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二十七・ベッドの上から動けないんだが!?
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新婚旅行に出発してから二週間。どうせならもう少し遠くまで行ってみようと、港町から船に乗り、西側の大陸を目指して移動している最中。
「今晩、抱いていい?」
そうユージンから耳打ちされたのは、船室にて朝食のホットドッグを口にしているときだった。広々とした特別客室だというのに、触れ合えるほど近くにいる。
宣言した理由は聞かなくてもわかる。ホットドッグを咥える姿が股間にダイレクトにきたのだろう。凝視されていたので間違いない。棒状のものを食べる都度、じーっと見てしまうのも性欲のある男ならば仕方ない。
「俺が抱かれる側なのか?」
「嫌だった?」
「うーん、正直よくわからない。やったことないから」
「僕もだよ」
「え、その身なりで童貞!?」
「それは君も同じでしょ」
ユージンは、ニエル一筋だということは記憶しているが、だからといって性欲を発散するだけの相手くらい存在していると思い込んでいた。キスが手慣れていたからだ。それだけでなく、常日頃、異性からも同性からもすぐ声をかけられ、みな一様にうっとりとした視線を向けているのも理由の一つだ。
実際、ユージンの顔面偏差値は高く、ニエルが百ならばユージンは百五十といったところだろう。モブとメインキャラはそれほど違う。彼がひと度微笑めば、通りすがりの誰もが無作為に失神しそうなほど破壊力抜群の爽やかさで、まさに万人受けするタイプだ。苦手という人間を探す方が無理難題だろう。その顔に、誰もが羨むであろう程よく筋肉のついた逞しい肉体を持つのだからまさに鬼に金棒。向かうところに敵なしだ。ユージンより注目を浴びている人物を、王族を除いて見たことがない。
正反対すぎるニエルは羨ましくて堪らない。だが、そんな男が、世界中にいる美男美女よりもニエルただ一人を好いているのだから、優越感がないわけではないが。
「俺はモテないから当然だけど、お前は違うだろ?」
「君に好かれなきゃ、誰に好かれようが意味がない」
持て囃されている自覚はあるようだ。
「好きだが??」
「――ねえ、今すぐ抱いていい?」
「どうしても?」
「どうしても!」
あれだけモテる男が、自分を抱きたいと必死に掌を合わせて頼み込んでいるのだから、見ているだけで吹き出しそうになる。格好悪くても、なりふり構わない人間は嫌いではない。
「まあ、好きだからいいよ」
「君は僕を喜ばせる天才だよね」
「ふはは、まぁな!」
ユージンもまた、ニエルを喜ばせる天才なのだ。結婚してからますます甘くなり、食べたいと言ったものは必ず用意する。たとえ南半球でしか入手できないものでも、珍しすぎて知名度があまりないようなものでも、望めばあらゆる手を使って入手してくれる。賞味期限が持たないのなら、シェフを招いて作ってもらえばいいと考え、実演で調理風景を見学したことも一度や二度どころではない。ニエルの想像を軽々上回ってくる。一緒にいて飽きない。
「船にいて暇だから、お前と男同士の閨についてお勉強するのも悪くないな?」
「実は、このために船を選んだ……と言ったら怒る?」
「船上だと逃げることができないからか?」
「うん」
陸地だと逃げられると思ったらしい。未だにそんなことを考えているのかとこれまた笑いそうになる。ユージンと結婚したので居住をアイアンズ家に移し、寝室を共にするようになって二か月経っているが、軽く触れ合う程度のキスや下半身の熱を放出する手助けをするだけで、先に進むことはなかった。男同士ゆえにどうしても体に負担がかかってしまうこともあってか、待ってくれていたようだ。無理やり奪うこともできるのに、忍耐強く見守ってくれている。大事にしてくれる。
「お前にならなにされてもいいよ」
ユージンの目をじっと見て宣言する。
「ニエル。今から抱くから」
「いつでもいいけど、先に湯浴みしていい?」
「後で僕が洗ってあげる」
「じゃあ朝飯。まだ食べ終わってない」
「それも後で食べさせてあげる」
