1泊2日のバスツアーで出会った魔性の女と筋肉男

狭山雪菜

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リクエスト 2人の世界はいちゃいちゃ〜秋祭り編〜 バスツアー魔性の女と筋肉男

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ピリリリーッとアラームが鳴る。

平日の朝なら仕事の始まりの合図だが、今日は日曜日だから違う。週末は彼の家と決まってから早、3ヶ月。夏から秋へと変わり冬に入ろうとしているのに、寝る時間にも暖房を付けているため部屋が暖かくなっているので、お互い服を着ておらず裸で寝ていた。 
特殊な部屋に住む彼――金田郁也かねだいくやのロフト部分にある床に直接敷かれた布団の上で、アラームが鳴り止まない携帯電話を大柄な男が手探りで触れ、テキトーに画面を押すと鳴り止んだ。
「…っ」
苦しそうな声を上げるのは、アラームを止めた男――金田郁也かねだいくや。学生時代からやっていたラグビーから趣味筋トレとスポーツマンの太い筋肉で覆われた身体は大きく、綺麗に割れている。ヘソの周りから下は毛で繋がっているため、男らしいと最近出来た彼女に褒められていた。
腰から下に申し訳程度に隠したシーツは、大きく盛り上がっており動いている。郁也は左手を頭の下に置いて盛り上がったシーツを外すと、現れたのは彼女――富士川紗英ふじかわさえだ。紗英は郁也の足の間に座り、赤黒い固くて太くなったそそり立つ昂りを、加えて小さな手で握っている。昂りの側面をぺろぺろと舐めてしごき、先端から溢れるツユを舐めて吸い付く。


「っ…くっ…はっ」
気持ちいい?なんて野暮な事は聞かずに、彼の顔を見上げながら表情が変化したのを見て、彼の好きなところを実践して覚えていく。
眉を寄せて苦しそうな顔は気持ちいい、口を固く結ぶ時は我慢出来なくなる時、だんだん覚えた彼の癖を私は嬉しくなる。
――私が、気持ちよくしてる…郁也を
いつもは気持ちよくしてもらってるし、郁也で満たされると自分の事しか考えられないから、こういう時にしか見れない郁也の表情も好きだ。
「…紗英っ…っ」
呼ばれて彼を見上げると、頭を撫でられた後に顎をくすぐられる。そのまま彼の昂りを握っている手を解かれ、引き寄せられる。彼の腰に座ると、屈んで彼と口づけをする。彼の頬を両手で挟み、全体重をかけても苦しそうにしない彼に胸がきゅんと熱くなる。
舌を絡め濃厚なキスをしていると、徐に彼の手が私の腕から離れ枕元へ移動して何かを取り出し、空いていた彼の右手が私のお尻を上げさせると、ビニールパックを開ける音が聞こえた。
「ン…ゴム」
「ああ」
彼の胸板に手をつけて起き上がり、彼の昂りを見ると薄いピンクの膜に包まれていた。彼の手のひらが私のお尻と太ももを支えている。彼の手に自分の手を重ねながら、ゆっくり腰を下ろすと蜜口に当たった彼の昂りが私の中へと埋まっていく。熱い時間を過ごしたばかりだったので、十分に解れた蜜口は私の手首ほどある昂りを難なく包み込んでいく。
「んっ、大っきい」
ほぅっ、と詰るような言葉とは反対に口から甘い息が出ると、ぐんっと大きくなった昂り。
「ッ…好きだろ」
「ン…好き」
太ももに添えられた手の指先が絡まると、私のお尻を支えていた指先も絡まる。彼の両手が動き、私の手もつられて一緒に動く。胸の前に置かれた椅子の膝掛けみたいになった彼の手に、体重を掛けられるようになった。
ペタンと彼の腰の上に座ると、完全に2人は繋がった。
「あっ、あ…あっ」
ゆっくりと下から軽く前後に揺すぶられ、緩やかな快感が絶え間なく全身を巡る。ロフトでのえっちは、スローセックスと暗黙の了解がある。お互いの感情をぶつける激しいえっちでは、天井の低いロフトでは不向きなのだ。彼の身体の上に上体を屈めると、むにゅっと乳房を彼の逞しい胸板に押しつけてしまう。両手を離した彼は私のお尻を掴むと、勝手に私をお尻を押したり引いたりしている。
彼の鎖骨辺りに頬をくっつけて、私の身体を勝手に動かす彼の腕に身を委ねる。
「はっ….あっ」
ゆっくり動くからもどかしいのに、気持ちいい。彼の愛を感じて、心が満たされる。
「ああ…気持ちいいなっ…く…っ」
私の気持ちを代弁されたのかと思ったけど、郁也の手が私を動かすのをやめた。私のお尻に彼の昂りが押しつけられ、彼の下半身がプルプルと震えた。
ドクンドクン、と蜜壺の中にある昂りが弾ける感覚が、身体へと移り快感に変わる。
「んんっ」
ぎゅうぎゅうと蜜壺を締め付けて、私も絶頂に達してしまった。



***************



お好み焼き、たこ焼き、焼きそば、チョコバナナ、リンゴ飴、流行りのキャラクターの袋に入った綿飴、射的やビール販売の屋台が並ぶ駅前に来た。
今日はお祭りの日だ。この地域では冬に入る前にお神輿を担ぎ各家庭を巡礼すると、冬を無事に越せるようになると昔からの言い伝えがあった。その風習の名残りから、冬に入る直前に駅前からお神輿を担ぎ商店街を歩く行事に変化した。
自ずとお神輿の回るルートに観光客向けに屋台が出来始め、今では屋台を目当てでくる地元民もいる。
「…寒くないか」
そう言って私の手を繋いだまま心配そうに聞いてくるのは、私が浴衣姿だからだ。
「寒くないよ、生地厚いし」
今日の秋祭りに参加するにあたって、夏の浴衣よりも少し生地が厚く、秋の訪れを思わせる落ち着いたデザインにした秋浴衣は、見た目よりも暖かい。今日は祭りらしく、髪を上げていて郁也好みのうなじが見えるスタイルにした。彼はいつも暑がりなのでTシャツとスキニージーンズだが、それに私は秋浴衣に浴衣羽織を着ているから寒くない。何度かこのやり取りをしているが、心配性の彼は何度か聞いてくる。
――私よりも郁也の方が寒そうだけど
苦笑してしまういが、心配されるとくすぐったくて嬉しいので、何度でも同じ返事が出来てしまう。
ゆっくり屋台を回りお神輿を見て花火を見る予定だが、もしかしたら郁也が、私が風邪を引いてしまうから帰るって言いそうだ。そうなると花火も見たい私は、嫌なので彼の腕に自分の腕を絡めて歩く事にした。
「郁也は?暑くない?」
私がくっついてしまうと、暑いかもと思ったが、
「いや、全然、嬉しいくらいだ」
と、キッパリ言ってくれたので彼の好意に甘える事にした。



