13 / 20
13.楽しい朝食
しおりを挟む
ーー翌朝、
「お嬢、起きろー。朝だぞ。」
「うぅ…。もうちょっとだけ…。」
「だーめ。ほんっとにお嬢は寝起き悪いな。ま、そこも可愛いんだけど。」
「レイぃ…。」
「はいはい。起こしてやるから、ほら。」
「んー、おはよ…。」
「おはよう。朝食は?」
「部屋で食べる。持って来て。レイのも一緒にね。」
「あぁ、じゃあ2人分持ってくるわ。」
「ありがとう。お願いね。」
「おー。」
…はぁ、昨日は流石に言い過ぎたかな。だって私だけじゃなくてレイまで馬鹿にするから!私悪くないもん。本当に首刎ねられたらどうしよう。レイだけは守らなくっちゃ。…あー、寝起きは悪いことばっか考えちゃって駄目だ。
「はぁ…。」
「お嬢大丈夫か?朝食持って来たぞ?」
「あ、ありがとう。」
「ほら。」
「うわぁ!美味しそう!ねぇねぇ、早く食べよう!」
「わかったから落ち着けって。今準備するから。」
「…はーい。」
「………。」
「ん?何?」
「いや、お嬢って寝起きマジ子供みたいだよなぁって思って。」
「なっ!しょうがないでしょ、朝弱いんだから!それにいつもは気張ってるから、レイと一緒にいる時が素だもん。ひどい!」
「ははっ。ごめんごめん。馬鹿にしてる訳じゃなくて、可愛いなって思っただけだよ。」
「…まぁ、それなら許したげる。」
「ふっ。」
「ほら!早く食べるよ!」
「はいはい。」
「お嬢、起きろー。朝だぞ。」
「うぅ…。もうちょっとだけ…。」
「だーめ。ほんっとにお嬢は寝起き悪いな。ま、そこも可愛いんだけど。」
「レイぃ…。」
「はいはい。起こしてやるから、ほら。」
「んー、おはよ…。」
「おはよう。朝食は?」
「部屋で食べる。持って来て。レイのも一緒にね。」
「あぁ、じゃあ2人分持ってくるわ。」
「ありがとう。お願いね。」
「おー。」
…はぁ、昨日は流石に言い過ぎたかな。だって私だけじゃなくてレイまで馬鹿にするから!私悪くないもん。本当に首刎ねられたらどうしよう。レイだけは守らなくっちゃ。…あー、寝起きは悪いことばっか考えちゃって駄目だ。
「はぁ…。」
「お嬢大丈夫か?朝食持って来たぞ?」
「あ、ありがとう。」
「ほら。」
「うわぁ!美味しそう!ねぇねぇ、早く食べよう!」
「わかったから落ち着けって。今準備するから。」
「…はーい。」
「………。」
「ん?何?」
「いや、お嬢って寝起きマジ子供みたいだよなぁって思って。」
「なっ!しょうがないでしょ、朝弱いんだから!それにいつもは気張ってるから、レイと一緒にいる時が素だもん。ひどい!」
「ははっ。ごめんごめん。馬鹿にしてる訳じゃなくて、可愛いなって思っただけだよ。」
「…まぁ、それなら許したげる。」
「ふっ。」
「ほら!早く食べるよ!」
「はいはい。」
101
あなたにおすすめの小説
あら、面白い喜劇ですわね
oro
恋愛
「アリア!私は貴様との婚約を破棄する!」
建国を祝うパーティ会場に響き渡る声。
誰もが黙ってその様子を伺う中、場違いな程に明るい声色が群衆の中から上がった。
「あらあら。見てフィンリー、面白そうな喜劇だわ。」
※全5話。毎朝7時に更新致します。
お前との婚約は、ここで破棄する!