「ふはは、必死だな? いいよ、来いよ!」
食べかけのホットドッグを奪われ、残りをユージンがすべて平らげ、背後にあるベッドに押し倒された。覆いかぶさる男の碧い瞳が熱を帯びてぎらぎらと揺らいでいる。柔和な雰囲気を引っ込めて、情欲を覗かせながら真上から見下ろされる。
全年齢の乙女ゲームなので、告白して成就した先はニエルしか知り得ない未知の領域だ。こうやって意中の相手を組み敷くのかと、不思議な感覚を味わう。
(ああ、やっぱりいい男だなぁ)
これからこの獰猛な雄に変貌した男にすべてを暴かれるというのに、そんなことを考えてしまう。首の後ろに腕を回して導いてやれば、期待していた通りに唇が降ってくる。ケチャップの味がするキスだ。啄むような軽い触れ合いから、徐々に余裕がなくなってくる。互いの唇ごと粘膜を貪っているうちに、もうどんな味がしているのかわからなくなってくる。頭がぼーっとしてくる。
「ユージン……、くるしい。もっとゆっくり、焦るなよ」
「ならどうして僕を煽ったの。もう止まれないよ?」
「と、止まらなくていい……んんっ」
「ニエル……!」
呼吸するために開けた隙間から、ユージンに舌を差し込まれ、縮こまっていたニエルの舌を絡めとる。大きく抉じ開けられた咥内で舌先の攻防を繰り返す。息が続かないのに、求められれば求められるほど拒めない。
「ゆ、ユージン」
「くるしい?」
「平気だ……」
本当は苦しいのに、やめてほしくなかったので嘘を吐く。混ざりすぎてどちらの唾液かわからない。会話や呼吸の合間に集中的に唇を責められ、普段の触れ合いとの差に脳内が麻痺しそうになる。
朝っぱらから盛っているという背徳感もあいまって、ニエルのなかの情欲もぐっと高まる。
まだキスしかしていないのに、下半身の中心部がどうしても気になるのでそっと手を伸ばす。
「ニエル……僕のも触って」
「う、うん……」
促されるまま服の上から撫でると、すでにそこは形を変えており、張り詰めていた。布越しだというのにニエルが指でなぞった瞬間、さらに硬くなる。ズボンの前をくつろげて擦り下ろすと、下着が染みで濡れていた。
「わあ、もうこんなになってる。すごいな……」
ただ素直に感想を述べただけなのに、目を潤ませたユージンに噛みつくようなキスをされた。口唇を味わうかのように貪られる。
直接触ったらもっと反応してくれるだろうか。普段の触れ合いとは異なり、新婚旅行中なのでより積極的になる。ユージンの下着を下げて下半身を露出させる。腹部につきそうなくらいそそり立っていて驚いた。
「ニエル……。きみも脱いだら」
「う、うん」
恥ずかしいので遠慮したかったが、ここで拒んでしまうと、下着を無理やり奪われる予感がしたので逆らわずに応じた。擦り下げた途端、ニエルの性器が勢いよく飛び出す。ユージンのものより一回り小さいので羞恥心に苛まれつつも、反応しているのは自分だけではないので心強い。
「同時に擦って」
「え、それはできな……んんっ!」
性器を二本同時にこするようお願いされ、恐る恐る掴んで試してみると案外上手くできた。ユージンは苦悶の表情を浮かべている。血管を浮きあがらせて勃ち上がった性器は、ニエルの拙い動きに合わせてびくびくと震える。先端部分の薄い粘膜同士が触れ合うだけで、脳内が沸騰してどうにかなりそうだ。ユージンがやってくれたことはあっても、ニエルがやったことはないので新鮮だ。いつもはされるがまま気持ちよくなるだけで一方的に喘ぐだけだった。けれど今は違う。二人でやっているのだ。
「ニエル……そのまま、そう」
「ん……こう……か? ああっ!」
「……くっ!」
気持ちよさのあまりつい強めに扱いてしまった途端、堪えきれずに下半身に集中していた熱を一気に解き放ってしまった。びゅくびゅくと先端からは蜜があふれ出す。射精したニエルが下半身を痙攣させると、ユージンもあっけなく解放していた。二人分の精液でニエルの腹部がいやらしく濡れている。
「はあ……はあ、ど、どうだった?」
「うん。上出来だ」
「ならよかった」
褒められると嬉しくなる。互いに触れ合って射精するのは何度か経験しているものの、今が一番満たされている気がする。
「なあユージン。抱くって、具体的にどうやるんだ?」
「君のここを解して、僕のを入れて擦るんだ」
「えっ!? そんなでかいの、入るわけないだろ!?」
どう考えても無謀すぎる。ユージンの性器は平常時ですらニエルよりも大きいというのに、先ほど握ったものは二回りは膨張していた。そんな巨大なものが自分の体内に入るだなんて。ニエルは俄かに信じられない。異世界では、ボーイズラブというジャンルがあり、漫画やアニメや実写ドラマが流行っていたことは知っていたが、妹には乙女ゲームしかやらせなかったので、どう交わるのかニエルは知らない。
「心配しなくても大丈夫。丁寧に解すからね」
「……解すって、でも、やったことないし」
「そこは僕に任せて」
これがあれば痛みはないよと小瓶を取り出す。小瓶には桃色のねっとりとした液体が入っている。匂いを嗅がせてもらうと苺の香りがした。
「これは?」
「潤滑油だよ。ヒーラーから買ったんだ」
「はあ!? こんなものまで売ってんの!?」
「むしろ、透視や占いよりメインはこっちだと言っていた」
「……知らなかった。アダルトグッズ専門店なのに、ヒロインにヒントを出すヒーラーとか、色々とまずくないか……?」
若干引いているニエルをよそに、小瓶の中身を手に取ったユージンは液体を掌で温めはじめる。
「ニエル。ズボンと下着を取っ払って、後ろを向いて四つん這いになってくれる?」
「え?」
「その方が楽だと思うから」
「わ、わかった」
ユージンが真上から退いたので、言われた通りに起き上がり、服を脱いで四つん這いの体勢になる。息を呑む。
「それじゃあ、力を抜いてね」
「ひっ!」
「大丈夫。痛くしないから」
いきなり窄まりに触れられたので驚いたが、先ほど説明されていたので動かないようじっとする。生温かい液体を塗り込みながら拡げているようだ。
(……あってるんだよな?)
痛みはないものの遺物が侵入しようとしてくる違和感はあった。本来の用途ではないことをするため、抉じ開けようとしているのだから当たり前だ。ユージンの指先が慎重に差し込まれる。怖いが興味はあるので大人しく待つ。何度か出し入れを繰り返されているうちに、未知の感覚がわき上がってくる。
「痛くない?」
「ん……平気だ」
「もう少し進めるね」
デリケートな部分だとわかっているからか、一気に突き進むようなことはせず、十分すぎるほど時間をかけてくれている。ユージンの股間は暴発しそうなくらい膨らんでいるというのに、傷つけないよう根気よく気遣ってくれる。その気持ちだけで心身ともに満たされる。
「もういいよ、ユージン」
「いや、まだダメだよ」
「だって、お前のそれ……もう限界じゃないのか?」
そそり立つ股間をニエルの太腿に押しつけていることに、どうやら気づいていなかったらしい。もう少し進んでしまえば、うっかり入ってしまうというのに、ユージンは耐えている。
「君が、君がかわいいのがいけない」
「それはわかったから、もう抱けよ」
「……ニエル! 人がせっかく、我慢しているのに……ッ! 君は小悪魔なのか?」
「ああああ、んっ! ユージンッ! ばかっ!」
背後から一気に貫かれ、思わず甲高い声が漏れてしまった。恥ずかしいのに四つん這いになっているため、口元を覆うことは出来ない。真後ろから腰を打ちつけられ、ニエルからはひときわ高い、女性のような嬌声が漏れる。我慢することができない。
「ニエル……! 気持ちがいい……こんなに素晴らしかったのか、君の中は……!」
「あっ、ああっ、しらな……んん、知らないって……!」
潤滑油の効果か、それとも時間をかけて慣らしたおかげか、初めてだというのに痛みはなく、声が抑えられなかった。
「ゆーじん、ユージン……あっ、前からがいい……うしろ、だめだ」
「どうしてだめなの」
「あっ、だって、キスできないだろ……声が漏れるし」
「でも、僕は快感を我慢できない君の声が聞きたい」
「ゆーじん……やめて、お願い……ユージン!」
必死に懇願すると、溜め息を一つ吐き出したユージンは、ずるりとニエルの中にいた陰茎を引き抜いた。
「君には負けるよ」
「ああああっ!」
四つん這いから正面に向き直り、ユージンが軽々とニエルの体を抱き上げる。太腿に座らされた形で向かい合う体勢になったと同時に、また一気に貫かれて声が漏れてしまった。
「キスしていい?」
「聞くな……んんっ、はあ……んっ!」
唇を重ねながら、下から容赦なく突き上げられる。体重がある分、先ほどよりも深く繋がるので甘く痺れる感覚に脳内が麻痺しそうになる。これほどだとは知らなかった。
「ニエル……大丈夫?」
「だ、いじょうぶ……じゃないっ! ああっ!」
「ごめん。とまらない」
「あっ、や、ゆーじんっ!」
肩に必死にしがみつく。下から何度も突き上げ、体内を擦られるのでニエルの性器の先端からはじわじわ溢れていた。触れていないのに達していた。
「くっ……きつい!」
無意識のうちに繋がっているニエルの窄まりが弛緩したのか、ユージンは快楽に耐えようとしている。我慢してほしくなかったので、ニエルは自らの意思で引き締めようと、ユージンが腰を引くときにだけ腹に力を込めた。
「んっ、うッ……く、どう……だ? 俺のなか、気持ちいい……ッ?」
「……最高すぎるよ、ニエル!」
「ああっ、ゆっくり、そう、そうだ、あんっ!」
「僕のニエル……かわいすぎる……!」
「お前も……俺だけのユージン……んあああっ!」
どくんと体内でなにかが弾けた気がした。眉間にしわを寄せ、苦悶に耐えているユージンと見つめ合っていると、じんわりとした温かさが広がるのを感じる。二度目の射精はニエルの体内だった。ユージンの下半身がぶるぶると小刻みに震え、やがて狭い内部に擦りつけるかのような動きをする。
「あ……ッ、はあ……ん」
「まだ……してもいい?」
「……うん」
船上の客室にて三回戦がはじまった。
「う、動けない……」
「なにか食べる? それともトイレ? それとも、気分転換に甲板まで連れて行こうか? 今夜は夜景が綺麗だよ」
ニエルが解放された頃には外はすっかり暗くなっていた。当然ながら腰をやられてしまい身動き一つ取れない。毎週、ユージンと鍛練することは結婚後も続けているのに、それなのにここまで疲労するとは想定外だった。
先ほど、風呂に入れてもらい今はベッドで横になっている。
「なんでお前はむしろ元気になってるんだ?? あんなに散々ヤッておいて!」
「念願かなって君の体を抱いたのに、元気にならないわけがないでしょ? まだまだできるけど、さすがに可哀想かなって解放してあげたのに」
「絶倫か!?」
「ハハ。そうだったみたいだね」
体力が桁違いだったらしく、ユージンはまったく疲労しておらず元気だ。どんなに遠方でも馬で視察に出ているし、ニエルとは鍛え方が違うのかもしれない。
「……お手柔らかにお願いします。じゃないと体が持たない」
「うん。嫌われたくないから、ここまで濃厚な接触は週末の訓練後だけにするよ」
「平日は?」
ふと疑問が浮かんだので聞いてみる。別に期待しているわけではない。
「え? 抱くけど?」
「結局、毎日抱かれるのか!」
「それはそうでしょ。新婚旅行中だよ? 旅行が終われば視察で出払って触れ合えなくなる。まあ、君を視察先に連れて行くけどね?」
サラッと怖いことを言われてしまった。視察先では簡素な宿や民家に泊まることもあるのに、そこで抱かれてしまうと声音を気にして集中できなくなる。しかしそれを言ってしまうとユージンをただ喜ばせるだけなので言うつもりはないが。
「歩けなくなる……」
「加減するから。まぁそれでも体が辛いなら、僕がずっと支えているから、大丈夫だよ」
「体力つけないと」
「僕と毎日しているうちに慣れて体力がつくよ?」
「本当か!?」
「うん。剣術も最初は慣れなかったから大変だったけど、今なら平気でしょ? だからベッドの上でも回数を重ねれば、君も慣れてくるんじゃないかな」
確かに、幼少のときの訓練は翌日に響いていたが、一か月、二か月、三か月経過するとだんだん持つようになっていた。信憑性がある。
「じゃあ、明日からもよろしく頼む」
「願ったり叶ったりだよ」
まんまとユージンの口車に乗せられた気がするが、一理あるのでそのまま乗ることにした。
「本当に君はかわいいよね」
「知ってるよ。ありがとう」
「君の裸を見ていると、気が変わりそうになるから、そろそろ服を着せてもいいかな?」
「好きにしろよ。イリーナよりも俺を選んでくれたことを後悔させたくないから、一生を賭けて楽しませてやる」
「……ニエル!」
それを告げると唇を奪われる。クソデカ感情を返してやるのも、たまにならいい。
おしまい
「今晩、抱いていい?」
そうユージンから耳打ちされたのは、船室にて朝食のホットドッグを口にしているときだった。広々とした特別客室だというのに、触れ合えるほど近くにいる。
宣言した理由は聞かなくてもわかる。ホットドッグを咥える姿が股間にダイレクトにきたのだろう。凝視されていたので間違いない。棒状のものを食べる都度、じーっと見てしまうのも性欲のある男ならば仕方ない。
「俺が抱かれる側なのか?」
「嫌だった?」
「うーん、正直よくわからない。やったことないから」
「僕もだよ」
「え、その身なりで童貞!?」
「それは君も同じでしょ」
ユージンは、ニエル一筋だということは記憶しているが、だからといって性欲を発散するだけの相手くらい存在していると思い込んでいた。キスが手慣れていたからだ。それだけでなく、常日頃、異性からも同性からもすぐ声をかけられ、みな一様にうっとりとした視線を向けているのも理由の一つだ。
実際、ユージンの顔面偏差値は高く、ニエルが百ならばユージンは百五十といったところだろう。モブとメインキャラはそれほど違う。彼がひと度微笑めば、通りすがりの誰もが無作為に失神しそうなほど破壊力抜群の爽やかさで、まさに万人受けするタイプだ。苦手という人間を探す方が無理難題だろう。その顔に、誰もが羨むであろう程よく筋肉のついた逞しい肉体を持つのだからまさに鬼に金棒。向かうところに敵なしだ。ユージンより注目を浴びている人物を、王族を除いて見たことがない。
正反対すぎるニエルは羨ましくて堪らない。だが、そんな男が、世界中にいる美男美女よりもニエルただ一人を好いているのだから、優越感がないわけではないが。
「俺はモテないから当然だけど、お前は違うだろ?」
「君に好かれなきゃ、誰に好かれようが意味がない」
持て囃されている自覚はあるようだ。
「好きだが??」
「――ねえ、今すぐ抱いていい?」
「どうしても?」
「どうしても!」
あれだけモテる男が、自分を抱きたいと必死に掌を合わせて頼み込んでいるのだから、見ているだけで吹き出しそうになる。格好悪くても、なりふり構わない人間は嫌いではない。
「まあ、好きだからいいよ」
「君は僕を喜ばせる天才だよね」
「ふはは、まぁな!」
ユージンもまた、ニエルを喜ばせる天才なのだ。結婚してからますます甘くなり、食べたいと言ったものは必ず用意する。たとえ南半球でしか入手できないものでも、珍しすぎて知名度があまりないようなものでも、望めばあらゆる手を使って入手してくれる。賞味期限が持たないのなら、シェフを招いて作ってもらえばいいと考え、実演で調理風景を見学したことも一度や二度どころではない。ニエルの想像を軽々上回ってくる。一緒にいて飽きない。
「船にいて暇だから、お前と男同士の閨についてお勉強するのも悪くないな?」
「実は、このために船を選んだ……と言ったら怒る?」
「船上だと逃げることができないからか?」
「うん」
陸地だと逃げられると思ったらしい。未だにそんなことを考えているのかとこれまた笑いそうになる。ユージンと結婚したので居住をアイアンズ家に移し、寝室を共にするようになって二か月経っているが、軽く触れ合う程度のキスや下半身の熱を放出する手助けをするだけで、先に進むことはなかった。男同士ゆえにどうしても体に負担がかかってしまうこともあってか、待ってくれていたようだ。無理やり奪うこともできるのに、忍耐強く見守ってくれている。大事にしてくれる。
「お前にならなにされてもいいよ」
ユージンの目をじっと見て宣言する。
「ニエル。今から抱くから」
「いつでもいいけど、先に湯浴みしていい?」
「後で僕が洗ってあげる」
「じゃあ朝飯。まだ食べ終わってない」
「それも後で食べさせてあげる」
「ふはは、必死だな? いいよ、来いよ!」
食べかけのホットドッグを奪われ、残りをユージンがすべて平らげ、背後にあるベッドに押し倒された。覆いかぶさる男の碧い瞳が熱を帯びてぎらぎらと揺らいでいる。柔和な雰囲気を引っ込めて、情欲を覗かせながら真上から見下ろされる。
