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12.ロムビドの街でできた用事
護衛とわからないように護衛?
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宿で身も心も休めたラウール達は、冒険者ギルドにいた。
受付に声をかけ、冒険者ランクはどうなったか聞いてみた。
「おめでとうございます!ラウールさんはAランク、サクラさんはCランクとして登録させていただきます。最後の決め手はやはり、ポルフォ侯爵の5女、キソ様を助けたことです。」
なんと、運がいいのか?
貴族の娘と知り合いになり、ランクアップの決め手になってしまった。
恩を返せと言われることはないと思うけど。
「キソ様のお父様は、この街の教会の大司祭として健全な街となるように活動している立派な方です。そんなお人の5女様を守った。すばらしい!」
・・・・・・
「それでは他に用事はありますか。」
「僕たちに護衛依頼を受けてほしいと言ってたから、指名依頼を出してくださいと言っておいたんだけど、ある?」
「えーと、確認してきますね。」
そういって受付さんは後ろにある部屋に入っていった。
「ラウール?やっぱり依頼は受けるの?」
「指名依頼でって言ってるしね。数日しても依頼がなければ旅立とうと思っているけど、挨拶くらいはしていかないとね。」
「そうなのよね。勝手に出発するのもね・・・。それまでどうする?この街のダンジョンにでも行く?」
「ダンジョンだといつ入るかわからない依頼を確認できないから、日帰りでできる依頼でもうけよっか?」
そう言っていると、受付さんが戻ってきた。
手には紙をもって。
「【黒猫】に護衛の指名依頼が入っています。内容を確認しますか?」
早い!
さっきのサクラとの会話は何だったんだ・・。
受付さんから手紙を受け取り、内容を確認した。
『首都ニジュールまでの護衛依頼』
期間は到着するまで。
護衛対象はキソ・ポルフォ。
騎士を10名配置する。
【黒猫】はできるだけ軽装で、守っている者とわからないようにしてほしい。しかし、戦いが必要な時は、相手を1人は残し、殲滅してほしい。
残した1人は騎士に渡すこと。
依頼主:ポルフォ家
「父でなくて家からの依頼?キソは5女って?重要な人?」
よくわからない。わからないからこそ、受付さんに聞いてみた。
「ちょっと言葉を・・・。キソ様は5女です。でもあの方は頭もよく、普段は首都ニジュールで学園に通っています。そして滅多にいない、光属性の魔法が使えます。そして回復もできます。そのキソ様は教会で上に登っていく人と考えられています。しかしそんなキソ様を狙うものもいると聞いています。教会内でも派閥争いはあるようで、ポルフォ家の当主様は立派な方なので・・・。自分の出世の邪魔になると考えている人もいるのかもしれません。」
ん~完璧に争いに巻き込ままれる・・・。
いや、護衛だけだから、その間だけの関係だ。首都ニジュールについたら僕たちはダンジョンにでも行こう。
「依頼は受けます。それで、打ち合わせはどうしますか?」
「ラウールさんたちが急いでいないのなら、今から使いを出して聞いてきますが。」
「そうですね、行き違いになるよりはお願いします。」
そういってラウール達は冒険者ギルドの本があるところに行き、気になる本がないか見ることにした。
・・・・・・
『学園について』そういう本を見つけた。薄い、学園を紹介するもののようだ。
ラウールは学園についての知識がないため、確認しておこうと思った。
大体はこんな感じだ。
学園は10歳から通え、試験を突破することで上の学年に上がる。年齢関係なく試験による実力主義のようだ。18歳まで通え、18歳で4年生を卒業する試験を突破できなかったものは退学になるようだ。そして、実力があれば中途入学もでき、飛び級もあり、10歳で入学、10歳で卒業もあり得るようだ。そして学園を優秀な成績で卒業した者は、教会で1つランクが高い役職で働き始めることが出来る特権もある。
キソ様は見た目は僕たちと同い年くらいに見えるけど、何歳なんだろう?
優秀と言われているみたいだから、何年生なんだろう?
