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22.ラウールの迷い
新たな目的地
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船旅ではトラブルが有ったものの、僕たちは第一都市の宿で話し合った。
サンクリットがこれで諦めるとは思えないので、もっと遠くに移動するべきではないかと。
魔の森に籠るのも良いが、まだ僕がやりたいことを見つけていないので旅を続けることにした。
次の目的地については、この都市のダンジョンで攻略していないところに行くのはどうかとヤマトが言った。
僕はそれでも良かったが、先に転移できる所を増やしてから戻らないかと提案した。
そこで僕たちは移動馬車で交易都市を一周した。
一か月程かけたが、出現する魔物が強くなったと言う情報だけで、大きなトラブルはなかった。
旅路でも今後の事を相談した。
魔王や今後の事を考えると、帝国にも転移できるようにするため、行き先は帝国とした。
戦争で僕たちの姿は知られていないはず。
しかしソフィアが【黒猫】を名乗っている。
帝国兵を殲滅したのがソフィアだと誤解されかねない。
冒険者と名乗らず、商人として移動することにした。ハイエルフの商人など今までいなかったはずだが、ギリギリエルフであれば大丈夫だろう。
僕は一度デーブンと落ち合った。
拠点での打ち合わせだったが、内密にと商人ギルドのソマリから一般的な商人が商品にしている物を聞いた。なんちゃって商人ができるように準備をする。
ソマリには定期的に珍しい商品が手にいれることが出来るように、デーブンに仲介を頼んだ。
僕たちの拠点に魔道具にした倉庫に色々入れておく。デーブンも取り出せるようにし、売却金額の取り分も決めておいた。
僕のアイテムボックスXにはまだまだ貴重な素材が入っている。少しは在庫処分をしよう。
~~~~~
行商人ソフィア。これが帝国へ入国する身分だ。
今は第一都市にいるが、ここからは商人として移動する。冒険者ギルドにも一時旅が続くので、依頼は受けることが出来ないとソフィアは届けた。
今帝国に移動している船は第四都市になる。
他の入国手段としては王国から入ることになるが、あちらは戦争後のため、まだ入国審査が面倒なようだ。
どちらの手段をとるか迷ったが、長い航海はあるが交易都市から入国したほうが身元がばれにくいと思い、第四都市に移動した。
その後は乗船券を購入し、特別なイベントもなく再び船旅になった。
長い航海だからこそ、これまで同様船でのもめごとは禁止だ。
少しでも問題を起こすと拘束する権利が船長に与えられていた。
様々な国が資格を与えるようで、長距離を航海する船の船長の立場はかなり高いそうだ。
元々僕たちは問題を起こすつもりもなく、時々船室を地点登録し魔の森で暴れている程度だ。
特にヤマトが初めは船旅を楽しんでいたが、行動できる範囲が狭くて息苦しいと言い出した。
そこで苦肉の策で魔の森に行くことを許可した。
そんなヤマトを見ていると全員が結局は動きたくなり、順番に魔物相手に運動することになった。
行商人ソフィアの為に、一般的なもの以外にも珍しい物も改めて採取した。
船での移動が二週間続き、魔の森での採取物も普通ではありえない量を手に入れた。
人の手が入りにくいこともあり、とりたい放題、倒したい放題だ。
途中で両親に会いに行く機会もあった。
【黒猫】が解散することを聞いたときに驚かせないためにだ。
久しぶりに人の姿に戻ると、服を着ている違和感が凄かった。
今後裸族にならないためにも猫の姿でも服は必要かもしれない。
人の姿で僕とサクラが代表して訪れて、おおまかに説明した。
僕たちは仲間割れをしたわけではない事。
敵対して来る人がいるため、一緒にいないことになっている。
もし探ってくる人がいたらそれぞれ別に訪ねてきたことにしてほしいとお願いした。
もちろん両親は同意してくれ、僕たちが王国に一度は戻って来たことにしてくれるそうだ。
~~~~~
二週間と言う長い航海を終え、ようやく帝国領へと入る。
船から降りたところで身分を証明することが必要だ。
なんだかんだと乗船券を購入するときも身分証を呈示したりしているため、簡単に手続きは終わった。
僕たちが初めに到着したところが、ラシーア帝国のフロックリン領になる。
