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5.親離れ
行き先の決定
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僕は歩きながら、南の小さな町を目指している。
どこから行くか迷っていたけど、まずは自分の生まれた街を見たいと考えていた。スタスデ街はサーシンから南に進んで行くとある。そこまでには、町や村を通り、馬車を使うと、1か月かからずに到着すると思う。いかに両親が僕を気遣い、ゆっくり移動していたかがわかる。
スタスデの街についたら、一度旅に必要なものを補充して次の目的地に進みたい。何か依頼も受けてみたいと思っている。僕も冒険者として活動してきて、あまりお金も使わなかったから、貯蓄もある。だから無理はしないけど、色々なものを見るためにはただ周っていても、一部の世界しか見えないと思う。だからこそ、そこそこの依頼は受けてみたい。
スタスデの後は、東に行くと国境があり、フイエウ共和国にまずは行ってみる。今は王国だけど、隣は共和国だ。街の雰囲気も違うだろうから、楽しみだ。
そんなことを考えながら野営し、移動してを繰り返し、小さな町についた。
一泊宿泊し、ここからは馬車に乗り移動する。冒険者とは名乗らず、一般のお客さんとして移動したい。せっかくの旅の始まりは、ゆっくりと景色を眺めながら進みたいと考えたからだ。
移動馬車は、荷物が少ないこともあり、盗賊からは狙われにくい。魔物は時々街道に現れるけど、護衛もついているから、この辺の地域は危険性も少ない。
~~~~~~~~~~~~
町から村、いくつかを過ぎたころ、スタスデの街が近づいてきた。僕が乗っている馬車の他にも、色々な種類の馬車を見かけるようになり、歩いて移動している人、これから魔物をかるのか武器を片手に移動している人などとすれちがうようになった。
スタスデの街がすぐそこのところまで来たとき、ふいに生みの親のことを考えてしまった。
母様は「もし出会っても相手はわからないと思うけど、もし気づかれて声をかけられても、お金やお金になる物は絶対に渡さないように」と言われている。お金になると思えば、生みの親があの手この手で寄生してこようとすることを心配していた。僕を売ることに罪悪感のかけらもない生みの親にくれてやる物もないが、出来たら会わない、ばれないように行動しようと考えている。もし、僕や両親の邪魔をしようとするならば、容赦はしない気持ちでいる。
~~~~~~~~~~~
門が近づき、僕たちは馬車から降ろされ、入場待ちの列に並んだ。1人ひとり簡単な質問をされてから入ることになる。もし指名手配されている人物であれば、そこで取り押さえられる。僕たちのような冒険者は、プレートを見せることで、自分の事を証明する。それは他のギルドも一緒で、プレートは身分証明書の代わりにもなる。
サーシンの門番のスコットさんでさえ、毎回僕はプレートを提示させられていた。顔を知っているからと通すのは、門番のすることではないのだ。
貴族用の入り口も別にある。一緒に並ぶとトラブルが起きるので、この世界は、特権階級は庶民と別にしたほうが良いのだ。
「身分を証明するものを見せてください」
僕の番が来た。僕はプレートを取り出し、門番さんに見せる。
「ラウール12歳。旅と冒険者ギルドで依頼を受けるために来ました。」
目的も告げ、子供が一人で来ても不自然ではないよう話しかけた。
「へ~12歳で一人旅ね。このプレートも冒険者ギルドの物だね。通ってよし。」
門番さんが通してくれた。その門番さんの横を過ぎようとしたとき、小声で
「(Bランクってやるじゃないか。がんばれ)」
とつぶやいた。
「ありがとう!!」
と気持ちよくスタスデの街に入っていくことが出来た。
ランクも声を出さず、プロだね。強面の男の人だけど、いい人だ。
まずは、冒険者ギルドを探そう。そこでいい宿を教えてもらって、今日は休もう。
どこから行くか迷っていたけど、まずは自分の生まれた街を見たいと考えていた。スタスデ街はサーシンから南に進んで行くとある。そこまでには、町や村を通り、馬車を使うと、1か月かからずに到着すると思う。いかに両親が僕を気遣い、ゆっくり移動していたかがわかる。
スタスデの街についたら、一度旅に必要なものを補充して次の目的地に進みたい。何か依頼も受けてみたいと思っている。僕も冒険者として活動してきて、あまりお金も使わなかったから、貯蓄もある。だから無理はしないけど、色々なものを見るためにはただ周っていても、一部の世界しか見えないと思う。だからこそ、そこそこの依頼は受けてみたい。
スタスデの後は、東に行くと国境があり、フイエウ共和国にまずは行ってみる。今は王国だけど、隣は共和国だ。街の雰囲気も違うだろうから、楽しみだ。
そんなことを考えながら野営し、移動してを繰り返し、小さな町についた。
一泊宿泊し、ここからは馬車に乗り移動する。冒険者とは名乗らず、一般のお客さんとして移動したい。せっかくの旅の始まりは、ゆっくりと景色を眺めながら進みたいと考えたからだ。
移動馬車は、荷物が少ないこともあり、盗賊からは狙われにくい。魔物は時々街道に現れるけど、護衛もついているから、この辺の地域は危険性も少ない。
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町から村、いくつかを過ぎたころ、スタスデの街が近づいてきた。僕が乗っている馬車の他にも、色々な種類の馬車を見かけるようになり、歩いて移動している人、これから魔物をかるのか武器を片手に移動している人などとすれちがうようになった。
スタスデの街がすぐそこのところまで来たとき、ふいに生みの親のことを考えてしまった。
母様は「もし出会っても相手はわからないと思うけど、もし気づかれて声をかけられても、お金やお金になる物は絶対に渡さないように」と言われている。お金になると思えば、生みの親があの手この手で寄生してこようとすることを心配していた。僕を売ることに罪悪感のかけらもない生みの親にくれてやる物もないが、出来たら会わない、ばれないように行動しようと考えている。もし、僕や両親の邪魔をしようとするならば、容赦はしない気持ちでいる。
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門が近づき、僕たちは馬車から降ろされ、入場待ちの列に並んだ。1人ひとり簡単な質問をされてから入ることになる。もし指名手配されている人物であれば、そこで取り押さえられる。僕たちのような冒険者は、プレートを見せることで、自分の事を証明する。それは他のギルドも一緒で、プレートは身分証明書の代わりにもなる。
サーシンの門番のスコットさんでさえ、毎回僕はプレートを提示させられていた。顔を知っているからと通すのは、門番のすることではないのだ。
貴族用の入り口も別にある。一緒に並ぶとトラブルが起きるので、この世界は、特権階級は庶民と別にしたほうが良いのだ。
「身分を証明するものを見せてください」
僕の番が来た。僕はプレートを取り出し、門番さんに見せる。
「ラウール12歳。旅と冒険者ギルドで依頼を受けるために来ました。」
目的も告げ、子供が一人で来ても不自然ではないよう話しかけた。
「へ~12歳で一人旅ね。このプレートも冒険者ギルドの物だね。通ってよし。」
門番さんが通してくれた。その門番さんの横を過ぎようとしたとき、小声で
「(Bランクってやるじゃないか。がんばれ)」
とつぶやいた。
「ありがとう!!」
と気持ちよくスタスデの街に入っていくことが出来た。
ランクも声を出さず、プロだね。強面の男の人だけど、いい人だ。
まずは、冒険者ギルドを探そう。そこでいい宿を教えてもらって、今日は休もう。
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