そう考えているうちに受付さんが呼びに来た。
受付に戻ると、「こちらの部屋に。」と言われ、後ろをついて行った。
~~~~~~~~~
ドアの開けられた部屋の中に進んで行くと、ウツカがいた。
「よっ!」
軽い・・・。
「こんにちはウツカさん。ウツカさんが打ち合わせの相手?」
「そうなったよ。すぐに動けるのが、あまり需要な役割のない俺だったからな。なんて言うのは嘘で、こういうことは実は俺の担当なんだ。」
意外にまじめな役割があったウツカさん。しかしちょっと軽薄そうに感じてしまうウツカさん。
「そうなんですね。まずは【黒猫】のラウールです。こっちがサクラ。2人パーティーの冒険者です。」
「そんな真面目にしなくても知ってるよ。」
「一応貴族様からの使いですからね。少しはまじめに話しますよ。」
「いやいや、昨日のうちからそうしてくれ。いきなりあの話し方は少し焦ったぞ。キソ様は気にする人でないけど、他の人が聞いてたら大変だったぞ。」
「そうなったらすぐ逃げますよ。足は速いですから。」
「逃げるのかい!?」
そう軽口をたたきながら話し合いが始まった。
キソ様はもう4年生で、いつでも卒業できるほどの成績を収めているようだ。
しかしすぐに働くのも面白くないと、短い旅に出ることがある。
しかし最近の旅では盗賊らしき者たちに襲われることが増えていた。
今までは護衛騎士だけで対処できていたが、今回のように強い相手は初めてで、さすがに護衛の増員を考えていたそうだ。しかし5女までとなるといくら優秀で貴重な存在でも、そこまでの人数を割くことが出来なかった。
そこに現れた【黒猫】。回復もでき、あの人数を一瞬で殲滅する戦闘力もある。
隠し玉として、キソ様を守り、ピンチの時は回復の役割りをする。適任者が見つかって、すぐに声をかけてしまったという事だ。
そして移動はすぐにでもいいようで、明日にでも出発は可能という事だ。
「どうするラウール?俺たち護衛騎士はいつでもどんな行動でもできるように準備はしているが。」
ラウールは考えた。
早いほうが面倒ごとはないのではないかと。
サクラは考えた。
どうでもいいと。
「明日で「どうでもいい」」
明日に決定した。
できるだけ、護衛が増えたと思われないような格好で、合流してほしいという事だった。
受付に声をかけ、冒険者ランクはどうなったか聞いてみた。
「おめでとうございます!ラウールさんはAランク、サクラさんはCランクとして登録させていただきます。最後の決め手はやはり、ポルフォ侯爵の5女、キソ様を助けたことです。」
なんと、運がいいのか?
貴族の娘と知り合いになり、ランクアップの決め手になってしまった。
恩を返せと言われることはないと思うけど。
「キソ様のお父様は、この街の教会の大司祭として健全な街となるように活動している立派な方です。そんなお人の5女様を守った。すばらしい!」
・・・・・・
「それでは他に用事はありますか。」
「僕たちに護衛依頼を受けてほしいと言ってたから、指名依頼を出してくださいと言っておいたんだけど、ある?」
「えーと、確認してきますね。」
そういって受付さんは後ろにある部屋に入っていった。
「ラウール?やっぱり依頼は受けるの?」
「指名依頼でって言ってるしね。数日しても依頼がなければ旅立とうと思っているけど、挨拶くらいはしていかないとね。」
「そうなのよね。勝手に出発するのもね・・・。それまでどうする?この街のダンジョンにでも行く?」
「ダンジョンだといつ入るかわからない依頼を確認できないから、日帰りでできる依頼でもうけよっか?」
そう言っていると、受付さんが戻ってきた。
手には紙をもって。
「【黒猫】に護衛の指名依頼が入っています。内容を確認しますか?」
早い!
