1泊2日のバスツアーで出会った魔性の女と筋肉男

狭山雪菜

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番外編 焼肉の後は  投稿31ヶ月記念小説 バスツアー魔性の女と筋肉男

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「だからさ、俺は」
「ぎゃははっ!バカすぎだろっ」
ぎゃーぎゃーと騒がしい店内で、食事をしながらお酒も入った声があちこちのテーブルから聞こえた。
卒業シーズンに入るこの時期になると、毎年増える宴会の予約でいっぱいになる焼肉店は、土曜日とあって大繁盛していた。子供だけの卒業祝い、または家族や知り合いからの進学や新社会人のお祝いで、厨房は猫の手を借りたいくらい忙しくしていた。
お店に入ると靴を脱ぎ、鍵付きの靴箱に入れて店内を靴下などで歩くスタイルのお店の売りは、タブレットで商品を注文してテーブルへと届ける食べ放題のお店だった。
そんな中、大きな身体タッパの男が、ギロッと親の仇のような眼差しを、客から店員への呼び出しの番号が表示される機械を睨んでいた。
ピンポーンと音と共に細長い機械の液晶に38番と表示され、テーブルにある呼び出しボタンで客からの呼び出されを知らせる。その数字が出た直後に
「俺が…行きます」
と、唸るような声を上げた男が、他の店員がそのテーブルに行く前に足早に店内を移動した。そして、目当ての客が意図せず案内された奥の隅にある38番のテーブルへと向かい、掘り炬燵ごたつのようになっているテーブルの横に膝を付けると、呼び出した客が持っているメニューの手元じゃなく顔をじっと見た。
「ご注文はお決まりでしょうか」
低い声でその客に向かって声を掛けると、客はメニューをテーブルに置いて身体ごと男の方を向いてにっこりと微笑んだ。
「…とりあえず、貴方を…なんちゃって、ふふっ」
ふざけて笑う客は足を組むと、店の奥で他の客からもあまり見えないのをいい事に、この店の従業員よりも分厚く硬そうな黒いTシャツを着た店員の逞しい胸板を撫でた。
「っ…紗英さえ
そっそりとした彼女の白い指で胸板を撫でられ、思わず客の名前を口にすると、彼女はふむ、と息を吐いた。
「やっぱりカッコいい…後で写真撮ってもいいかな?店員の写真ってダメ?」
「あのな…」
いつまでも揶揄う彼女に、男は自分がこの店で臨時の手伝いをするのを伝えた事を後悔した。
──これじゃ、紗英のテーブルに付きっきりになって仕事にならん
なんて思いながらも、彼女のテーブルに他の店員が品物を届けるのを許すなんて、そんな心の広さを待ち合わせていなかった。
「私のご飯が終わる頃に、郁也いくやもお手伝い終わるんだよね?」
「ああ、そうだ」
「なら、ご飯食べながら待ってる…だから、この90分コースを一つ、飲み放題プランはいらない」
「……かしこまりました、では注文の仕方を」
タブレットの説明をしようとテーブルの隅にあるタブレットを指を指すと、半袖の黒いTシャツから出た腕に彼女は指先をちょこんと置いた。
「ううん、使い方は何となくわかるから、説明はいらないけど…もう少しだけ居て?ね?」
そう言って指先で男の腕をなぞると、男は苦虫を潰したような顔をし、手首に来た彼女の指先をそっと掴んだ。

金田かねだ郁也は、お酒の卸業で働く営業マンで、年末年始、新生活シーズンで人手が足りなくなったお得意先のレストランなどの居酒屋でお手伝いとしてたまに会社から派遣されていた。
キリッとした眉と一重の目、少し大きな鼻、熱い唇と太い首から下は学生時代にラグビーをやっていた身体は大きく、長年営業として働いていたから愛想は良いが、酒を飲んで酔いの回った客から絡まれることはなかった。
怖いと言われる事が多いそんな見た目の彼にも、絶世の美女だと思う彼女が出来たのは1年前。
もっと会いたいと強く望み、半ば強引にどちらかの家で毎日過ごすようになったが、月日が流れても落ち着く関係どころかお互いに依存をする一方であった。そのせいもあって彼女に用事がない時は、土日の繁忙期に駆り出された俺を見にくる事が増えた。
その後は一緒に帰るのだが、大体俺が手伝いで来るのは、酒を提供している場所しかないので、顔もスタイルも良い彼女が酔っ払いに声を掛けられるかもしれないと思うと最初はいい気はしなかった。
だが、彼女はそこをちゃんと分かっているのか、俺の手伝い先ではスカートなどてはなく、珍しいジーパンの姿が多い。今日も彼女は白いスウェット生地のシャツと青いジーンズを履いている。
だが俺が上がる時間になると、彼女と一緒に帰るのを楽しみにしている自分もいた。


