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22.ラウールの迷い
勇者と【黒猫】の旅立ち
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今日ニジュールの街はお祭り騒ぎになっている。
とうとう噂の勇者が旅立つと、街の人が大勢外で待っている状態だ。
教皇からと言うお触れがあり、馬車で門まで練り歩く予定になっている。
僕達【黒猫】もその騒ぎに便乗し、この街、この国を出ようとしていた。
既に拠点はデーブンに託し、家にもデーブン以外は勝手に入れない状態にしてある。
デーブンはデーブンで僕たちの出発や行き先を秘密にするため、情報操作をしてくれたそうだ。
僕たちはしばらく今のまま、ソフィアがソロで、黒猫たちとともに旅をしている事にする。
他の国でも僕たちはこの姿を楽しむことにした。
そしてできるのなら、僕の今後の目標を決めたい。
ここまでは冒険者として旅をして世界を見ることを目的にしていた。
異世界のテンプレを楽しむこと。
魔法を使う事。
お金を稼ぐことなどは達成された。
そろそろ異世界を楽しむのではなく、何か次の目標を決めても良いだろうと考えてしまっている。
まだ隠居するには早いから。
だから、僕たちは話し合った。
「ねえサクラ? サクラは次に何をしたい? 僕たちだいぶテンプレを楽しんだよね?」
「そうなのよねラウール。ここまで来ると私たちは何をしたらいいんだろう? ヤマトやソフィアは長い間何を考えて生きていたの?」
「俺は! ・・・・、なんだろう? 初めは生きていくことだろ。次は強くなること。強くなったら強敵と戦う事だろ。強敵と戦ったら・・・、面白いことを探したな。」
「私は探求していくことが楽しいですよ。古い時代の言い伝えが本当の事か確認するために各地をまわること。あとは、皆さんみたいな人と出会う事も楽しいですよ。」
・・・・・
「ん~、今日だけでは決めきれないな~。だからもう一度旅をしながら僕の目標を相談して行ってもいい?」
「「「いいわよ(おう!)。」」」
~~~~~
僕たちはデーブンに冒険者ギルドへの伝言を頼んだ。
テザン皇国を出発し、次の目的地は決まっていないと伝えて欲しいと。
そして勇者の姿が見えて、視線が勇者の乗っている馬車に向いたとき、僕たちはテザン皇国を出た。
門番も勇者の姿を見ようと、街を出ていく者には余り注目しなかった。
ま~、僕たちだけが街から出るので少しは目立つのだが。
僕たちを見張っている者も目立つのを避けて、街から直ぐには出てこなかった。
だから僕たちはいいタイミングと思い、街道をそれて走り出した。
しばらく走って移動して、周りに人の気配がないことを確認し魔の森の拠点に転移した。
~~~~~
魔の森の拠点で次の行き先を決めることにした。
「僕はまだ行っていないところで、帝国かなと思っているけどみんなはどう思う?」
「私は戦争をした場所だから、余り行きたくはないけど・・・。でもこの姿ならわからないし・・・。迷うね。」
「俺はどこでもいいぜ! 大陸を越えて、魔族の国でもいいぞ!」
「私は迷いますね・・・。いきなりテザン皇国から離れた所に行くと、何かエルフの秘技があると思われてまた呼ばれるような気がして・・・。」
「あ~、そこまでは考えていなかったな。いずれソフィアの居場所がばれたときに不自然でないようにしないとね・・・。ただでさえ僕たちはいきなり足取りが終えなくなっているしね。」
「そうだったわね。私たちはこの姿になっているから、人の姿の目撃情報がなくなるものね。いくらデーブンが情報を操作しても、国でも調べるだろうしね。」
「また姿を変える?」
「我はこのままがいい!」
「俺もしばらくはこのままがいいな!」
「私もこの姿になれたから・・・。手を使わないで食事したりするのはまだなれないけど・・・。」
「ん~、そうだね。確かにまた違う姿になると、なれるのに時間がかかるね。黒猫の姿で居続けてようやく今があるしね。デーブンと春の気配以外にも間違って話しそうになったしね、慣れる前は・・・。」
「それですよ問題は。私が上手く誤魔化したからよかったですが、今みたいに自然に猫ではいれませんでしたから。」
「もっと上手く過ごせるようにこのままで過ごそう。区切りは魔王が倒された辺りかな?」
「それもいいかもしれませんね。それでラウール? 神様にも情報を求めるますか?」
「ん~~、魔王の事は聞いてみようか?」
・・・・
・・・・
そういった話し合いがあり、僕が作った神殿擬きで祈る。聞きたいことがあると想いを込めて。
そして当然と言うよう次の瞬間には白い空間に呼ばれた。
そこには才能の神だけがおり、ラウールが気になることを聞いた。
その質問に対する答えはこうだ。
一つが魔王のことだ。魔王が潜伏している場所はわからない。上手く隠れていることから、悪神が関わっていることは確定。だから今回の魔王は強い。神には神が対応するが魔王には地上の生き物が対応しなければいけない。
目立った動きが把握できないので、魔王として強い力を持って生まれ、密かに部下を増やし活動していると思うと予想していた。
二つ目がテザン皇国のこと。光の神が介入できたのがここまでで、神託以上の接触ができる人物がまだいないそうだ。勇者の実力が上がったときにできるようになるかもしれない。神託を受ける相手も限られ、今回の勇者や僕たちに対する優遇は出来ない。自力で何とかしてほしいとのことだ。
三つ目は僕のステータスについて。これ以上の数値による表示は無理。この先はサクラも同様でスキルと称号等の魂に刻まれたものだけが見られる。おそらくは魔王以上の実力はある。あとはどの程度悪神が力を与えているかによる。
この三つの情報を得て、もとに戻ることになった。
神との会話の後に僕は考えた。
今僕だけの目標になるものはない。
みんなと魔王討伐が今は一番重要なのかなと。
その後はみんなで相談した。
魔王の出現場所がわからないので、旅を続けようと。
とうとう噂の勇者が旅立つと、街の人が大勢外で待っている状態だ。
教皇からと言うお触れがあり、馬車で門まで練り歩く予定になっている。
僕達【黒猫】もその騒ぎに便乗し、この街、この国を出ようとしていた。
既に拠点はデーブンに託し、家にもデーブン以外は勝手に入れない状態にしてある。
デーブンはデーブンで僕たちの出発や行き先を秘密にするため、情報操作をしてくれたそうだ。
僕たちはしばらく今のまま、ソフィアがソロで、黒猫たちとともに旅をしている事にする。
他の国でも僕たちはこの姿を楽しむことにした。
そしてできるのなら、僕の今後の目標を決めたい。
ここまでは冒険者として旅をして世界を見ることを目的にしていた。
異世界のテンプレを楽しむこと。
魔法を使う事。
お金を稼ぐことなどは達成された。
そろそろ異世界を楽しむのではなく、何か次の目標を決めても良いだろうと考えてしまっている。
まだ隠居するには早いから。
だから、僕たちは話し合った。
「ねえサクラ? サクラは次に何をしたい? 僕たちだいぶテンプレを楽しんだよね?」
「そうなのよねラウール。ここまで来ると私たちは何をしたらいいんだろう? ヤマトやソフィアは長い間何を考えて生きていたの?」
「俺は! ・・・・、なんだろう? 初めは生きていくことだろ。次は強くなること。強くなったら強敵と戦う事だろ。強敵と戦ったら・・・、面白いことを探したな。」
「私は探求していくことが楽しいですよ。古い時代の言い伝えが本当の事か確認するために各地をまわること。あとは、皆さんみたいな人と出会う事も楽しいですよ。」
・・・・・
「ん~、今日だけでは決めきれないな~。だからもう一度旅をしながら僕の目標を相談して行ってもいい?」
「「「いいわよ(おう!)。」」」
~~~~~
僕たちはデーブンに冒険者ギルドへの伝言を頼んだ。
テザン皇国を出発し、次の目的地は決まっていないと伝えて欲しいと。
そして勇者の姿が見えて、視線が勇者の乗っている馬車に向いたとき、僕たちはテザン皇国を出た。
門番も勇者の姿を見ようと、街を出ていく者には余り注目しなかった。
ま~、僕たちだけが街から出るので少しは目立つのだが。
僕たちを見張っている者も目立つのを避けて、街から直ぐには出てこなかった。
だから僕たちはいいタイミングと思い、街道をそれて走り出した。
しばらく走って移動して、周りに人の気配がないことを確認し魔の森の拠点に転移した。
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魔の森の拠点で次の行き先を決めることにした。
「僕はまだ行っていないところで、帝国かなと思っているけどみんなはどう思う?」
「私は戦争をした場所だから、余り行きたくはないけど・・・。でもこの姿ならわからないし・・・。迷うね。」
「俺はどこでもいいぜ! 大陸を越えて、魔族の国でもいいぞ!」
「私は迷いますね・・・。いきなりテザン皇国から離れた所に行くと、何かエルフの秘技があると思われてまた呼ばれるような気がして・・・。」
「あ~、そこまでは考えていなかったな。いずれソフィアの居場所がばれたときに不自然でないようにしないとね・・・。ただでさえ僕たちはいきなり足取りが終えなくなっているしね。」
「そうだったわね。私たちはこの姿になっているから、人の姿の目撃情報がなくなるものね。いくらデーブンが情報を操作しても、国でも調べるだろうしね。」
「また姿を変える?」
「我はこのままがいい!」
「俺もしばらくはこのままがいいな!」
「私もこの姿になれたから・・・。手を使わないで食事したりするのはまだなれないけど・・・。」
「ん~、そうだね。確かにまた違う姿になると、なれるのに時間がかかるね。黒猫の姿で居続けてようやく今があるしね。デーブンと春の気配以外にも間違って話しそうになったしね、慣れる前は・・・。」
「それですよ問題は。私が上手く誤魔化したからよかったですが、今みたいに自然に猫ではいれませんでしたから。」
「もっと上手く過ごせるようにこのままで過ごそう。区切りは魔王が倒された辺りかな?」
「それもいいかもしれませんね。それでラウール? 神様にも情報を求めるますか?」
「ん~~、魔王の事は聞いてみようか?」
・・・・
・・・・
そういった話し合いがあり、僕が作った神殿擬きで祈る。聞きたいことがあると想いを込めて。
そして当然と言うよう次の瞬間には白い空間に呼ばれた。
そこには才能の神だけがおり、ラウールが気になることを聞いた。
その質問に対する答えはこうだ。
一つが魔王のことだ。魔王が潜伏している場所はわからない。上手く隠れていることから、悪神が関わっていることは確定。だから今回の魔王は強い。神には神が対応するが魔王には地上の生き物が対応しなければいけない。
目立った動きが把握できないので、魔王として強い力を持って生まれ、密かに部下を増やし活動していると思うと予想していた。
二つ目がテザン皇国のこと。光の神が介入できたのがここまでで、神託以上の接触ができる人物がまだいないそうだ。勇者の実力が上がったときにできるようになるかもしれない。神託を受ける相手も限られ、今回の勇者や僕たちに対する優遇は出来ない。自力で何とかしてほしいとのことだ。
三つ目は僕のステータスについて。これ以上の数値による表示は無理。この先はサクラも同様でスキルと称号等の魂に刻まれたものだけが見られる。おそらくは魔王以上の実力はある。あとはどの程度悪神が力を与えているかによる。
この三つの情報を得て、もとに戻ることになった。
神との会話の後に僕は考えた。
今僕だけの目標になるものはない。
みんなと魔王討伐が今は一番重要なのかなと。
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