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42.再会
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騎士団のリーダーらしき人が懐中時計を見てエリックさんに声をかけている。戻る時間の様だ。
「ハルカ時間だ帰ろう。また連れてくるよ」
「はい。お願いします」
立ち上がり馬の方へ歩いていくと赤ちゃんグリフがてくてくついてくる。屈んで頭を撫でて
「今日は帰るわ。また遊びに来るね」
目をキラキラさせ見上げる仕草がたまらなく可愛い。お持ち帰りした!
中々は離れない赤ちゃんグリフを後ろからランが咥えて下がって行く。“きゅんきゅん”鳴いて別れを悲しんでいる様だ。(あっこれは私の勝手な想像)
エリックさんに馬に乗せてもらいランやカイそれにグリフに手を振って森を後にした。
暫く走ると森を抜け屋敷が見えて来た。屋敷に凄い数の馬が見える。王都から騎士団が到着した様だ。
門をくぐり屋敷前に来ると知っている顔が沢山あり顔がほころぶ。その中に…
「ジョシュさん!」
「春香ちゃん!」
そうジョシュさんが居た。ジョシュさんは駆け寄り馬上にいた私の手を引っ張り、ジョシュさんの腕の中に落ちた。そして強く抱きしめるジョシュさんの体温に泣きそうになる。
「なに!あんた何者だ!」
ジョシュさんはエリックさんを無視して私を腕の中に閉じ込め、私の頭に頬をすりすりし私の名前を呼んでいる。
「だから!あんた何者だ!ハルカを離せよ!」
ジョシュさんは私を離す気はない様で抱きしめたままエリックさんに自己紹介している。
「王宮騎士団第1部隊隊長のジョシュ・シュナイダーと申す。私の兄が春香ちゃん婚約者で義理の弟になる予定だ。久方ぶりに春香ちゃんに会えて感極まってしまい失礼した」
「シュナイダー公爵家の方なのは分かりましたが、ハルカを離して下さい」
「貴殿に指示される筋合いは無いと思うが。久しぶりの妹のとの再会を邪魔しないで頂きた!」
がっちりジョシュさんに抱え込まれて周りが見えない。でもエリックさんとジョシュさんが睨み合ってるのは分かる。
「ジョシュさん。取りあえず離して下さい」
やっと腕が緩んだらそのまま抱きかかえられた。
「「!!」」
目が点な私と機嫌の悪いエリックさん。誰か助太刀して!
「相変わらず過保護だなジョシュ。春香が困っているから下してやれ」
背後からアレックスさんが来てジョシュさんを窘めてくれる。舌打ちをしながらジョシュさんは下ろしてくれた。けど手は離してくれず動けない。
「遠い所よく参られた。応接室にお茶を用意した故ゆっくり休んでくれ。春香は後で応接室に行くからそこでゆっくり話せばいい。エリック。お前もこの後会議に出てもらうから用意して来い」
エリックさんは不満げに立ち去った。
ジョシュさんと別れて自室に一旦戻り湯浴みをして着替えて応接室に向かう。入室許可をもらい入室するとアレックスさんとジョシュさんが打合せをしている。イケメンの仕事している姿は福眼です。
1人かけのソファーに座ると従僕さんがお茶とケーキを出してくれた。遅れてエリックさんが入室してきて私の前に立ちいきなり手を取り引っ張って、二人駆けのソファーに座らせて隣に座った。
『あ…私のケーキ・・・』
従僕さんが気が付き直ぐにお茶とケーキを私の前に移動してくれた。良かったケーキが食べれる。視線を感じてその方向を見たらジョシュさんが目を細めて微笑んでいる。見られてた!恥ずかしくて変な汗が出てくる。
その後、お茶とケーキを堪能していたらアレックスさんが明日以降の予定を話し出す。
明日昼過ぎにヴェルディア王太子一行がコールマン侯爵屋敷に到着予定。滞在は3日。警護に王宮騎士団が付く。
1日目(明日)は午後に到着し夜に晩餐会
2日目グリフの森の視察
3日目午前中街を視察し王都に戻る。
「あと、王太子と一緒に兄上も一緒にこちらに来るよ春香ちゃん」
「え!本当に?」
「春香ちゃん嬉しい?」
「コールマン侯爵の皆さんとてもよくして頂いているけど、少しホームシックだったから嬉しい」
「今の春香ちゃんの笑顔を兄上に見せて上げたいよ」
少ししか離れて無かったのに凄く久しぶりの気がする。ミハイルさんが来てくれるだけで安心する。
もし王太子が無茶苦茶しても女神の加護を受けたミハイルさんが居たら大丈夫だよね!
ふと疑問がわく。
「アレックスさん。グリフの視察って言ったけど、人に懐かないのに大丈夫なんですか?」
アレックスさんは眉間の皺レベル4で溜息を吐き座り直し話し出した
「そこで春香に頼みがある。視察に同行して欲しい」
「私がですか?何も出来ませんよ!」
アレックスさんの説明によると、当初は侯爵様とエリックさんが案内をする予定にしていた。
だがグリフは先日の不審者で警戒心が強まっている。しかし今日私が行ったら全てのグリフが集まり更に私に懐いている。その上銀色が姿を現した事から、私が同行した方がいいという結論になった。アレックスさんはあまり気乗りしていないみたい。だからレベル4なんだ。
またランやカイそしてグリフに会えるのは嬉しいけど、王太子の為人が分からないから私も気乗りしない。
複雑な気持ちで俯いていたら手に温もりを感じる。見上げるとエリックさんが優しい眼差しで見つめて
「大丈夫だ。俺が何か有れば守ってやるから」
「ありがとうございます。グリフは全く怖いとかないんですが、王太子が…」
するとジョシュさんが落ち着いた声で
「一国の王太子だ。無体な事はしないだろう。しかしこんなに可愛い春香ちゃんに求婚はしてくるはず。しかし兄上や俺が居るから安心していいよ。それよりアレックス。やっぱり公爵令嬢も一緒に来るぞ。お前こそ色仕掛けに乗らない様に気を付けろよ」
アレックスさんは足を組み替え不敵に笑い
「俺は今春香しか目に入らない。要らぬ心配だジョシュ!」
「「「・・・」」」
エリックさんもジョシュさん、そして私も目が点だ…
次の瞬間顔が熱くなる! 何を言ってるのアレックスさん!今飲んでいるのお茶じゃなくお酒でしょう!
お願いお酒だと言って~!
お茶を一口飲みカップをテーブルに戻したアレックスさんは時間差で自分の発言に狼狽出す。
一生懸命テクルスの啓示により私を守る必要があるから変な意味は無いと弁明している。
普段見れないアレックスさんの慌て様に思わず笑ってしまった。エリックさんは兄の意外な一面を見た様で複雑な顔をしている。
この後アレックスさんが気を利かせてくれて、応接室にジョシュさんと2人にしてくれた。
ジョシュさんからレイモンド様とアビー様の様子を聞き楽しい時間を過ごした。
「そうそう! 俺さ次の付き合わせに参加してゴラスの第2王女のハンナ様とちゃんと向き合う事にしたよ」
急な告白に開いた口が塞がらない!私がいない間に何があったのジョシュさん!
「ハルカ時間だ帰ろう。また連れてくるよ」
「はい。お願いします」
立ち上がり馬の方へ歩いていくと赤ちゃんグリフがてくてくついてくる。屈んで頭を撫でて
「今日は帰るわ。また遊びに来るね」
目をキラキラさせ見上げる仕草がたまらなく可愛い。お持ち帰りした!
中々は離れない赤ちゃんグリフを後ろからランが咥えて下がって行く。“きゅんきゅん”鳴いて別れを悲しんでいる様だ。(あっこれは私の勝手な想像)
エリックさんに馬に乗せてもらいランやカイそれにグリフに手を振って森を後にした。
暫く走ると森を抜け屋敷が見えて来た。屋敷に凄い数の馬が見える。王都から騎士団が到着した様だ。
門をくぐり屋敷前に来ると知っている顔が沢山あり顔がほころぶ。その中に…
「ジョシュさん!」
「春香ちゃん!」
そうジョシュさんが居た。ジョシュさんは駆け寄り馬上にいた私の手を引っ張り、ジョシュさんの腕の中に落ちた。そして強く抱きしめるジョシュさんの体温に泣きそうになる。
「なに!あんた何者だ!」
ジョシュさんはエリックさんを無視して私を腕の中に閉じ込め、私の頭に頬をすりすりし私の名前を呼んでいる。
「だから!あんた何者だ!ハルカを離せよ!」
ジョシュさんは私を離す気はない様で抱きしめたままエリックさんに自己紹介している。
「王宮騎士団第1部隊隊長のジョシュ・シュナイダーと申す。私の兄が春香ちゃん婚約者で義理の弟になる予定だ。久方ぶりに春香ちゃんに会えて感極まってしまい失礼した」
「シュナイダー公爵家の方なのは分かりましたが、ハルカを離して下さい」
「貴殿に指示される筋合いは無いと思うが。久しぶりの妹のとの再会を邪魔しないで頂きた!」
がっちりジョシュさんに抱え込まれて周りが見えない。でもエリックさんとジョシュさんが睨み合ってるのは分かる。
「ジョシュさん。取りあえず離して下さい」
やっと腕が緩んだらそのまま抱きかかえられた。
「「!!」」
目が点な私と機嫌の悪いエリックさん。誰か助太刀して!
「相変わらず過保護だなジョシュ。春香が困っているから下してやれ」
背後からアレックスさんが来てジョシュさんを窘めてくれる。舌打ちをしながらジョシュさんは下ろしてくれた。けど手は離してくれず動けない。
「遠い所よく参られた。応接室にお茶を用意した故ゆっくり休んでくれ。春香は後で応接室に行くからそこでゆっくり話せばいい。エリック。お前もこの後会議に出てもらうから用意して来い」
エリックさんは不満げに立ち去った。
ジョシュさんと別れて自室に一旦戻り湯浴みをして着替えて応接室に向かう。入室許可をもらい入室するとアレックスさんとジョシュさんが打合せをしている。イケメンの仕事している姿は福眼です。
1人かけのソファーに座ると従僕さんがお茶とケーキを出してくれた。遅れてエリックさんが入室してきて私の前に立ちいきなり手を取り引っ張って、二人駆けのソファーに座らせて隣に座った。
『あ…私のケーキ・・・』
従僕さんが気が付き直ぐにお茶とケーキを私の前に移動してくれた。良かったケーキが食べれる。視線を感じてその方向を見たらジョシュさんが目を細めて微笑んでいる。見られてた!恥ずかしくて変な汗が出てくる。
その後、お茶とケーキを堪能していたらアレックスさんが明日以降の予定を話し出す。
明日昼過ぎにヴェルディア王太子一行がコールマン侯爵屋敷に到着予定。滞在は3日。警護に王宮騎士団が付く。
1日目(明日)は午後に到着し夜に晩餐会
2日目グリフの森の視察
3日目午前中街を視察し王都に戻る。
「あと、王太子と一緒に兄上も一緒にこちらに来るよ春香ちゃん」
「え!本当に?」
「春香ちゃん嬉しい?」
「コールマン侯爵の皆さんとてもよくして頂いているけど、少しホームシックだったから嬉しい」
「今の春香ちゃんの笑顔を兄上に見せて上げたいよ」
少ししか離れて無かったのに凄く久しぶりの気がする。ミハイルさんが来てくれるだけで安心する。
もし王太子が無茶苦茶しても女神の加護を受けたミハイルさんが居たら大丈夫だよね!
ふと疑問がわく。
「アレックスさん。グリフの視察って言ったけど、人に懐かないのに大丈夫なんですか?」
アレックスさんは眉間の皺レベル4で溜息を吐き座り直し話し出した
「そこで春香に頼みがある。視察に同行して欲しい」
「私がですか?何も出来ませんよ!」
アレックスさんの説明によると、当初は侯爵様とエリックさんが案内をする予定にしていた。
だがグリフは先日の不審者で警戒心が強まっている。しかし今日私が行ったら全てのグリフが集まり更に私に懐いている。その上銀色が姿を現した事から、私が同行した方がいいという結論になった。アレックスさんはあまり気乗りしていないみたい。だからレベル4なんだ。
またランやカイそしてグリフに会えるのは嬉しいけど、王太子の為人が分からないから私も気乗りしない。
複雑な気持ちで俯いていたら手に温もりを感じる。見上げるとエリックさんが優しい眼差しで見つめて
「大丈夫だ。俺が何か有れば守ってやるから」
「ありがとうございます。グリフは全く怖いとかないんですが、王太子が…」
するとジョシュさんが落ち着いた声で
「一国の王太子だ。無体な事はしないだろう。しかしこんなに可愛い春香ちゃんに求婚はしてくるはず。しかし兄上や俺が居るから安心していいよ。それよりアレックス。やっぱり公爵令嬢も一緒に来るぞ。お前こそ色仕掛けに乗らない様に気を付けろよ」
アレックスさんは足を組み替え不敵に笑い
「俺は今春香しか目に入らない。要らぬ心配だジョシュ!」
「「「・・・」」」
エリックさんもジョシュさん、そして私も目が点だ…
次の瞬間顔が熱くなる! 何を言ってるのアレックスさん!今飲んでいるのお茶じゃなくお酒でしょう!
お願いお酒だと言って~!
お茶を一口飲みカップをテーブルに戻したアレックスさんは時間差で自分の発言に狼狽出す。
一生懸命テクルスの啓示により私を守る必要があるから変な意味は無いと弁明している。
普段見れないアレックスさんの慌て様に思わず笑ってしまった。エリックさんは兄の意外な一面を見た様で複雑な顔をしている。
この後アレックスさんが気を利かせてくれて、応接室にジョシュさんと2人にしてくれた。
ジョシュさんからレイモンド様とアビー様の様子を聞き楽しい時間を過ごした。
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