転生した武士妖怪の異世界救出奇譚

色彩和

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第六章 武士妖怪、初めてのお茶会

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    Ⅰ

    自分の前に置かれた、色とりどりの見たこともない菓子たち。
    煌びやかで、明るく綺麗に整えられた空間。
    向かいに座る少女と、その背後に控える女性たち。

    ……即刻与えられた部屋に帰りたい。

    吟は落ち着かない空間に、雰囲気に、すでにそう思っていた。気まずそうに顔を俯かせる。
    数分前の「たまにはいいか」、そう思っていた自分をできるものなら殴りに行きたい。こうも落ち着かないものだとは思っていなかったのである。吟は席について何をするでもなく、ただただそこで固まっているだけであった。
    数分前、セレーナの誘いを受けてお茶の席まで共に来た。そこまでは良かった。席に着いてからが問題であった。あれよあれよと目の前で準備が着々と進んでいくその様子を窺っていた吟の顔はどんどん険しくなっていった。見慣れぬ茶器や菓子類、眩しすぎる部屋、すべてが煌びやかに見えてしまう吟はそれらに思わず目を細めてしまった。自分には眩しすぎると思っているからである。
    ……我は元々陰に潜んでいた者だ。尚更この場は居心地が悪く感じる。
    吟は自身の首に巻いていた布を鼻先まで引き上げる。埋めるようにして顔を俯かせたその動作は、もう癖であった。顔を隠す・・・・ようになってから、何かあればこのように首に巻いている布を引き上げ、鼻先まで隠していた。それは、ただ単に表情を読み取らせないようにするためであり、さらに興味を持たれたくなかったからであった。顔を埋めるようにして歩いていれば、大抵の者に不審がられたため、距離を置かれる。それが好都合であったからだった。マスクもしていたが、それだけでは足りない気がしてからは、首にある布は手放せなくなっていた。
    ちらりと優雅にお茶を楽しんでいる少女を窺う。ちなみに、その背後に控えている女性たちは、要が教えてくれた「メイド」と呼ばれる方々であった。その中には、吟がセレーナと最初に出会った頃からいた女性もいる。
    ……セレーナ殿は、我に普通に接してくれてはいるが、このままで本当に良いのだろうか。
    不安が襲いかかる。少女は自分を怖がることもなく、にこやかに話してくれているが、自分の本当の姿を見て、それでもなお普通に話してくれるのだろうか。
    先ほどの依頼の話が頭から離れずにいた。気になることがある。引っかかることもある。それもあるのだろう。だが、それ以上にその件に自分が深くかかわっていいのか、それが一番気になっていた。
    そんな思考の海に浸っていた中、吟の頭の中に相棒に相応しい要の言葉が甦る。
『後悔のないように』
    吟はそれを思い出して、再度思い直した。膝の上に置かれていた手をぎゅっと力を込めて拳にする。
    ……何を不安になっている。もう少し考えると、前向きに検討すると決めたのだ。何時までも我が否定的では良くないだろう。
「ウタ様?」
    急に名を呼ばれて、吟はハッとした。顔を上げれば、向かいに座る少女が自然と瞳に映る。セレーナはキョトンとした表情のまま、カップを両手で挟んで持っていた。じっと吟を見て、それからゆっくりと首を傾げる。
「いかがいたしましたか?」
    吟はそれに対して、緩く首を横に振った。それから、言葉を紡ぐ。
「……いや、すまぬ。何もない故、気にしなくて良い」
「そうですか?    ……あの、ウタ様、お食べになりませんの?」
    一度納得したセレーナは、次いで悲しそうに問いかけてくる。吟はその声音を聞いて、言葉に詰まった。別に、セレーナを悲しませたいわけではないのである。そんな声音で話しかけられてしまえば、吟は困ってしまうのだ。
    食べたくないわけではない。空腹感と呼べる感覚は、慣れないものではあるがきちんと感じ取っていた。喉がカラカラしている感覚もある。乾いているのだ、そう理解はしていた。
    だが、吟は動けずにいた。今になって怖気付いている。失念していた。たまにはいいだろう、要の言葉もある、そう思っていたのは本当だ。それを考えるよりも先に、考えなくてはいけないことがあったのだ。
    吟は再度首にある布を引き上げる。セレーナを横目で見つつ、気まずそうに告げた。
「……食べたくないわけではない。ただ、少し我自身が失念していたのだ。……セレーナ殿を怖がらせることになるやもしれぬ。だから、少し抵抗があるだけだ」
「……私が怖がる、ですか?」
    セレーナは思い当たることがなく、首を傾げた。吟はそれを見て頷き、言葉を続ける。
「……数刻前に、顔を出すことはないと我が告げたのを覚えておいでか」
    セレーナは吟の言葉をゆっくりと理解してから、静かにカップをソーサーに置く。それから、こくんと一度頷いて見せた。
    吟がセレーナを救出した際、セレーナに「顔を見せて欲しい」、そう告げられたのを、吟は断ったのだ。「あまり好まない」と告げ、布を取ることはしなかった。セレーナはそれを思い出して、吟に頷いて見せたのだろう。
    吟はそれを見てから再度口を開く。
「……我の顔には、消えぬ傷跡がある。それは、酷く深く残っているのだ。けして綺麗なものではない。見るに堪えないものだろう。それを……、セレーナ殿が見て怖がらないかと、我は懸念している」
    吟はそう告げた後、布の上から口元を撫でた。傷跡をゆっくりと指でなぞっていく。それは、口全体を撫でているように、セレーナには見えた。
    吟の口元にある傷跡、それは戦国の世を駆け回っている際につけたものであった。顔から首までを狙った相手の一撃、自分には当たらないだろうと思いつつ、吟はそれを避けた。だが、完全には避けられていなかったようで、吟の口元を大きく傷つけたのである。今思えば、その一太刀を放った相手の刀が、妖刀や別の力を宿した刀であったのだろうと考えられる。口元を大きく斜線を引くかのように走った傷跡は、時間が経っても消えることはなかった。その傷がついてから、吟は口元を隠すようになったのである。あまりにも深く、そして酷く傷付けられたそれは、嫌でも目を引いたからだった。しかも、その傷を見る度に、何故か酷くその傷が疼いたからであった。
    隠された口元は、誰にも見せたことがない。知っているのは、要ぐらいなものだろう。

