好きだから傍に居たい

麻沙綺

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理事長の呼び出し…遥

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 朝、クラスで言ったことが、昼には全校生徒に知れ渡っていた。在ること無いことまでもが……。
 俺としては、狙った通りなんだが、余計なものまで付いて回ってるのが、気になる。亜耶に矛先が行きそうだし……。
 だが、この先も隠し通せるとは、思ってもいないから、結果往来だと思う。
 亜耶の事は、夫の俺が守ってやるがな。

「遥、ちょっといいか。」
 理事長である伯父に呼ばれ、着いて行く。
 無言で廊下を歩き、着いたのは理事長室。
 中に入ると。
「やってくれたな」
 何時もと雰囲気が違う伯父。
 眉間にシワを寄せて、俺を睨んでくる。
 何が言いたいのか、大体わかる。だから俺は。
「どちらにしても、長く隠せることじゃないだろ。」
 静かに言葉にした。
「確かにそうかもしれないが、だからと言ってこんなに早く打ち明ける必要無かっただろうが。」
 眉間のシワを濃くして言ってくる。
 伯父の気持ちもわかるが、後からわかって亜耶に危害が被る方が、俺は嫌だ。
「亜耶との関係を問われて、嘘なんかつけるわけないだろ! 俺は、最初から話しておいた方がいいと思ってたんだ!」
「遥、お前の気持ちはわかった。だが、この騒動はどう納めるつもりだ?」
 伯父の苛立った声に。
「事実を話すまでだ。俺は、それぐらいの覚悟は出来てる。亜耶に危害が及ぶなら、表だって俺が守る。」
 そう宣言した。
 亜耶の為なら、何だってするさ。
 だって、俺の唯一の存在なんだから……。
「それぐらいの覚悟がなければ、この依頼は、最初から断ってた。自分の判断ミスで、亜耶を泣かすぐらいなら、責任取って辞める。亜耶を泣かす奴が居るなら、俺が守る!」
 伯父は、俺の言葉に驚いていた。
 最初は、この話がきた時断るつもりだった。だけど亜耶の "遥さんの教師姿見れて、嬉しいよ" って言葉に俺は、亜耶との学校生活が少しでも送れるのならばと思って、お義父さんに相談までしたんだ。
 何らかのリスクを背負う事はわかっていながらも、あの亜耶の嬉しそうな顔を見たら遣るしかなくなったんだ。
 俺と亜耶の事、業界では暗黙の了解でいて、何時俺が亜耶を連れてレビューするかと待ち望まれてる(亜耶が、元会長の秘蔵っ子だから)。
「だがな、遥……。」
「それなら、午後イチで集会かけてください。俺自信の言葉で、全校生徒に説明します。それでも、聞き入られないってことなら、俺無責任かもしれませんが、教師やめます。亜耶にも転校させます。亜耶は、優秀な生徒だから、何処の学校でも受け入れてもらえますし。」
 こんな優秀な生徒は、他にも居ないだろうし、バックもついてるとなれば、喜んでいれてくれるだろう(亜耶は、嫌がるだろうけど)。
 伯父にとっては、脅しと捉えるだろうが、俺はそこまでの覚悟を決めていたんだと伯父に伝えるために口にしたんだ。

「ハァ……。遥かがそこまで考えていたとは……。」
 伯父は、そう呟いて席を立ち、部屋を出て行った。










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