153 / 177
第24章『LinkLive文化祭!ステージのど真ん中で、愛を叫ぶ!?』
エピローグ『祭りのあと、本当の始まり』
しおりを挟む
祭りの熱狂が、まるで遠い夢のように静かに冷めていく。
深夜のLinkLive事務所。イベントスペースには、撤収作業を終えた後の、独特な静寂と達成感だけが満ちていた。床にかすかに残る甘いポップコーンの匂い。壁に貼られたままの、手作りの装飾。そして、誰にも使われることのなくなったステージを、常夜灯だけがぼんやりと照らしている。
そのステージの上で、俺、天城コウとひよりは、二人きりで客席の暗がりを眺めていた。
数時間前まで、ここは数万の熱狂と、数えきれないほどのサイリウムの光で埋め尽くされていた。そして、六人のヒロインたちが、たった一人の男の子に向けて、それぞれの“本気の想い”を叫んだ場所。
あの公開告白バトルロイヤルは、すでにネットニュースやまとめサイトで「伝説の神回」として、凄まじい勢いで拡散されているらしい。
「……すごかったね、今日」
ぽつりと、ひよりが呟いた。その声は、祭りの喧騒を吸い込んで、少しだけ大人びて聞こえた。
「……ああ。心臓がいくつあっても足りなかった」
俺は苦笑しながら答える。本当に、そうだった。ひよりの涙ながらの告白、夜々先輩の宣戦布告、そして、全員からの真っ直ぐな言葉。あのステージの上で、俺は世界で一番幸せで、世界で一番追い詰められた男だった。
ひよりは、ステージでの告白の答えを急かすようなことはしない。ただ、隣に座る俺の横顔を、じっと見つめている。その視線が、心地よくて、少しだけ、くすぐったい。
やがて、彼女は意を決したように、俺の服の袖を、小さく、きゅっと掴んだ。
「……お兄ちゃん、約束、覚えてる?」
その声に、俺の心臓が、とくん、と静かに跳ねた。
忘れるわけがない。文化祭前夜、二人きりの事務所で交わした、あの甘い約束。
「忘れるわけないだろ」
俺はそう言うと、彼女の方に向き直った。ひよりの大きな瞳が、不安と期待に濡れて、常夜灯の光を映してきらきらと揺れている。
俺は、ゆっくりと、彼女の頬にそっと手を添えた。ひんやりとした夜の空気とは裏腹に、彼女の肌は驚くほど熱かった。
顔を、寄せる。
ひよりも、おびえることなく、まっすぐにその視線を受け止める。
シャンプーの甘い香り。震える長いまつ毛。ほんの少しだけ開かれた、桜色の唇。
あのボイスドラマの練習の夜と同じ、唇が、触れるか触れないかの、もどかしい距離。
ーーーーー
息が、できない。
お兄ちゃんの手が、私の頬に触れてる。あったかい。優しい。
顔が、近い。
あの練習の時よりも、もっとずっと、お兄ちゃんの瞳は真剣で……私の全部を見透かされそう。
約束、覚えててくれた。
ステージ、頑張ってよかった。大好きだって、勇気を出して、叫んでよかった。
そのご褒美が、今、ここにある。
もう、目を逸らさない。逸らしたくない。
だって、私は、もうただの“妹”じゃないんだから。
ーーーーー
お互いの呼吸が混じり合うほどの距離で――俺は、ぴたりと動きを止めた。
ひよりの瞳が、不思議そうに、小さく揺れる。
「……まだ、早い」
俺がそう囁くと、彼女は一瞬だけきょとんとした顔をして、それから、ふわりと、花が綻ぶように笑った。
「……うん、知ってる」
二人は、どちらからともなく、ふっと笑い合った。
今はまだ、このもどかしい距離が、二人にとって一番心地いい“答え”だった。キスをすることだけが、全てじゃない。こうして、お互いの気持ちを確かめ合って、同じ未来を見つめている。それだけで、十分すぎるほど幸せだった。
でも、いつか必ず、この距離がゼロになる日が来ることを、二人はもう疑っていなかった。それは、言葉にしなくても伝わる、確かな想いだった。
その頃。
祭りの熱をそれぞれの胸に抱きしめたまま、アパート『メゾン・サンライト』に戻ったヒロインたちもまた、眠れぬ夜を過ごしていた。