さっきのサクラとの会話は何だったんだ・・。
受付さんから手紙を受け取り、内容を確認した。
『首都ニジュールまでの護衛依頼』
期間は到着するまで。
護衛対象はキソ・ポルフォ。
騎士を10名配置する。
【黒猫】はできるだけ軽装で、守っている者とわからないようにしてほしい。しかし、戦いが必要な時は、相手を1人は残し、殲滅してほしい。
残した1人は騎士に渡すこと。
依頼主:ポルフォ家
「父でなくて家からの依頼?キソは5女って?重要な人?」
よくわからない。わからないからこそ、受付さんに聞いてみた。
「ちょっと言葉を・・・。キソ様は5女です。でもあの方は頭もよく、普段は首都ニジュールで学園に通っています。そして滅多にいない、光属性の魔法が使えます。そして回復もできます。そのキソ様は教会で上に登っていく人と考えられています。しかしそんなキソ様を狙うものもいると聞いています。教会内でも派閥争いはあるようで、ポルフォ家の当主様は立派な方なので・・・。自分の出世の邪魔になると考えている人もいるのかもしれません。」
ん~完璧に争いに巻き込ままれる・・・。
いや、護衛だけだから、その間だけの関係だ。首都ニジュールについたら僕たちはダンジョンにでも行こう。
「依頼は受けます。それで、打ち合わせはどうしますか?」
「ラウールさんたちが急いでいないのなら、今から使いを出して聞いてきますが。」
「そうですね、行き違いになるよりはお願いします。」
そういってラウール達は冒険者ギルドの本があるところに行き、気になる本がないか見ることにした。
・・・・・・
『学園について』そういう本を見つけた。薄い、学園を紹介するもののようだ。
ラウールは学園についての知識がないため、確認しておこうと思った。
大体はこんな感じだ。
学園は10歳から通え、試験を突破することで上の学年に上がる。年齢関係なく試験による実力主義のようだ。18歳まで通え、18歳で4年生を卒業する試験を突破できなかったものは退学になるようだ。そして、実力があれば中途入学もでき、飛び級もあり、10歳で入学、10歳で卒業もあり得るようだ。そして学園を優秀な成績で卒業した者は、教会で1つランクが高い役職で働き始めることが出来る特権もある。
キソ様は見た目は僕たちと同い年くらいに見えるけど、何歳なんだろう?
優秀と言われているみたいだから、何年生なんだろう?
そう考えているうちに受付さんが呼びに来た。
受付に戻ると、「こちらの部屋に。」と言われ、後ろをついて行った。
~~~~~~~~~
ドアの開けられた部屋の中に進んで行くと、ウツカがいた。
「よっ!」
軽い・・・。
「こんにちはウツカさん。ウツカさんが打ち合わせの相手?」
「そうなったよ。すぐに動けるのが、あまり需要な役割のない俺だったからな。なんて言うのは嘘で、こういうことは実は俺の担当なんだ。」
意外にまじめな役割があったウツカさん。しかしちょっと軽薄そうに感じてしまうウツカさん。
「そうなんですね。まずは【黒猫】のラウールです。こっちがサクラ。2人パーティーの冒険者です。」
「そんな真面目にしなくても知ってるよ。」
「一応貴族様からの使いですからね。少しはまじめに話しますよ。」
「いやいや、昨日のうちからそうしてくれ。いきなりあの話し方は少し焦ったぞ。キソ様は気にする人でないけど、他の人が聞いてたら大変だったぞ。」
「そうなったらすぐ逃げますよ。足は速いですから。」
「逃げるのかい!?」
そう軽口をたたきながら話し合いが始まった。
キソ様はもう4年生で、いつでも卒業できるほどの成績を収めているようだ。
しかしすぐに働くのも面白くないと、短い旅に出ることがある。
しかし最近の旅では盗賊らしき者たちに襲われることが増えていた。
今までは護衛騎士だけで対処できていたが、今回のように強い相手は初めてで、さすがに護衛の増員を考えていたそうだ。しかし5女までとなるといくら優秀で貴重な存在でも、そこまでの人数を割くことが出来なかった。
そこに現れた【黒猫】。回復もでき、あの人数を一瞬で殲滅する戦闘力もある。
隠し玉として、キソ様を守り、ピンチの時は回復の役割りをする。適任者が見つかって、すぐに声をかけてしまったという事だ。
そして移動はすぐにでもいいようで、明日にでも出発は可能という事だ。
「どうするラウール?俺たち護衛騎士はいつでもどんな行動でもできるように準備はしているが。」
ラウールは考えた。
早いほうが面倒ごとはないのではないかと。
サクラは考えた。
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「明日で「どうでもいい」」
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