140 / 238
17.求むロマン武器
武器の注文
しおりを挟む
「こんにちはロビンさん!今日も頑張ってる?!」
「おう!いらっしゃい・・・、身分を証明するものを。」
「はい!」
「!やっぱりラウールか! 何年ぶりだ! 元気だったか!」
ロビンとラウールは握手をしたが、後ろが使えているため、頑張っている事だけと伝えて街に入った。
ラウールは久しぶりの王国の雰囲気を感じている。
「ここが王国だよ。サクラは初めてでしょ。いいところだよ。」
「そうねラウール。なんとなく昔見た物語のような感じね! ファンタジーな感じ。」
「我も初めて。一緒!」
ラウール達は宿屋に向かった。
宿屋わかばはこの街にいた時に通い慣れた道だった。
わかばでは元気にエミリが出迎えてくれた。
そしてオシルもいつも通り出迎えてくれ、そして覚えていてくれた。
軽く挨拶をかわし、各自部屋に荷物を置いて、隣の冒険者ギルドを今は無視して、ギアイヤに向かった。
~~~~~~
【武器防具の店 ギアイヤ】
ラウールは月光を手に持ち店に入った。
「いらっしゃい! なんでもあるぜ! 見て行けよ!」
「いつも通りですね? この武器も調子がいいですよ。」
目の前のドワーフはラウールの顔をじろじろと見て、誰だかわからない顔をした。
そして、手に持っている月光を見てから、はっとした表情をした。
「あの時のお子様で? でかくなりやがったな。何度かこの店に来た記憶はあるが、その剣がなければ思い出さなかったぜ。」
「ソウデスヨね。あまりこのお店には寄っていませんものね・・・。だけど今日は武器を選ぶか、注文したいんですが?」
「おう! ここは鍛冶屋じゃ! なんでも言ってみろ。」
「じゃあサクラから説明して。」
ラウールの後ろからサクラが出てきた。サクラを見た男は、サクラの体を上から下まで見ていた。
「そのおなごか? なんの武器がいいんだ? 短剣か? それとも魔法使い用の杖はほとんどないぞ。」
「大鎌を下さい!」
サクラは自分の武器を見せた。そして、これくらいの大きさは欲しいと手も使って説明を始めた。まったくものおじもしないサクラ。さすが追い求めた武器を手に入れるためだ。
「ん~、今ここにはないな。だとしたら作るか?」
「ないなら作ってください!」
「では、どんなものにしたいのか説明しろ。」
サクラは求めるものを説明し始めた。
ダンジョンで困らない程度に大きい物。
持ち手は刃とバランスをとって。
丈夫な物。
刈り取るように切れるもの。
刃の先は突き刺せるようにしてほしい。
「そんな感じか・・・。よし、素材は何にする? 鋼鉄か? 何か素材の希望はあるか?」
「ミスリルならいっぱいありますけど、ラウール?使っていいよね。」
「いいよサクラ、ミスリルならどれくらいでも出しますよ。」
「そんなに簡単に言うか! ミスリルは貴重なんじゃぞ! しかし、使えるなら上等な素材だ。持ち手もミスリルか?」
「持ち手は、骨なら、レットかアースか、ドラゴンの骨ならありますよ。ラウールと一緒にいっぱい倒したから!」
「おい! いっぱい倒したってお前ら・・、高ランク冒険者か?」
「はい。僕はこの街から出て、旅をしてたらSランクになっちゃいました。大鎌が欲しいサクラもだけどね。」
目の前の男は頭を抱えた。
そんなに貴重な素材を使うのに大鎌の形かと。
高ランク者は変わり者が多いのかと思っていた。
「わかった。俺はイヤードな! 兄は今はいないから、しばらく時間がかかるがいいか?」
「はい! 私たちはもう少しこの国を楽しんでるので大丈夫です。」
そう言って言われた素材をイアードに渡した。
イアードは目を丸くしていた。
なんでもこのダンジョン産のミスリスは質が良くて、買うとなるとかなりの額になるだろうと言う。
そして、骨はレットドラゴンの大腿骨を取り出し渡した。できるだけ真っすぐで丈夫な所と言われたから。
注文を終えたサクラと店を出た。
出来上がりに2週間はかかるそうだ。
~~~~~~~~~
「じゃあ、冒険者ギルドに行く?僕たちは一応サーシンに一時的に拠点を置くけど、この国にいることは伝えておこうか?」
「そうね。私は初めてのサーシン王国の冒険者ギルドになるから楽しみよ!」
ラウール達は冒険者ギルドに行った後は、宿に戻り休もうと考えて、買い物も済ませた。
思うような武器を注文で来たサクラは機嫌がいい。
ラウールとクロウもその姿を見てウキウキしている。
まるで仲の良い恋人のように街をまわっていた。
冒険者ギルドに近づくにつれて、頑丈な鎧を着た者や、武器を携えた者が増えてきた。
見るからに冒険者って格好の人が多い。
ラウールが知っている冒険者にはまだ会っていない。
段々緊張してくる。
冒険者ギルドでは絡まれたんだよな~。
あの時の冒険者はまだいるかな~。
チルミさんやギルマスも変わらずにいるだろうか?
サーシン王国から離れる時はクロースやクリスもいたんだよな。
あの2人は元気かな?
結局一度も冒険者ギルドに伝言もなかったし、元気にしてるといいけど。
漆黒の翼は封印だな。だれも絡んでくるなよ!
色々な考え事をしながらも、冒険者ギルドに到着した。
「おう!いらっしゃい・・・、身分を証明するものを。」
「はい!」
「!やっぱりラウールか! 何年ぶりだ! 元気だったか!」
ロビンとラウールは握手をしたが、後ろが使えているため、頑張っている事だけと伝えて街に入った。
ラウールは久しぶりの王国の雰囲気を感じている。
「ここが王国だよ。サクラは初めてでしょ。いいところだよ。」
「そうねラウール。なんとなく昔見た物語のような感じね! ファンタジーな感じ。」
「我も初めて。一緒!」
ラウール達は宿屋に向かった。
宿屋わかばはこの街にいた時に通い慣れた道だった。
わかばでは元気にエミリが出迎えてくれた。
そしてオシルもいつも通り出迎えてくれ、そして覚えていてくれた。
軽く挨拶をかわし、各自部屋に荷物を置いて、隣の冒険者ギルドを今は無視して、ギアイヤに向かった。
~~~~~~
【武器防具の店 ギアイヤ】
ラウールは月光を手に持ち店に入った。
「いらっしゃい! なんでもあるぜ! 見て行けよ!」
「いつも通りですね? この武器も調子がいいですよ。」
目の前のドワーフはラウールの顔をじろじろと見て、誰だかわからない顔をした。
そして、手に持っている月光を見てから、はっとした表情をした。
「あの時のお子様で? でかくなりやがったな。何度かこの店に来た記憶はあるが、その剣がなければ思い出さなかったぜ。」
「ソウデスヨね。あまりこのお店には寄っていませんものね・・・。だけど今日は武器を選ぶか、注文したいんですが?」
「おう! ここは鍛冶屋じゃ! なんでも言ってみろ。」
「じゃあサクラから説明して。」
ラウールの後ろからサクラが出てきた。サクラを見た男は、サクラの体を上から下まで見ていた。
「そのおなごか? なんの武器がいいんだ? 短剣か? それとも魔法使い用の杖はほとんどないぞ。」
「大鎌を下さい!」
サクラは自分の武器を見せた。そして、これくらいの大きさは欲しいと手も使って説明を始めた。まったくものおじもしないサクラ。さすが追い求めた武器を手に入れるためだ。
「ん~、今ここにはないな。だとしたら作るか?」
「ないなら作ってください!」
「では、どんなものにしたいのか説明しろ。」
サクラは求めるものを説明し始めた。
ダンジョンで困らない程度に大きい物。
持ち手は刃とバランスをとって。
丈夫な物。
刈り取るように切れるもの。
刃の先は突き刺せるようにしてほしい。
「そんな感じか・・・。よし、素材は何にする? 鋼鉄か? 何か素材の希望はあるか?」
「ミスリルならいっぱいありますけど、ラウール?使っていいよね。」
「いいよサクラ、ミスリルならどれくらいでも出しますよ。」
「そんなに簡単に言うか! ミスリルは貴重なんじゃぞ! しかし、使えるなら上等な素材だ。持ち手もミスリルか?」
「持ち手は、骨なら、レットかアースか、ドラゴンの骨ならありますよ。ラウールと一緒にいっぱい倒したから!」
「おい! いっぱい倒したってお前ら・・、高ランク冒険者か?」
「はい。僕はこの街から出て、旅をしてたらSランクになっちゃいました。大鎌が欲しいサクラもだけどね。」
目の前の男は頭を抱えた。
そんなに貴重な素材を使うのに大鎌の形かと。
高ランク者は変わり者が多いのかと思っていた。
「わかった。俺はイヤードな! 兄は今はいないから、しばらく時間がかかるがいいか?」
「はい! 私たちはもう少しこの国を楽しんでるので大丈夫です。」
そう言って言われた素材をイアードに渡した。
イアードは目を丸くしていた。
なんでもこのダンジョン産のミスリスは質が良くて、買うとなるとかなりの額になるだろうと言う。
そして、骨はレットドラゴンの大腿骨を取り出し渡した。できるだけ真っすぐで丈夫な所と言われたから。
注文を終えたサクラと店を出た。
出来上がりに2週間はかかるそうだ。
~~~~~~~~~
「じゃあ、冒険者ギルドに行く?僕たちは一応サーシンに一時的に拠点を置くけど、この国にいることは伝えておこうか?」
「そうね。私は初めてのサーシン王国の冒険者ギルドになるから楽しみよ!」
ラウール達は冒険者ギルドに行った後は、宿に戻り休もうと考えて、買い物も済ませた。
思うような武器を注文で来たサクラは機嫌がいい。
ラウールとクロウもその姿を見てウキウキしている。
まるで仲の良い恋人のように街をまわっていた。
冒険者ギルドに近づくにつれて、頑丈な鎧を着た者や、武器を携えた者が増えてきた。
見るからに冒険者って格好の人が多い。
ラウールが知っている冒険者にはまだ会っていない。
段々緊張してくる。
冒険者ギルドでは絡まれたんだよな~。
あの時の冒険者はまだいるかな~。
チルミさんやギルマスも変わらずにいるだろうか?
サーシン王国から離れる時はクロースやクリスもいたんだよな。
あの2人は元気かな?
結局一度も冒険者ギルドに伝言もなかったし、元気にしてるといいけど。
漆黒の翼は封印だな。だれも絡んでくるなよ!
色々な考え事をしながらも、冒険者ギルドに到着した。
20
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。
ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる