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うしろひかり天女隊
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うしろひかり菩薩隊が初めて義元が寺に放り込まれた善得寺でお披露目コンサートを行うと、『アレはなんだ!』『次はいつ来てくれるんだ』と問い合わせが殺到した。
当初予定していたのは尼僧の姿。でもさすがに尼僧は不味いという事で、衣装は試行錯誤の末に羽衣をまとった天女のようになった。
そして川原者には笛などの楽器の扱いに長けた者も数多くいたので、その者達も雇い楽隊を編成。で、音楽に合わせ天女たちが舞い踊れば、そこにはたちまち極楽浄土の光景が再現されるという寸法。
楽器の調べに合わせて天女たちが踊れば薄絹がたなびき、細かな小片が連なった銀のかんざしは陽光を受けキラキラと輝く。
あまりに感激し過ぎて、その場でポックリ逝っちゃった観客までもが現れる始末。しかしその死に顔があり得ないほど安らかだった為に、浄土に連れて行ってもらえたのだと却って羨ましがられていた。
ただ、歌って踊りながら読経をするのは難易度が高く、だいぶ簡略化された。だがそれもまた意味深というか、好意的に受け止められていたようだった。
そして、最終採否決定を任された雪斎が頭を抱えていた。
「如何いたした雪斎」
「…拙僧としては否としたいのですが、うちの寺でもやってくれとの催促がやみませぬ…」
「採否は師に任せると決めた故、雪斎の思うままに決めるが良い」
結果、散々悩んだ末に、雪斎はGOサインを出した。但し、名前は菩薩ではなく、うしろひかり天女隊と改名されることとなった。
「うおぉぉぉ!お、菊ちゃ~~ん!」
「百合ちゃ~~ん!」
「む!なんだ政秀。お菊ちゃんの方が麗しいであろう!見よあの神々しさを!」
「いえいえ、百合ちゃんもなかなかのものかと!」
後日、お寺ネットワークで尾張にもうしろひかり天女隊が興行に行くと、織田信秀がメチャクチャ寄進してて笑った。馬鹿なんじゃないかと思った。
当初予定していたのは尼僧の姿。でもさすがに尼僧は不味いという事で、衣装は試行錯誤の末に羽衣をまとった天女のようになった。
そして川原者には笛などの楽器の扱いに長けた者も数多くいたので、その者達も雇い楽隊を編成。で、音楽に合わせ天女たちが舞い踊れば、そこにはたちまち極楽浄土の光景が再現されるという寸法。
楽器の調べに合わせて天女たちが踊れば薄絹がたなびき、細かな小片が連なった銀のかんざしは陽光を受けキラキラと輝く。
あまりに感激し過ぎて、その場でポックリ逝っちゃった観客までもが現れる始末。しかしその死に顔があり得ないほど安らかだった為に、浄土に連れて行ってもらえたのだと却って羨ましがられていた。
ただ、歌って踊りながら読経をするのは難易度が高く、だいぶ簡略化された。だがそれもまた意味深というか、好意的に受け止められていたようだった。
そして、最終採否決定を任された雪斎が頭を抱えていた。
「如何いたした雪斎」
「…拙僧としては否としたいのですが、うちの寺でもやってくれとの催促がやみませぬ…」
「採否は師に任せると決めた故、雪斎の思うままに決めるが良い」
結果、散々悩んだ末に、雪斎はGOサインを出した。但し、名前は菩薩ではなく、うしろひかり天女隊と改名されることとなった。
「うおぉぉぉ!お、菊ちゃ~~ん!」
「百合ちゃ~~ん!」
「む!なんだ政秀。お菊ちゃんの方が麗しいであろう!見よあの神々しさを!」
「いえいえ、百合ちゃんもなかなかのものかと!」
後日、お寺ネットワークで尾張にもうしろひかり天女隊が興行に行くと、織田信秀がメチャクチャ寄進してて笑った。馬鹿なんじゃないかと思った。
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