225 / 238
25.ラシーア帝国帝都
帝都ラシーア周辺の異変
しおりを挟む
ダイヤ伯爵からお願いされたこともあるが、帝都にまだいた。
冒険者ギルドで多少依頼を受けたり、荷物運び情報ギルドでも情報収集していた。
デーブンにも会いに行き、何か異変がないか確認したが、魔物が増えているくらいの変化なようだ。
この帝都にはダンジョンもあり、ダンジョンで達成できる依頼を受けていたが、高ランクの冒険者もいるようで依頼は多くなかった。
ダンジョンでは魔物の数は変わらないし種類も一定のはずだが、浅い階層で強い魔物が出現することがあるようだ。
典型的な展開だが、何かが起こりそうな気配がある。
帝都の外も騎士や冒険者により魔物は討伐されているが数も増え、3割増し程度に強くなっているそうだ。
僕たちはもともとこの辺の魔物はこんなものかと思って活動していたから、その情報を聞き警戒度を上げた。
しかしまだダイヤ伯爵から何も言ってこない。
何も言ってこないのは良いのだが宙ぶらりんだ。
蜥蜴人間についても今思い出したが、誰がどうするんだろう?
あの魔道具の解除方法はダイヤ伯爵には教えているが、開放はしないだろう。
だが、そのままにしても一生生きていそうだからいつかは倒す必要があるのではないか?
ダイヤ伯爵であれば動かない蜥蜴人間を倒せそうだが・・・。
~~~~~
僕たちは今日も冒険者ギルドに来ている。
何か依頼がないか確認しているとギルド職員に呼ばれた。
その職員が言うには指名依頼が入っているそうだ。
内容を確認するとダイヤ伯爵からで、最近の魔物の変化について確認したいそうだ。
自分の護衛騎士もいるが、ダイヤ伯爵ともう一人仲の良い貴族と一緒に帝都の周りを調査したい。
その護衛を引き受けてほしいという依頼だ。
もう一人の貴族と言うのが気になるが、この依頼は受けてもよさそうだ。
この国で起きていることが他の国でも起きるかもしれない。
何かが起きた時に大切な人を守るため、経験しておいてもいいと考えた。
ギルド職員には依頼を受けても良いことを伝えるとすぐに待ち合わせ場所を告げられた。
顔合わせは当日で良いとのことで、護衛の準備だけしてくるようにと言われた。
~~~~~
護衛日当日僕たちは待ち合わせ場所の門の外にいた。
そこにダイヤ伯爵と護衛の騎士、もう一人の貴族であろう壮年の男性がフル装備で現れた。
ダイヤ伯爵は立派に冒険者の格好で、壮年の貴族は金属の鎧を着ている。
壮年の貴族の名前は伏せられていた。
ちょっと気に食わないが、変装して皇帝が来ているわけでもなさそうなので許容した。
さすがに皇帝であればもっと護衛が立派だろう。
更にダイヤ伯爵より位が高いのであれば、いくら信用があっても自分の騎士を連れて来るだろう。
話すことが出来る範囲で自己紹介を終え、僕たちが先頭に立ち帝都周辺の見回りが始まった。
・・・・
・・・・
魔物を倒しながら進む。
ダイヤ伯爵領では出ないくらい魔物が出現する。
強さはそれほどではないが、どこにでもいるゴブリンやオークは言われてみると少し強い気もする。
僕たちにとってはどんな魔物もあまり変わらなくなってきているのでわかりにくい。
僕は鈍感系主人公だったか?
