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4.人々との交わり
浜辺にて
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テントを設営し、ロドリコさんがいる場所に向かう。今日狩った動物の焼肉も準備してくれると言っていた。今回準備した母様の食事はあまり出番がないが、ありがたいことだ。
僕がみんなに近づき、声をかけると、振り向くのが早い早い・・・。ビルンさん以外はじ~~~とこちらを見ている。
「さて、ラウール君、ちょっと君に聞きたいことがある。ここに来るまでのあの出来事はなにかな?僕たちに何か言うことはありますか?」とフルートさんが一歩前に出て代表のように話し出した。
「えーと、他の人も魔物と戦いたかった?それとも、あの魔法をちょっとミスったこと?うまくごまかしたと思ってたけど、みんな気付いて黙ってくれたの?ん! 僕が見逃した魔物がいましたか、すいません!!」
「「「ちがーう!」」」
みんなが一斉に手を横に振りだした。
「ん~と、僕ではわからないので、教えてもらってもいいですか?」
「・・ラウール君はDランクの冒険者だよね?」
「そうですよ、ギルドのプレートもちゃんともってますし。」
「だけど、僕たちはそれが信じられなくてね・・・。もっと上のランクでないのかい?」
「ふぇっ・・・。普通に父様と依頼を受けるくらいで戦いましたけど・・・。木も、草も燃えないように魔法も調整しましたし・・・。だいたいこれくらいがDランクの強さではないのですか?」
・・・・・・みんなが天を仰いでいる・・・
「えーと、君は今までパーティーを組んだことは?」
「ほとんど父様と母様と組んでいましたけど・・・。最近はほとんどソロで討伐依頼をしていましたけど・・・、パーティーを組む友達や仲間がいなくて・・・。」
「・・・・ん~友達はいいとして、それだけ強ければ、誰かが誘ってこなかったのかい?」
「僕が両親と冒険者活動をしていることはギルドで有名ですし、やっとみんなが普通に接してくれるようになったばかりで・・・、誘ってくれる人はいませんっ!」
・・・・・・・
・・・・・・
(こんなに強い子を誘わない?何か訳あり?ん~強い以外はいい子だと思うんだけど、どこかに地雷があるのか?)フルートがそんなことを考えていると
「こんなガキなんて誰も誘わないだろ~! 両親と冒険? 冒険者ごっこかー、けっ! よほど馬鹿な親だな!!ガキがガキなら親も親だ!! だまって親の後ろをついて歩けよ! 親の顔が見てみてーよっ!』
突然話しにビルンが入ってきたと思うと、戦いも見ていないくせに馬鹿にしている。フルートは割って入ろうと、口を開きかけたが、その前に・・・。
「父様も母様も馬鹿じゃない! ・・・・何も知らないお前が馬鹿にするな! ・・・・それ以上言ってみろ!!僕も・・・」
あのラウール君が怒っている。道中一人後ろを歩かされても、ビルンに馬鹿にされても怒らなかったのに。今度こそフルートが口を開きかけたその時・・。
「あーー!!馬鹿親に馬鹿って言って何が悪い!! こんな目上に対する言葉遣いもわからないガキが! もしかして、お前の親は本当の親でなくて、お前の稼ぎを当てにしているただのクズか~~~~!」
その時、空気が凍ったかのように冷たく、重く、まるで自分の体が自分の体でないように・・・・動けない!!