全年齢の乙女ゲームなので、告白して成就した先はニエルしか知り得ない未知の領域だ。こうやって意中の相手を組み敷くのかと、不思議な感覚を味わう。
(ああ、やっぱりいい男だなぁ)
これからこの獰猛な雄に変貌した男にすべてを暴かれるというのに、そんなことを考えてしまう。首の後ろに腕を回して導いてやれば、期待していた通りに唇が降ってくる。ケチャップの味がするキスだ。啄むような軽い触れ合いから、徐々に余裕がなくなってくる。互いの唇ごと粘膜を貪っているうちに、もうどんな味がしているのかわからなくなってくる。頭がぼーっとしてくる。
「ユージン……、くるしい。もっとゆっくり、焦るなよ」
「ならどうして僕を煽ったの。もう止まれないよ?」
「と、止まらなくていい……んんっ」
「ニエル……!」
呼吸するために開けた隙間から、ユージンに舌を差し込まれ、縮こまっていたニエルの舌を絡めとる。大きく抉じ開けられた咥内で舌先の攻防を繰り返す。息が続かないのに、求められれば求められるほど拒めない。
「ゆ、ユージン」
「くるしい?」
「平気だ……」
本当は苦しいのに、やめてほしくなかったので嘘を吐く。混ざりすぎてどちらの唾液かわからない。会話や呼吸の合間に集中的に唇を責められ、普段の触れ合いとの差に脳内が麻痺しそうになる。
朝っぱらから盛っているという背徳感もあいまって、ニエルのなかの情欲もぐっと高まる。
まだキスしかしていないのに、下半身の中心部がどうしても気になるのでそっと手を伸ばす。
「ニエル……僕のも触って」
「う、うん……」
促されるまま服の上から撫でると、すでにそこは形を変えており、張り詰めていた。布越しだというのにニエルが指でなぞった瞬間、さらに硬くなる。ズボンの前をくつろげて擦り下ろすと、下着が染みで濡れていた。
「わあ、もうこんなになってる。すごいな……」
ただ素直に感想を述べただけなのに、目を潤ませたユージンに噛みつくようなキスをされた。口唇を味わうかのように貪られる。
直接触ったらもっと反応してくれるだろうか。普段の触れ合いとは異なり、新婚旅行中なのでより積極的になる。ユージンの下着を下げて下半身を露出させる。腹部につきそうなくらいそそり立っていて驚いた。
「ニエル……。きみも脱いだら」
「う、うん」
恥ずかしいので遠慮したかったが、ここで拒んでしまうと、下着を無理やり奪われる予感がしたので逆らわずに応じた。擦り下げた途端、ニエルの性器が勢いよく飛び出す。ユージンのものより一回り小さいので羞恥心に苛まれつつも、反応しているのは自分だけではないので心強い。
「同時に擦って」
「え、それはできな……んんっ!」
性器を二本同時にこするようお願いされ、恐る恐る掴んで試してみると案外上手くできた。ユージンは苦悶の表情を浮かべている。血管を浮きあがらせて勃ち上がった性器は、ニエルの拙い動きに合わせてびくびくと震える。先端部分の薄い粘膜同士が触れ合うだけで、脳内が沸騰してどうにかなりそうだ。ユージンがやってくれたことはあっても、ニエルがやったことはないので新鮮だ。いつもはされるがまま気持ちよくなるだけで一方的に喘ぐだけだった。けれど今は違う。二人でやっているのだ。
「ニエル……そのまま、そう」
「ん……こう……か? ああっ!」
「……くっ!」
気持ちよさのあまりつい強めに扱いてしまった途端、堪えきれずに下半身に集中していた熱を一気に解き放ってしまった。びゅくびゅくと先端からは蜜があふれ出す。射精したニエルが下半身を痙攣させると、ユージンもあっけなく解放していた。二人分の精液でニエルの腹部がいやらしく濡れている。
「はあ……はあ、ど、どうだった?」
「うん。上出来だ」
「ならよかった」
褒められると嬉しくなる。互いに触れ合って射精するのは何度か経験しているものの、今が一番満たされている気がする。
「なあユージン。抱くって、具体的にどうやるんだ?」
「君のここを解して、僕のを入れて擦るんだ」
「えっ!? そんなでかいの、入るわけないだろ!?」
どう考えても無謀すぎる。ユージンの性器は平常時ですらニエルよりも大きいというのに、先ほど握ったものは二回りは膨張していた。そんな巨大なものが自分の体内に入るだなんて。ニエルは俄かに信じられない。異世界では、ボーイズラブというジャンルがあり、漫画やアニメや実写ドラマが流行っていたことは知っていたが、妹には乙女ゲームしかやらせなかったので、どう交わるのかニエルは知らない。
「心配しなくても大丈夫。丁寧に解すからね」
「……解すって、でも、やったことないし」
「そこは僕に任せて」
これがあれば痛みはないよと小瓶を取り出す。小瓶には桃色のねっとりとした液体が入っている。匂いを嗅がせてもらうと苺の香りがした。
「これは?」
「潤滑油だよ。ヒーラーから買ったんだ」
「はあ!? こんなものまで売ってんの!?」
「むしろ、透視や占いよりメインはこっちだと言っていた」
「……知らなかった。アダルトグッズ専門店なのに、ヒロインにヒントを出すヒーラーとか、色々とまずくないか……?」
若干引いているニエルをよそに、小瓶の中身を手に取ったユージンは液体を掌で温めはじめる。
「ニエル。ズボンと下着を取っ払って、後ろを向いて四つん這いになってくれる?」
「え?」
「その方が楽だと思うから」
「わ、わかった」
ユージンが真上から退いたので、言われた通りに起き上がり、服を脱いで四つん這いの体勢になる。息を呑む。
「それじゃあ、力を抜いてね」
「ひっ!」
「大丈夫。痛くしないから」
いきなり窄まりに触れられたので驚いたが、先ほど説明されていたので動かないようじっとする。生温かい液体を塗り込みながら拡げているようだ。
(……あってるんだよな?)
痛みはないものの遺物が侵入しようとしてくる違和感はあった。本来の用途ではないことをするため、抉じ開けようとしているのだから当たり前だ。ユージンの指先が慎重に差し込まれる。怖いが興味はあるので大人しく待つ。何度か出し入れを繰り返されているうちに、未知の感覚がわき上がってくる。
「痛くない?」
「ん……平気だ」
「もう少し進めるね」
デリケートな部分だとわかっているからか、一気に突き進むようなことはせず、十分すぎるほど時間をかけてくれている。ユージンの股間は暴発しそうなくらい膨らんでいるというのに、傷つけないよう根気よく気遣ってくれる。その気持ちだけで心身ともに満たされる。
「もういいよ、ユージン」
「いや、まだダメだよ」
「だって、お前のそれ……もう限界じゃないのか?」
そそり立つ股間をニエルの太腿に押しつけていることに、どうやら気づいていなかったらしい。もう少し進んでしまえば、うっかり入ってしまうというのに、ユージンは耐えている。
「君が、君がかわいいのがいけない」
「それはわかったから、もう抱けよ」
「……ニエル! 人がせっかく、我慢しているのに……ッ! 君は小悪魔なのか?」
「ああああ、んっ! ユージンッ! ばかっ!」
背後から一気に貫かれ、思わず甲高い声が漏れてしまった。恥ずかしいのに四つん這いになっているため、口元を覆うことは出来ない。真後ろから腰を打ちつけられ、ニエルからはひときわ高い、女性のような嬌声が漏れる。我慢することができない。
「ニエル……! 気持ちがいい……こんなに素晴らしかったのか、君の中は……!」
「あっ、ああっ、しらな……んん、知らないって……!」
潤滑油の効果か、それとも時間をかけて慣らしたおかげか、初めてだというのに痛みはなく、声が抑えられなかった。
「ゆーじん、ユージン……あっ、前からがいい……うしろ、だめだ」
「どうしてだめなの」
「あっ、だって、キスできないだろ……声が漏れるし」
「でも、僕は快感を我慢できない君の声が聞きたい」
「ゆーじん……やめて、お願い……ユージン!」
必死に懇願すると、溜め息を一つ吐き出したユージンは、ずるりとニエルの中にいた陰茎を引き抜いた。
「君には負けるよ」
「ああああっ!」
四つん這いから正面に向き直り、ユージンが軽々とニエルの体を抱き上げる。太腿に座らされた形で向かい合う体勢になったと同時に、また一気に貫かれて声が漏れてしまった。
「キスしていい?」
「聞くな……んんっ、はあ……んっ!」
唇を重ねながら、下から容赦なく突き上げられる。体重がある分、先ほどよりも深く繋がるので甘く痺れる感覚に脳内が麻痺しそうになる。これほどだとは知らなかった。
