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第68話 トラウマのカメーン
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「おはよーございまーす! 今日は一日よろしくお願いします!」
「「お願いしまーす」」
ホテルのエントランスにて、昨日と変わらない溌剌とした笑顔を浮かべる富倉さんと合流した。
「昨日はアレを食べに行ったんですよね? どうでした?」
「いやー、想像を軽く飛び越えてきましたよ! まずナイフを入れた瞬間、表面の香ばしい焼き目の下から、熱々の肉汁が噴き出してきて……その香りだけで一気に食欲が爆発したんです。外側はしっかり香ばしく、中はふんわり柔らかいのに肉の繊維がちゃんと感じられて、噛むたびに旨味が広がるんですよ。しかも、重たい感じが一切なくて、3時間待ったことなんてその時点ですっかり忘れるほどで──」
「お、お気に召されたようで何よりです。……ところで皆さん、随分と高級そうな装備をされていますが、実家、極太なんですか?」
ホテルから静岡ダンジョンまでは歩いて行ける距離なので、皆すでにダンジョン用の装備に身を包んでいた。
「これは、地元のダンジョンで手に入れた素材を加工してもらったり、魔物から奪ったり、自作した装備なので、誰かに買ってもらった装備ではありませんよ」
「皆さん個性あふれる……。特にそちらの方なんて、それはダンジョン用の装備なんですか?」
「えっ、拙者でござるか? えぇコレはチカチカ殿に作っていただいた、自慢の一張羅ですぞ」
そう答えたのは柏原さんだ。
彼の装備は、チェック柄のシャツの裾を、青く染めた厚手のズボンに押し込んであり、指抜きグローブと頭のバンダナでトータルコーディネートをした、完全アキバ系ダンジョン装備だ。
女体化の夢が潰えて落ち込む柏原さんを元気づけようと、チカチカさんが用意してくれたワンオフ装備なのだが、彼には異様と言えるほど良く似合っていた。
「そ、そのリュックからはみ出た筒は……」
「これは地図用の紙束ですぞ?」
「美少女のポスターじゃないんですね……」
ダンジョン装備は、買えば高級スーツよりも遥かに高額なモノなのに、どうしてわざわざそのデザインにしたのかは謎だ。
ただ、チカチカさんも柏原さんも非常に満足そうなので、外野から口を挟むわけにもいくまい。
「では、ダンジョンへ向かいましょうか。もし不足しているものがありましたら、入り口前のお店で補充しましょう」
「「はーい」」
こうして一行は、日本のダンジョン攻略最前線である、静岡ダンジョンへと向かった。
◻︎◻︎◻︎
ホテルを発って約10分。
郊外とは思えないほど、多くの建物がひしめき合ったエリアが見えてきた。
「ダンジョン前にコンビニあるのイイな……」
「ジムまでありますよ? でもココまで来て鍛えるのって遅くありません?」
「保険会社の窓口まであるよ……。死んでも安心だな」
「いや、死にたくはねーよ」
そこはまるで、都市部の駅前であるかのように栄えており、地元八宮の寂れた景色とはまるで別世界だった。
すぐ先には、ダンジョンの入り口を内包する巨大な建造物が鎮座している。
「あれがダンジョンの入り口であり、冒険者ギルドの本部ですね。二階にはダンジョン用品店もあるので、忘れ物があれば立ち寄りますが…………皆さん大丈夫そうですね」
富倉さんは皆の顔を見て、そう発言した。
「非常食については学校から持ってきてありますので、中に入ったあとでお配りします」
「えっ、そんなの用意してあるんですか?」
「市販されているダンジョンナッツの詰め合わせですけど……あれ? 皆さんの地元では、そういった非常食は持っていかない感じです?」
「いや……。持っていかないというか、ナッツの詰め合わせなんて売ってないので……」
少し遠出をする際に、ドライフルーツや燻製肉を携帯することはあるが、それらは全て自作しなくてはならない。
買って済ませられるのであれば、是非ともそうしたいのだが、過疎ダンジョンで販売しても、採算は取れまい。
ダンジョンに入る前から、地方との格差を見せつけられてしまい、少しだけ悔しい思いが浮かぶ。
がんばれよ、八宮ダンジョン。
◻︎◻︎◻︎
「皆さんの武器ロッカー番号は幾つですか? 配送を依頼する時に番号を受け取っていると思うのですが」
「番号? あー、私たちは武器は送ってないんですよ」
「えっ、それだと、地下一階だけを見て回る感じですか?」
槍などの武器を持ち出すには、冒険者ギルドに許可証を発行してもらい、それを見える場所へ貼った状態で運搬するか、専門の業者に運搬をお願いする方法がある。
業者を利用した場合には、配送先のダンジョンに設置された武器ロッカーの番号を教えてもらえるのだが、今回はマキマキさんの鞭以外の武器は持ってきてはいないので、そのような番号は伝えられてはいない。
「私たちは魔法で戦うことがメインなので、嵩張る武器は地元に置いてきました。予定では、地下一階以降も普通に見て回るつもりですよ」
「ま、魔法ですか……。私自身、攻撃に長けたスキル持ちではないので、いざって時に加勢できませんが大丈夫ですか?」
「ええ問題ありません。それに、槍は持ってきていませんが、彼女の鞭などはありますし」
「鞭ですか!? 鞭って、あのパシーンってヤツですよね?」
富倉さんはそう言って、ハエ叩きのような仕草をしてみせた。
「そうです、その鞭です。打ってよし、縛ってよしの、高性能武器ですよ」
「ええっと、その……皆さんの地元では、鞭が普通に使われてたりするんですか?」
「いえ、彼女……マキマキさん以外に使ってる人は見たことがありませんね」
(私は伊吹くんの部屋で、鞭を使っている人をみましたよ?)
長良さん。ボソッとその情報を流すのはやめてください……。
「なんだか、私の知っている冒険者とは、随分と乖離があるようで驚いています。なんだか楽しみです!」
「私たちのスタイルが、南駿生のお眼鏡に叶うかはわかりませんが、誰も怪我することなく、安全第一でいきましょう」
そして、追加の準備をすることなく、ダンジョンの中へと足を踏み入れた。
◻︎◻︎◻︎
「おいおいおい! すげーな静岡は!」
ダンジョンへ入ると、先に入場を終えていた浅井が、興奮気味に話しかけてきた。
「ん、なんかあったか? ただの荷物検査を受けただけだけど」
「だってよー、入り口の係員が6人も居るんだぜ? 八宮の2倍以上よ」
確かに八宮ダンジョンでは、入り口に1人しか係員は居ない。繁忙期だと2人居ることもあるがそれも稀だ。
「それより、浅井は持ち検で逮捕されなかったのか?」
「焼きゴブのことか? なんか富倉さんがカードを係員に見せて、説明してくれたから大丈夫だったぞ」
「あー、何か特別な手配をしてくれたのか。ちゃんとお礼言っときなよ?」
「ああ、分かった。伝えてくるよ」
駆けていく浅井を見送りつつ、あたり一帯をぐるりと見渡した。
さて、かの有名な静岡ダンジョンへやってきたのだが──まず目に飛び込んできたのは、ずらりと建ち並ぶ建物群だった。
木材とレンガで組まれたそれらは、中世ヨーロッパを彷彿とさせる古風な佇まいで、迷宮の中にいることを一瞬忘れてしまいそうになる。
建物の入り口には、何を扱っているかがひと目で分かるよう、凝った意匠の看板が掲げられており、『木材』『鉱石』『魔物素材』といった模様が誇らしげに刻まれていた。
きっとあの扉の向こうで、持ち込んだ素材を査定してもらえるのだろう。
八宮ダンジョンの、フードコートのような景色とは雲泥の差だった。
さらに驚いたのは、ダンジョン内であるにもかかわらず、いくつかの飲食店が軒を連ねていることだ。
立ちのぼる香ばしい匂いに思わず足が吸い寄せられる。ダンジョンで得られた素材を、そのまま調理して供しているのだろう。
後で必ず立ち寄ってみなければ、と胸の内で決意した。
他にも武器屋や防具屋、道具屋らしき看板も目についたが、何のお店かが判然としないものも多々あった。そこは富倉さんに案内を頼むしかあるまい。
まるで小さな城塞都市に迷い込んだかのような景観に、胸の奥が高鳴るのを覚えた。
「あっ伊吹君。ここに居ましたか」
ぼんやりと街の様子を眺めていたところ、背後から長良さんが話しかけてきた。
「あ、みんな揃ってるね。すぐに出発する?」
「どうしましょうか。この場所も随分と魅力的ですよね」
先に見て回るか、それとも後にするかを悩んでいると、マキマキさんたちの会話が耳に届いた。
「絶対に明治村よ!」
「違うって、リトルワールドだよ。小3の遠足で行ったでしょ」
二人の会話は、目の前の景色を地元の観光施設に例えており、その詳細が下手に分かってしまうせいで、なんだか妙に気恥ずかしい。
……うーん、リトルワールドだと思うな。
結局、皆の意見によって、まずは下層への探索から始める事となった。
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
「「お願いしまーす」」
ホテルのエントランスにて、昨日と変わらない溌剌とした笑顔を浮かべる富倉さんと合流した。
「昨日はアレを食べに行ったんですよね? どうでした?」
「いやー、想像を軽く飛び越えてきましたよ! まずナイフを入れた瞬間、表面の香ばしい焼き目の下から、熱々の肉汁が噴き出してきて……その香りだけで一気に食欲が爆発したんです。外側はしっかり香ばしく、中はふんわり柔らかいのに肉の繊維がちゃんと感じられて、噛むたびに旨味が広がるんですよ。しかも、重たい感じが一切なくて、3時間待ったことなんてその時点ですっかり忘れるほどで──」
「お、お気に召されたようで何よりです。……ところで皆さん、随分と高級そうな装備をされていますが、実家、極太なんですか?」
ホテルから静岡ダンジョンまでは歩いて行ける距離なので、皆すでにダンジョン用の装備に身を包んでいた。
「これは、地元のダンジョンで手に入れた素材を加工してもらったり、魔物から奪ったり、自作した装備なので、誰かに買ってもらった装備ではありませんよ」
「皆さん個性あふれる……。特にそちらの方なんて、それはダンジョン用の装備なんですか?」
「えっ、拙者でござるか? えぇコレはチカチカ殿に作っていただいた、自慢の一張羅ですぞ」
そう答えたのは柏原さんだ。
彼の装備は、チェック柄のシャツの裾を、青く染めた厚手のズボンに押し込んであり、指抜きグローブと頭のバンダナでトータルコーディネートをした、完全アキバ系ダンジョン装備だ。
女体化の夢が潰えて落ち込む柏原さんを元気づけようと、チカチカさんが用意してくれたワンオフ装備なのだが、彼には異様と言えるほど良く似合っていた。
「そ、そのリュックからはみ出た筒は……」
「これは地図用の紙束ですぞ?」
「美少女のポスターじゃないんですね……」
ダンジョン装備は、買えば高級スーツよりも遥かに高額なモノなのに、どうしてわざわざそのデザインにしたのかは謎だ。
ただ、チカチカさんも柏原さんも非常に満足そうなので、外野から口を挟むわけにもいくまい。
「では、ダンジョンへ向かいましょうか。もし不足しているものがありましたら、入り口前のお店で補充しましょう」
「「はーい」」
こうして一行は、日本のダンジョン攻略最前線である、静岡ダンジョンへと向かった。
◻︎◻︎◻︎
ホテルを発って約10分。
郊外とは思えないほど、多くの建物がひしめき合ったエリアが見えてきた。
「ダンジョン前にコンビニあるのイイな……」
「ジムまでありますよ? でもココまで来て鍛えるのって遅くありません?」
「保険会社の窓口まであるよ……。死んでも安心だな」
「いや、死にたくはねーよ」
そこはまるで、都市部の駅前であるかのように栄えており、地元八宮の寂れた景色とはまるで別世界だった。
すぐ先には、ダンジョンの入り口を内包する巨大な建造物が鎮座している。
「あれがダンジョンの入り口であり、冒険者ギルドの本部ですね。二階にはダンジョン用品店もあるので、忘れ物があれば立ち寄りますが…………皆さん大丈夫そうですね」
富倉さんは皆の顔を見て、そう発言した。
「非常食については学校から持ってきてありますので、中に入ったあとでお配りします」
「えっ、そんなの用意してあるんですか?」
「市販されているダンジョンナッツの詰め合わせですけど……あれ? 皆さんの地元では、そういった非常食は持っていかない感じです?」
「いや……。持っていかないというか、ナッツの詰め合わせなんて売ってないので……」
少し遠出をする際に、ドライフルーツや燻製肉を携帯することはあるが、それらは全て自作しなくてはならない。
買って済ませられるのであれば、是非ともそうしたいのだが、過疎ダンジョンで販売しても、採算は取れまい。
ダンジョンに入る前から、地方との格差を見せつけられてしまい、少しだけ悔しい思いが浮かぶ。
がんばれよ、八宮ダンジョン。
◻︎◻︎◻︎
「皆さんの武器ロッカー番号は幾つですか? 配送を依頼する時に番号を受け取っていると思うのですが」
「番号? あー、私たちは武器は送ってないんですよ」
「えっ、それだと、地下一階だけを見て回る感じですか?」
槍などの武器を持ち出すには、冒険者ギルドに許可証を発行してもらい、それを見える場所へ貼った状態で運搬するか、専門の業者に運搬をお願いする方法がある。
業者を利用した場合には、配送先のダンジョンに設置された武器ロッカーの番号を教えてもらえるのだが、今回はマキマキさんの鞭以外の武器は持ってきてはいないので、そのような番号は伝えられてはいない。
「私たちは魔法で戦うことがメインなので、嵩張る武器は地元に置いてきました。予定では、地下一階以降も普通に見て回るつもりですよ」
「ま、魔法ですか……。私自身、攻撃に長けたスキル持ちではないので、いざって時に加勢できませんが大丈夫ですか?」
「ええ問題ありません。それに、槍は持ってきていませんが、彼女の鞭などはありますし」
「鞭ですか!? 鞭って、あのパシーンってヤツですよね?」
富倉さんはそう言って、ハエ叩きのような仕草をしてみせた。
「そうです、その鞭です。打ってよし、縛ってよしの、高性能武器ですよ」
「ええっと、その……皆さんの地元では、鞭が普通に使われてたりするんですか?」
「いえ、彼女……マキマキさん以外に使ってる人は見たことがありませんね」
(私は伊吹くんの部屋で、鞭を使っている人をみましたよ?)
長良さん。ボソッとその情報を流すのはやめてください……。
「なんだか、私の知っている冒険者とは、随分と乖離があるようで驚いています。なんだか楽しみです!」
「私たちのスタイルが、南駿生のお眼鏡に叶うかはわかりませんが、誰も怪我することなく、安全第一でいきましょう」
そして、追加の準備をすることなく、ダンジョンの中へと足を踏み入れた。
◻︎◻︎◻︎
「おいおいおい! すげーな静岡は!」
ダンジョンへ入ると、先に入場を終えていた浅井が、興奮気味に話しかけてきた。
「ん、なんかあったか? ただの荷物検査を受けただけだけど」
「だってよー、入り口の係員が6人も居るんだぜ? 八宮の2倍以上よ」
確かに八宮ダンジョンでは、入り口に1人しか係員は居ない。繁忙期だと2人居ることもあるがそれも稀だ。
「それより、浅井は持ち検で逮捕されなかったのか?」
「焼きゴブのことか? なんか富倉さんがカードを係員に見せて、説明してくれたから大丈夫だったぞ」
「あー、何か特別な手配をしてくれたのか。ちゃんとお礼言っときなよ?」
「ああ、分かった。伝えてくるよ」
駆けていく浅井を見送りつつ、あたり一帯をぐるりと見渡した。
さて、かの有名な静岡ダンジョンへやってきたのだが──まず目に飛び込んできたのは、ずらりと建ち並ぶ建物群だった。
木材とレンガで組まれたそれらは、中世ヨーロッパを彷彿とさせる古風な佇まいで、迷宮の中にいることを一瞬忘れてしまいそうになる。
建物の入り口には、何を扱っているかがひと目で分かるよう、凝った意匠の看板が掲げられており、『木材』『鉱石』『魔物素材』といった模様が誇らしげに刻まれていた。
きっとあの扉の向こうで、持ち込んだ素材を査定してもらえるのだろう。
八宮ダンジョンの、フードコートのような景色とは雲泥の差だった。
さらに驚いたのは、ダンジョン内であるにもかかわらず、いくつかの飲食店が軒を連ねていることだ。
立ちのぼる香ばしい匂いに思わず足が吸い寄せられる。ダンジョンで得られた素材を、そのまま調理して供しているのだろう。
後で必ず立ち寄ってみなければ、と胸の内で決意した。
他にも武器屋や防具屋、道具屋らしき看板も目についたが、何のお店かが判然としないものも多々あった。そこは富倉さんに案内を頼むしかあるまい。
まるで小さな城塞都市に迷い込んだかのような景観に、胸の奥が高鳴るのを覚えた。
「あっ伊吹君。ここに居ましたか」
ぼんやりと街の様子を眺めていたところ、背後から長良さんが話しかけてきた。
「あ、みんな揃ってるね。すぐに出発する?」
「どうしましょうか。この場所も随分と魅力的ですよね」
先に見て回るか、それとも後にするかを悩んでいると、マキマキさんたちの会話が耳に届いた。
「絶対に明治村よ!」
「違うって、リトルワールドだよ。小3の遠足で行ったでしょ」
二人の会話は、目の前の景色を地元の観光施設に例えており、その詳細が下手に分かってしまうせいで、なんだか妙に気恥ずかしい。
……うーん、リトルワールドだと思うな。
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