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(20)手紙の真相、過去の真相
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「僕と付き合おうって言ってくれてるんだから、足立さんにはお断りしてるって事ですよね…?」
「当たり前だろ。
じゃないと二股じゃん。」
「そうですけど…。
でも手紙捨ててないじゃないですか。」
「あれは、どうしていいか分からなかったの。
だって今時、手紙で気持ちを伝えてくれるってなかなかないじゃん。
それにまず、半年前に対面で好きだって言われて。
で、お断りさせてもらって。
そしたらその時は納得してくれたんだけど、また数ヶ月前にあの手紙を渡されたの。
諦められない…みたいな内容で。
だから、キッパリ断るにはどうしたら良いんだろうって俺も悩んでて。
手紙を何度も読み返して、どう言ったら分かってもらえるのかなぁって。
それで取ってあっただけ。
ちなみに今はちゃんと処分してます。」
そう言いながら礼央さんは立ち上がった
「暗くなってきたから、店閉めるわ。」
礼央さんがシャッターを下ろしている間、僕はマグカップを洗う
今の話、分かったけど
でも…
「その、手紙の方の返事はもうしたって事ですか?
処分したってことは…。」
洗ったマグカップを水切りカゴに置きながら聞いた
シャッターを下ろし終わった礼央さんが、僕の横に来た
「そうだよ。とっくに返事したよ。
正確に言えば、あのグランピング事故の数日後。
つまり、歩夢が手紙を見た数日後。
ただ断るんじゃなくて、
好きな人ができたから
って言った。」
僕が目を大きくすると
「笑。
いや、誰とは言ってないよ。
好きな人ができて、その人以外は今は考えられないって言ったの。」
そう言うと、後ろに回って僕の腰をキュッと抱きしめた
「心配しすぎ。
可愛いヤツめ 笑。」
真っ暗な店内で、シンクの上の小さな灯りに照らされて
僕達は少しの間、そうしていた
年末が近づくと、どの職場もそうだろうけど大忙し
24日に有給を申請した僕は、さらにもっと忙しい
資料を片手に駆けずり回ってると、同期の東山に通路でばったり
「あ、小井川?!
髪色変えたんだ?
誰かと思ったわー!」
「あ、うん。
学生の時以来の茶髪 笑
変じゃない?」
「ぜんっぜん変じゃない!
むしろ若返ったっていうか、もともと童顔だけどすげー可愛い。
アイドルみたいだわ。」
「やめろ 笑。」
「そう言えばさ、和田さんの話聞いた?」
「え?
和田さんって同期の和田さん?」
「そうだよ。
他にどの和田さんがいるんだよ 笑。
彼女、年明けたら他県に異動だって。
しかも自分で異動願い出したらしい。」
えっ…
思わず手の資料を落としそうに
「それって…なんで?」
「なんでってそこまで知るかよ 笑。
送別会しよ~って声かけたら、年末だし急だから、それはやらなくていいって本人が。
ていうか、詳しいことはむしろお前のが聞いてるかと思ってた。」
「いや、今初めて知った…。
でも、そう思ったのは何で?」
「だってさ、和田さんってずっとお前のこと好きだったじゃん。」
へ?
どうして知ってる…?汗
「気づいてないのは本人だけってまさにこれだな。
あのさ、よく考えてみろよ。
俺や他の同期を呼ぶ時は大抵呼び捨て。
お前の時だけ、小井川君。
それに、今お前が大量に抱えてるその資料。
この仕事ができてるのも、彼女の提言があったからだろ。」
「は?提言ってなに?!汗
ちょ、東山詳しく教えて!」
そう言いながら、近くの空いている会議室に東山を連れ込んだ
荷物をテーブルに置き
「で?!
僕の知らないこと全部教えて。」
「…あのさ、お前マジでなんっも分かってないんだな。
鈍感すぎて呆れるわ。
前に居酒屋で彼女本人も話してたけど、入社したての頃に資料作成を手伝ってたろ?
で、完成したその資料の出来が良くて、部長にめちゃくちゃ褒められたらしくて。
でも和田さんはそれを自分の手柄にしないで、これはお前が中心に作った
そう言ったんだよ。
んで部長がそれ聞いて、入社半年もせずに今の部署にお前を移したってわけ。
そこ、将来性のあるエリート部署だもんな。」
えっ…
本当に…全く…
そんないきさつがあったなんて知らなかった…
「その茫然とした様子を見ると、マジで知らなかったんだな。
まぁ、わざわざ伝えなかったところが和田さんらしいけど。
そしたらこれも分かってないんかな。」
「えなに?
まだあるの?汗」
「おう。
降ってきた雪を見て、今パッと記憶が蘇ってきたわ。」
あ、ほんとだ雪だ
会議室の窓から、しんしんと白い雪が舞っているのが見える
午後から降るって、予報通り
「お前がずっと使ってる傘だよ。」
「傘?
あの、取引先の人がお礼にってくれたやつ?
今日も持ってきてるけど…」
「あれ取引先の人からじゃねぇよ。
和田さんだから。」
「は?!
ちょっと待ってよ、なんで…?」
言いながら記憶を掘り起こすと、確かに和田さんに渡された
さっき話がまとまった、取引先の人からギフトだってー…とかなんとか
「2年前、夜にすげーデカい台風が都内直撃したの小井川覚えてる?
あの日の夕方、俺と和田さんはロビーで先輩達と雑談してたの。
そしたらお前がそこ通って、
あー傘持ってきてない
濡れて帰るか
って一緒にいた奴らとデカい声で話してて。
そんでそのままエレベーターで上がっていって。」
「あ、台風直撃した日か…
覚えてるかも…。」
「そしたらそれ聞いた和田さんが、そろそろ帰りますって出ていって。
で俺はまだそのあとしばらく先輩と話してたんだけど。
20分くらいしたらさ、和田さんがまた会社に入ってきたの。
忘れものー?って俺が聞いたら、
う~ん?
とか曖昧な言葉で返事しながらエレベーター乗って。
その時、なんか手に細長い紙袋を持ってたんだよ。
で、また戻ってきた時にはそれ持ってなくて。
10分15分したら今度はお前がエレベーターで降りてきてた
すると、傘を持っているではないか。
んで、あーそういう事かって。」
「て事は、僕のセリフ聞いて、本当は和田さんが買ってきてくれたってこと…?」
「そうだよ!
そういうこと!
多分わざわざラッピングしてもらってたのは、
取引先の人から~
っていう話を疑わせない為だろうな。
すぐ使うのに、普通ギフト用に包まないだろ。
そのまま渡したら自分が買ってきたのがバレて、遠慮してお前が受け取らないって思ったんじゃねえの?」
…
言われてみれば
あんなに天気が最悪の時に、偶然向こうの会社の人がギフトで…
っておかしいよな
あーもう!!!
冷静に考えれば分かる事なのに、なんで気づかなかったんだ
自分をぶん殴りたい!
「東山、和田さんの転勤、いつって言ったっけ?」
「年明けらしいけど、この前会った時に少し有休消化するって話てた。
だから、もうあんまり出勤してこないかもな。」
「今日は?!
見かけた?!」
「あ、えーと…どうだったかな。
待って、そういや昼に食堂で見かけた!」
「じゃあ今日は出勤してるんだね。
東山、ありがと!」
そう言って僕は会議室を飛び出した
「当たり前だろ。
じゃないと二股じゃん。」
「そうですけど…。
でも手紙捨ててないじゃないですか。」
「あれは、どうしていいか分からなかったの。
だって今時、手紙で気持ちを伝えてくれるってなかなかないじゃん。
それにまず、半年前に対面で好きだって言われて。
で、お断りさせてもらって。
そしたらその時は納得してくれたんだけど、また数ヶ月前にあの手紙を渡されたの。
諦められない…みたいな内容で。
だから、キッパリ断るにはどうしたら良いんだろうって俺も悩んでて。
手紙を何度も読み返して、どう言ったら分かってもらえるのかなぁって。
それで取ってあっただけ。
ちなみに今はちゃんと処分してます。」
そう言いながら礼央さんは立ち上がった
「暗くなってきたから、店閉めるわ。」
礼央さんがシャッターを下ろしている間、僕はマグカップを洗う
今の話、分かったけど
でも…
「その、手紙の方の返事はもうしたって事ですか?
処分したってことは…。」
洗ったマグカップを水切りカゴに置きながら聞いた
シャッターを下ろし終わった礼央さんが、僕の横に来た
「そうだよ。とっくに返事したよ。
正確に言えば、あのグランピング事故の数日後。
つまり、歩夢が手紙を見た数日後。
ただ断るんじゃなくて、
好きな人ができたから
って言った。」
僕が目を大きくすると
「笑。
いや、誰とは言ってないよ。
好きな人ができて、その人以外は今は考えられないって言ったの。」
そう言うと、後ろに回って僕の腰をキュッと抱きしめた
「心配しすぎ。
可愛いヤツめ 笑。」
真っ暗な店内で、シンクの上の小さな灯りに照らされて
僕達は少しの間、そうしていた
年末が近づくと、どの職場もそうだろうけど大忙し
24日に有給を申請した僕は、さらにもっと忙しい
資料を片手に駆けずり回ってると、同期の東山に通路でばったり
「あ、小井川?!
髪色変えたんだ?
誰かと思ったわー!」
「あ、うん。
学生の時以来の茶髪 笑
変じゃない?」
「ぜんっぜん変じゃない!
むしろ若返ったっていうか、もともと童顔だけどすげー可愛い。
アイドルみたいだわ。」
「やめろ 笑。」
「そう言えばさ、和田さんの話聞いた?」
「え?
和田さんって同期の和田さん?」
「そうだよ。
他にどの和田さんがいるんだよ 笑。
彼女、年明けたら他県に異動だって。
しかも自分で異動願い出したらしい。」
えっ…
思わず手の資料を落としそうに
「それって…なんで?」
「なんでってそこまで知るかよ 笑。
送別会しよ~って声かけたら、年末だし急だから、それはやらなくていいって本人が。
ていうか、詳しいことはむしろお前のが聞いてるかと思ってた。」
「いや、今初めて知った…。
でも、そう思ったのは何で?」
「だってさ、和田さんってずっとお前のこと好きだったじゃん。」
へ?
どうして知ってる…?汗
「気づいてないのは本人だけってまさにこれだな。
あのさ、よく考えてみろよ。
俺や他の同期を呼ぶ時は大抵呼び捨て。
お前の時だけ、小井川君。
それに、今お前が大量に抱えてるその資料。
この仕事ができてるのも、彼女の提言があったからだろ。」
「は?提言ってなに?!汗
ちょ、東山詳しく教えて!」
そう言いながら、近くの空いている会議室に東山を連れ込んだ
荷物をテーブルに置き
「で?!
僕の知らないこと全部教えて。」
「…あのさ、お前マジでなんっも分かってないんだな。
鈍感すぎて呆れるわ。
前に居酒屋で彼女本人も話してたけど、入社したての頃に資料作成を手伝ってたろ?
で、完成したその資料の出来が良くて、部長にめちゃくちゃ褒められたらしくて。
でも和田さんはそれを自分の手柄にしないで、これはお前が中心に作った
そう言ったんだよ。
んで部長がそれ聞いて、入社半年もせずに今の部署にお前を移したってわけ。
そこ、将来性のあるエリート部署だもんな。」
えっ…
本当に…全く…
そんないきさつがあったなんて知らなかった…
「その茫然とした様子を見ると、マジで知らなかったんだな。
まぁ、わざわざ伝えなかったところが和田さんらしいけど。
そしたらこれも分かってないんかな。」
「えなに?
まだあるの?汗」
「おう。
降ってきた雪を見て、今パッと記憶が蘇ってきたわ。」
あ、ほんとだ雪だ
会議室の窓から、しんしんと白い雪が舞っているのが見える
午後から降るって、予報通り
「お前がずっと使ってる傘だよ。」
「傘?
あの、取引先の人がお礼にってくれたやつ?
今日も持ってきてるけど…」
「あれ取引先の人からじゃねぇよ。
和田さんだから。」
「は?!
ちょっと待ってよ、なんで…?」
言いながら記憶を掘り起こすと、確かに和田さんに渡された
さっき話がまとまった、取引先の人からギフトだってー…とかなんとか
「2年前、夜にすげーデカい台風が都内直撃したの小井川覚えてる?
あの日の夕方、俺と和田さんはロビーで先輩達と雑談してたの。
そしたらお前がそこ通って、
あー傘持ってきてない
濡れて帰るか
って一緒にいた奴らとデカい声で話してて。
そんでそのままエレベーターで上がっていって。」
「あ、台風直撃した日か…
覚えてるかも…。」
「そしたらそれ聞いた和田さんが、そろそろ帰りますって出ていって。
で俺はまだそのあとしばらく先輩と話してたんだけど。
20分くらいしたらさ、和田さんがまた会社に入ってきたの。
忘れものー?って俺が聞いたら、
う~ん?
とか曖昧な言葉で返事しながらエレベーター乗って。
その時、なんか手に細長い紙袋を持ってたんだよ。
で、また戻ってきた時にはそれ持ってなくて。
10分15分したら今度はお前がエレベーターで降りてきてた
すると、傘を持っているではないか。
んで、あーそういう事かって。」
「て事は、僕のセリフ聞いて、本当は和田さんが買ってきてくれたってこと…?」
「そうだよ!
そういうこと!
多分わざわざラッピングしてもらってたのは、
取引先の人から~
っていう話を疑わせない為だろうな。
すぐ使うのに、普通ギフト用に包まないだろ。
そのまま渡したら自分が買ってきたのがバレて、遠慮してお前が受け取らないって思ったんじゃねえの?」
…
言われてみれば
あんなに天気が最悪の時に、偶然向こうの会社の人がギフトで…
っておかしいよな
あーもう!!!
冷静に考えれば分かる事なのに、なんで気づかなかったんだ
自分をぶん殴りたい!
「東山、和田さんの転勤、いつって言ったっけ?」
「年明けらしいけど、この前会った時に少し有休消化するって話てた。
だから、もうあんまり出勤してこないかもな。」
「今日は?!
見かけた?!」
「あ、えーと…どうだったかな。
待って、そういや昼に食堂で見かけた!」
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東山、ありがと!」
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