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第32話 ケッタオキバ
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長良さんは、テーブルを挟んだ反対側にいる3人に向けて話しかけた。
「これは面接ではありませんので、肩の力を抜いて、気軽に話していただければと思います」
「は、はい……」
引き続き冒険者ギルドの一室で、新しく雇い入れた3人との遣り取りが続いている。
彼らは小学生の頃からずっと連んでいるそうで、全員が現在27歳。
以前は地元の解体業者で働いていたそうだが、先輩との折り合いが悪く退社。その後は『ダンジョンで一旗上げるぞ!』と意気込んで、この街までやっていたらしい。
本人たちの予定では、全員が有用なスキルを授かり、あれよあれよと大活躍するつもりだったそうなのだが、すぐに使えるスキルを得たのはたった一人だった。
「ええと、大島さんのスキルが『剛力』ですね?」
「はい、そうです」
いま返事をしてくれた彼は『大島和博』さん。3人の中で一番身体が大きく、得られたスキルも『剛力』という、メジャーかつ有益なスキルだ。
「このスキルをお持ちなら、今よりも活躍できたのではありませんか?」
「結構いろんなパーティから声を掛けられたんすけど、自分はコイツらと一緒にやっていきたかったんで……」
彼一人で違うパーティには入りたくなかったのか。となると、後の二人のスキルは、あまり有益なものではないと。
「中村さんと小野さんはどういったスキルをお持ちなんですか?」
「ええと、自分のスキルは『木工』です……」
そう答えたのは、茶髪の『中村武史』さんだ。
「木工スキルは優秀なスキルだと聞き及んでいます。何か武器や道具などは作られましたか?」
「いえ、どうもこのスキルはダンジョン内でしか働かないようで、そうなると中へ持ち込める工具が……」
なるほど。ダンジョン内へ持ち込める工具となると、高額すぎて揃えられなかったという訳か。
槍の穂先ですらン十万はするので、ノコギリやノミとなるともっと値段が張るのだろう。
「となると、会社で工具を用意すれば、色々と作ってもらえそうですね……」
長良さんはそう言って、手元のスマホに何かを入力した。
「では小野さんのスキルはどういったものでしょうか?」
「自分でも全然使い方がわからないんですが、俺のスキルは『聖魔法』です」
「聖魔法!?」
長良さんが会話を進行しているにも拘らず、思わず声を上げてしまった。
だが、『小野孝太郎』さんが得た聖魔法とは、それほどにレアなスキルだ。
ネットを見ても聖魔法スキルのページはスカスカで、その魔法を有効活用しているといった話は全く聞かない。本当に実在しているのかも怪しいと言われているほどだ。
「判断石にはどのように書かれていたのですか?」
「『邪を祓い、清める』です……」
「うーん、確かにそれだけを聞いて、使い方は浮かびませんね……」
「一応は何ができるのかを調べてみたんですが、水を清めることと、これは多分なんですが、幽霊が見えるようになるのかな……? それくらいしか」
「幽霊……ですか?」
「はい。目の周りに魔法を使うと、何やら力が集まってくるんです。これで幽霊を見ろってことなんでしょうが、幽霊自体が何処にいるのか分からなくて……」
今まで幽霊から攻撃を受けた、という話は聞かないが、居る場所に行けば、本当に見えるのかもしれないな。
「でしたらそれは、それっぽい階層にまで辿り着いた時にでも試してみましょう」
「宜しくお願いします」
それからも色々と3人の話を聞いてみたが、確かに彼らのスキルと状況は、上手く噛み合っているとは言えず、日に日に窮地へと追いやられ、自棄を起こすことになったのも頷けた。
もちろん、他人から道具を奪い取ろうとしたのは許されないことだが、一応は『未遂』だ。
今回に限って言えば、長良さんが有無を言わさず、初手から脅しつけたお陰で、被害が出る前に事を収めることができ、紙一重で彼らを犯罪者にしなくて済んだ。
◻︎◻︎◻︎
「需要は高いからいくらでも! って言いたいんだけど、そろそろ倉庫が一杯になっちゃうから、二日おきくらいにしてもらえると助かるな」
「分かりました。ありがとうございます」
今日はもう正午を過ぎているので、新しいことには着手せず、新入社員を連れて大亀エリアと買取窓口を往復している。
甲羅の買取価格は1つ20万円程度。今日からは一往復で4つの甲羅を運べるため、すでに十分すぎる利益を上げていた。
なお今回は、自分たちの手の内を隠すため、対象に炎を取り付けてから不可視のガス玉をぶつける方法で狩りを行った。
一見すると、着弾から遅れて爆発する火魔法に見えるので、新人の3人は顔を引き攣らせつつも、長良さんにのみ喝采を送っていた。
そんなことを、かれこれ四往復ほど繰り返しているので、買取価格が下がるのではないかと思い、マテ買のお兄さんに質問してみたところ、先のような返答をいただいた。
亀の甲羅って需要が高いんだなあ……。
「よし、これにてお前たちの借金を立て替えるのに十分なお金が手に入りました。ダンジョンの外へ出たら各自に手渡すので、全ての事に片を付けてください。滞納している家賃や、その他諸々ありますよね? もし支払いに関して不明な点や、不安に思うことがあったらすぐに私へ相談してください」
「本当にありがとうございます、社長」
3人は長良さんに対して深々と頭を下げている。
──が、彼女は社長ではない。
しかし、せっかく彼らが感謝を述べているところに水を差したくないので、ここは黙っておく。
さっさと槍の代金を完済するがいい!
さて、これで彼らも差し迫るものからは解放され、馬鹿な考えを起こすこともなくなるだろう。
もちろん今回渡すお金は、給料から天引きしていくことになるが、決して生活を逼迫するような額ではない。
あとは自分たちが学校に行っている間、『安全』かつ『そこそこ儲かる』方法を考えなくてはいけないのだが……。
◻︎◻︎◻︎
翌、月曜日。
あの時に感じた手応えは幻ではなく、テストの点数は確かに向上していた。
だからと言って、南駿大学に入れるほどかと言われるとそこまでではなく、これからも引き続き勉強に励む必要があるだろう。
あと、魚料理の大量摂取も。
そんなテスト結果とお礼を、いち早く長良さんに伝えたいと思い、放課後になると早足で駐輪場へ向かったが、彼女はまだ到着していなかった。
先に自転車のロックを外しておこうと地面に屈むと、視界の端に誰かの足元が映る。
長良さんが来たのだと思い、顔を上げると、そこにいたのは見知らぬ女生徒だった。
「あ、あのー……」
突然話しかけてきた女生徒の背は低く、制服の裾が地面に近く見える。短めに切り揃えた黒い髪は、内側に向けてふわりと丸まっていた。
「あ、はい。どうしました?」
胸元の校章を見るに、彼女は一年生のようだ。
「人違いでしたらごめんなさい。……ええと、一昨日の昼過ぎ、長良先輩とダンジョンに居ましたか?」
──!!!
胸の奥で心臓が跳ね上がる。
はい居ましたよ。とは答えられない。
長良さんは、親に隠れてダンジョンに通っているからだ。
一昨日の昼過ぎといえば、既にワニ革装備へ着替えていたので、ジャケットの襟で顔の半分は隠れていた筈。一体どこで見られたのだろう。
もしかすると、この娘以外にも、そのことを知っている人物がいるかもしれないな。どうにかして詳しい話を聞きたいが、なんと返事をしていいものか……。
と、その時、折よく長良さん本人がやってきた。
「あら? 何かお取り込み中でしたか?」
「あー、いや違うんだ。長良さんと俺がダンジョンに居たか?ってこの娘が尋ねてきたんだよ」
こう長良さんに伝えれば、しらばっくれるなり、尋問をするなり、適切な対処をしてくれるだろう。
長良さんは女生徒の顔と、こちらの顔を交互に見てから口を開いた。
「ここで立ち話もなんですし、少し場所を移しましょうか」
どうやら彼女は尋問を選んだようだ……。
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
「これは面接ではありませんので、肩の力を抜いて、気軽に話していただければと思います」
「は、はい……」
引き続き冒険者ギルドの一室で、新しく雇い入れた3人との遣り取りが続いている。
彼らは小学生の頃からずっと連んでいるそうで、全員が現在27歳。
以前は地元の解体業者で働いていたそうだが、先輩との折り合いが悪く退社。その後は『ダンジョンで一旗上げるぞ!』と意気込んで、この街までやっていたらしい。
本人たちの予定では、全員が有用なスキルを授かり、あれよあれよと大活躍するつもりだったそうなのだが、すぐに使えるスキルを得たのはたった一人だった。
「ええと、大島さんのスキルが『剛力』ですね?」
「はい、そうです」
いま返事をしてくれた彼は『大島和博』さん。3人の中で一番身体が大きく、得られたスキルも『剛力』という、メジャーかつ有益なスキルだ。
「このスキルをお持ちなら、今よりも活躍できたのではありませんか?」
「結構いろんなパーティから声を掛けられたんすけど、自分はコイツらと一緒にやっていきたかったんで……」
彼一人で違うパーティには入りたくなかったのか。となると、後の二人のスキルは、あまり有益なものではないと。
「中村さんと小野さんはどういったスキルをお持ちなんですか?」
「ええと、自分のスキルは『木工』です……」
そう答えたのは、茶髪の『中村武史』さんだ。
「木工スキルは優秀なスキルだと聞き及んでいます。何か武器や道具などは作られましたか?」
「いえ、どうもこのスキルはダンジョン内でしか働かないようで、そうなると中へ持ち込める工具が……」
なるほど。ダンジョン内へ持ち込める工具となると、高額すぎて揃えられなかったという訳か。
槍の穂先ですらン十万はするので、ノコギリやノミとなるともっと値段が張るのだろう。
「となると、会社で工具を用意すれば、色々と作ってもらえそうですね……」
長良さんはそう言って、手元のスマホに何かを入力した。
「では小野さんのスキルはどういったものでしょうか?」
「自分でも全然使い方がわからないんですが、俺のスキルは『聖魔法』です」
「聖魔法!?」
長良さんが会話を進行しているにも拘らず、思わず声を上げてしまった。
だが、『小野孝太郎』さんが得た聖魔法とは、それほどにレアなスキルだ。
ネットを見ても聖魔法スキルのページはスカスカで、その魔法を有効活用しているといった話は全く聞かない。本当に実在しているのかも怪しいと言われているほどだ。
「判断石にはどのように書かれていたのですか?」
「『邪を祓い、清める』です……」
「うーん、確かにそれだけを聞いて、使い方は浮かびませんね……」
「一応は何ができるのかを調べてみたんですが、水を清めることと、これは多分なんですが、幽霊が見えるようになるのかな……? それくらいしか」
「幽霊……ですか?」
「はい。目の周りに魔法を使うと、何やら力が集まってくるんです。これで幽霊を見ろってことなんでしょうが、幽霊自体が何処にいるのか分からなくて……」
今まで幽霊から攻撃を受けた、という話は聞かないが、居る場所に行けば、本当に見えるのかもしれないな。
「でしたらそれは、それっぽい階層にまで辿り着いた時にでも試してみましょう」
「宜しくお願いします」
それからも色々と3人の話を聞いてみたが、確かに彼らのスキルと状況は、上手く噛み合っているとは言えず、日に日に窮地へと追いやられ、自棄を起こすことになったのも頷けた。