フロックリン領の都市フロックリン。領主が納める都市だ。
フロックリンは港があり、交易都市と取引していることもあり栄えている。
僕たちは初めてラシーア帝国に来たこともあり、情報を集めることにした。
今や世界規模の荷物運び情報ギルドを目指した。
・・・・
・・・・
街並みを見ながらギルドを捜し歩いていると、冒険者ギルドの横に荷物運び情報ギルドが存在した。
流石デーブン、いい立地を確保している。
ソフィアを先頭に僕たちはギルドに入って、知りたい情報を受付に伝えた。
僕たちが聞いたことに対する返事はこうだ。
ラシーア帝国の皇帝は実力主義で、第一子でなくとも皇帝になることが出来る。
その為王国との戦争があった。
戦争後は王国に賠償する必要があり、戦争に加担した貴族の地位ははく奪された。
帝国では他の国よりも貴族の選民意識が高い。
庶民が貴族と遭遇した場合は直ちに道を開ける。
自分の持ち物を欲しいと言われた場合は、最悪は金銭的な対価もなく接収される。
どこの国でもだが、庶民にとっていい貴族と悪い貴族がいる。
帝国領では魔物の出現数も多く、ダンジョンも豊富にあるため帝国人の戦闘力は高い。
他の国同様にダンジョンには誰でも入ることが出来るが自己責任。
貴族の選民意識が高いこととは別に、貧しい人が這いあがる手段が少ないため、盗賊などに身を落とす者も多い。
商人などは商店を持つ場合、貴族の誰かが後ろ盾になっている。
行商人は商店に物を売る時は貴族が後ろ盾になっていることに注意したほうが良い。
時に権力で商品を買いたたかれたり、最悪は取り上げられる。これは陰で行われているので、一般的には表ざたになっていない。
帝国以外から来た商人は、一度帝国の商人ギルドに登録する必要があり、賄いの規模による税金を納める必要がある。これは商人ギルドでも、帝国だけの規則である。
そう言って注意することも丁寧に教えてくれた。
・・・
・・・
僕たちはギルドを出て宿をとった。
結局は帝国でもわかばを利用することになり、いずれわかばのオーナーを見てみたいと考えてしまった。
こんなに規模が大きく商売ができる人は大物ではないかと思う。
そんなことを考えていたが、夕食をとり、明日は商人ギルドに行くことにして眠りについた。
サンクリットがこれで諦めるとは思えないので、もっと遠くに移動するべきではないかと。
魔の森に籠るのも良いが、まだ僕がやりたいことを見つけていないので旅を続けることにした。
次の目的地については、この都市のダンジョンで攻略していないところに行くのはどうかとヤマトが言った。
僕はそれでも良かったが、先に転移できる所を増やしてから戻らないかと提案した。
そこで僕たちは移動馬車で交易都市を一周した。
一か月程かけたが、出現する魔物が強くなったと言う情報だけで、大きなトラブルはなかった。
旅路でも今後の事を相談した。
魔王や今後の事を考えると、帝国にも転移できるようにするため、行き先は帝国とした。
戦争で僕たちの姿は知られていないはず。
しかしソフィアが【黒猫】を名乗っている。
帝国兵を殲滅したのがソフィアだと誤解されかねない。
冒険者と名乗らず、商人として移動することにした。ハイエルフの商人など今までいなかったはずだが、ギリギリエルフであれば大丈夫だろう。
僕は一度デーブンと落ち合った。
拠点での打ち合わせだったが、内密にと商人ギルドのソマリから一般的な商人が商品にしている物を聞いた。なんちゃって商人ができるように準備をする。
ソマリには定期的に珍しい商品が手にいれることが出来るように、デーブンに仲介を頼んだ。
僕たちの拠点に魔道具にした倉庫に色々入れておく。デーブンも取り出せるようにし、売却金額の取り分も決めておいた。
僕のアイテムボックスXにはまだまだ貴重な素材が入っている。少しは在庫処分をしよう。
~~~~~
行商人ソフィア。これが帝国へ入国する身分だ。
今は第一都市にいるが、ここからは商人として移動する。冒険者ギルドにも一時旅が続くので、依頼は受けることが出来ないとソフィアは届けた。
今帝国に移動している船は第四都市になる。
他の入国手段としては王国から入ることになるが、あちらは戦争後のため、まだ入国審査が面倒なようだ。
どちらの手段をとるか迷ったが、長い航海はあるが交易都市から入国したほうが身元がばれにくいと思い、第四都市に移動した。