ーーーーー
【夜々の部屋:303号室】
(ここから、夜々視点)
「私の男にする、か……」
一人、ベッドの上で天井を見上げながら、ステージでの自分の言葉を反芻する。
「……本当に、言っちゃったわね、私」
顔が、熱い。ワインを飲んでもいないのに、頬が燃えるように火照っている。
あのステージの上で、私は完全に“不知火夜々”だった。《ノワール=クロエ》の仮面なんかじゃなく、一人の女として、彼に牙を剥いた。
ひよりちゃんの、あの純粋な告白。あれは、強敵だわ。でも、だからこそ燃える。
恋は、いつだって奪い取るもの。正々堂々と、正面から、あなたの心をいただいてみせるわ、天城くん。
私はスマホを手に取ると、新しいプレイリストを作成した。タイトルは、『彼を落とすための勝負曲』。……ふふ、次の戦いは、もう始まっているのよ。
ーーーーー
【メグの部屋:202号室】
「っしゃあああああああ!最高の文化祭だったああああ!」
私は、部屋着に着替えるのももどかしく、ベッドにダイブした。
今日のコウくん、マジでやばかった!ステージの上で、ヒロイン全員に囲まれて、真っ赤になって……でも、逃げずに、ちゃんと「最高のヒロインだ」って!あんなの!あんなの、全乙女ゲームのグランドルートでしか見られないやつじゃん!
「次はリアルイベントで告白だ!作戦ノート、更新しなきゃ!」
私は勢いよく起き上がると、ノートPCを開いた。次の企画、次のイベント、コウくんを最高に輝かせて、そして、その隣に立つための、最高のシナリオを考える。マネージャー見習いとしても、一人の恋するオタクとしても!私の戦いは、まだまだこれからなんだから!
ーーーーー
【みなとの部屋】
「……最高のヒロイン、か」
シャワーを終え、静かな部屋で一人、その言葉を反芻する。
ステージの上で、私はただ「一緒にごはんが食べたい」としか言えなかった。他の子たちみたいに、大胆な告白はできなかった。
でも、彼は、そんな私にも「ヒロインだ」って言ってくれた。
……悪くない響き。
ううん、すごく、嬉しかった。
私の居場所は、彼の隣にあるのかもしれない。派手な言葉はいらない。ただ、穏やかな日常を、一緒に。
私は、そっとスマホのアルバムを開いた。文化祭の準備中に、こっそり撮った彼の横顔。その写真を見つめながら、静かに、でも確かな決意を胸に刻んだ。
るるやいのりも、それぞれの部屋で、胸に灯った温かい気持ちを、大切な宝物のように抱きしめて眠りについた。
祭りは、終わった。
でも、それは決して物語の終わりではなかった。
ーーーーー
翌朝。
俺が目を覚ますと、スマホの通知ランプが激しく点滅していた。
画面を開くと、そこには、ヒロインたち全員からのメッセージが届いていた。
《不知火夜々》:『昨日はお疲れ様。……まあ、悪くないステージだったわよ。次は、もっと私を満足させなさい』
《葛城メグ》:『先輩!昨日はマジお疲れ様でした!最高の思い出です!で、次のコラボ配信、いつにします!?』
《真白みなと》:『おはよう。昨日はありがとう。……今日の朝ごはん、作りすぎちゃったんだけど、食べる?』
《白瀬るる》:『レイお兄ちゃん!きのうはありがとうございました!るる、また一つ、大人になれた気がします!』
《橘いのり》:『先輩、おはようございます。昨日は、ありがとうございました。……わたしの声、ちゃんと届きましたか?』
そして、ひよりからは。
《天城ひより》:『お兄ちゃん、おはよっ!今日の朝ごはん、何がいい?昨日の“約束”、忘れないでよねっ!』
その一つ一つのメッセージに返信しながら、俺は思わず、くしゃっと笑ってしまった。
(最高のヒロインたち、か……本当に、手に負えないな)
でも、その手に負えない日常が、たまらなく愛おしい。
祭りが終わって、また新しい一日が始まる。
この、騒がしくて、甘くて、どうしようもないくらい愛おしい日々こそが、俺の物語の、本当の舞台なのだから。