もちろん、他人から道具を奪い取ろうとしたのは許されないことだが、一応は『未遂』だ。
今回に限って言えば、長良さんが有無を言わさず、初手から脅しつけたお陰で、被害が出る前に事を収めることができ、紙一重で彼らを犯罪者にしなくて済んだ。
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「需要は高いからいくらでも! って言いたいんだけど、そろそろ倉庫が一杯になっちゃうから、二日おきくらいにしてもらえると助かるな」
「分かりました。ありがとうございます」
今日はもう正午を過ぎているので、新しいことには着手せず、新入社員を連れて大亀エリアと買取窓口を往復している。
甲羅の買取価格は1つ20万円程度。今日からは一往復で4つの甲羅を運べるため、すでに十分すぎる利益を上げていた。
なお今回は、自分たちの手の内を隠すため、対象に炎を取り付けてから不可視のガス玉をぶつける方法で狩りを行った。
一見すると、着弾から遅れて爆発する火魔法に見えるので、新人の3人は顔を引き攣らせつつも、長良さんにのみ喝采を送っていた。
そんなことを、かれこれ四往復ほど繰り返しているので、買取価格が下がるのではないかと思い、マテ買のお兄さんに質問してみたところ、先のような返答をいただいた。
亀の甲羅って需要が高いんだなあ……。
「よし、これにてお前たちの借金を立て替えるのに十分なお金が手に入りました。ダンジョンの外へ出たら各自に手渡すので、全ての事に片を付けてください。滞納している家賃や、その他諸々ありますよね? もし支払いに関して不明な点や、不安に思うことがあったらすぐに私へ相談してください」
「本当にありがとうございます、社長」
3人は長良さんに対して深々と頭を下げている。
──が、彼女は社長ではない。
しかし、せっかく彼らが感謝を述べているところに水を差したくないので、ここは黙っておく。
さっさと槍の代金を完済するがいい!
さて、これで彼らも差し迫るものからは解放され、馬鹿な考えを起こすこともなくなるだろう。
もちろん今回渡すお金は、給料から天引きしていくことになるが、決して生活を逼迫するような額ではない。
あとは自分たちが学校に行っている間、『安全』かつ『そこそこ儲かる』方法を考えなくてはいけないのだが……。
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翌、月曜日。
あの時に感じた手応えは幻ではなく、テストの点数は確かに向上していた。
だからと言って、南駿大学に入れるほどかと言われるとそこまでではなく、これからも引き続き勉強に励む必要があるだろう。
あと、魚料理の大量摂取も。
そんなテスト結果とお礼を、いち早く長良さんに伝えたいと思い、放課後になると早足で駐輪場へ向かったが、彼女はまだ到着していなかった。
先に自転車のロックを外しておこうと地面に屈むと、視界の端に誰かの足元が映る。
長良さんが来たのだと思い、顔を上げると、そこにいたのは見知らぬ女生徒だった。
「あ、あのー……」
突然話しかけてきた女生徒の背は低く、制服の裾が地面に近く見える。短めに切り揃えた黒い髪は、内側に向けてふわりと丸まっていた。
「あ、はい。どうしました?」
胸元の校章を見るに、彼女は一年生のようだ。
「人違いでしたらごめんなさい。……ええと、一昨日の昼過ぎ、長良先輩とダンジョンに居ましたか?」
──!!!
胸の奥で心臓が跳ね上がる。
はい居ましたよ。とは答えられない。
長良さんは、親に隠れてダンジョンに通っているからだ。
一昨日の昼過ぎといえば、既にワニ革装備へ着替えていたので、ジャケットの襟で顔の半分は隠れていた筈。一体どこで見られたのだろう。
もしかすると、この娘以外にも、そのことを知っている人物がいるかもしれないな。どうにかして詳しい話を聞きたいが、なんと返事をしていいものか……。
と、その時、折よく長良さん本人がやってきた。
「あら? 何かお取り込み中でしたか?」
「あー、いや違うんだ。長良さんと俺がダンジョンに居たか?ってこの娘が尋ねてきたんだよ」
こう長良さんに伝えれば、しらばっくれるなり、尋問をするなり、適切な対処をしてくれるだろう。
長良さんは女生徒の顔と、こちらの顔を交互に見てから口を開いた。
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どうやら彼女は尋問を選んだようだ……。
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