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11.テザン皇国での冒険者活動
猫な冒険者
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パーティー名も【黒猫】に決まったラウール達だったが、何か記念に記憶に残ることをしよと、ダンジョン内の魔物の素材を収める依頼を受けた。そして、それだけでは普段と変わらないと、ある行動に出た。
後に2人は後悔するのだが・・・。
【コボルトの森】
名前の通り、コボルト系の魔物と、木の魔物、虫の魔物が出るダンジョン。30階層であり、1度は攻略はされている。
そこにラウール達は挑戦することにし、すでに24階層まで来ている。
「あの時のノリが恥ずかしい・・・。」
「そうねラウール・・・。どうしてこんな格好で来ちゃったのかしら・・・。」
「それでもここまで来たら、着替えるのもどうかと・・・。」
「やり切りましょうね・・・。」
2人は途中までは時々会う冒険者に手を振る余裕があった。しかし、この階層までくると、なかなか強い冒険者もいて、さすがに白い目を向けられるようになった。
確かにばかげた格好であった。だがラウール達の実力ではそれでも簡単に進めており、24階層に来るまでは2人ともノリノリで、「「にゃ~!」」と叫ぶながら魔物を殲滅していた。
今も「「にゃにゃにゃ!!」」と言いながら目の前に倒れている人を攻撃し終わったところだった。
~~~~~~~~~
少し前に時間はさかのぼる。周りに気配があったから気づいてはいたが、5人の男が近づいてきた。そして、ただの冒険者との出会いだと思っていたところ、いきなり5人が武器を構えだした。
「おいお前たち!!持っている物をすべて出せ!なにも持っていないところを見ると、マジックアイテムで荷物を運んでいるんだろ?そしてすべてのものを出したら、マジックアイテムもそこに置け!!」
と剣を構えたごつい男。
「そうだぜ、おとなしくしたら、少しは優しくしてくれるかもよ。こいつも。」
そういう小柄でナイフを持った男。
「そうよ。私はあなたの体でもいいのよ~。」
と言うマッチョな男がこぶしを握る。
「・・・・・・。」
無言で杖を構えている男。
「その黒いコートも脱いでおいていけ。俺たちがもらってやるよ。ついでにその黒い服も脱いで裸になるんだな。せっかくの服が汚れるからな。」
そういう小さな斧を持ったスキンヘット。
ダンジョンで人に絡まれてしまった。
「俺たちは強さならCランクくらいはあるんだからな!!おとなしくすべておいていけ!!」
「そうだぜ!俺たちは強い後ろ盾もあるから、外で何を話しても、俺たちが捕まることはないぜ!!」
「「おい!」」
「それは言っちゃダメだろ・・・。」
「あっ!! すいやせん・・。」
急に三下みたいになった・・・。
「これを聞かれちゃ~口を封じさせえてもらわなきゃならね~な。死んでくれ!!」
そういって男たちが一斉にとびかかってきた。
「なんか急に話が進んだけど、これまでの調子で行くニャン!ラウール。」
「そうだニャン!やられはせんぞ!!にゃん!」
そう言って2人は指先に魔力を伸ばし、猫の爪のような状態にした。
そのままとびかかってきた男の剣をラウールが引っ掻く!!
スパン!! 剣が切れた。
サクラも引っ掻いた
スパン!! 斧が切れた。
勢いのまま隣の男の杖も切り裂いた。そしてナイフ使いは、ナイフでなく手首に魔力の爪を当て、切り落とした。
「ぎゃ~! 俺の手が~!!」
そして、マッチョが自分の肉体を武器にとびかかり、飛び蹴りを放ってきたところで、ラウールが足を引っ掻いた。
「私の足が~~!!」
そして一度ラウールとサクラが一歩下がり、四つん這いになる。
「「ふーー!! しゃー!!」」と叫び、男たちに跳躍すると、魔力の爪を使い、服を切り裂いていった。
「きゃー!!俺の服がー!!」
男たちは叫んだが、お構いなしに攻撃を繰り返す。そしてラウールは最後とばかりに、
「猫にやられる男はこれだニャン!!」
そういって、3人の男の顔に、3本の爪痕を刻んだ。
サクラは、
「じゃあ私はこれだニャン!!」
そう言って2人の男の胸に頭突きをかました。
男たちは吹っ飛んだ・・・。
「「にゃにゃにゃ!!」」
「これに懲りたら、もうこんなことはするんじゃないニャン!!」
そう言ってサクラは、手首が切れた男に回復魔法を唱え止血した。
「そうだニャン!!これに懲りたら僕達【黒猫】には向かってくるなニャン!!」
そう足のもげた男に回復魔法を唱え止血した。
裸で満身創痍の男たちを見下ろしながら決め台詞を吐いたところで、先ほどから様子をうかがっていた気配が近づいてきた。
「お前ら変な格好してるけど強いな!」
「そうだぜ、全身黒い装備をして、素手で戦っているくせに強い変態だぜ!!」
「私にまねは無理だけど、強いわね。にゃんにゃんって!!」
「女なら少しはわかるけど、男でにゃんなんて・・・、男だぜ!!」
そう4人の冒険者が声をかけてきた。
今までノリで進んできたラウール達。テンションが上がりすぎて、我を忘れていたラウール達。【黒猫】だから、黒猫みたいにダンジョンを記念に制覇すれば、この先も印象に残るんでないかと考えていたラウール達。
転移やアイテムボックスを覚えて、寝不足も重なりテンションがおかしくなっていた2人は、いまさら気づいた・・・。こんなことをしている冒険者はいないと・・・。
~~~~~~~
それでも最後まで貫き通した。恥ずかしながらもにゃんと言いながら・・・。
30階はビックコボルトだった。大きいのか小さいのかはっきりしてほしい名前だけど、爪攻撃で一蹴した。
宝箱を開けると・・・・、【鉄の爪】が入っていた。某RPGで出てくるような・・・。
ラウール達は思った。一生この日を忘れないと。
一生この日を思い出したくないと。
後に2人は後悔するのだが・・・。
【コボルトの森】
名前の通り、コボルト系の魔物と、木の魔物、虫の魔物が出るダンジョン。30階層であり、1度は攻略はされている。
そこにラウール達は挑戦することにし、すでに24階層まで来ている。
「あの時のノリが恥ずかしい・・・。」
「そうねラウール・・・。どうしてこんな格好で来ちゃったのかしら・・・。」
「それでもここまで来たら、着替えるのもどうかと・・・。」
「やり切りましょうね・・・。」
2人は途中までは時々会う冒険者に手を振る余裕があった。しかし、この階層までくると、なかなか強い冒険者もいて、さすがに白い目を向けられるようになった。
確かにばかげた格好であった。だがラウール達の実力ではそれでも簡単に進めており、24階層に来るまでは2人ともノリノリで、「「にゃ~!」」と叫ぶながら魔物を殲滅していた。
今も「「にゃにゃにゃ!!」」と言いながら目の前に倒れている人を攻撃し終わったところだった。
~~~~~~~~~
少し前に時間はさかのぼる。周りに気配があったから気づいてはいたが、5人の男が近づいてきた。そして、ただの冒険者との出会いだと思っていたところ、いきなり5人が武器を構えだした。
「おいお前たち!!持っている物をすべて出せ!なにも持っていないところを見ると、マジックアイテムで荷物を運んでいるんだろ?そしてすべてのものを出したら、マジックアイテムもそこに置け!!」
と剣を構えたごつい男。
「そうだぜ、おとなしくしたら、少しは優しくしてくれるかもよ。こいつも。」
そういう小柄でナイフを持った男。
「そうよ。私はあなたの体でもいいのよ~。」
と言うマッチョな男がこぶしを握る。
「・・・・・・。」
無言で杖を構えている男。
「その黒いコートも脱いでおいていけ。俺たちがもらってやるよ。ついでにその黒い服も脱いで裸になるんだな。せっかくの服が汚れるからな。」
そういう小さな斧を持ったスキンヘット。
ダンジョンで人に絡まれてしまった。
「俺たちは強さならCランクくらいはあるんだからな!!おとなしくすべておいていけ!!」
「そうだぜ!俺たちは強い後ろ盾もあるから、外で何を話しても、俺たちが捕まることはないぜ!!」
「「おい!」」
「それは言っちゃダメだろ・・・。」
「あっ!! すいやせん・・。」
急に三下みたいになった・・・。
「これを聞かれちゃ~口を封じさせえてもらわなきゃならね~な。死んでくれ!!」
そういって男たちが一斉にとびかかってきた。
「なんか急に話が進んだけど、これまでの調子で行くニャン!ラウール。」
「そうだニャン!やられはせんぞ!!にゃん!」
そう言って2人は指先に魔力を伸ばし、猫の爪のような状態にした。
そのままとびかかってきた男の剣をラウールが引っ掻く!!