深夜のLinkLive事務所。イベントスペースには、撤収作業を終えた後の、独特な静寂と達成感だけが満ちていた。床にかすかに残る甘いポップコーンの匂い。壁に貼られたままの、手作りの装飾。そして、誰にも使われることのなくなったステージを、常夜灯だけがぼんやりと照らしている。
そのステージの上で、俺、天城コウとひよりは、二人きりで客席の暗がりを眺めていた。
数時間前まで、ここは数万の熱狂と、数えきれないほどのサイリウムの光で埋め尽くされていた。そして、六人のヒロインたちが、たった一人の男の子に向けて、それぞれの“本気の想い”を叫んだ場所。
あの公開告白バトルロイヤルは、すでにネットニュースやまとめサイトで「伝説の神回」として、凄まじい勢いで拡散されているらしい。
「……すごかったね、今日」
ぽつりと、ひよりが呟いた。その声は、祭りの喧騒を吸い込んで、少しだけ大人びて聞こえた。
「……ああ。心臓がいくつあっても足りなかった」
俺は苦笑しながら答える。本当に、そうだった。ひよりの涙ながらの告白、夜々先輩の宣戦布告、そして、全員からの真っ直ぐな言葉。あのステージの上で、俺は世界で一番幸せで、世界で一番追い詰められた男だった。
ひよりは、ステージでの告白の答えを急かすようなことはしない。ただ、隣に座る俺の横顔を、じっと見つめている。その視線が、心地よくて、少しだけ、くすぐったい。
やがて、彼女は意を決したように、俺の服の袖を、小さく、きゅっと掴んだ。
「……お兄ちゃん、約束、覚えてる?」
その声に、俺の心臓が、とくん、と静かに跳ねた。
忘れるわけがない。文化祭前夜、二人きりの事務所で交わした、あの甘い約束。
「忘れるわけないだろ」
俺はそう言うと、彼女の方に向き直った。ひよりの大きな瞳が、不安と期待に濡れて、常夜灯の光を映してきらきらと揺れている。
俺は、ゆっくりと、彼女の頬にそっと手を添えた。ひんやりとした夜の空気とは裏腹に、彼女の肌は驚くほど熱かった。
顔を、寄せる。
ひよりも、おびえることなく、まっすぐにその視線を受け止める。
シャンプーの甘い香り。震える長いまつ毛。ほんの少しだけ開かれた、桜色の唇。
あのボイスドラマの練習の夜と同じ、唇が、触れるか触れないかの、もどかしい距離。
ーーーーー
息が、できない。
お兄ちゃんの手が、私の頬に触れてる。あったかい。優しい。
顔が、近い。
あの練習の時よりも、もっとずっと、お兄ちゃんの瞳は真剣で……私の全部を見透かされそう。
約束、覚えててくれた。
ステージ、頑張ってよかった。大好きだって、勇気を出して、叫んでよかった。
そのご褒美が、今、ここにある。
もう、目を逸らさない。逸らしたくない。
だって、私は、もうただの“妹”じゃないんだから。
ーーーーー
お互いの呼吸が混じり合うほどの距離で――俺は、ぴたりと動きを止めた。
ひよりの瞳が、不思議そうに、小さく揺れる。
「……まだ、早い」
俺がそう囁くと、彼女は一瞬だけきょとんとした顔をして、それから、ふわりと、花が綻ぶように笑った。
「……うん、知ってる」
二人は、どちらからともなく、ふっと笑い合った。
今はまだ、このもどかしい距離が、二人にとって一番心地いい“答え”だった。キスをすることだけが、全てじゃない。こうして、お互いの気持ちを確かめ合って、同じ未来を見つめている。それだけで、十分すぎるほど幸せだった。
でも、いつか必ず、この距離がゼロになる日が来ることを、二人はもう疑っていなかった。それは、言葉にしなくても伝わる、確かな想いだった。
その頃。
祭りの熱をそれぞれの胸に抱きしめたまま、アパート『メゾン・サンライト』に戻ったヒロインたちもまた、眠れぬ夜を過ごしていた。
ーーーーー
【夜々の部屋:303号室】
(ここから、夜々視点)
「私の男にする、か……」
