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23.フロックリンのオーク騒動
結局戦いが待っている
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僕たちはあの居心地の悪い場所を立ち去り、宿に戻った。
宿では反省会が開かれ、何かに巻き込まれないように行動しようと話し合った。
その後は各自部屋に移動し休むのだが、僕はもやもやしていた。有名になってしまったが、貴族ほど権力はない。だけども強さだけなら一般兵士が何人向かってきても返り討ちに出来る。そんな強さがあっても権力には負けるのか・・・。
頭の中が権力には勝てないのかと考えていたが、いつの間にか眠っていた。
~~~~~
は~、寝不足だ・・・。
もう嫌になったから他の国に移動しようかな?
・・・・
・・・・
と考えたけど、さすがに善良な人が被害に合う事がわかっているから、解決はしたい。
ん~、どうしよう?
一人では考え付かないから、みんなと合流した。
~~~~~
「おはよう!」
みんなが集まっていた。
顔を見ると僕以外だとサクラだけが寝不足な顔をしている。
「僕はモヤモヤして寝るのが遅くなったけど、みんなはスッキリしてるね? 僕と、僕と同じ顔をしているサクラが考えすぎ?」
「ラウール! お前は考えすぎだ! 強い者が全て正しい。それでいいじゃないか? 相手が嫌と言えない状況になるのも、才能と努力の結果だぞ! どちらか片方だけでは最強にはなれないぞ! そんな中で、ラウールは最強だぞ!」
ヤマトが朝から力説だ・・・。
「我もヤマトと同じ。最強は目立つ。地味に過ごすのは諦める! 無理してるからラウールは迷う!」
クロウにも言われた・・・。
だけど、勇者より目立つのは嫌だぞ・・・。
一般的なSランク冒険者くらいで留めたい。
「私やラウールには無理よ? 前世で記憶があるから、今から私最強!! はできないわよ。高い能力が欲しいと、世界最強! は違うから・・・。最後はやっぱり最強だけど周りにはわからないように生活するのが理想だから・・・。」
「「「わがまま!!」」」
僕とサクラ以外が叫んでしまった。
~~~~~
それでもみんなはその意見を採用しようと受け入れてくれた。
そこからじゃあどうしようかと言う話し合いになった。
特に今回のオークの集落討伐について話し合った。
「我は殲滅で!」
「俺も殲滅で!」
クロウとヤマトは直ぐに答えた。
「私はみんなに任せます。みんなの意見に合わせて動きます。」
「私はラウールの意見の通りでいいわ。」
この流れは・・、僕の意見で決定か・・・。
迷うな・・・。
・・・・
・・・・
うーん、あれはどうかな?
「ギリギリ誰かの弟子になって依頼について行く? 無理かな・・。」
・・・・
「私は聞いてみるだけ聞いてもいいと思うけど、前線には回されなさそうだね。いいんじゃない、後ろで地味に援護するのも。」
「いけるかな? Sランクのバイスさんは前線に行くだろうし、僕たちが入ることで後ろに回されたり、僕たちが入れない可能性があるからな~。ギヌンさん? あの森で助けた人はどうかな? 他に知っている人もいなし・・。」
「とりあえず行ってみようかラウール。冒険者ギルドに行って、周りを見てみようか?」
最後は決まらずに冒険者ギルドに行くことにした。
~~~~~
冒険者ギルドに到着し中に入ると、いつもの騒がしい冒険者ギルドだった。
そして、僕たちが入るとおびえる冒険者を見るのも・・・・、いつも通りになった。
戦ってもいないのに失礼な!