ねむたん
恋愛
「公爵令嬢レティシア・フォン・エーデルシュタイン! お前との婚約は、ここで破棄する!」
華やかな舞踏会の中心で、第三王子アレクシス・ローゼンベルクがそう高らかに宣言した。
一瞬の静寂の後、会場がどよめく。
私は心の中でため息をついた。
婚約者に「愛することはない」と言われたその日にたまたま出会った隣国の皇帝から溺愛されることになります。~捨てる王あれば拾う王ありですわ。
松ノ木るな
恋愛
純真無垢な侯爵令嬢レヴィーナは、国の次期王であるフィリベールと固い絆で結ばれる未来を夢みていた。しかし王太子はそのような意思を持つ彼女を生意気だと疎み、気まぐれに婚約破棄を言い渡す。
伴侶と寄り添う幸せな未来を諦めた彼女は悲観し、井戸に身を投げたのだった。
あの世だと思って辿りついた先は、小さな貴族の家の、こじんまりとした食堂。そこには呑めもしないのに酒を舐め、身分社会に恨み節を唱える美しい青年がいた。
どこの家の出の、どの立場とも知らぬふたりが、一目で恋に落ちたなら。
たまたま出会って離れていてもその存在を支えとする、そんなふたりが再会して結ばれる初恋ストーリーです。
婚約者は私より親友を選ぶようです。親友の身代わりに精霊王の生贄になった私は幸せになり、国は滅ぶようです。
亜綺羅もも
恋愛
ルビア・エクスレーンには親友のレイ・フォルグスがいた。
彼女は精霊王と呼ばれる者の生贄に選ばれる。
その話を聞いたルビアは、婚約者であるラース・ボルタージュ王子に相談を持ち掛けた。
生贄の事に関してはどうしようもないと答えるラース。
だがそれから一月ほど経った頃のこと。
突然ラースに呼び出されるルビア。
なんとラースは、レイを妃にすることを決断し、ルビアに婚約破棄を言い渡す。
ルビアはレイの身代わりに、精霊王の生贄とされてしまう。
ルビアは精霊王であるイクス・ストウィックのもとへと行き、彼のもとで死ぬことを覚悟する。
だがそんな覚悟に意味はなく、イクスとの幸せな日々が待っていたのであった。
そして精霊たちの怒りを買ったラースたちの運命は……
【本編完結】真実の愛を見つけた? では、婚約を破棄させていただきます
ハリネズミ
恋愛
「王妃は国の母です。私情に流されず、民を導かねばなりません」
「決して感情を表に出してはいけません。常に冷静で、威厳を保つのです」
シャーロット公爵家の令嬢カトリーヌは、 王太子アイクの婚約者として、幼少期から厳しい王妃教育を受けてきた。
全ては幸せな未来と、民の為―――そう自分に言い聞かせて、縛られた生活にも耐えてきた。
しかし、ある夜、アイクの突然の要求で全てが崩壊する。彼は、平民出身のメイドマーサであるを正妃にしたいと言い放った。王太子の身勝手な要求にカトリーヌは絶句する。
アイクも、マーサも、カトリーヌですらまだ知らない。この婚約の破談が、後に国を揺るがすことも、王太子がこれからどんな悲惨な運命なを辿るのかも―――
断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる
葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。
アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。
アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。
市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。
【短編】将来の王太子妃が婚約破棄をされました。宣言した相手は聖女と王太子。あれ何やら二人の様子がおかしい……
しろねこ。
恋愛
「婚約破棄させてもらうわね!」
そう言われたのは銀髪青眼のすらりとした美女だ。
魔法が使えないものの、王太子妃教育も受けている彼女だが、その言葉をうけて見に見えて顔色が悪くなった。
「アリス様、冗談は止してください」
震える声でそう言うも、アリスの呼びかけで場が一変する。
「冗談ではありません、エリック様ぁ」
甘えた声を出し呼んだのは、この国の王太子だ。
彼もまた同様に婚約破棄を謳い、皆の前で発表する。
「王太子と聖女が結婚するのは当然だろ?」
この国の伝承で、建国の際に王太子の手助けをした聖女は平民の出でありながら王太子と結婚をし、後の王妃となっている。
聖女は治癒と癒やしの魔法を持ち、他にも魔物を退けられる力があるという。
魔法を使えないレナンとは大違いだ。
それ故に聖女と認められたアリスは、王太子であるエリックの妻になる! というのだが……
「これは何の余興でしょう? エリック様に似ている方まで用意して」
そう言うレナンの顔色はかなり悪い。
この状況をまともに受け止めたくないようだ。
そんな彼女を支えるようにして控えていた護衛騎士は寄り添った。
彼女の気持ちまでも守るかのように。
ハピエン、ご都合主義、両思いが大好きです。
同名キャラで様々な話を書いています。
話により立場や家名が変わりますが、基本の性格は変わりません。
お気に入りのキャラ達の、色々なシチュエーションの話がみたくてこのような形式で書いています。
中編くらいで前後の模様を書けたら書きたいです(^^)
カクヨムさんでも掲載中。
婚約破棄された令嬢、冷酷騎士の最愛となり元婚約者にざまぁします
腐ったバナナ
恋愛
婚約者である王太子から「平民の娘を愛した」と婚約破棄を言い渡された公爵令嬢リリアナ。
周囲の貴族たちに嘲笑され、絶望の淵に立たされる。
だがその場に現れた冷酷無比と噂される黒騎士団長・アレクシスが、彼女を抱き寄せて宣言する。
「リリアナ嬢は、私が妻に迎える。二度と誰にも侮辱はさせない」
それは突然の求婚であり、同時にざまぁの始まりだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる