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14.勇者?召喚?
勇者とダンジョン終盤
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ラウールは覚醒し、周りを取り囲んでいた結界魔法を解除した。そして4人を起こした。
全員起きて朝食を食べ、攻略を再開した。今日の目標はボス部屋手前まで進むことにした。
「ファイヤーランス!!」
そうヒミカは低階層よりも強い魔法を唱えている。
「はっ!」
とグンジョウが複数のスライムを切りつけている。手数が増えてきている。
「でりゃ!」
とダイチが力任せに切り飛ばしている。
もったいなくて魔石を傷つけずに倒している。強さもステータスがあるなら、レベルが上がっている状態だと思う。
「そろそろ僕たちも出ようか?僕もサクラも暇になってきちゃった。」
「もう少し待ってくれラウール。俺達がもっと苦戦するまで、3人でやらせてくれ。」
「ん~、わかった。もう少し我慢する。」
そう言いながらも、ラウールの出番がなく、40階まで到着した。
「この門の大きさからいって、中ボスだと思うから、3人とも油断しないでね。集団で来るか、強い個体が来るかわからないから。」
「わかったよラウール。」
そうグンジョウが返事をして剣を構え、後ろにヒミカ、一番前にダイチが行き、門を開けた。
中ボスは、そこそこ強い個体のスライムが溶けて、円盤状になった、【ポイズンスライム】だった。
「3人とも、たしかこの個体は毒を飛ばしてくるし、体にも毒があるから、自分の体につかないように気をつけて。もし毒を受けたらすぐに言ってね。僕もサクラも回復できるから!」
「その時は頼む!」
そう返事をしてダイチはポイズンスライムに切りかかった。
しかし、体が飛び散るとダイチにかかりそうになり、下がる必要があった。
「ダイチ! 下がってるあいだは私が」
今まで詠唱していたのかすぐに「ファイヤーランス!」
と火の槍を飛ばした。
火の槍があたったポイズンスライムの体は、少し小さくなっている。
「僕も行くよ!」
とグンジョウが魔法の後に切りかかった。
3人が一緒にではなく、順番に切りかかることで、大分ポイズンスライムの体が小さくなった。
小さくなったポイズンスライムはヒミカに向かって飛びかかった。
「きゃ!」
と油断していたのか、腕に毒を食らってしまった。
それを見ていたラウールはすぐに
「ヒール!」と唱えた。
「ありがとう! ラウール、助かったわ!」
そういってまた詠唱を始めた。
「お願い!5連ファイヤーボール!」
ヒミカが今まで使ったことのない魔法を唱えた。
5つの火の玉が命中すると、ポイズンスライムは動きを停止した。
「やった~! 詠唱を少し変えて、イメージを強くもったらできた~!」
ヒミカは本番で成功させたみたいだ。
ヒミカにも小チートはやはりあるなと、ラウールは思った。
魔石はヒミカが記念に受け取った。
~~~~~~~
その後も順調に攻略が進んだ。
ヒミカは後衛で、回復もできるようになりたいと望み、ラウールとサクラにコツを聞いてきた。
魔法の練習をしながらも、48階まで到達した。そして、詠唱はもちろん必要だが、ダイチが魔法を使えるようになった。てっきりグンジョウが先と思っていたが、大学までいった知識とイメージで、先行したようだ。
初めての魔法は、水を指先に集めて飛ばす、ウォーターボール?だった。
「やったぜラウール! 俺も魔法が使えるようになった。水はなんとなくコツをつかんだから、このまま練習を続けるぜい。」
「おめでとうダイチ。ここからは、水の圧縮とか、飛ぶ早さとか、大きくしてみるとか工夫するといいよ。」
「おめでとう。私からは、水が氷るイメージで、氷も使えるように練習したらいいと思うよ。」
「サクラもありがとうよ。けど、一気に全部はできないぜ!」
いい笑顔で答えたダイチ。
その後ろで悔しそうなグンジョウ。
「グンジョウもすぐだ! 俺でもできたんだからな。お前が一番器用なんだから、一気に色々覚えるんじゃないか!ファイヤー?!」
「ありがとうダイチ! 悔しいけど頑張るよ!」
この勇者たちは、ここまで一緒に来たが、好い人たちだ。好ましくない勇者だったら距離をおくか考えていたが、このあとも、何かあったときには手を貸すのもいいかもしれない。そうラウールは思えた。
~~~~~~~
そしていよいよ次の階にボスがいる。
ラージスライムはおそらく【黒猫】であれば余裕だと思うが、どの程度のピンチで手を貸すか?
出番もなかったし、ただの付き添いのようだけど、道中の会話も楽しかったし良しとする。
また、怪我をしたら回復する役割にするか、少しは削り役をするか?
「サクラは戦いたい?」
「そうでもないよ。なんか人数も増えて、キャンプをしているみたいで楽しかったし。このまま勇者に任せてもいいよ。ラウールはどうしたいの?」
「僕も迷ってしまったから。削るか回復か、それとも何もしないか。」
「じゃあ今日はもう休むんだし、明日まで決めたらいいんじゃない?」
「そうだね。明日の朝起きて、一番に思い浮かべた役割をする。」
そういって寝ることにしたラウール。
明日の自分の役割はどうなるかな?
全員起きて朝食を食べ、攻略を再開した。今日の目標はボス部屋手前まで進むことにした。
「ファイヤーランス!!」
そうヒミカは低階層よりも強い魔法を唱えている。
「はっ!」
とグンジョウが複数のスライムを切りつけている。手数が増えてきている。
「でりゃ!」
とダイチが力任せに切り飛ばしている。
もったいなくて魔石を傷つけずに倒している。強さもステータスがあるなら、レベルが上がっている状態だと思う。
「そろそろ僕たちも出ようか?僕もサクラも暇になってきちゃった。」
「もう少し待ってくれラウール。俺達がもっと苦戦するまで、3人でやらせてくれ。」
「ん~、わかった。もう少し我慢する。」
そう言いながらも、ラウールの出番がなく、40階まで到着した。
「この門の大きさからいって、中ボスだと思うから、3人とも油断しないでね。集団で来るか、強い個体が来るかわからないから。」
「わかったよラウール。」
そうグンジョウが返事をして剣を構え、後ろにヒミカ、一番前にダイチが行き、門を開けた。
中ボスは、そこそこ強い個体のスライムが溶けて、円盤状になった、【ポイズンスライム】だった。
「3人とも、たしかこの個体は毒を飛ばしてくるし、体にも毒があるから、自分の体につかないように気をつけて。もし毒を受けたらすぐに言ってね。僕もサクラも回復できるから!」
「その時は頼む!」
そう返事をしてダイチはポイズンスライムに切りかかった。
しかし、体が飛び散るとダイチにかかりそうになり、下がる必要があった。
「ダイチ! 下がってるあいだは私が」
今まで詠唱していたのかすぐに「ファイヤーランス!」
と火の槍を飛ばした。
火の槍があたったポイズンスライムの体は、少し小さくなっている。
「僕も行くよ!」
とグンジョウが魔法の後に切りかかった。
3人が一緒にではなく、順番に切りかかることで、大分ポイズンスライムの体が小さくなった。
小さくなったポイズンスライムはヒミカに向かって飛びかかった。
「きゃ!」
と油断していたのか、腕に毒を食らってしまった。
それを見ていたラウールはすぐに
「ヒール!」と唱えた。
「ありがとう! ラウール、助かったわ!」
そういってまた詠唱を始めた。
「お願い!5連ファイヤーボール!」
ヒミカが今まで使ったことのない魔法を唱えた。
5つの火の玉が命中すると、ポイズンスライムは動きを停止した。
「やった~! 詠唱を少し変えて、イメージを強くもったらできた~!」
ヒミカは本番で成功させたみたいだ。
ヒミカにも小チートはやはりあるなと、ラウールは思った。
魔石はヒミカが記念に受け取った。
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その後も順調に攻略が進んだ。
ヒミカは後衛で、回復もできるようになりたいと望み、ラウールとサクラにコツを聞いてきた。
魔法の練習をしながらも、48階まで到達した。そして、詠唱はもちろん必要だが、ダイチが魔法を使えるようになった。てっきりグンジョウが先と思っていたが、大学までいった知識とイメージで、先行したようだ。
初めての魔法は、水を指先に集めて飛ばす、ウォーターボール?だった。
「やったぜラウール! 俺も魔法が使えるようになった。水はなんとなくコツをつかんだから、このまま練習を続けるぜい。」
「おめでとうダイチ。ここからは、水の圧縮とか、飛ぶ早さとか、大きくしてみるとか工夫するといいよ。」
「おめでとう。私からは、水が氷るイメージで、氷も使えるように練習したらいいと思うよ。」
「サクラもありがとうよ。けど、一気に全部はできないぜ!」
いい笑顔で答えたダイチ。
その後ろで悔しそうなグンジョウ。
「グンジョウもすぐだ! 俺でもできたんだからな。お前が一番器用なんだから、一気に色々覚えるんじゃないか!ファイヤー?!」
「ありがとうダイチ! 悔しいけど頑張るよ!」
この勇者たちは、ここまで一緒に来たが、好い人たちだ。好ましくない勇者だったら距離をおくか考えていたが、このあとも、何かあったときには手を貸すのもいいかもしれない。そうラウールは思えた。
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そしていよいよ次の階にボスがいる。
ラージスライムはおそらく【黒猫】であれば余裕だと思うが、どの程度のピンチで手を貸すか?
出番もなかったし、ただの付き添いのようだけど、道中の会話も楽しかったし良しとする。
また、怪我をしたら回復する役割にするか、少しは削り役をするか?
「サクラは戦いたい?」
「そうでもないよ。なんか人数も増えて、キャンプをしているみたいで楽しかったし。このまま勇者に任せてもいいよ。ラウールはどうしたいの?」
「僕も迷ってしまったから。削るか回復か、それとも何もしないか。」
「じゃあ今日はもう休むんだし、明日まで決めたらいいんじゃない?」
「そうだね。明日の朝起きて、一番に思い浮かべた役割をする。」
そういって寝ることにしたラウール。
明日の自分の役割はどうなるかな?
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※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
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