まー意味は違うが僕は物語の主人公になれるような人物ではない。
出来ることをやっていこう。
それでも一日で回れる範囲の魔物を倒して歩き、ダイヤ伯爵や壮年の貴族、騎士も戦い進んだ。
なんでもゴブリンはよく出るが、今回あったホブゴブリンは滅多に出会わないそうだ。
オークもハイオークが出現し、ダイヤ伯爵の魔法で倒されていたが、これも普段は出現しない。
騎士がようやく倒したダッシュボア、ジャイアントエイプの集団は一緒になり行動していたので僕たちも手伝った。
ここまでの魔物になると冒険者ランクが低い物は危ないし、商人など非戦闘系の人が出歩くのも注意が必要になってくると話していた。
そこはダイヤ伯爵が責任をもって冒険者ギルドなど各ギルドに連絡すると言ってくれたが、ちょっと不安になった。
まだ情報を得ていない一般人が被害にあうのは悲しい。
~~~~~
依頼は無事に済み、ダイヤ伯爵からお礼を言われ、もう少しここにいてほしいとまた言われ別れた。
あたりは暗くなり人通りもなくなっているところに僕たちは戻った。
そう、帝都の外に僕たちはいる。
「じゃあさっき相談したみたいに頑張ろう!」
「我が一番倒して見せるよ!」
「俺が一番だ! クロウ、負けないぞ!」
「みなさん、怪我をしないように頑張りましょう。私もできる範囲で頑張りますよ。」
「ソフィア・・・。私たちが怪我をするわけがないでしょ? ちょっとここまで強くなったのには引いてしまうけど、【黒猫】同士で戦う模擬戦以外で最近怪我をしたことがある?」
「僕は料理の練習で力が入りすぎて指を切った!」
「他の人にやられてないじゃないラウール! だから大丈夫よ! これはダイヤ伯爵のためではなくて、一般人のためよ! 頑張るわよ!」
僕たちを馬鹿にする人以外には優しいサクラ。
よし、頑張っていこう。
この夜僕たちは帝都の周りの魔物を狩った。
それはもう大量に。
おそらくランクの低い冒険者は討伐できないランクの魔物だったから、かつかつの冒険者の邪魔はしていないだろう。
ちょっと森の奥に行くと更に強い魔物がいるこの状況。
ここにもいるんだろうな、四天王かその部下が・・・。
せっかくなら僕たちが倒してしまおうかと考えるラウールだった。
冒険者ギルドで多少依頼を受けたり、荷物運び情報ギルドでも情報収集していた。
デーブンにも会いに行き、何か異変がないか確認したが、魔物が増えているくらいの変化なようだ。
この帝都にはダンジョンもあり、ダンジョンで達成できる依頼を受けていたが、高ランクの冒険者もいるようで依頼は多くなかった。
ダンジョンでは魔物の数は変わらないし種類も一定のはずだが、浅い階層で強い魔物が出現することがあるようだ。
典型的な展開だが、何かが起こりそうな気配がある。
帝都の外も騎士や冒険者により魔物は討伐されているが数も増え、3割増し程度に強くなっているそうだ。
僕たちはもともとこの辺の魔物はこんなものかと思って活動していたから、その情報を聞き警戒度を上げた。
しかしまだダイヤ伯爵から何も言ってこない。
何も言ってこないのは良いのだが宙ぶらりんだ。
蜥蜴人間についても今思い出したが、誰がどうするんだろう?
あの魔道具の解除方法はダイヤ伯爵には教えているが、開放はしないだろう。
だが、そのままにしても一生生きていそうだからいつかは倒す必要があるのではないか?
