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6.過去の清算
【希望の家】
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僕はチルミさんに声をかけて冒険者ギルドを出た。一度【希望の家】に行っているので、道は覚えている。
~~~~~~~~
希望の家の前に来ている。僕は門の中にいる青年に声をかけた。
「すいませーん! 僕ラウールと言います。一緒に森に散歩に行ったラウールと言えばわかってくれると思うので、リーダーのカシマスさんに会えませんか?」
目の前の青年は僕を見ると、はっとした表情をして
「ラウール君と言う名前は聞いていますよ。もし見かけたら助けてやってほしいと言われたラウール君かもしれないので、少し待ってもらえますか?一応声をかけて、確認してきます。」
丁寧に答えてくれた青年は奥に走っていった。
・・・・
・・・・・・・
「カシマスさんが今なら時間がとれるそうです。こちらにどうぞ。」
そういいながら僕を案内してくれる。これでいいのか?僕を直接見た人が確認しなくて。僕が不審者なら、このクランに害を与えるかもしれないのに。
「ここですよ。」
トントン 「失礼します」
そういいながらドアを開けて部屋の中に案内される。そこには、大きな机に向かい、手には紙の束を持ったカシマスさんがいた。
「それでは僕は失礼しますね。漆黒の翼さん。僕もあそこにいたんですよ。」
と微笑みながら戻っていった。
・・・・それだと確認がいらなかったね・・。
「こんにちはラウール君。僕もこれからはラウールと君をつけないで呼んでもいいかな?」
と笑顔で話しかけてきた。
「もちろんです!カシマスさんにはお世話になったことと、僕の気持ちを落ち着かせてくれた恩があります。もしあのまま僕が一人で散歩に行っていたら、今頃・・・。」
ちょっとあの時のことを思い出した。
「ラウールなら大丈夫だよ。僕よりきっと戦いは強いし、心も強いよ! 」
そう笑顔を向けてくれた。
そこからは今回の盗賊討伐で得た盗賊の持ち物、特に領主関係の事を説明して、おそらく不利になることはないと。
実はまだ出していないものもあり、いざとなれば、その文章も出すつもりだ。ただ、それまで出してしまうと、街の混乱も予想されるので、出来たら出したくない。
そして、今回の盗賊の持っていたものをどう分けるか話し合った。
それについては、金銭に変えた鑑定結果で半分に分けることで話がついた。
また、買戻しを希望する人がいるかもしれないので、僕たちの苦労した分を少しだけ上乗せして戻すつもりだ。
その後はたわいもない話をして、僕は【希望の家】をあとにした。
~~~~~~~
冒険者ギルドに戻ると、ギルマスがすでにいた。今回はギルマスの部屋で話をした。
結果的に、盗賊討伐の依頼は達成したことになり、ギルドを通して支払われること。
僕たちが不利になるものは目に見えるものでは何もないこと。
盗賊が持っていたものは僕たちの物になること。
ただ、リストを作成し買戻しに協力してほしいこと。
最後に、目に見えない部分で、領主や貴族から不評をかってしまったことが悪い部分だ。表立って何もしてこないとは思うが、十分気を付けるように言われた。
貴族はいくら高ランク冒険者とはいえ、王国ではとてつもない権力を持っている。力で対抗していると、どこまでも権力で返される。対抗するにはとてつもない労力が必要で、どこかで引くことも大切だと、懇懇と説明してくれた。
~~~~~~~~
冒険者ギルドから少し早いが宿に戻り休んだ。
夕食になり食事に行くと、エミリが声をかけてくれた。
「何か疲れているみたいですねー。肩をお揉み致しましょうかお客さん!!」
ふざけた口調で話しかけてきた。
少し世間話をして食事をする。うん、今日もおいしい。
けど、そろそろここから旅立とうと考えていた。ちょうど貴族を警戒しないといけない状態になったので、隣の共和国に行って、ほとぼりを覚ましたいと考えた。
僕の知っている共和国ならいいんだけど・・。
部屋に戻り、買戻しが終わったら旅立とうと計画を立てだした。
自分の過去に一区切りついたので・・・・・。
~~~~~~~~
希望の家の前に来ている。僕は門の中にいる青年に声をかけた。
「すいませーん! 僕ラウールと言います。一緒に森に散歩に行ったラウールと言えばわかってくれると思うので、リーダーのカシマスさんに会えませんか?」
目の前の青年は僕を見ると、はっとした表情をして
「ラウール君と言う名前は聞いていますよ。もし見かけたら助けてやってほしいと言われたラウール君かもしれないので、少し待ってもらえますか?一応声をかけて、確認してきます。」
丁寧に答えてくれた青年は奥に走っていった。
・・・・
・・・・・・・
「カシマスさんが今なら時間がとれるそうです。こちらにどうぞ。」
そういいながら僕を案内してくれる。これでいいのか?僕を直接見た人が確認しなくて。僕が不審者なら、このクランに害を与えるかもしれないのに。
「ここですよ。」
トントン 「失礼します」
そういいながらドアを開けて部屋の中に案内される。そこには、大きな机に向かい、手には紙の束を持ったカシマスさんがいた。
「それでは僕は失礼しますね。漆黒の翼さん。僕もあそこにいたんですよ。」
と微笑みながら戻っていった。
・・・・それだと確認がいらなかったね・・。
「こんにちはラウール君。僕もこれからはラウールと君をつけないで呼んでもいいかな?」
と笑顔で話しかけてきた。
「もちろんです!カシマスさんにはお世話になったことと、僕の気持ちを落ち着かせてくれた恩があります。もしあのまま僕が一人で散歩に行っていたら、今頃・・・。」
ちょっとあの時のことを思い出した。
「ラウールなら大丈夫だよ。僕よりきっと戦いは強いし、心も強いよ! 」
そう笑顔を向けてくれた。
そこからは今回の盗賊討伐で得た盗賊の持ち物、特に領主関係の事を説明して、おそらく不利になることはないと。
実はまだ出していないものもあり、いざとなれば、その文章も出すつもりだ。ただ、それまで出してしまうと、街の混乱も予想されるので、出来たら出したくない。
そして、今回の盗賊の持っていたものをどう分けるか話し合った。
それについては、金銭に変えた鑑定結果で半分に分けることで話がついた。
また、買戻しを希望する人がいるかもしれないので、僕たちの苦労した分を少しだけ上乗せして戻すつもりだ。
その後はたわいもない話をして、僕は【希望の家】をあとにした。
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冒険者ギルドに戻ると、ギルマスがすでにいた。今回はギルマスの部屋で話をした。
結果的に、盗賊討伐の依頼は達成したことになり、ギルドを通して支払われること。
僕たちが不利になるものは目に見えるものでは何もないこと。
盗賊が持っていたものは僕たちの物になること。
ただ、リストを作成し買戻しに協力してほしいこと。
最後に、目に見えない部分で、領主や貴族から不評をかってしまったことが悪い部分だ。表立って何もしてこないとは思うが、十分気を付けるように言われた。
貴族はいくら高ランク冒険者とはいえ、王国ではとてつもない権力を持っている。力で対抗していると、どこまでも権力で返される。対抗するにはとてつもない労力が必要で、どこかで引くことも大切だと、懇懇と説明してくれた。
~~~~~~~~
冒険者ギルドから少し早いが宿に戻り休んだ。
夕食になり食事に行くと、エミリが声をかけてくれた。
「何か疲れているみたいですねー。肩をお揉み致しましょうかお客さん!!」
ふざけた口調で話しかけてきた。
少し世間話をして食事をする。うん、今日もおいしい。
けど、そろそろここから旅立とうと考えていた。ちょうど貴族を警戒しないといけない状態になったので、隣の共和国に行って、ほとぼりを覚ましたいと考えた。
僕の知っている共和国ならいいんだけど・・。
部屋に戻り、買戻しが終わったら旅立とうと計画を立てだした。
自分の過去に一区切りついたので・・・・・。
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