「ん…花火っ…がっ」


私が彼に身を寄せたのがいけなかったのか、やっぱり仲良くデートで終わるわけでもなく…花火会場のすぐそばの雑木林に併設された神社に連れて行かれた。
たまたま花火会場まで歩いていると、混雑し始めた人々から私を守るために、肩を掴まれた事がきっかけだった。先に行くようにと、私の背後に手を回した彼が、私の背中が凸凹してないのに気がついて、私の耳元に口を寄せた。
「…上…は?」
「へ?付けてないよ」
立ち止まって彼を見上げると、一気に目が据わり鋭い眼差しとなった。
「……どういうことだ」
低く怒る声に私は急に怒った意味が分からなくて、首を傾げた。
「…どういうって…浴衣に下着付けたら線が出ちゃうから?」
うーん、でも、これは夏の浴衣だけの場合だったかな、とひとり悩んでいると、私の背中につけていた手を肩に戻して、人ごみの中をずんずんと歩き出す郁也。
人気のない雑木林まで無言で歩くと、神社の裏側へと回った。背中に神社の木造の外壁が当たる。花火が始まるから、人も出払って少ないこの場所は、私と彼しかいない。
「…まさか…下も?」
「…そうだけど…って言っても、上はヌーブラだから全く何もつけてないわけじゃっ…って、きゃっ」
私の首元に顔を埋めた彼は私の腰回りに手を這わし、下着の有無を確認している。
そのままで終わるはずもなく、何故かお尻を揉み始める。
「…花火…は?」
なんて私は口を尖らせて言うけど、ちゃっかり彼の首の後ろへ腕を回していた。彼の最近切ったばかりの短い髪に指を絡めさせながら、彼の左太ももの外側に右足を上げてくっつけると、彼の手が私の太ももを浴衣の上から、上下に摩りいやらしく撫でる。
「…ん」
甘い声が漏れると自然と唇が重なり、舌を絡めるキスが始まる。強く吸われた舌を引っ込め、私の舌を追いかけ私の口内に入った彼の舌を甘噛みして、ちゅうちゅうと私の舌が吸い付く。
足の浴衣がはだけると、彼の左手が私の太ももを支え、お尻を揉んでいた右手が私の浴衣の中へと入る。いきなり蜜口に触れた彼の指先から、くちゅっと小さな水音がする。
「…感じてるの…?」
「ん、だって触り方…やらしい…から…だよ」
朝からあんなに求めあって、くたくたなはずなのに、少し触れ合うだけで簡単に火がつく身体。もう彼なしでは生きていけない身体になっているのが、嬉しいけど…底なしの欲望に時々戸惑ってしまう事もある。
「郁也っ」
名を呼べば、返事の代わりにキスの雨。週末にじっくりたっぷりと身体を重ねているから、柔らかい蜜口を軽く弄るだけの彼は、私の身体から手を引いてズボンを寛げた。そのまま私の腰に回った手が、彼の腰に誘導するのを身を委ねる。蜜口に触れた昂りは、熱くて固い。
「…郁也も、大っきいじゃん」
と、揶揄うつもりが甘えた声が出てしまい、意味がない。
「紗英といると…な」
そう言って私のせいとでも言っている、目元が赤い郁也が少し可愛い。
無言で見つめ合いヌチャッと蜜壺に入る昂りに、軽く背がのけ反り、神社の外壁に押しつけた。彼の昂りが大きくて私の眉を寄せた顔をじっと凝視する郁也、いくら解れているからと言っても、狭い蜜壺の中を入る彼の苦しそうな顔をじっと見つめる私、お互い視線を離さないまま、互いの感じている表情から目を離せない。
ぴたりと2人の下半身が密着すると、もう誰にも止められない。
「…好きっ、ん、んっ」
「っ…っ…俺もっ」
ぼうっと見惚れていた私を見て、ハッとしたように急に貪られる唇に無我夢中で応える。口づけの合間にお互いの気持ちをぶつけ、大きく腰を動かしている郁也からの攻めに、快感で足がガクガクと震える。私の太ももを持ち上げ、彼の腰に巻き付けると、背中を外壁に押しつけ、彼の腰の動きも激しくなる。
「ん、ん、っ、ん、んんっ」
「っ…っ」
ぎゅうぎゅうと郁也の首を引き寄せ、彼の腰に巻き付く足の力も強くなると、あっという間に絶頂へと達する。蜜壺の中にいる昂りを強く締め付けると彼もすぐに達し、じわじわと蜜壺の中が熱くなる。
蜜壺なかに出された、と感じる頃には、むくむくと大きくなった彼の昂りがまた固くなり、抽送が始まる。
「っ、くっ…ヤバいっ、クセにな…るっ、っ…はっ」
初めて中に出された事を詫びるように、掻き出すように中を抉る彼の昂り。ぐちゅぐちゅと今まで聞いたことのない大きな水音が結合部から聞こえながら、色々な角度で攻められ煽られ快感が増していく。
「あっ、あっ、そこっ、あっ、気持、あっ、っ」
私の太ももの裏を持ち、彼の動きに合わせてお尻が前後に彼の腰の動きと腕の力で動く。ぱんぱんとぶつかる音と、お尻に当たる彼のズボンの生地が、快感のスパイスとなって頭の中が快感でいっぱいになっていく。
「あっ、またっ、いくっ、って、あっ、あ、あっっ」
と、すぐそばにある彼の頬に向かって、絶頂が来る事を言ったが、余計に肌をぶつけられ頭の中が真っ白となった。
ぎゅうぎゅうと締め付ける蜜壺の中を堪能するとように、彼の昂りが私の最奥へと留まると、私は彼を抱きしめる腕の力と足の力が強くなった。

「もう…無理」
息も絶え絶えで、彼の肩に頭を乗せた。向かい合わせで彼の足の上に座った私は、ギブアップをした。
あの後、掻き出さないと、とシャアシャアと言った彼は、太い指で蜜壺の中を弄っていた。また欲しくなっちゃうと、泣きそうに言えば、その顔可愛いと、彼の昂りが蜜壺の中に入り、想いをぶつけられた。
そんなやり取りを数回繰り返していたが、私の体力が底をつき倦怠感で腕一つ、指一本動かすのも億劫になった。
「…悪い、やりすぎた」
反省しているのか、しょんぼりとする郁也の顔が可愛くて許してしまいそうになる。
いつの間にか、花火は終わり辺りはシンと静かだ。
「…もうっ、明日からまた仕事なのに」
金曜日の夜から続いた濃厚な蜜事で、明日出勤出来るか不安になってきた。流石に今までは、次の日の事を考えて日曜日はセーブしていたのだ。
「…悪い…会社まで明日送るよ」
営業車だけど、と告げた彼の声を聞きながら、今この瞬間歩けないから帰れないと、言うのも疲れていた紗英だった。
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