ダイヤ伯爵であれば動かない蜥蜴人間を倒せそうだが・・・。
~~~~~
僕たちは今日も冒険者ギルドに来ている。
何か依頼がないか確認しているとギルド職員に呼ばれた。
その職員が言うには指名依頼が入っているそうだ。
内容を確認するとダイヤ伯爵からで、最近の魔物の変化について確認したいそうだ。
自分の護衛騎士もいるが、ダイヤ伯爵ともう一人仲の良い貴族と一緒に帝都の周りを調査したい。
その護衛を引き受けてほしいという依頼だ。
もう一人の貴族と言うのが気になるが、この依頼は受けてもよさそうだ。
この国で起きていることが他の国でも起きるかもしれない。
何かが起きた時に大切な人を守るため、経験しておいてもいいと考えた。
ギルド職員には依頼を受けても良いことを伝えるとすぐに待ち合わせ場所を告げられた。
顔合わせは当日で良いとのことで、護衛の準備だけしてくるようにと言われた。
~~~~~
護衛日当日僕たちは待ち合わせ場所の門の外にいた。
そこにダイヤ伯爵と護衛の騎士、もう一人の貴族であろう壮年の男性がフル装備で現れた。
ダイヤ伯爵は立派に冒険者の格好で、壮年の貴族は金属の鎧を着ている。
壮年の貴族の名前は伏せられていた。
ちょっと気に食わないが、変装して皇帝が来ているわけでもなさそうなので許容した。
さすがに皇帝であればもっと護衛が立派だろう。
更にダイヤ伯爵より位が高いのであれば、いくら信用があっても自分の騎士を連れて来るだろう。
話すことが出来る範囲で自己紹介を終え、僕たちが先頭に立ち帝都周辺の見回りが始まった。
・・・・
・・・・
魔物を倒しながら進む。
ダイヤ伯爵領では出ないくらい魔物が出現する。
強さはそれほどではないが、どこにでもいるゴブリンやオークは言われてみると少し強い気もする。
僕たちにとってはどんな魔物もあまり変わらなくなってきているのでわかりにくい。
僕は鈍感系主人公だったか?
まー意味は違うが僕は物語の主人公になれるような人物ではない。
出来ることをやっていこう。
それでも一日で回れる範囲の魔物を倒して歩き、ダイヤ伯爵や壮年の貴族、騎士も戦い進んだ。
なんでもゴブリンはよく出るが、今回あったホブゴブリンは滅多に出会わないそうだ。
オークもハイオークが出現し、ダイヤ伯爵の魔法で倒されていたが、これも普段は出現しない。
騎士がようやく倒したダッシュボア、ジャイアントエイプの集団は一緒になり行動していたので僕たちも手伝った。
ここまでの魔物になると冒険者ランクが低い物は危ないし、商人など非戦闘系の人が出歩くのも注意が必要になってくると話していた。
そこはダイヤ伯爵が責任をもって冒険者ギルドなど各ギルドに連絡すると言ってくれたが、ちょっと不安になった。
まだ情報を得ていない一般人が被害にあうのは悲しい。
~~~~~
依頼は無事に済み、ダイヤ伯爵からお礼を言われ、もう少しここにいてほしいとまた言われ別れた。
あたりは暗くなり人通りもなくなっているところに僕たちは戻った。
そう、帝都の外に僕たちはいる。
「じゃあさっき相談したみたいに頑張ろう!」
「我が一番倒して見せるよ!」
「俺が一番だ! クロウ、負けないぞ!」
「みなさん、怪我をしないように頑張りましょう。私もできる範囲で頑張りますよ。」
「ソフィア・・・。私たちが怪我をするわけがないでしょ? ちょっとここまで強くなったのには引いてしまうけど、【黒猫】同士で戦う模擬戦以外で最近怪我をしたことがある?」
「僕は料理の練習で力が入りすぎて指を切った!」
「他の人にやられてないじゃないラウール! だから大丈夫よ! これはダイヤ伯爵のためではなくて、一般人のためよ! 頑張るわよ!」
僕たちを馬鹿にする人以外には優しいサクラ。
よし、頑張っていこう。
この夜僕たちは帝都の周りの魔物を狩った。
それはもう大量に。
おそらくランクの低い冒険者は討伐できないランクの魔物だったから、かつかつの冒険者の邪魔はしていないだろう。
ちょっと森の奥に行くと更に強い魔物がいるこの状況。
ここにもいるんだろうな、四天王かその部下が・・・。
せっかくなら僕たちが倒してしまおうかと考えるラウールだった。
20
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。
ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる