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第9章 どうやらエルタは八虐の不義のようです。
パイクスピークはどうなった?
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「無念…だッ………」
そう言ってパイクスピークは床に倒れこむ。
戦いの舞台となった部屋は見るも無惨な格好と成り果てて、廃墟同然。
この部屋の損傷が戦いの激しさを物語っている。
激しい戦いは終わり、敗北したのはパイクスピーク。
力を出しきった本気の戦いに黒は勝利したのだ。
彼にも何か事情があるのだろう。
黒と戦う時、彼には何かを背負う覚悟を持っていた。
背後の何かへの脅えを抑えながら、全力を見せてくれた。
そんな彼の勇姿は敵ながらくっきりと黒の眼に焼き付いている。
「あなた、あの悪魔の手下としては結構戦えてたわ。安らかに眠りなさい。
もうあなたを縛る者からは解放された。
静かな夢の世界を、幸せの空間を……。
そこはあなたを裏切ったり縛ったりしないわ。
あなたの来世に普通の幸せを……。
この私自らが保証してあげる。
──でも、今回はさすがの私も少し……」
最後まで台詞を言うことが出来ずに黒は床に横になってしまった。
その様子を遠くから見ていた妙義は倒れてしまった黒を心配して駆け寄る。
「黒…? 嘘…大丈夫か? まさか深傷をおったのか? しっかりしろ。 気をしっかりと持って」
「──何そんな顔してるのよ。ねぇ、妙義…頼みがあるの…。お願い私はもう…駄目なの」
既に元気もなく、まるで全てを悟ったように黒の表情は暗い。
まるで、今にも死んでしまいそうな。
そんな暗い表情である。
だが、妙義は慌てることもなく冷静に、泣きそうなのを堪えて黒に返答した。
「その頼みは今は聞けない。
後で皆のところで聞いてやるから…。戦いはまだ終わっていないんだぞ。だから、立ち上がってくれ。お前が死ぬ場所はここじゃないんだ。私が任せてしまったせいで…すまない。
──あなたに死なれたら明山達にどんな顔したらいいの?」
妙義は泣きそうなのを我慢して体が震えている。
目からは今にも涙が流れ落ちそうになっていた。
「お願い…もう時間がない。早く。これ以上私は待つことができない。今、ギリギリなの」
黒は意識を失いそうになるのを必死に抑えている。
おそらく彼女の視界は既に天使達を写し出しているのだろうか。
その表情が黒の状況を物語っていた。
「そんな嫌だぞ。私はこれ以上友達を失うなんて嫌だ。大切な人を失うのは嫌だ」
妙義は眼から今にも出てきそうな涙を必死に抑えながら、黒に語りかける。
「──もう耐える事ができるのも時間の問題なの。お願いを聞いてくれる?」
しかし、黒はもう限界のようだ。
相手が例え悪魔の手下といえども、敵のリーダー格を倒したのだ。
彼女の命ももう。
「分かった。黒の最期がここだと言うなら受け入れよう。何をすればいいんだ?」
「? まぁ、ありがとう妙義。今から言うものを持ってきて。もう何でもいいわ。いい? たぁ……………」
黒は、最後まで台詞を言うことが出来ずに倒れてしまった。
「黒ぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ぐるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ。
静かになってしまった休憩所に響き渡る小さな音。
「!?」
驚きを隠せていない妙義と赤面しているのを隠してそのまま倒れている黒。
「間に合わなかった。こんな時にお腹が鳴っちゃうなんて…。妙義、食べ物を持ってきてよ。ギリギリなの私のお腹はもうお腹が減って駄目なのよ」
黒がそうやって言っている最中にも、お腹が鳴り止まずに更に赤面を増している。
「……。私の心配を返せェェェェ!!!!」
妙義は、倒れている黒に向かって飛びかかっていった。
「痛い。痛い。勘違いしてたのは妙義でしょ?
ちょっと暴れないでよ。お腹が減って反撃できないんだから。喧嘩なら後で付き合ってあげるからァァァァ!!!」
パイクスピーク達のことをすっかり忘れた二人の戦いは第2ラウンドに突入するのであった。
そう言ってパイクスピークは床に倒れこむ。
戦いの舞台となった部屋は見るも無惨な格好と成り果てて、廃墟同然。
この部屋の損傷が戦いの激しさを物語っている。
激しい戦いは終わり、敗北したのはパイクスピーク。
力を出しきった本気の戦いに黒は勝利したのだ。
彼にも何か事情があるのだろう。
黒と戦う時、彼には何かを背負う覚悟を持っていた。
背後の何かへの脅えを抑えながら、全力を見せてくれた。
そんな彼の勇姿は敵ながらくっきりと黒の眼に焼き付いている。
「あなた、あの悪魔の手下としては結構戦えてたわ。安らかに眠りなさい。
もうあなたを縛る者からは解放された。
静かな夢の世界を、幸せの空間を……。
そこはあなたを裏切ったり縛ったりしないわ。
あなたの来世に普通の幸せを……。
この私自らが保証してあげる。
──でも、今回はさすがの私も少し……」
最後まで台詞を言うことが出来ずに黒は床に横になってしまった。
その様子を遠くから見ていた妙義は倒れてしまった黒を心配して駆け寄る。
「黒…? 嘘…大丈夫か? まさか深傷をおったのか? しっかりしろ。 気をしっかりと持って」
「──何そんな顔してるのよ。ねぇ、妙義…頼みがあるの…。お願い私はもう…駄目なの」
既に元気もなく、まるで全てを悟ったように黒の表情は暗い。
まるで、今にも死んでしまいそうな。
そんな暗い表情である。
だが、妙義は慌てることもなく冷静に、泣きそうなのを堪えて黒に返答した。
「その頼みは今は聞けない。
後で皆のところで聞いてやるから…。戦いはまだ終わっていないんだぞ。だから、立ち上がってくれ。お前が死ぬ場所はここじゃないんだ。私が任せてしまったせいで…すまない。
──あなたに死なれたら明山達にどんな顔したらいいの?」
妙義は泣きそうなのを我慢して体が震えている。
目からは今にも涙が流れ落ちそうになっていた。
「お願い…もう時間がない。早く。これ以上私は待つことができない。今、ギリギリなの」
黒は意識を失いそうになるのを必死に抑えている。
おそらく彼女の視界は既に天使達を写し出しているのだろうか。
その表情が黒の状況を物語っていた。
「そんな嫌だぞ。私はこれ以上友達を失うなんて嫌だ。大切な人を失うのは嫌だ」
妙義は眼から今にも出てきそうな涙を必死に抑えながら、黒に語りかける。
「──もう耐える事ができるのも時間の問題なの。お願いを聞いてくれる?」
しかし、黒はもう限界のようだ。
相手が例え悪魔の手下といえども、敵のリーダー格を倒したのだ。
彼女の命ももう。
「分かった。黒の最期がここだと言うなら受け入れよう。何をすればいいんだ?」
「? まぁ、ありがとう妙義。今から言うものを持ってきて。もう何でもいいわ。いい? たぁ……………」
黒は、最後まで台詞を言うことが出来ずに倒れてしまった。
「黒ぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ぐるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ。
静かになってしまった休憩所に響き渡る小さな音。
「!?」
驚きを隠せていない妙義と赤面しているのを隠してそのまま倒れている黒。
「間に合わなかった。こんな時にお腹が鳴っちゃうなんて…。妙義、食べ物を持ってきてよ。ギリギリなの私のお腹はもうお腹が減って駄目なのよ」
黒がそうやって言っている最中にも、お腹が鳴り止まずに更に赤面を増している。
「……。私の心配を返せェェェェ!!!!」
妙義は、倒れている黒に向かって飛びかかっていった。
「痛い。痛い。勘違いしてたのは妙義でしょ?
ちょっと暴れないでよ。お腹が減って反撃できないんだから。喧嘩なら後で付き合ってあげるからァァァァ!!!」
パイクスピーク達のことをすっかり忘れた二人の戦いは第2ラウンドに突入するのであった。
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