「ニエル……大丈夫?」
「だ、いじょうぶ……じゃないっ! ああっ!」
「ごめん。とまらない」
「あっ、や、ゆーじんっ!」
肩に必死にしがみつく。下から何度も突き上げ、体内を擦られるのでニエルの性器の先端からはじわじわ溢れていた。触れていないのに達していた。
「くっ……きつい!」
無意識のうちに繋がっているニエルの窄まりが弛緩したのか、ユージンは快楽に耐えようとしている。我慢してほしくなかったので、ニエルは自らの意思で引き締めようと、ユージンが腰を引くときにだけ腹に力を込めた。
「んっ、うッ……く、どう……だ? 俺のなか、気持ちいい……ッ?」
「……最高すぎるよ、ニエル!」
「ああっ、ゆっくり、そう、そうだ、あんっ!」
「僕のニエル……かわいすぎる……!」
「お前も……俺だけのユージン……んあああっ!」
どくんと体内でなにかが弾けた気がした。眉間にしわを寄せ、苦悶に耐えているユージンと見つめ合っていると、じんわりとした温かさが広がるのを感じる。二度目の射精はニエルの体内だった。ユージンの下半身がぶるぶると小刻みに震え、やがて狭い内部に擦りつけるかのような動きをする。
「あ……ッ、はあ……ん」
「まだ……してもいい?」
「……うん」
船上の客室にて三回戦がはじまった。
「う、動けない……」
「なにか食べる? それともトイレ? それとも、気分転換に甲板まで連れて行こうか? 今夜は夜景が綺麗だよ」
ニエルが解放された頃には外はすっかり暗くなっていた。当然ながら腰をやられてしまい身動き一つ取れない。毎週、ユージンと鍛練することは結婚後も続けているのに、それなのにここまで疲労するとは想定外だった。
先ほど、風呂に入れてもらい今はベッドで横になっている。
「なんでお前はむしろ元気になってるんだ?? あんなに散々ヤッておいて!」
「念願かなって君の体を抱いたのに、元気にならないわけがないでしょ? まだまだできるけど、さすがに可哀想かなって解放してあげたのに」
「絶倫か!?」
「ハハ。そうだったみたいだね」
体力が桁違いだったらしく、ユージンはまったく疲労しておらず元気だ。どんなに遠方でも馬で視察に出ているし、ニエルとは鍛え方が違うのかもしれない。
「……お手柔らかにお願いします。じゃないと体が持たない」
「うん。嫌われたくないから、ここまで濃厚な接触は週末の訓練後だけにするよ」
「平日は?」
ふと疑問が浮かんだので聞いてみる。別に期待しているわけではない。
「え? 抱くけど?」
「結局、毎日抱かれるのか!」
「それはそうでしょ。新婚旅行中だよ? 旅行が終われば視察で出払って触れ合えなくなる。まあ、君を視察先に連れて行くけどね?」
サラッと怖いことを言われてしまった。視察先では簡素な宿や民家に泊まることもあるのに、そこで抱かれてしまうと声音を気にして集中できなくなる。しかしそれを言ってしまうとユージンをただ喜ばせるだけなので言うつもりはないが。
「歩けなくなる……」
「加減するから。まぁそれでも体が辛いなら、僕がずっと支えているから、大丈夫だよ」
「体力つけないと」
「僕と毎日しているうちに慣れて体力がつくよ?」
「本当か!?」
「うん。剣術も最初は慣れなかったから大変だったけど、今なら平気でしょ? だからベッドの上でも回数を重ねれば、君も慣れてくるんじゃないかな」
確かに、幼少のときの訓練は翌日に響いていたが、一か月、二か月、三か月経過するとだんだん持つようになっていた。信憑性がある。
「じゃあ、明日からもよろしく頼む」
「願ったり叶ったりだよ」
まんまとユージンの口車に乗せられた気がするが、一理あるのでそのまま乗ることにした。
「本当に君はかわいいよね」
「知ってるよ。ありがとう」
「君の裸を見ていると、気が変わりそうになるから、そろそろ服を着せてもいいかな?」
「好きにしろよ。イリーナよりも俺を選んでくれたことを後悔させたくないから、一生を賭けて楽しませてやる」
「……ニエル!」
それを告げると唇を奪われる。クソデカ感情を返してやるのも、たまにならいい。
おしまい
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