好きだから傍に居たい

麻沙綺

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噂は本当…龍哉

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 いや、まさか、あの人がねぇ……。
 しかも、副担任とか、やっぱり亜耶ちゃんの事が心配だったんだろうなぁ。


 あの人は、セレブ界でも一目置かれてる。
 それが、クラスに戻ってきて自己紹介の後の質問に結婚しましただもんなぁ(相手は、極一部の人しかまだ知られてないみたいだけどな……)。

 このクラスの中で、気付いたの何人居る事やら……。


 HRが終わり、担任の呼び出しも授業後の放課。
 取り敢えず、後ろの席に居る亜耶ちゃんの方へ振り返る。
「結婚、おめでとう。」
 小声で彼女に伝えれば、驚いた顔をする。
 この顔も可愛いけど、やっぱり梨花の方が好きだな。
「あ、ありがとう。何で、私だってわかったの?」
 嬉しそうな顔をしてから、不思議そうな顔をして言う彼女に。
「えっ、まぁ、俺も一様上級社会の一任なので、って言えばわかる? 家は、亜耶ちゃんのとこと違って、末端だけどね。亜耶ちゃんと高橋先生の事、知ってたんだ。ただ、あまり口外してない事だろ。だから、聞けなかったってのが本心。」
 俺は、ちょっとばかり恥ずかしかった。誰にも言ってないことだし、勿論梨花にも話してない。
 俺は、直接雅斗さんあの人から聞いてたから、知ってただけなんだけど……。
「じゃあ、新年会とか出てるの?」
 彼女が聞いてきた。
「うん。小学生の時からかな。 "上の人に顔を売っておけって" 親に言われて、それから毎年参加してる。」
 あれ、凄く面倒臭い。
 殆ど、挨拶してご機嫌窺いとかで半日潰れるんだからな。それだったら、梨花とデートしたいと思うだろ。普通の健全男子なら……。
 俺の言葉に羨ましそうな顔をして。
「毎年出てるんだ。私は、出してもらえなくて、ホテルの一室に監禁状態だったんだよ。両親もお兄ちゃんも出てるのにさぁ。未だに出させてもらえない。途中から遥さんが、お爺様に挨拶し終えてから、私の所に来て一緒に出掛けれる事になったんだけどね。遥さんが居ないと出させてもらえなかった。」
 そう言って遠い目をし苦笑する亜耶ちゃん。
「亜耶ちゃんって、毎年行ってるのに出てないの?」
 疑問に思って聞けば。
「うん。お爺様が、 "亜耶は出なくていい" って言って、何時もホテルの一室に押し込められてた。まぁ、その理由も今ならわかるけどね。」
 亜耶ちゃんが寂しそうな顔をして言う。
 彼女程のセレブじゃ、仕方ない事だと思う。
 女の子っていうのもあるだろうけど……。
「じゃあ、社交界のデビューは、まだ?」
 俺がそう訪ねると。
「うん。その時は、彼の妻としてなのか、婚約者としてなのかは、わからないけどよろしくね。」
 彼女が、軽く頭を下げてきた。
 まさか、頭を下げられるとは思ってもみなかった。
 そこに。
「授業、始めるぞ。」
 教科担任が入ってきて、打ち止めになった。



 授業が終わり、亜耶ちゃんと職員室に向かう。
「何のようだろうね?」
 彼女の疑問に。
「多分だけど、体育祭と文化祭の事じゃないか?」
 俺は、行事予定を思い出しながら言う。
 もう少しで職員室に辿り着くって所で。
「高橋先生。今日、時間有りますか?」
 って、何処からか甘ったるい声が聞こえてきた。
 声からして、奈津先生であろう事がわかるが、彼女はあの人が既婚者だとは知らないのであろう。
 声の方を向けば、あの人の腕に絡み付く奈津先生の姿。
 俺は、慌てて。
「亜耶ちゃん。見ちゃダメ!」
 亜耶ちゃんの目を手で覆い隠したが、間に合わなかった。
 俺の声にあの人が慌てて、奈津先生の腕をほどき早足でこちらに来る。
「亜耶ちゃん、行くよ。」
 俺は、その場で固まっている亜耶ちゃんに声をかけ、手首を掴み歩き出そうとした。
「亜耶。ちょっと待って。」
 あの人が、彼女の腕を捕る。
「高橋先生?」
 奈津先生の怪訝そうな顔。
 まぁ、そうだろうな。あの人、凄く心配そうに彼女を見てるんだから……。
 奈津先生は、そんな二人の関係を知らないんだと、はっきりわかった。
「龍哉くん。ごめん、先に行っててくれる。」
 