    ――この少女に見せるものではない。

    吟はそう思いつつ、視線を少女に戻した。

    だが――。

    少女は吟をじっと真っ直ぐな瞳で貫いていたのである。



    Ⅱ

「……セレーナ、殿」
    吟はその瞳に飲み込まれそうになりながらも、少女の名を静かに呼ぶ。セレーナはしばらく吟をじっと見つめ、その後優しい声音で言葉を紡いだ。
「私がウタ様を怖がることなんて絶対にありませんわ。傷跡、というものは男性の勲章とも呼べるものなのでしょう?    恥ずかしがることはありません」
「いや、それは我は初耳ではあるのだが――」
「――それに」
    戸惑いつつも言い返す吟の言葉を遮って、セレーナは一度言葉を区切る。置いたカップへ再度手を伸ばし、今度は取っ手に指をひっかけて持った。それから、吟へニコリと微笑んで見せた。
「そのようなことが万が一にもあったとしても、それでウタ様を嫌いになることはありませんわ。安心してくださいませ」
「……!」
    自信満々に告げる少女の言葉に、吟は息を呑んだ。まだ見てもいないのに、どんなものなのか詳しくも話していないのに、この少女は言い切ったのだ。
    正直に言えば、吟はかなり驚いていた。
    薄々、この少女は意志が強い、そう感じ取ってはいた。父親と言い合いをしているところなんて、少女とは思えないほどにしっかりとしていたように思えたし、強いとすら思った。

    だが、今は――。

    ――まさか、こうも芯があるとは……。
    吟はその事実を受け止めつつ、目を大きく見開く。目の前にいた少女を侮っていたのかもしれない。出会って数時間ではあるが、彼女への認識を改めたほうが良い、吟はそう思った。
    対するセレーナは、そんなこと気にする様子もなく、ゆっくりとカップに口をつけてお茶を飲んでいる。
    吟はそれを見て、口元を緩ませる。
「……お主にも、敵わぬ気がするな」
    吟は少女の言葉を待たずしてその場で立ち上がる。立ったまま、首に巻いていた布に手をかけ、ゆっくりと外し始めた。
    その行動にセレーナも、周囲にいた女性たちも動きを止めてじっと様子を窺っている。何も言わないが、ごくりと息を呑むような音が聞こえた気がした。
    吟は布を外して自身の腕にそれをかけ、さらにマスクを指で下へとずらした。
    ――吟の顔が露になる。
    吟は何も言わない。すぐにセレーナや女性たちから、動揺の声が上がった。
「ウタ様、そのお顔――」



    Ⅲ

    吟は静かに少女の言葉を待った。少女や女性たちが動揺している声が聞こえてくる。少しばかり怖く思えた。
    自分自身がこの傷を見て、気味が悪いと思ったくらいだ。痛々しく、深く傷ついた、自分の口元。それは、獣のようにも、悪魔のようにも見えた。
   やはり、怖かったか……。
   吟は次の言葉が届かないことに気が付き、自分の口元を隠すためにマスクに手を伸ばそうとした。だが、それと同時にセレーナが音を立てながら席を立つ。あまりにも荒々しい音に、吟の手は止まって、セレーナに視線を向けた。
    セレーナはカツカツと靴音を立てながら、吟の元まで歩み寄ってきた。目の前で止まると、吟がマスクをしようと伸ばしかけていた手を両手で掴む。ぎゅっと握られる手を見つめながら、吟は少女の様子を窺った。少女は顔を俯かせながら、ポツリと言葉を零した。
「ウタ様、そのお顔は……」
「……セレーナ殿、見たくないものを見せてしまい――」

    すまない、と続くはずだった吟の言葉は、セレーナの言葉に遮られることとなった。勢いよく顔を上げたセレーナと吟の距離は自然と近くなる。

「――なんて、なんて素敵なご尊顔ですの!?」
「……は」
    吟はポツリと言葉を零した。聞き間違いか、そう思った。
    だが、セレーナはぐっと顔を近づけ、ぎゅっと吟の手を握ったまま、キラキラとした目を向けてくる。
    吟の思考は完全に停止した。零れ落ちた言葉以外、紡がれることも、零れることもなく、言葉は一向に発せられない。黙ったままの吟に、セレーナは続けて興奮気味に語った。
「傷跡なんて一つもありませんわ!    あるのは、とても綺麗で整った、ご尊顔と呼ぶに相応しいお顔だけですわ!    あなたたちもそう思いますわよね!」
    セレーナは勢いよく女性たちへと振り返る。同意を求めれば、彼女たちからは黄色い声が上がった。
    吟はその反応に首を傾げた。こんな反応をされたことがないため、彼女たちの黄色い声が悲鳴ではない、ということを理解しつつも、何事かと思っているだけである。女性たちが頬を赤らめている様子すら、熱があるのかぐらいしか思っていなかった。
    それに、吟はそんなことを気にしている場合ではなかったのだ。
    この少女は……、セレーナ殿は何と言ったのだ……。傷が、ない……。
    吟はそこまで言葉を頭の中で繰り返してから、ハッとしてセレーナに声をかける。
「……セ、セレーナ殿、鏡台はあるか」
「お待ちくださいませ、手鏡をご用意いたしますわ!」
     「エミリー、用意してくださる!?」、セレーナがそう言えば、頭を下げたのは吟がセレーナに出会ったときからいる女性で。吟は頭の片隅で、「彼女はエミリーという名であったのか」とぼんやりとその名を刻む。ずっと何と呼べば良いのか分からずにいたので、それだけは忘れずに覚えておこうと思ったのだ。だが、心は急いている。早く鏡で自分の顔を確認したくて仕方がなかった。エミリーと呼ばれた女性が足早に去っていくのを黙って見送る。
    数分も待たずして戻ってきたエミリーから、吟は手鏡を受け取り、自分の顔を覗かせた。吟は静かに目を見開く。
「……っ!    傷が、ない……」
    あの大きく自分を痛々しく傷つけていた跡は、見る影もなかった。吟は傷跡があった箇所をゆっくりと指でなぞる。ただそこには傷跡のない口元があるだけだった。手触りよくするりと滑っていく。
    ……もしや、これは転生したから、ということなのだろうか。
    吟はその考えに辿り着きつつも、鏡に映る自分の口元を撫でた。すでにあったはずの自分の口元の傷はない。そのことに内心ほっとしつつも、驚きのが勝っていた。
    そんな吟を見つつ、セレーナは明るく告げる。
「もう、ウタ様ったら!    あれだけ私を怖がらせておいて、何もないなんて酷いですわ!    しかも、そのように整ったご尊顔でしたら、もっと早くに拝ませていただければ……!」
「いや、嘘ではなかったのだが……。治ったのだな、そうか……」
    吟の口元が勝手に緩む。傷跡がない口元なんて、何百年ぶりだろうか。慣れずにいるが、見るに堪えない傷跡がないだけで清々しく思えた。
    思わずクスリと笑った吟のその顔に、セレーナを始め、エミリーや他の女性たちも頬を赤くする。ポーっと見とれてしまう彼女たちは、動くことはない。
    吟はそれに気がつくこともなく、鏡を机に置いてからセレーナへ向き直る。
「これなら、食事も気にすることはなくなったか。感謝する、セレーナ殿」
「へっ!?    い、いいえ、私は何も……!     そ、そうですわ、お父様にも報告しましょう!」
「……いや、それは遠慮願いたい」
    嫌そうな吟の言葉を聞かずに、セレーナは吟の手を取って駆け始める。きっと向かうのは、あの娘命の父親の部屋であろう。
    仕方がない、吟は少女の背を見ながら、一つため息をつく。

    ――もうしばらく、この空腹感と付き合わなくてはいけないようであった。



    Ⅳ

    セレーナは吟の手を掴んだまま、父親の部屋をノックもせずに勢いよく開け放つ。父親であるウィリアムは、仕事をしていたようでセレーナや吟をぽかんと見つめていた。セレーナは部屋に入るのもそこそこに、吟の背に回ってグイグイと背中を押し始める。
「見てください、お父様!    ウタ様のご尊顔が、とてもお綺麗なんですよ!」
「セ、セレーナ殿……」
「何い!?    貴様、その顔を使ってセレーナを誘惑するつもりか!?    娘はやらんぞ!」
「もう、お父様ったら!」
    本日何度目かは分からない父娘おやこの言い合いに挟まれる吟は、盛大にため息をつく。頭を抱えながら、頭痛がしているような気がして、なお気が重くなった。
「……だから、遠慮願いたかったのだが」
    またこの言い合いに、どれだけの時間を要するのだろうか。それを考えて吟は、目元を手で覆って俯くのであった。

    ――ちなみに、それが落ち着いてから要へ傷がなくなっていたことを報告に行けば、「私が最初に見たかった」と要が拗ねてしまう結果となり、吟が宥めるのに相当な時間を要したのは、ここだけの話である。
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