に無理で、もう彼女からしか与えられない快感だと、彼女の熱に夢中になる。過去に紗英が他の男にやっていたと考えるだけで、嫉妬で頭がおかしくなりそうだが、今後一生俺以外は許されない行為だと思うと溜飲が下がる。
彼女の腰を掴み、少し乱暴に腰を進めると、彼女の可愛いお尻が俺のズボンに合わさった。ずっと見ていたかったお尻を断腸の想いで紗英のスカートを直し、2人の結合を隠すと、木の幹に手をつけた彼女の手を掴んだ。
上体を起こした彼女の背が俺の胸に密着すると、乱れたブラウスの中に手を入れ、ブラジャーを付けていないマシュマロのような彼女の乳房をゆっくりと揉み始めた。
「っ、あっ、んっふっ、ん、ん」
彼女の背後から腰を動かし抽送が始まると、彼女の甘い声が聞こえ、木の幹も掴めず掴む所を探して、結局俺の首に右手を回した彼女は、俺の首に頭をつけて、喘ぎ声が漏れている。こんな可愛い声を他の誰にも聞かせたくないと、無意識のうちに彼女の唇を求めると、彼女の舌が俺の口の中へと入り応えてくれた。

両手で揉む彼女の乳房を口にしたい。お互いの肌を遮る服が煩わしい。めちゃくちゃに割きたい。ああ、永遠に中にいたい。繋がっていたい。

溢れる想いが口にするより、身体が彼女に気持ちをぶつける。ぎゅうぎゅうと締め付ける彼女の蜜壺の中が小刻みに動き出して、彼女の絶頂がすぐ側まできている事に気がついた。思いの丈をもっともっとぶつけるように腰を揺らすと、
「んっ…っづ…ん、んっ!」
と、口を塞いでいたために、彼女の絶頂の声が俺の口内へ消えていく。

――ああ、声も聞きたかった
ぎゅうぅぅっと強く締め付ける蜜壺彼女に引き摺られ、爆発する昂りを蜜壺から出し、彼女の下着とお尻に白い証をぶつけながら、俺はそう思った。


「…だから、言ったじゃん」
ぶーぶー、と可愛らしい口を尖らせ、俺の胸に顎をつけて俺を見上げる紗英。
結局あの後、彼女の家へと向かう時間も惜しく、近場のラブホテルの部屋をとった。
付き合いたてのカップルに疲れや遠慮なんてなく、お互い満足する頃には日付が変わっていた。激しく濃厚な時間で疲れたので、このまま泊まって明日の朝早く起きて彼女の部屋へと向かい、一緒に出社する事にした。
尖らせている口がキスをして欲しそうだったので、彼女の唇にちゅっ、と唇を重ねると、彼女は何故か余計に怒ってしまう。
「…っ…それっ!ずるいっ!…大人の余裕なのっ?性欲についてこれてるしっ、最高なんだけどっ」
などと、意味不明なことを言っていたので、とりあえず彼女を抱きしめる事にした。

「平日は…どちらかの家へと直行しよう」

平日に何度か外食してから思ったことは、たった2日または3日会えないだけで、手が身体が触れるだけで簡単に火がつくと分かり、週末以外は2人は外食に行かなくなった。テイクアウトだったり、彼女の手料理だったり、お酒もそこそこに身体を熱く重ねた。

彼女に触れたい愛したいと好きすぎる感情は時に抑えきれず、嫉妬に溺れる自分の感情に戸惑う事もあったが、郁也はそんな自分の気持ちも楽しむ事にしたのだった。




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