千年に一度の美少女になったらしい

みな

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5話

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俺が望んでたのはこんなんじゃねぇ、なんでノアとリリーがイチャイチャしてんのを見なきゃなんねぇんだよ。


「おいお前らここでいちゃいちゃすんじゃねぇ」
(俺だってもっとリリーと話したいのに...)


「何?レオもしかして僕に嫉妬してるの?ほんとはリリーのこと好きなんでしょ?はやく認めちゃえばいいのに...」
(わかってんだよそんなこと...)
「うるせぇ!俺はっ!別にリリーのことなんか好きじゃねぇし...」


こんなに俺の性格を恨んだことはなかった。今まで女が寄ってくることなんてなかったし、寄ってきたとしても他種族の女で、そんなやつには冷たくあしらうのがちょうどよかった。だからこの性格に不自由したことなんてなかったけど今はすっげぇ不自由だ。好きなのに好きって言えねぇし、そのせいでリリーからは話しかけても貰えない。しまいには俺よりもライアンに話しかけてる始末だ。


「うーん...でも私あと2人見つけないといけないからなぁ...明日からはお見合い会場行くつもりなんだけどノアもくる?」
(はっ?こいつノア以外にまだ相手いねぇのか?こんなに綺麗なのに?じゃ俺にもチャンスあるってことだよな...リリーが他のやつに取られるなんて考えられねぇ、俺がリリーのそばにいたい)


「俺たちじゃダメなのかよ...」
「えっ?ごめん、なんて言ったのか聞こえなかった」
「俺たちじゃお前の夫にはなれねぇのかって聞いてんだよ!!まぁ...そりゃ無理だよな、お前夫3人しかとらねぇって言ってたし...お前すっげぇ美人だからもっといいやつ選べるもんな。さすがにお前でも3人ともこんな姿の夫じゃ生活するの苦痛だよな...子どももつくんねぇといけねぇし...」
(そうだよ...何考えてんだよ...3人しかとらねぇのに残りの枠を俺にくれるわけねぇじゃねぇかよ...)


「ごめんなんでそんな思考になってるのか全然分からないけど、もしレオとライアンが私の夫になってくれるって言うならこんなに嬉しいことはないよ?」
「はっ?お前わかって言ってんのか?俺たちに抱かれなきゃいけねぇんだぞ?みんなから軽蔑される姿をしてる俺たちに」
「いやっ///その子どものことも私は別に大丈夫っていうか...そのほんとに私はレオとノアとライアンのこと今日たくさん話していい人だなって思ったし、この4人ならすごい幸せに生活出来るんだろうなって思えたよ?それともそう思ってたのは私だけ?」


話せば話すほど沼に落ちていく。こんなやつが存在しててもいいのか?こんな俺が夫でも嬉しいって言ってくれる、俺と生活したら幸せになれるって...
「本当に俺がお前の夫でいいのか?後悔しないのか?」


もしリリーが俺を夫として認めてくれるなら、後悔しないなら、俺はもうリリーを手放せそうにない。俺はお前を一生かけて愛して、お前が嫌って言うほど甘やかしてやるよ。俺はお前を一途に愛するから、なぁ俺を選べよ。


「私は後悔しないよレオ。でもレオがいやって言うなら無理強いはしない、レオの添い遂げたいって思える人と結婚してほしい。大丈夫だよ?ノアとは定期的に会えるようにちゃんと調節するし」
「違う!そう言うこと言ってるんじゃなくて...!俺はお前のことを思って言ってるんだ。俺と結婚したら絶対悪いように言われるに決まってる」


あぁいつでも俺は自分を守っちまう、俺のせいでお前が悪口を言われたらとか、それのせいで俺のこと嫌いになっちまうんじゃねぇかとかそんなことばっかり考えて俺がいいって言ってくれるお前の気持ちを否定しちまう。でももっと言ってくれよ、俺がいいって俺がこんなことを思わなくなるまで俺がいいって言い続けてくれよ。

「私はレオの気持ちが聞きたい。周りの意見とかこれからの生活とかどうでもいい、レオは私と一緒にいたくない?」
「いたいに決まってんだろ!!一緒にいてぇよ...」
「じゃ一緒にいよう?」
(ほんといい女だよお前は、もう俺は迷わねぇ、俺はリリーを愛してる。俺の壁を最も簡単に飛び越えて来てくれる、俺はもうお前以外考えられねぇ...もう遠慮なんてしねぇからな)


「後から後悔しても話してなんかやんねぇからな...」
「絶対後悔なんてしないよ、あの時私といることを選んでよかったってレオに思わせてあげる!」
「っ/// 俺もリリーに俺を選んでよかったって思わせてやるからな!!」


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