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14.勇者?召喚?
勇者の今後
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色々と話してくれた勇者だが、いきなりこの世界に来て、心残りはないのかラウールは聞いてみた。
ダイチは大学を卒業して、これから初めての仕事に行こうとしたところだったみたいだ。特に行きたい会社でもなく、就職できるところを探して受かったところだから、そんなに仕事に心残りはない。人間関係は友達には会いたいが、新たな友達を作るのも好きだから、これから人の輪を広げていければいいと。家族は心残りもあるが、3男で下にもまだ兄弟がおり、自分がいなくなってもどうにかなるだろうと言う。
ん~、いい男だ。
ヒミカは高校を卒業し、専門学校に行こうとしていたみたいだ。学びたいことがあったけど、こっちの世界でも魔法と言う興味が引かれるものがあるから、特に困らないそうだ。人間関係もそんなに人付き合いもしていないから、いなくなったところでその他大勢でしょと。家族は兄がいて、兄にばかり構う親だったようで、逆に清々してるんでないかと言う。
冷静な女だ。
グンジョウはちょうど両親を事故で亡くし、途方に暮れていた状況だったようだ。遠くの親せきのところに引っ越したが、居場所がなかった。だから特にこっちの世界にいても問題ないと言う。
引き際のいい少年だ。
3人の事情を聞くと、特に問題がないように思えてきた。
召喚した人がこれから豹変しない限りは大丈夫かなと。
そうであれば、少し強くなるために力を貸してもいいのかもしれないとラウールは考えていた。
「色々聞いたけど、少し一緒にダンジョンでも行ってみる?」
そうラウールが行った時、ラウール達のテーブルに今までこの冒険者ギルドでは見たことのない、世紀末な格好をした4人組が近づいてきた。
「お”い!勇者ってお前らか!? こんなひ弱そうなのが勇者だと!! ぷっ、俺と勝負しろ!!」
すると3人は
「「「ようやくテンプレきたーー!!」」」と叫んでしまった。
「あ”~!何言ってやがる! お”い、かかって来いよ!!
いきなりかかって来いって・・・、どこのなんとかだよ。
すると他の冒険者から声がかかった。
「おまえらやめておけ!そっちの2人はやばいぞ!」
「あいつ【黒い悪魔】のつれに絡んでるぜ。」
「【黒猫】2人揃ってるぞ・・・、瞬殺・・・。」
「初めて見れるか【漆黒の翼】の漆黒の翼を。」
「この前ミノタウルスの変異種の黒を討伐したのはあいつらだろ?」
「俺はデーブンにくぎを刺されてるから、目も合わせないぜ!」
「普通数日かかるダンジョンも、あいつらなら1日だろ・・・、格が違う。」
「あの絡んでるやつは誰だ?」
「最近来た・・・、Dランクだかの奴だろ?」
「死んだな。」
物騒な声が聞こえてくる。
最近は気軽に声をかけてくれるけど、戦闘力は認めてくれてるしね。
ダイチがやっと口を開いた。
「ラウールとサクラって何者?」
サクラは口を開かない。
地面をじ~と見ている。
ラウールは半笑いした。
「僕はAランクのラウール。それでサクラはBランク。サクラの二つ名は【黒い悪魔】。ちょっとはしゃぎすぎて魔物の首を1狩り2狩り3狩りと一発で首を落として歩いたからついちゃった二つ名なんだ。」
ぞわっ!!
勇者3人はこわっと思った。
地面を向ていたサクラが怒りながら、
「ラウールだって【漆黒の翼】でしょ。8歳の時の威圧で、魔力が黒い翼に見えて、いくつかの冒険者ギルドの冒険者を震え上がらせた。Gランクでいて初めて二つ名がついた冒険者!人の事言えないでしょ!!」
ゾワっ!!
こっちもこわっ!と勇者3人は思った。
「そんな、サクラみたいに黒いローブに、大鎌で魔物に突撃していかないよ!!」
勇者3人は死神??と想像した。サクラが追いかけてくる姿を。
これくらいの口喧嘩は日常になってきた2人は、最後は笑っていた。
そして笑った姿を見た絡んできた冒険者は、「すいませんでした!!」と言って、走って冒険者ギルドから出て行った。
絡んだ冒険者が出て行ったあとは、冒険者ギルドの中は普段の雰囲気に戻っていた。
そして勇者3人は小声で相談した。
ダンジョンに行ってみたかったが、騎士と行くのも味気ないから、この先輩冒険者が一緒に行ってくれないかと。
冒険者なら、騎士よりもダンジョンに詳しいのではないかと。
あんなにみんなに知られているのに、恐怖を与えていないという事は、いい人たちなのではないかと思った。
代表してダイチが言い始めた。
「ラウールとサクラ? 僕たちと一緒にダンジョンに行ってくれないか? 冒険者ギルドに登録したのは今日だけど、ランクの高い冒険者や騎士とは十分に戦えてるんだ俺達。だから、一緒に行って、俺達より強ければ、鍛えてくれないか?」
ラウールとサクラも相談した。
一度一緒に行ってみることでわかることもあるかもしれないと。
「いいよ。僕達【黒猫】が一緒に行こう。もし希望のダンジョンがあれば教えて。なければ僕たちが選ぶから。それでいつ頃行く?」
「一度城に戻って報告するから、手紙で連絡するぜ。ダンジョンはちょっと考えさせてくれ。初めてのことだから、3人で決めたいんだ、記念にね。」
ラウール達は少し雑談をして、泊っている宿屋を教えた。
日程と場所が決まったら一緒に行こうという事にして。
ダイチは大学を卒業して、これから初めての仕事に行こうとしたところだったみたいだ。特に行きたい会社でもなく、就職できるところを探して受かったところだから、そんなに仕事に心残りはない。人間関係は友達には会いたいが、新たな友達を作るのも好きだから、これから人の輪を広げていければいいと。家族は心残りもあるが、3男で下にもまだ兄弟がおり、自分がいなくなってもどうにかなるだろうと言う。
ん~、いい男だ。
ヒミカは高校を卒業し、専門学校に行こうとしていたみたいだ。学びたいことがあったけど、こっちの世界でも魔法と言う興味が引かれるものがあるから、特に困らないそうだ。人間関係もそんなに人付き合いもしていないから、いなくなったところでその他大勢でしょと。家族は兄がいて、兄にばかり構う親だったようで、逆に清々してるんでないかと言う。
冷静な女だ。
グンジョウはちょうど両親を事故で亡くし、途方に暮れていた状況だったようだ。遠くの親せきのところに引っ越したが、居場所がなかった。だから特にこっちの世界にいても問題ないと言う。
引き際のいい少年だ。
3人の事情を聞くと、特に問題がないように思えてきた。
召喚した人がこれから豹変しない限りは大丈夫かなと。
そうであれば、少し強くなるために力を貸してもいいのかもしれないとラウールは考えていた。
「色々聞いたけど、少し一緒にダンジョンでも行ってみる?」
そうラウールが行った時、ラウール達のテーブルに今までこの冒険者ギルドでは見たことのない、世紀末な格好をした4人組が近づいてきた。
「お”い!勇者ってお前らか!? こんなひ弱そうなのが勇者だと!! ぷっ、俺と勝負しろ!!」
すると3人は
「「「ようやくテンプレきたーー!!」」」と叫んでしまった。
「あ”~!何言ってやがる! お”い、かかって来いよ!!
いきなりかかって来いって・・・、どこのなんとかだよ。
すると他の冒険者から声がかかった。
「おまえらやめておけ!そっちの2人はやばいぞ!」
「あいつ【黒い悪魔】のつれに絡んでるぜ。」
「【黒猫】2人揃ってるぞ・・・、瞬殺・・・。」
「初めて見れるか【漆黒の翼】の漆黒の翼を。」
「この前ミノタウルスの変異種の黒を討伐したのはあいつらだろ?」
「俺はデーブンにくぎを刺されてるから、目も合わせないぜ!」
「普通数日かかるダンジョンも、あいつらなら1日だろ・・・、格が違う。」
「あの絡んでるやつは誰だ?」
「最近来た・・・、Dランクだかの奴だろ?」
「死んだな。」
物騒な声が聞こえてくる。
最近は気軽に声をかけてくれるけど、戦闘力は認めてくれてるしね。
ダイチがやっと口を開いた。
「ラウールとサクラって何者?」
サクラは口を開かない。
地面をじ~と見ている。
ラウールは半笑いした。
「僕はAランクのラウール。それでサクラはBランク。サクラの二つ名は【黒い悪魔】。ちょっとはしゃぎすぎて魔物の首を1狩り2狩り3狩りと一発で首を落として歩いたからついちゃった二つ名なんだ。」
ぞわっ!!
勇者3人はこわっと思った。
地面を向ていたサクラが怒りながら、
「ラウールだって【漆黒の翼】でしょ。8歳の時の威圧で、魔力が黒い翼に見えて、いくつかの冒険者ギルドの冒険者を震え上がらせた。Gランクでいて初めて二つ名がついた冒険者!人の事言えないでしょ!!」
ゾワっ!!
こっちもこわっ!と勇者3人は思った。
「そんな、サクラみたいに黒いローブに、大鎌で魔物に突撃していかないよ!!」
勇者3人は死神??と想像した。サクラが追いかけてくる姿を。
これくらいの口喧嘩は日常になってきた2人は、最後は笑っていた。
そして笑った姿を見た絡んできた冒険者は、「すいませんでした!!」と言って、走って冒険者ギルドから出て行った。
絡んだ冒険者が出て行ったあとは、冒険者ギルドの中は普段の雰囲気に戻っていた。
そして勇者3人は小声で相談した。
ダンジョンに行ってみたかったが、騎士と行くのも味気ないから、この先輩冒険者が一緒に行ってくれないかと。
冒険者なら、騎士よりもダンジョンに詳しいのではないかと。
あんなにみんなに知られているのに、恐怖を与えていないという事は、いい人たちなのではないかと思った。
代表してダイチが言い始めた。
「ラウールとサクラ? 僕たちと一緒にダンジョンに行ってくれないか? 冒険者ギルドに登録したのは今日だけど、ランクの高い冒険者や騎士とは十分に戦えてるんだ俺達。だから、一緒に行って、俺達より強ければ、鍛えてくれないか?」
ラウールとサクラも相談した。
一度一緒に行ってみることでわかることもあるかもしれないと。
「いいよ。僕達【黒猫】が一緒に行こう。もし希望のダンジョンがあれば教えて。なければ僕たちが選ぶから。それでいつ頃行く?」
「一度城に戻って報告するから、手紙で連絡するぜ。ダンジョンはちょっと考えさせてくれ。初めてのことだから、3人で決めたいんだ、記念にね。」
ラウール達は少し雑談をして、泊っている宿屋を教えた。
日程と場所が決まったら一緒に行こうという事にして。
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