 さっきまで動揺していた彼女が、はっきりと言う。
 
 彼女がそう言うのであれば、俺は退くしかない。
「わかった。」
 
 俺はそれだけ言うと、職員室に向かった。

 
 彼女の事は気になったが、あの人が居れば大丈夫だろうと安心していた。


 職員室に入り、担任の先生の所に行けば。
「高橋は?」
 と聞いてきた。
 担任だから、知らされてるんだろうけど、それ言って良いんですか?
 それ、俺だから解ることで他の奴だったら疑問符飛びまくってると思いますよ。
 何て思いながら。
「ちょっと廊下で問題が起きまして、俺一人が部外者なので、先に来たのですが……。」
 そう答えると。
「あぁ、あの人か……。って、お前高橋=鞠山だって知ってたのか?」
 宮原先生が、驚いた顔をして聞いてきた。
 今更ですか?
「えっ、あぁ。前から知ってましたよ。あの二人がフィアンセだったことも。結婚してたのには、驚きましたけど……。二人の事を知ってる、一部の生徒ですから……。」
 俺は、苦笑交じりで答えた。
「そうか……。で、本題だが。体育祭と文化祭の出し物を決めてくれ。今日中に頼めるか?」
 先生は、話を切り替えた。
 やっぱり、思ってた通りだ。
「わかりました。今日中で良いんですね。」
 確認の為に聞き返した。
「ああ、頼むな。」
「はい。」
 俺は、そう言って職員室を出た。


 さっきとは違う道順で教室に戻った。

 チャイムが鳴っても、教室内が騒がしい。
 他のクラスも似たようなものだ。何せ、自習となってるんだから……。

 だけど彼女が戻ってこない。

 授業が始まって、二十分経過してから、彼女が戻ってきた。
「龍哉くん。」
 彼女が、前の教壇から手招きしてくる。
 俺が、前に行く間に彼女はてきぱきと黒板に "体育祭" と書き出した。
 これが、担任の指示なんだろう。
「宮原先生が、体育祭の選手決めと文化祭の出し物を決めておけって。」
 思った通りだ。
 まぁ、この時間に決めてしまえば、楽か……。
 彼女が、黒板に種目と人数を書いてるうちに俺もざっと目を通した。
「亜耶ちゃんには悪いけど、女子リレーとスウェーデンリレーでてもらってもいいか? 俺も男子のリレーとスウェーデンに出るから。」
 そう伝えると彼女は。
「リレーに出るのは全然構わないよ。中学いや小学生の時から、リレー出てたし……。」
 彼女は、そう言ってリレー枠のところに自分の名前と俺の名前を書く。
「亜耶。私もリレーに入れておいて。」
 そう声をあげたのが梨花だった。
 それを気に全員が前を向き、静まり返った。
「どっちの?」
 彼女の声が、教室に響く。
「両方でいいよ。」
 流石梨花だ、空気を読むのが早い。
「って事で、まずはスウェーデンリレーの男子後一人なんだが、誰かいないか?」
 俺の言葉に一人だけ手をあげた。
「和田、良いのか?」
 確認すれば。
「いや、これ役得だろ? 亜耶ちゃんの足の速さはわかってるんだし、梨花と龍哉だし、勝てる要素じゃん。やるしかないだろ。」
 和田がニマニマして言う。
 あぁ、確かに勝てるモノだ。
 こいつ、勝つつもりでいやがる。
 まぁ、他にやりたい奴も居ないし、和田で決定。
「女子リレー後二人なんだけど、誰か。」
 俺の言葉に加藤と木村が手をあげた。
 他に居ないので、二人で決定だ。
「後は、順に言っていくから挙手な。」
 俺は、順番に競技を読み上げていった。


 選手決めは、順当に決まっていった。

「後は、借り物競争の女子一名と男子リレー二名か……。」
 一番ネックなのが残ったなぁ……。
 そう思っていたら。
「女子は、全員一種目ずつ出てるから、私が出るよ。」
 亜耶ちゃんが申し出てくれた。
 けど。
「えっ、でもそれ三種目目だよ。」
 俺は、驚いた。彼女がそこまでするとは、思ってなかった。
「リレーしか出てないからさ。それに借り物競争やってみたいと思ったし……。」
 恥ずかしそうに言う彼女。
 自分からやりたいって言ってくれたんだから、其処は尊重しないとな。
「じゃあ、お願い。男子リレーは、四月の体力測定の時の記録を見て選出するな。選ばれた奴、文句言うなよ。」
 俺は、クラスメイトにそう言い切った。
 亜耶ちゃんが、自分の席に行ったと思ったら、シャープペンを手に戻ってこようとする。
「亜耶ちゃん。俺のも。」
 彼女にちゃんと俺の声が届いたらしく、机の上に出ていたシャープペンを持ってきてくれた。

 俺たちは、体育祭の名簿用紙にそれぞれ記入する。

 ほぼ同時に書き終え、彼女が黒板に書いた文字を消し、新たに "文化祭について" と書き出した。
 俺は、時計に目をやる。
 残り十分。
 決めれるか……。
 イヤ、決めてしまうんだ。
「時間が無いから、さっさと決めるぞ。やりたい物がある奴、どんどん言って。」
 俺は、クラスに投げ掛ける。 
 すると、次から次に上がってくる。
 
 ある程度上がったところで。
「ここで打ち切るな。」
 
 俺はストップをかけた。
 
 黒板を見る。
 
 駄菓子は、景品に使えるから射的と一緒にして、カフェは今時流行りのを男女逆転にしたら面白いか。
「亜耶ちゃん。この射的と駄菓子屋を一緒にして、後メイド喫茶だけど、逆転メイド執事喫茶に変更」
 俺は、思い付いたままに言う。
 ……が、射的駄菓子のところに射的&輪投げ(景品駄菓子)と付け足して書く亜耶ちゃん。
 俺、思い付かなかった。
「それ、良いじゃん。射的は男子が集中しそうだが、輪投げなら子供も女子も出来るな。景品として駄菓子ってのも使えるじゃん。」
 俺の言葉に照れだす彼女。
 こういう所、お嬢様らしくないんだよなぁ。
「じゃあ、この中から一つ選べよ。」
 俺はそう告げると順番に読み上げていった。

 そして票が集まったのが、射的&輪投げと逆転メイド執事喫茶だった。

 まぁ、どっちになっても楽しめるか。
「射的&輪投げか、逆転メイド執事喫茶。どっちかに手を挙げろよ。」
 俺は、そう言うと多数決をとった。
 そして票が集まったのが、射的&輪投げだった。
 順当に決まった。
「亜耶ちゃん。これ書いてもらっても良い?俺、男子リレーの選手決めてくるから……。」
 俺は、種目別の用紙を一枚と筆記用具を手にして教室を出て職員室に向かった。


 コンコン。
 職員室の戸をノックし。
「失礼します。」
 中に入る。
「河合、どうした?」
 担任の宮原先生が声を掛けてきた。
「男子リレーの選手が二名決まらなくて、四月の体力測定の結果で決めると言って来たんですが……」
 俺の言葉に。
「それなら、この二人だな。」
 そう言って、名前を書き出す。
 前もって調べてあるって、エスパーですか?
「なんとなく必要になるかと思ってな。」
 ニカッと笑う先生。
 食えないですね。
 俺はその二人の名前を名簿に記入し。
「ありがとうございました。」
 先生にお礼を言って、職員室を出た。



 教室に戻れば、廊下でイチャツク二人を発見。
 教室内は騒がしくて、誰も二人に気付いてない。
 授業の終了チャイムが鳴ってないから、良いものの他の生徒に見つかったら、大変な事になってると思うけど……。
 何て思いながら、邪魔してやろう。
「あれ、亜耶ちゃん。どうしたの?」
 俺、意地悪だからね。
 俺の声に慌て出す彼女と冷静に俺を睨み付けてくるあの人。
「あ、うん。ここを高橋先生に聞いてたの。」
 彼女は文化祭の用紙を俺に見せてきた。
 彼女は、しっかり公私を分けてるみたいで、あの人を "先生" と呼んだ。あの人が、顰めっ面をする。
 俺は、その用紙を覗き込み彼女の指すところを見た。
 理由欄という項目があり、そこに記入されてたのが、 "射的・輪投げで大人から子供まで楽しんでもらおうと考えました" と書かれてあった。
 流石、彼女だ。
 普通、そんな風に書かないだろう。
「いいと思うよ。よく思い付いたね。」
 彼女を誉めれば、あの人が複雑な顔をする。
 本当、彼女の事になるとコロコロ表情が変わるんだな。
「高橋先生。結婚おめでとうございます。亜耶ちゃんには、さっき言ったので。」
 俺は、声を忍ばせて言う。他の生徒に聞かれたくなかった。まぁ、周りが煩くて、大丈夫だとは思ったけど念の為にな。
 その言葉に嬉しそうな顔をして。
「おっ、知ってたのか龍哉。ありがとな。籍だけは入れたんだけどな。まだ、式してないんだよ。お前、クラスの代表で呼んでやるよ。」
 満面な笑みを浮かべるあの人。
 嬉しそうな顔ですこと……。
「本当ですか? だったら、アイツもいいですか? このクラスで一番亜耶ちゃんと仲が良いんですが……。」
 俺は、機嫌の良いあの人に聞いていた。
 出るなら梨花と一緒に出たいと思ってる。
「ん。亜耶と仲良しならね。あ、でも今は内緒にしておいてな。式の予定はまだ先だから。」
 あの人は、口許に人差し指を立てて秘密だぞと言う。
 そんなの言うわけ無いだろ。
 俺って、信用無いのか?
「わかりました。……で、亜耶ちゃん。男子リレーのメンバー勝手に決めたから、それ伝えてくるな。」
 決めたのは、宮原先生だけど……な。
 俺は、それだけ告げて教室に入る。


 教壇に立つと。

「さっきの男子リレーに選手二名、先生と相談した結果、佐々と国枝に決まったから、宜しく」
 俺が告げると。
「頑張れよ!」
「応援してるからな。」
 励ましのエールが上がる。
 二人は、決まったのなら仕方ないという表情をしてる。
 本当、中の良いクラスだよ。


 廊下の二人も、そろそろ戻ってきてくれないと他のクラスの生徒の目に晒されるんですけどねぇ。
 まぁ、この学校じゃあ殆どが公認なんだろうけどさ。あの二人に対しては……。
 口約束だが、梨花と一緒に式に出れること、嬉しく思う。


 そう思いながら、もう一枚の種目別の用紙に二人の名前を書き込んだ。











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