冒険者ギルド内を見渡してみると、僕達を見ておびえている人がいる。
何事か周りに聞いている人がいる。
何が起きているかわからずキョロキョロしている人もいる。
そして、ギヌンさんが一人で依頼票の前に立ちこちらを見つめている。
「ギヌンさん? でしたよね。ちょっとお願いがあるんですけど、座って話しを聞いてもらってもいいですか?」
僕たちが声をかけると嬉しそうに傍に寄ってきた。
お礼が言い足りなかったと、話をすることにも同意してくれた。
僕たちは一緒に冒険者ギルド内の酒場の椅子に座り話し始めた。
「あの時はありがとう! お互い名乗ってもいなかったが、俺はギヌン! Cランク冒険者だ。それで今回はどうした? 君たちの噂も聞いたが・・・。」
ちょっとおびえた視線も感じる。
「詳しい事情は話せないんだけど、僕達を一時的に弟子にしない? それでオーク討伐の依頼を一緒に受けようよ。僕たちは冒険者プレートを提示しないけど、うまくやってくれないかな?」
いきなりの話題に戸惑っているのか、何を言っているんだと言う視線を感じた。
それでも何かを考えている様子もある。
「それはどうしてか聞いてもいいのか? 今聞いたことだけでは判断できないな。」
「いいけどあまり言えないよ。」
「それでも言える範囲で頼む。君たちがいなければあの時に誰かが死んでいた。もしかしたら俺も・・・。」
ギヌンはぶるっと震えた。
「えーとね、僕たちはオーク討伐に参加したいんだけど、冒険者プレートはギルドに見せたくないんだ。犯罪とかではないよ。証拠に、ギルドに入っても誰も何も言わないでしょ?」
「あの雰囲気で言える人がいたらすごいがな・・・。なぜなんだ? おそらく高ランクだろ?」
「まーランクは置いておいて、冒険者プレートがなくても討伐に参加出来たらそれでいいんだ。だから、弟子以外でも何か方法があったら教えてよ。」
そう言うとギヌンは考え始めた。
・・・・
「弟子でぎりぎりか・・・。ん~、冒険者ギルド以外で討伐依頼に参加できるのは・・・、騎士。あとは荷物運び情報ギルド・・・、ん~、それくらいか?」
「荷物運び情報ギルドも参加できるの!?」
「今回はできるはずだ。後方支援だが、出来る限りの支援をすると領主が行っていたはずだ。」
盲点だった・・・。
荷物運び情報ギルドなら何とかなるかも。
駄目ならデーブンにお願いに戻ってもいいし。
変なことを考えなくても、初めから情報を集めに行っておけばよかった。
「ありがとう! だったら弟子の話しはなしで。荷物運び情報ギルドに行ってみるよ! ごめんね、時間をとらせて。」
「いや、君たちの役に立てたのなら、この前のお礼もあるから俺も満足だ。さすがに俺より強い人を一時的にも弟子と言うのは・・・。」
そう言っていたギヌンに食事をおごり、僕たちは荷物運び情報ギルドに向かった。
宿では反省会が開かれ、何かに巻き込まれないように行動しようと話し合った。
その後は各自部屋に移動し休むのだが、僕はもやもやしていた。有名になってしまったが、貴族ほど権力はない。だけども強さだけなら一般兵士が何人向かってきても返り討ちに出来る。そんな強さがあっても権力には負けるのか・・・。
頭の中が権力には勝てないのかと考えていたが、いつの間にか眠っていた。
~~~~~
は~、寝不足だ・・・。
もう嫌になったから他の国に移動しようかな?
・・・・
・・・・
と考えたけど、さすがに善良な人が被害に合う事がわかっているから、解決はしたい。
ん~、どうしよう?
一人では考え付かないから、みんなと合流した。
~~~~~
「おはよう!」
みんなが集まっていた。
顔を見ると僕以外だとサクラだけが寝不足な顔をしている。
「僕はモヤモヤして寝るのが遅くなったけど、みんなはスッキリしてるね? 僕と、僕と同じ顔をしているサクラが考えすぎ?」
「ラウール! お前は考えすぎだ! 強い者が全て正しい。それでいいじゃないか? 相手が嫌と言えない状況になるのも、才能と努力の結果だぞ! どちらか片方だけでは最強にはなれないぞ! そんな中で、ラウールは最強だぞ!」
ヤマトが朝から力説だ・・・。
「我もヤマトと同じ。最強は目立つ。地味に過ごすのは諦める! 無理してるからラウールは迷う!」
クロウにも言われた・・・。
だけど、勇者より目立つのは嫌だぞ・・・。
一般的なSランク冒険者くらいで留めたい。
「私やラウールには無理よ? 前世で記憶があるから、今から私最強!! はできないわよ。高い能力が欲しいと、世界最強! は違うから・・・。最後はやっぱり最強だけど周りにはわからないように生活するのが理想だから・・・。」
「「「わがまま!!」」」
僕とサクラ以外が叫んでしまった。
~~~~~
それでもみんなはその意見を採用しようと受け入れてくれた。
そこからじゃあどうしようかと言う話し合いになった。
特に今回のオークの集落討伐について話し合った。
「我は殲滅で!」
「俺も殲滅で!」
クロウとヤマトは直ぐに答えた。
「私はみんなに任せます。みんなの意見に合わせて動きます。」
「私はラウールの意見の通りでいいわ。」
この流れは・・、僕の意見で決定か・・・。
迷うな・・・。
・・・・
・・・・
うーん、あれはどうかな?