その後は乗船券を購入し、特別なイベントもなく再び船旅になった。
長い航海だからこそ、これまで同様船でのもめごとは禁止だ。
少しでも問題を起こすと拘束する権利が船長に与えられていた。
様々な国が資格を与えるようで、長距離を航海する船の船長の立場はかなり高いそうだ。
元々僕たちは問題を起こすつもりもなく、時々船室を地点登録し魔の森で暴れている程度だ。
特にヤマトが初めは船旅を楽しんでいたが、行動できる範囲が狭くて息苦しいと言い出した。
そこで苦肉の策で魔の森に行くことを許可した。
そんなヤマトを見ていると全員が結局は動きたくなり、順番に魔物相手に運動することになった。
行商人ソフィアの為に、一般的なもの以外にも珍しい物も改めて採取した。
船での移動が二週間続き、魔の森での採取物も普通ではありえない量を手に入れた。
人の手が入りにくいこともあり、とりたい放題、倒したい放題だ。
途中で両親に会いに行く機会もあった。
【黒猫】が解散することを聞いたときに驚かせないためにだ。
久しぶりに人の姿に戻ると、服を着ている違和感が凄かった。
今後裸族にならないためにも猫の姿でも服は必要かもしれない。
人の姿で僕とサクラが代表して訪れて、おおまかに説明した。
僕たちは仲間割れをしたわけではない事。
敵対して来る人がいるため、一緒にいないことになっている。
もし探ってくる人がいたらそれぞれ別に訪ねてきたことにしてほしいとお願いした。
もちろん両親は同意してくれ、僕たちが王国に一度は戻って来たことにしてくれるそうだ。
~~~~~
二週間と言う長い航海を終え、ようやく帝国領へと入る。
船から降りたところで身分を証明することが必要だ。
なんだかんだと乗船券を購入するときも身分証を呈示したりしているため、簡単に手続きは終わった。
僕たちが初めに到着したところが、ラシーア帝国のフロックリン領になる。
フロックリン領の都市フロックリン。領主が納める都市だ。
フロックリンは港があり、交易都市と取引していることもあり栄えている。
僕たちは初めてラシーア帝国に来たこともあり、情報を集めることにした。
今や世界規模の荷物運び情報ギルドを目指した。
・・・・
・・・・
街並みを見ながらギルドを捜し歩いていると、冒険者ギルドの横に荷物運び情報ギルドが存在した。
流石デーブン、いい立地を確保している。
ソフィアを先頭に僕たちはギルドに入って、知りたい情報を受付に伝えた。
僕たちが聞いたことに対する返事はこうだ。
ラシーア帝国の皇帝は実力主義で、第一子でなくとも皇帝になることが出来る。
その為王国との戦争があった。
戦争後は王国に賠償する必要があり、戦争に加担した貴族の地位ははく奪された。
帝国では他の国よりも貴族の選民意識が高い。
庶民が貴族と遭遇した場合は直ちに道を開ける。
自分の持ち物を欲しいと言われた場合は、最悪は金銭的な対価もなく接収される。
どこの国でもだが、庶民にとっていい貴族と悪い貴族がいる。
帝国領では魔物の出現数も多く、ダンジョンも豊富にあるため帝国人の戦闘力は高い。
他の国同様にダンジョンには誰でも入ることが出来るが自己責任。
貴族の選民意識が高いこととは別に、貧しい人が這いあがる手段が少ないため、盗賊などに身を落とす者も多い。
商人などは商店を持つ場合、貴族の誰かが後ろ盾になっている。
行商人は商店に物を売る時は貴族が後ろ盾になっていることに注意したほうが良い。
時に権力で商品を買いたたかれたり、最悪は取り上げられる。これは陰で行われているので、一般的には表ざたになっていない。
帝国以外から来た商人は、一度帝国の商人ギルドに登録する必要があり、賄いの規模による税金を納める必要がある。これは商人ギルドでも、帝国だけの規則である。
そう言って注意することも丁寧に教えてくれた。
・・・
・・・
僕たちはギルドを出て宿をとった。
結局は帝国でもわかばを利用することになり、いずれわかばのオーナーを見てみたいと考えてしまった。
こんなに規模が大きく商売ができる人は大物ではないかと思う。
そんなことを考えていたが、夕食をとり、明日は商人ギルドに行くことにして眠りについた。
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