何が起きているかわからないフルートだが、【破壊の斧】の回復薬ラエラが・・・
「くっ・・・くろ・・い?・・・は・羽・・・。せ な かに・・・。」と声を絞り出しつぶやいた。
「苦しんで死ね(父様と母様を・・・大事な僕の大事な大事な・・)」
ラウールはビルンに手を向けた
「グラビトン・・・」
「ががーがっ!!!!」
ビルンが地面に押しつけられ、砂に顔を埋めている・・・。はじめはバタバタ動いていたが、しだいに動きが小さくなってきた・・・。
それを見てようやくラエラが膝をつき、ラウールに手を合わせた。
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ゆるしてゆるしてー!こんなんでもうちのリーダーなの!!その魔法を止めてー! お願いします!おねがい!!!」
その声を聴いてラウールは、はっと意識が戻ってきた。
慌てて魔法を止めた時、周りにかかっていた圧力もなくなったようで、ラエラやビビアン、ハーシンがビルンに駆け寄り起こしていた。
ラエラは回復魔法を唱えている。
ビルンは意識はあるものの、朦朧としており、みんなに抱えられていた。
「「「すいませんでした・・」」」
「ありがとう・・・こんなバカにも情けをかけてくれて・・・、もうラウール君に近寄らせないから・・・。」
ビビアンが頭を下げながら謝罪してきた。
「・・・僕こそすいませんでした・・・。一緒に依頼を受けた仲間に魔法を向けるなんて・・・。けど・・けど・・・父様はいつでも僕が間違いを犯すと叱ってくれる・・・。母様も厳しいけど・・何か僕が変な様子になってると・・・いつまでも横にいてくれる・・・。本当の両親なんだ・・・。僕をいくら悪くいってもいいけど、大切な人を馬鹿にされたら・・・。」
この場にいるみんながはっとした。魔法を味方に向けることは良いことではない。けど、自分だって大切な人を馬鹿にされたら怒ると思う。現にこんなやつだって、リーダーだからとパーティーメンバーが必死に誤っている・・・。
今で口を開けなかったロドリコさんは、冒険者のルールはそこまで詳しくないけど、と前置きして話し出した。
「まだ依頼の途中です。今回メンバーで喧嘩をしました。しかし、喧嘩両成敗で、引き続き依頼をしていただきたい。」
その言葉にみんなが頷いた。
さすがにその日はみんなで集まって食事をする雰囲気でなく、それぞれが食料を持ち、テントに戻っていった。
見張りは、パーティーごとで半分の時間を受け持ち、ラウールだけは、見張りを免除された。
僕がみんなに近づき、声をかけると、振り向くのが早い早い・・・。ビルンさん以外はじ~~~とこちらを見ている。
「さて、ラウール君、ちょっと君に聞きたいことがある。ここに来るまでのあの出来事はなにかな?僕たちに何か言うことはありますか?」とフルートさんが一歩前に出て代表のように話し出した。
「えーと、他の人も魔物と戦いたかった?それとも、あの魔法をちょっとミスったこと?うまくごまかしたと思ってたけど、みんな気付いて黙ってくれたの?ん! 僕が見逃した魔物がいましたか、すいません!!」
「「「ちがーう!」」」
みんなが一斉に手を横に振りだした。
「ん~と、僕ではわからないので、教えてもらってもいいですか?」
「・・ラウール君はDランクの冒険者だよね?」
「そうですよ、ギルドのプレートもちゃんともってますし。」
「だけど、僕たちはそれが信じられなくてね・・・。もっと上のランクでないのかい?」
「ふぇっ・・・。普通に父様と依頼を受けるくらいで戦いましたけど・・・。木も、草も燃えないように魔法も調整しましたし・・・。だいたいこれくらいがDランクの強さではないのですか?」
・・・・・・みんなが天を仰いでいる・・・
「えーと、君は今までパーティーを組んだことは?」
「ほとんど父様と母様と組んでいましたけど・・・。最近はほとんどソロで討伐依頼をしていましたけど・・・、パーティーを組む友達や仲間がいなくて・・・。」
「・・・・ん~友達はいいとして、それだけ強ければ、誰かが誘ってこなかったのかい?」
「僕が両親と冒険者活動をしていることはギルドで有名ですし、やっとみんなが普通に接してくれるようになったばかりで・・・、誘ってくれる人はいませんっ!」
・・・・・・・
・・・・・・
(こんなに強い子を誘わない?何か訳あり?ん~強い以外はいい子だと思うんだけど、どこかに地雷があるのか?)フルートがそんなことを考えていると
「こんなガキなんて誰も誘わないだろ~! 両親と冒険? 冒険者ごっこかー、けっ! よほど馬鹿な親だな!!ガキがガキなら親も親だ!! だまって親の後ろをついて歩けよ! 親の顔が見てみてーよっ!』
突然話しにビルンが入ってきたと思うと、戦いも見ていないくせに馬鹿にしている。フルートは割って入ろうと、口を開きかけたが、その前に・・・。
「父様も母様も馬鹿じゃない! ・・・・何も知らないお前が馬鹿にするな! ・・・・それ以上言ってみろ!!僕も・・・」
あのラウール君が怒っている。道中一人後ろを歩かされても、ビルンに馬鹿にされても怒らなかったのに。今度こそフルートが口を開きかけたその時・・。
「あーー!!馬鹿親に馬鹿って言って何が悪い!! こんな目上に対する言葉遣いもわからないガキが! もしかして、お前の親は本当の親でなくて、お前の稼ぎを当てにしているただのクズか~~~~!」
その時、空気が凍ったかのように冷たく、重く、まるで自分の体が自分の体でないように・・・・動けない!!
何が起きているかわからないフルートだが、【破壊の斧】の回復薬ラエラが・・・
「くっ・・・くろ・・い?・・・は・羽・・・。せ な かに・・・。」と声を絞り出しつぶやいた。
「苦しんで死ね(父様と母様を・・・大事な僕の大事な大事な・・)」
ラウールはビルンに手を向けた
「グラビトン・・・」
「ががーがっ!!!!」
ビルンが地面に押しつけられ、砂に顔を埋めている・・・。はじめはバタバタ動いていたが、しだいに動きが小さくなってきた・・・。
それを見てようやくラエラが膝をつき、ラウールに手を合わせた。
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ゆるしてゆるしてー!こんなんでもうちのリーダーなの!!その魔法を止めてー! お願いします!おねがい!!!」
その声を聴いてラウールは、はっと意識が戻ってきた。
慌てて魔法を止めた時、周りにかかっていた圧力もなくなったようで、ラエラやビビアン、ハーシンがビルンに駆け寄り起こしていた。
ラエラは回復魔法を唱えている。
ビルンは意識はあるものの、朦朧としており、みんなに抱えられていた。
「「「すいませんでした・・」」」
「ありがとう・・・こんなバカにも情けをかけてくれて・・・、もうラウール君に近寄らせないから・・・。」
ビビアンが頭を下げながら謝罪してきた。
「・・・僕こそすいませんでした・・・。一緒に依頼を受けた仲間に魔法を向けるなんて・・・。けど・・けど・・・父様はいつでも僕が間違いを犯すと叱ってくれる・・・。母様も厳しいけど・・何か僕が変な様子になってると・・・いつまでも横にいてくれる・・・。本当の両親なんだ・・・。僕をいくら悪くいってもいいけど、大切な人を馬鹿にされたら・・・。」
この場にいるみんながはっとした。魔法を味方に向けることは良いことではない。けど、自分だって大切な人を馬鹿にされたら怒ると思う。現にこんなやつだって、リーダーだからとパーティーメンバーが必死に誤っている・・・。
今で口を開けなかったロドリコさんは、冒険者のルールはそこまで詳しくないけど、と前置きして話し出した。
「まだ依頼の途中です。今回メンバーで喧嘩をしました。しかし、喧嘩両成敗で、引き続き依頼をしていただきたい。」
その言葉にみんなが頷いた。
さすがにその日はみんなで集まって食事をする雰囲気でなく、それぞれが食料を持ち、テントに戻っていった。
見張りは、パーティーごとで半分の時間を受け持ち、ラウールだけは、見張りを免除された。
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