「ギリギリ誰かの弟子になって依頼について行く? 無理かな・・。」
・・・・
「私は聞いてみるだけ聞いてもいいと思うけど、前線には回されなさそうだね。いいんじゃない、後ろで地味に援護するのも。」
「いけるかな? Sランクのバイスさんは前線に行くだろうし、僕たちが入ることで後ろに回されたり、僕たちが入れない可能性があるからな~。ギヌンさん? あの森で助けた人はどうかな? 他に知っている人もいなし・・。」
「とりあえず行ってみようかラウール。冒険者ギルドに行って、周りを見てみようか?」
最後は決まらずに冒険者ギルドに行くことにした。
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冒険者ギルドに到着し中に入ると、いつもの騒がしい冒険者ギルドだった。
そして、僕たちが入るとおびえる冒険者を見るのも・・・・、いつも通りになった。
戦ってもいないのに失礼な!
冒険者ギルド内を見渡してみると、僕達を見ておびえている人がいる。
何事か周りに聞いている人がいる。
何が起きているかわからずキョロキョロしている人もいる。
そして、ギヌンさんが一人で依頼票の前に立ちこちらを見つめている。
「ギヌンさん? でしたよね。ちょっとお願いがあるんですけど、座って話しを聞いてもらってもいいですか?」
僕たちが声をかけると嬉しそうに傍に寄ってきた。
お礼が言い足りなかったと、話をすることにも同意してくれた。
僕たちは一緒に冒険者ギルド内の酒場の椅子に座り話し始めた。
「あの時はありがとう! お互い名乗ってもいなかったが、俺はギヌン! Cランク冒険者だ。それで今回はどうした? 君たちの噂も聞いたが・・・。」
ちょっとおびえた視線も感じる。
「詳しい事情は話せないんだけど、僕達を一時的に弟子にしない? それでオーク討伐の依頼を一緒に受けようよ。僕たちは冒険者プレートを提示しないけど、うまくやってくれないかな?」
いきなりの話題に戸惑っているのか、何を言っているんだと言う視線を感じた。
それでも何かを考えている様子もある。
「それはどうしてか聞いてもいいのか? 今聞いたことだけでは判断できないな。」
「いいけどあまり言えないよ。」
「それでも言える範囲で頼む。君たちがいなければあの時に誰かが死んでいた。もしかしたら俺も・・・。」
ギヌンはぶるっと震えた。
「えーとね、僕たちはオーク討伐に参加したいんだけど、冒険者プレートはギルドに見せたくないんだ。犯罪とかではないよ。証拠に、ギルドに入っても誰も何も言わないでしょ?」
「あの雰囲気で言える人がいたらすごいがな・・・。なぜなんだ? おそらく高ランクだろ?」
「まーランクは置いておいて、冒険者プレートがなくても討伐に参加出来たらそれでいいんだ。だから、弟子以外でも何か方法があったら教えてよ。」
そう言うとギヌンは考え始めた。
・・・・
「弟子でぎりぎりか・・・。ん~、冒険者ギルド以外で討伐依頼に参加できるのは・・・、騎士。あとは荷物運び情報ギルド・・・、ん~、それくらいか?」
「荷物運び情報ギルドも参加できるの!?」
「今回はできるはずだ。後方支援だが、出来る限りの支援をすると領主が行っていたはずだ。」
盲点だった・・・。
荷物運び情報ギルドなら何とかなるかも。
駄目ならデーブンにお願いに戻ってもいいし。
変なことを考えなくても、初めから情報を集めに行っておけばよかった。
「ありがとう! だったら弟子の話しはなしで。荷物運び情報ギルドに行ってみるよ! ごめんね、時間をとらせて。」
「いや、君たちの役に立てたのなら、この前のお礼もあるから俺も満足だ。さすがに俺より強い人を一時的にも弟子と言うのは・・・。」
そう言っていたギヌンに食事をおごり、僕たちは荷物運び情報ギルドに向かった。
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