スパン!! 剣が切れた。
サクラも引っ掻いた
スパン!! 斧が切れた。
勢いのまま隣の男の杖も切り裂いた。そしてナイフ使いは、ナイフでなく手首に魔力の爪を当て、切り落とした。
「ぎゃ~! 俺の手が~!!」
そして、マッチョが自分の肉体を武器にとびかかり、飛び蹴りを放ってきたところで、ラウールが足を引っ掻いた。
「私の足が~~!!」
そして一度ラウールとサクラが一歩下がり、四つん這いになる。
「「ふーー!! しゃー!!」」と叫び、男たちに跳躍すると、魔力の爪を使い、服を切り裂いていった。
「きゃー!!俺の服がー!!」
男たちは叫んだが、お構いなしに攻撃を繰り返す。そしてラウールは最後とばかりに、
「猫にやられる男はこれだニャン!!」
そういって、3人の男の顔に、3本の爪痕を刻んだ。
サクラは、
「じゃあ私はこれだニャン!!」
そう言って2人の男の胸に頭突きをかました。
男たちは吹っ飛んだ・・・。
「「にゃにゃにゃ!!」」
「これに懲りたら、もうこんなことはするんじゃないニャン!!」
そう言ってサクラは、手首が切れた男に回復魔法を唱え止血した。
「そうだニャン!!これに懲りたら僕達【黒猫】には向かってくるなニャン!!」
そう足のもげた男に回復魔法を唱え止血した。
裸で満身創痍の男たちを見下ろしながら決め台詞を吐いたところで、先ほどから様子をうかがっていた気配が近づいてきた。
「お前ら変な格好してるけど強いな!」
「そうだぜ、全身黒い装備をして、素手で戦っているくせに強い変態だぜ!!」
「私にまねは無理だけど、強いわね。にゃんにゃんって!!」
「女なら少しはわかるけど、男でにゃんなんて・・・、男だぜ!!」
そう4人の冒険者が声をかけてきた。
今までノリで進んできたラウール達。テンションが上がりすぎて、我を忘れていたラウール達。【黒猫】だから、黒猫みたいにダンジョンを記念に制覇すれば、この先も印象に残るんでないかと考えていたラウール達。
転移やアイテムボックスを覚えて、寝不足も重なりテンションがおかしくなっていた2人は、いまさら気づいた・・・。こんなことをしている冒険者はいないと・・・。
~~~~~~~
それでも最後まで貫き通した。恥ずかしながらもにゃんと言いながら・・・。
30階はビックコボルトだった。大きいのか小さいのかはっきりしてほしい名前だけど、爪攻撃で一蹴した。
宝箱を開けると・・・・、【鉄の爪】が入っていた。某RPGで出てくるような・・・。
ラウール達は思った。一生この日を忘れないと。
一生この日を思い出したくないと。
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