一人、ベッドの上で天井を見上げながら、ステージでの自分の言葉を反芻する。
「……本当に、言っちゃったわね、私」
顔が、熱い。ワインを飲んでもいないのに、頬が燃えるように火照っている。
あのステージの上で、私は完全に“不知火夜々”だった。《ノワール=クロエ》の仮面なんかじゃなく、一人の女として、彼に牙を剥いた。
ひよりちゃんの、あの純粋な告白。あれは、強敵だわ。でも、だからこそ燃える。
恋は、いつだって奪い取るもの。正々堂々と、正面から、あなたの心をいただいてみせるわ、天城くん。
私はスマホを手に取ると、新しいプレイリストを作成した。タイトルは、『彼を落とすための勝負曲』。……ふふ、次の戦いは、もう始まっているのよ。
ーーーーー
【メグの部屋:202号室】
「っしゃあああああああ!最高の文化祭だったああああ!」
私は、部屋着に着替えるのももどかしく、ベッドにダイブした。
今日のコウくん、マジでやばかった!ステージの上で、ヒロイン全員に囲まれて、真っ赤になって……でも、逃げずに、ちゃんと「最高のヒロインだ」って!あんなの!あんなの、全乙女ゲームのグランドルートでしか見られないやつじゃん!
「次はリアルイベントで告白だ!作戦ノート、更新しなきゃ!」
私は勢いよく起き上がると、ノートPCを開いた。次の企画、次のイベント、コウくんを最高に輝かせて、そして、その隣に立つための、最高のシナリオを考える。マネージャー見習いとしても、一人の恋するオタクとしても!私の戦いは、まだまだこれからなんだから!
ーーーーー
【みなとの部屋】
「……最高のヒロイン、か」
シャワーを終え、静かな部屋で一人、その言葉を反芻する。
ステージの上で、私はただ「一緒にごはんが食べたい」としか言えなかった。他の子たちみたいに、大胆な告白はできなかった。
でも、彼は、そんな私にも「ヒロインだ」って言ってくれた。
……悪くない響き。
ううん、すごく、嬉しかった。
私の居場所は、彼の隣にあるのかもしれない。派手な言葉はいらない。ただ、穏やかな日常を、一緒に。
私は、そっとスマホのアルバムを開いた。文化祭の準備中に、こっそり撮った彼の横顔。その写真を見つめながら、静かに、でも確かな決意を胸に刻んだ。
るるやいのりも、それぞれの部屋で、胸に灯った温かい気持ちを、大切な宝物のように抱きしめて眠りについた。
祭りは、終わった。
でも、それは決して物語の終わりではなかった。
ーーーーー
翌朝。
俺が目を覚ますと、スマホの通知ランプが激しく点滅していた。
画面を開くと、そこには、ヒロインたち全員からのメッセージが届いていた。
《不知火夜々》:『昨日はお疲れ様。……まあ、悪くないステージだったわよ。次は、もっと私を満足させなさい』
《葛城メグ》:『先輩!昨日はマジお疲れ様でした!最高の思い出です!で、次のコラボ配信、いつにします!?』
《真白みなと》:『おはよう。昨日はありがとう。……今日の朝ごはん、作りすぎちゃったんだけど、食べる?』
《白瀬るる》:『レイお兄ちゃん!きのうはありがとうございました!るる、また一つ、大人になれた気がします!』
《橘いのり》:『先輩、おはようございます。昨日は、ありがとうございました。……わたしの声、ちゃんと届きましたか?』
そして、ひよりからは。
《天城ひより》:『お兄ちゃん、おはよっ!今日の朝ごはん、何がいい?昨日の“約束”、忘れないでよねっ!』
その一つ一つのメッセージに返信しながら、俺は思わず、くしゃっと笑ってしまった。
(最高のヒロインたち、か……本当に、手に負えないな)
でも、その手に負えない日常が、たまらなく愛おしい。
祭りが終わって、また新しい一日が始まる。
この、騒がしくて、甘くて、どうしようもないくらい愛おしい日々こそが、俺の物語の、本当の舞台なのだから。
0
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる