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第8章 どうやらエトナとセンテネルは謀叛と悪逆のようです。
三大虐殺の解決依頼!?
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エトナとセンテネルを倒した俺たちは無事に護衛の任務を終わらせることができた。
犠牲は多かったので後味の悪い状態で報酬を受けとる事になったが仕方がない。
結局、なぜ王女様が狙われる事となったのかは不明だが、幼い身でいろいろと大変なのだろう。
だが、またいつか会えるような気がする。
まぁ、今回の事で王都には借りを作ったので何かと良い結末にはなったのだ。
「ごめんね。明山、私あなたの気持ちが分かったわ。頑張っても手柄横取りされるのは辛い事よね」
「分かってくれて嬉しいよ」
王都からの報酬に、更に討伐賞金を貰える妙義と死神さんが羨ましく思える。
まぁ、今回の俺は特に活躍はしてないのだが。
早速帰って寝ようと俺達は、王都を後にしようとするのだが、
俺たちに声をかけてくる者がいた。
「すまない。明山殿、少し時間をいただけないだろうか?」
「──護衛隊 隊長!?」
声をかけてきたのは護衛の任務を受けていた時に、指揮を取っていた隊長である。
「どうしましたか? まさか俺に報酬を」
「そんな訳がないだろ」
やっぱりそうだよな。
しかし、それならば俺に何の用なのだろう。
隊長は早速本題に入る。
「実は最近この国で起こっている騒ぎを解決して貰いたいのです」
どうやら厄介事は俺に集まりやすいようだ。
「いいですか。近年、 紅の食卓 と呼ばれている町潰しが行われているのです。我々にもその現象の正体を掴む事ができない。
そこで、あなたにその現象を解決して貰いたいのです」
「お言葉ですが、すみません。学生ですので、これで失礼します」
嘘をついた身ではあるが、俺は三人を連れて、馬車に乗り込もうとその場を後にした。
冗談じゃない。
王国ですら解決出来ない現象を何故解決しなければならないのだろうか。
すると、隊長は大きな声で断れない理由を言いはなった。
「マナスル王女様からのあなたへのじきじきの依頼なのです。お願いします」
隊長…そりゃないですよ。断ったらヤバイかもしれないじゃないですか。
結局、依頼を受けてしまった。
帰りの馬車の中で俺は落ち込んでいた。
そんな、状態の俺を三人は哀れんだ表情で見てくる。
すると、黒は紅の食卓について俺に説明をしてくれた。
「あの、明山……。紅の食卓って言うのはね。
この国の三大殺戮の一つよ。
その町にいた者達を一晩で全滅させる程の現象なの。あの現象にあって生きていた者はいないわ」
その説明を聞いてしまうとますます依頼を受けたくなくなる。
「おい、やめろ黒。ますます依頼を受けたくないんだけど」
「しかし、どうして、王女様が明山にじきじきの依頼を……」
妙義は考え事をしながら窓の外を眺めていた。
「王女様、依頼を彼に申し付けて来ました」
こちらは王の城。
王女様の部屋の前である。
隊長は王女様に報告を済ませたようだ。
「ご苦労様さまです。では、下がってください」
「はい、失礼します」
そう言うと隊長は王女の部屋から出ていった。
そして王女の部屋には誰もいなくなった。
「ふぅ、どうぞ、入ってきてもいいですよ」
王女様はベットに横になった後、ドアに向かって声をかけた。
「すみません。失礼します」
そう言いながらドアを開け、一人の男が入ってくる。
「申し訳ありません。マナスル王女。王女様の名前を使わせて頂いて」
「それより、あれは持ってきたの?」
王女様が男に声をかけると、男は手元からハンカチにくるまれた物を取り出して渡した。
「よかったわ。お父様へのプレゼント。
これはなかなか手に入らないからね。でも、本当にいいの?
こんな物を貰っちゃっても?」
王女様がハンカチにくるまれた中身を見ると、それは巨大な宝石であった。
「もちろんでございます。それが条件ですので」
男は王女様に向かって頭を下げる。
「──ねぇ、あなたは何故、こんな事をするの?」
王女様は、男に疑問を問いかけてみることにした。
「お答えしたいですが、それはまだ出来ません」
しかし、男は王女様の質問を解答できないようだ。
「無礼を働いて申し訳ありませんが、逆に質問をしてもよろしいでしょうか?」
「いいでしょう」
男は再び王女様に頭を下げると、
「いつから真ルイボルト教に狙われるようになったのですか?
そして、最近あなたの体に変化はありましたか?」
「そうですね。3から4ヶ月前位でしょうか。後、恥ずかしいですが、あなたには言います。最近、変なシミが体にできたんですよ」
「すみません。誰にも言いません。失礼なことを聞いて申し訳ありませんでした。
ですが、王女様。その事は他の誰にも言ってはいけません。魔王軍でさえまだ知っていない情報です。あなたは最後まで生きなければなりません。いいですね」
そう言うと、男はドアの前に立った。
緊張した顔で返答してきた男のことが王女様は少し気になっているようだ。
「ねぇ、あなたは……」
「それでは失礼します」
そう言って男はドアノブに手をかけた。
「待って!」
王女様は男を引き止めようと声をかけた。
その声に男はドアノブから手を離す。
「今日の夜に、事件現場の検証の為に騎士団の数人を送るんだけど…。あなたもどうですか?」
王女様じきじきの依頼。
だが、その王女様からの誘いを男は断った。
「すみませんが、遠慮しておきます。私の店の店員達が帰ってきますので、迎えてやらないと……」
そう言うと、男はドアを閉めて王女様の部屋から出ていってしまった。
犠牲は多かったので後味の悪い状態で報酬を受けとる事になったが仕方がない。
結局、なぜ王女様が狙われる事となったのかは不明だが、幼い身でいろいろと大変なのだろう。
だが、またいつか会えるような気がする。
まぁ、今回の事で王都には借りを作ったので何かと良い結末にはなったのだ。
「ごめんね。明山、私あなたの気持ちが分かったわ。頑張っても手柄横取りされるのは辛い事よね」
「分かってくれて嬉しいよ」
王都からの報酬に、更に討伐賞金を貰える妙義と死神さんが羨ましく思える。
まぁ、今回の俺は特に活躍はしてないのだが。
早速帰って寝ようと俺達は、王都を後にしようとするのだが、
俺たちに声をかけてくる者がいた。
「すまない。明山殿、少し時間をいただけないだろうか?」
「──護衛隊 隊長!?」
声をかけてきたのは護衛の任務を受けていた時に、指揮を取っていた隊長である。
「どうしましたか? まさか俺に報酬を」
「そんな訳がないだろ」
やっぱりそうだよな。
しかし、それならば俺に何の用なのだろう。
隊長は早速本題に入る。
「実は最近この国で起こっている騒ぎを解決して貰いたいのです」
どうやら厄介事は俺に集まりやすいようだ。
「いいですか。近年、 紅の食卓 と呼ばれている町潰しが行われているのです。我々にもその現象の正体を掴む事ができない。
そこで、あなたにその現象を解決して貰いたいのです」
「お言葉ですが、すみません。学生ですので、これで失礼します」
嘘をついた身ではあるが、俺は三人を連れて、馬車に乗り込もうとその場を後にした。
冗談じゃない。
王国ですら解決出来ない現象を何故解決しなければならないのだろうか。
すると、隊長は大きな声で断れない理由を言いはなった。
「マナスル王女様からのあなたへのじきじきの依頼なのです。お願いします」
隊長…そりゃないですよ。断ったらヤバイかもしれないじゃないですか。
結局、依頼を受けてしまった。
帰りの馬車の中で俺は落ち込んでいた。
そんな、状態の俺を三人は哀れんだ表情で見てくる。
すると、黒は紅の食卓について俺に説明をしてくれた。
「あの、明山……。紅の食卓って言うのはね。
この国の三大殺戮の一つよ。
その町にいた者達を一晩で全滅させる程の現象なの。あの現象にあって生きていた者はいないわ」
その説明を聞いてしまうとますます依頼を受けたくなくなる。
「おい、やめろ黒。ますます依頼を受けたくないんだけど」
「しかし、どうして、王女様が明山にじきじきの依頼を……」
妙義は考え事をしながら窓の外を眺めていた。
「王女様、依頼を彼に申し付けて来ました」
こちらは王の城。
王女様の部屋の前である。
隊長は王女様に報告を済ませたようだ。
「ご苦労様さまです。では、下がってください」
「はい、失礼します」
そう言うと隊長は王女の部屋から出ていった。
そして王女の部屋には誰もいなくなった。
「ふぅ、どうぞ、入ってきてもいいですよ」
王女様はベットに横になった後、ドアに向かって声をかけた。
「すみません。失礼します」
そう言いながらドアを開け、一人の男が入ってくる。
「申し訳ありません。マナスル王女。王女様の名前を使わせて頂いて」
「それより、あれは持ってきたの?」
王女様が男に声をかけると、男は手元からハンカチにくるまれた物を取り出して渡した。
「よかったわ。お父様へのプレゼント。
これはなかなか手に入らないからね。でも、本当にいいの?
こんな物を貰っちゃっても?」
王女様がハンカチにくるまれた中身を見ると、それは巨大な宝石であった。
「もちろんでございます。それが条件ですので」
男は王女様に向かって頭を下げる。
「──ねぇ、あなたは何故、こんな事をするの?」
王女様は、男に疑問を問いかけてみることにした。
「お答えしたいですが、それはまだ出来ません」
しかし、男は王女様の質問を解答できないようだ。
「無礼を働いて申し訳ありませんが、逆に質問をしてもよろしいでしょうか?」
「いいでしょう」
男は再び王女様に頭を下げると、
「いつから真ルイボルト教に狙われるようになったのですか?
そして、最近あなたの体に変化はありましたか?」
「そうですね。3から4ヶ月前位でしょうか。後、恥ずかしいですが、あなたには言います。最近、変なシミが体にできたんですよ」
「すみません。誰にも言いません。失礼なことを聞いて申し訳ありませんでした。
ですが、王女様。その事は他の誰にも言ってはいけません。魔王軍でさえまだ知っていない情報です。あなたは最後まで生きなければなりません。いいですね」
そう言うと、男はドアの前に立った。
緊張した顔で返答してきた男のことが王女様は少し気になっているようだ。
「ねぇ、あなたは……」
「それでは失礼します」
そう言って男はドアノブに手をかけた。
「待って!」
王女様は男を引き止めようと声をかけた。
その声に男はドアノブから手を離す。
「今日の夜に、事件現場の検証の為に騎士団の数人を送るんだけど…。あなたもどうですか?」
王女様じきじきの依頼。
だが、その王女様からの誘いを男は断った。
「すみませんが、遠慮しておきます。私の店の店員達が帰ってきますので、迎えてやらないと……」
そう言うと、男はドアを閉めて王女様の部屋から出ていってしまった。
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