***************


タブレットで注文した食べ物やソフトドリンクの飲み物を私の席に運んでくるのが多い郁也を、店員にセクハラをするオヤジみたいに彼の腕や分厚い胸板に触ったり、うっとりと眺めていた。食べ放題のお店だったが、1人でくるご飯を食べてもあんまり美味しくなくて、結局ちびちびと頼むしかない。私がお腹いっぱいになって、しばらくするとそろそろ郁也の仕事が終わるって言っていた時間になった。私は荷物をまとめて伝票を取ってレジへと向かった。
「飲み放題付きで、お会計は4300円です」
お財布から5千円札を取り出して、トレーに置こうとする所に、背後から腕が伸びて先にトレーに一万円札が置かれた。振り向かなくても見慣れた腕の太さを見て、誰がお札を置いたかなんて分かってしまう。さっき見たこのお店の制服じゃなくて、今日はお手伝いとはいえ、会社から派遣されてきたからか、Yシャツと黒いジャケットのスーツを着ていた。
「ではまたよろしくお願いします」
「はい、お疲れ様でした」
スマートにお会計を済ませると、レジの人に声を掛けた郁也は私の腰に手を添えて歩き出した。
「…ご馳走さま」
靴を履いて、お店の外に出ると、私は郁也に払ってくれたお礼を言った。
「どういたしまして、美味しかったか?」
「うん美味しかった」
本当は味なんて対してどうも思わなかったけど、不味くはなかったからそう答えると郁也は苦笑した。
「本当か?」
「…うーん、やっぱり郁也と食べないとつまんないや」
「それもそうだな、ああいうお店は1人で食べると楽しくないしな」
友達同士でわいわい騒ぎながら食べる店だから、と付け加える郁也に、だからか、と納得した。郁也の腕に自分の腕を絡めて歩くと、彼の左手に自分の右手を重ねて恋人繋ぎをした。
周りを見たらグループで来ているのが多く、一人で来ていた私はさぞ浮いていただろう。
「郁也はご飯は?」
「俺?俺は賄い貰ったし、腹は減ってないな」
駅に向かう道中で、お腹すいてるなら駅のご飯屋に行こうとしたが、郁也は食べたと聞いてほっとした。
「それより」
そう言って彼は、真剣な表情になったかと思うと、私の手を引っ張り、歩いていた途中にあった、どこかのビルとビルの間の暗い路地に入ると、私をビルの壁の前に立たせた。
「どうしたの?」
そう言いながらも、彼の首の後ろへと腕を上げて回すと、彼は私の腰に腕を回した。
「…分かってるだろ?」
あと少しで口が重なりそうなのに、彼は甘い息を吐きながら低い声で喋り続ける。口に当たる郁也の息に、身体がカッと熱くなるのを感じる。
「…わかんない」
踵を上げて自分から郁也の唇を一度甘く喰むと、彼は私の口を追いかけて、今度は私の唇を吸う。ギュッと抱きしめられ、お互いの唇が重なると郁也の舌が私の口内に入り、傍若無人に暴れ出す。荒々しく呼吸もままならないキスにうっとりとしていると、郁也の舌が私の舌を口の外へと出るように誘導して、その通りにすると彼の口によって強く吸われた。
「んっ、ぁ…っ、んっ」
いつもに増して余裕のない郁也は、抱きしめていた腕を動かして私のお尻を揉み始めた。
「いっ…くや…っ」
「紗英っ」
ついにはビルの壁に背中を押し付けられると、ゴリゴリと固い郁也のモノが私のジーパンの上から擦りつけられてしまう。柔らかなスーツのズボンのフロント部分は変に盛り上がっているから、私は郁也とキスを続けながら手探りで彼のジャケットの中に手を入れ、ズボンの留め具外してチャックを下ろした。ズボンを解放してあげると、窮屈だった彼のモノがドンッと飛び出て、ボクサーパンツを押し上げる。
「…んっ、ね、舐めていい?」
夢中になりすぎていたキスを名残惜しく止めると、郁也はキスを中断されて不満なのか片眉を上げた。
「ん」
とりあえず郁也の了承をもらった私は、その場でしゃがむと目の前にある郁也のボクサーパンツになんの抵抗もなく鼻と口を押し付けた。固くてやけどしそうなくらい熱い、そして独特の匂いが鼻を掠める。ボクサーパンツのフロント部分の隙間から昂りを取り出すと、目の前には空を向いた昂りが姿を現した。昂りの側面が血管で凸凹しているのが、薄暗い路地でも分かり、そっと側面を握ると郁也の昂りがぴくぴくと反応する。血管の波打つ感覚が手のひらから感じ取れそうで、私は握っていた手を上下に動き出した。
「…っ…っ」
側面と先端の境目を親指の腹で擦るように撫で、チラッと郁也を見ると、彼と目が合って私のやることを見逃さないようにじっと凝視していた。郁也を見ながら、彼の昂りの先端を口にすると、彼の先端から出ているツユが口内いっぱいに広がった。
先端に舌を這わしてツユを舐めとり、ちゅうと吸い付くと、口の中にある昂りが大きくなる。彼の太ももに左手を置いて、今度はしっかりと昂りを口の中に入れると、郁也は私の頭をさらりと撫でた。
側面にも舌を這わし、先端を口にし、また違う側面に舌を這わし、と繰り返していたら、郁也は私の頭に両手を付けて腰を前後に揺らし始める。
側面に舌を這わしていた私は、彼の昂りを歯を立てないように口に入れる。口内の奥深くまで入る彼の昂りで、むせそうになるが、まだ全部入っていないと思うと下半身が疼く。
「はっ、出るっ」
スピードを上げた彼が、私の口内へと出すと伝えるとすぐに口の中に広がる熱い証が注がれた。ゆっくりと嚥下すると、郁也の先端を舐めて綺麗にした後に彼の昂りから口を離した。
「…気持ち良かった?」
「ああ、すごく」
口から溢れた証を親指で拭って口に入れると、目の前にある郁也の昂りがまた大きくなる。
「紗英」
「ん、今度はこっちに入れて」
また私を欲しそうな声を聞くと、身体が電流が流れて痺れたように感じる。
──郁也の声だけで…イっちゃった
どんどん快楽に弱くなっていく自分が怖いと思いつつ、私が反応するのは郁也だけだと思うとそれでもいいも開き直る。立ち上がって、ジーンズのボタンとチャックを下げて太ももまでジーンズを下ろすと、郁也は着ていたジャケットを脱いで私の腰に巻いた。
「…なら家まで待てばいいじゃん」
「それができたらいいが」
腰に巻いた彼のジャケットで、ビルの前を通る人から私の下半身が見えないように配慮をするのに、ヤル事はヤルんだと暗に伝えたら、郁也は開き直った。
「っ、熱っ…んっ」
「ぐっ、狭…ッ…はっ」
郁也は私の下着をズラして太い昂りの先端を、蜜口に充てがうと、少しずつ腰を進める。
「入らないな」
ジーンズが足に引っかかって、足を上げられないし、彼の一番太い昂りの先端が私の蜜口を広げて入るのが限界だと郁也は悟る。
「…っん」
「そんな声出すなよ、全部脱がしたくなる」
彼は私の蜜口から昂りを取り出すと、私はせっかく気持ち良くなっていたのに、と甘い吐息を漏らした。郁也のスーツのジャケットが腰回りにあるのを利用して、私はジーンズを脱いで下着姿となったら、郁也の視線が下半身に痛いくらいに感じる。
「郁也、早くっ、んぅっ」
これで平気だと伝えると、彼は私の左足を持ち上げてもう一度下着をズラして私の中に入ってくる。
さっきは先端だけだったけど、ズズッと蜜壺の奥に入ってくる昂りの圧倒的な存在に目の前がチカチカと光る。片足で立つのが辛くて郁也の肩に手をつけていると、彼は蜜壺の最奥まで貫くと、一気に引き抜いてまた奥へと戻る。彼の肩から首の後ろへと手を回すと、彼は私の頬を甘噛みしては謝るようにぺろっと舐める。
「はっ、あっ!ん、ぅ」
「っ、ぐ」
ヌチャッと結合部が蜜のおかげで彼の昂りを滑らかに出し入れし、私の快感が高まっていく。彼の身体が私の身体を押し、壁に阻まれて上手く身動きが取れない。外でするのは久しぶりで、声を上げてしまうのを口を閉じて必死で抑える。
「紗英ッ、紗英っ」
耳元に直接吹きかけられる熱い吐息と、私以上に必死な郁也に思考が止まり何にも考えられなくなっていく。
キスをして欲しくて、郁也の頬に自分の頬を摺り寄せたら、彼は私の口を塞ぐ。
「~~っ!!」
舌を強く吸われ、くぐもったお互いの声はお互いの口の中に消えていく。ぎゅうっと身体が強張り、郁也に強く抱きつくと、彼も私を強く抱きしめ返した。
「っ、っ」
熱い証が蜜壺奥へ注がれるのを感じながら、お互いの口内を味わうねっとりと絡まる濃厚な口づけが始まった。


繋がったまま長い時間キスをしていた私たちは、名残惜しく帰る準備をした。
「かっこよかった、特に黒いスーツのズボンと黒い半袖Tシャツの破壊力ヤバいね」
「そう言うのは紗英だけだと思うけどな」
なんて言いながら、満更でもなさそうに嬉しく返事をする郁也は、私のジーパンを履かせると、私の腰に巻いたジャケットが解けそうになっているのに気がついて結び直した。
「…ね、帰るの?」
ここから一番近いのは彼の家だ。それでも少しは歩くし、電車に乗らなくちゃ行けない。歩けば下半身から溢れそうな証を、一旦どこかに行って綺麗にしたいと思ったんだけど、郁也は
「いや、このままホテルへ行こう、変に火がついた」
と言って、私の腰を抱いて、私のこめかみにキスを一つ落とした。
ならこのままでいいや、と開き直った私も、郁也の腰に手を回した。
別に最初からそのつもりではなかったけど、働いている郁也が思いの外カッコよくて、いっぱい触ってしまったし、熱い眼差しを向けてしまったと反省をした。
──これじゃ、本当やばい女すぎるっ
と思っても、郁也も私が彼に触るだけで、その気になるなんて、おかしいと気がつかないと!と半ば彼のせいにする事にした。
──でもまた行きたいな…今度は一緒に
食べ放題のお店なら、たくさん食べる郁也が見れるし、きっと美味しいと感じるはずだ。
でも、とチラッと郁也を見れば、彼の眼差しは一段と鋭く、目が据わっているようにも見えた。
──ご飯もいいけど、まだしばらくはいちゃいちゃ多めがいいや
郁也も私もお腹もいっぱいだから、お腹が空いて中断する事はないだろうと、ホテルへ入ったらたっぷり愛し合おうと決める。
「…今度はもっとホテルが近くだといいな」
郁也の本音がぽろっと口から溢れたのを、私は返事をする代わりににやにやしながら郁也に強く抱きついた。

別にマンネリではなかったのに、スーツとは違う服装をしただけで、いつもとは違う姿の彼氏に胸がときめいて興奮してしまった。それに郁也のほうも、お店外にはたくさんの人がいるというのに、まるで自分と紗英しかこの世界にいないんじゃないかと錯覚してしまうくらい、熱い視線を向けられて彼女の気持ちに応えた。
2人は身を寄せ合って、この後起こる甘美な時間に期待を膨らませて、足早に深夜のホテル街へと消えたのであった。
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