神様の住まう街

あさの紅茶

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神様と酒盛り

08

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「少彦様、このお酒は薬でもあるって言ってた。薬なら飲酒運転にはならない?」

「ダメに決まってるだろ? 葵って面白いね。もう今日はみんなでここで酒盛りする? 雨もひどいし、帰るのが億劫だよ」

「えっ! まさかのお泊り?!」

顔が赤らんだのは、お酒を飲んでいるからだと思いたい。そんな私を見て、透さんも慌てる。

「変な意味じゃないよ!」

「わ、わわわわかってますよぅ!」

くすくすと透さんが笑う。
私もつられてえへへと笑う。

そんなやりとりを、思いきり月読様に見られていた。目が合うとふっと目を細める。

「最近ここは賑やかしくなった」

月読様が綺麗に笑った。
その声音はとても優しくて、きっと月読様は嬉しいのだろうと思う。

「モフ太じゃないけど、お腹すいちゃった」

「何か食べ物あったかな?」

「月見団子! 月見団子をよこすのだ!」

「月読様は何か食べたいものありますか?」

「でりばりーとやらを頼んではどうか?」

「いいですけど、この雨の中頼むのは忍びない」

「確かに……」

「でりばりーとは何だ! 美味しいのか!」

「もー、モフ太うるさーい!」

外はあいにくの冷たい雨。
でも社務所の中はあったかい。

透さんと月読様と、モフ太と少彦様。
今夜も楽しく過ごせそうだ。


*****
神様と酒盛り編おわり
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