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本編
渡せずに終わる
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「バレンタインも終わっちゃった」
部屋に戻った僕は着替えもせずにリビングのソファーの前の床にぺたりと座り込んだ。
通学用の鞄の他にサブバッグで持って行っていたトートバッグの中から、ビニール製のギフトバッグを取り出しテーブルの上に載せる。
ギフトバッグはコンビニでチョコレートを買った時に入れてくれたもので、このチョコレートのお店の金色のロゴがピンクの小さなハートと共にバッグ一面にちりばめられて描かれている可愛いデザインだ。
同じ柄の包装紙に包まれたチョコレートを取り出して、そっと包みを開く。学校の帰りに渡そうと思っていたから、朝雅に見つからないようにトートバッグに入れて持っていったんだ。
高いだけあって、バレンタイン仕様の包装紙の下は板チョコだというのにしっかりした箱だった。濃い茶色の箱に金字で店名が書かれている。
「びっくりだな。箱代だけでも高そう」
箱は紙じゃなく、木箱に茶色くペイントされていて留め金を外すと蓋を開ける仕様だ。
箱の内側は品の良い濃い紫色のビロードっぽい布が貼られている。
前世だったら、勿体なくて空箱をずっと取っておきそうな代物だ。
「銀紙じゃないんだ」
包装紙と同じ金色のロゴが印刷されたワックスペーパーに包まれて、金色のシールで止められたチョコレートは、ワックスペーパーを開いた途端ふわりとチョコレートの香りが広がった。
「これは着替えて、コーヒーも入れて落ち着いて食べよう」
イベントやら何やらでショックだらけで告白する勇気なんて消し飛んでしまい、疲れ切って部屋に戻ったけれど、あのチョコレートは怠けた格好で食べたら失礼なものだと思う。
「ぬいぐるみ、誰のところに行ったんだろ」
ホームルームが終わってすぐ、雅が一緒に帰ろうと行ってくれるのか僕から声を掛けるべきか、でも一緒にいるのが今は辛いかもしれないと悩んでいた僕に舞が近付いて来て「お買い物付き合って下さいませ」と声を掛けて来た。
その様子を見て、雅は僕の頭を一撫でして教室を出て行き、木村君達や他のクラスメイトもぞろぞろと出て行った。
舞は僕の様子を気遣って声を掛けてくれた、そして一緒にコンビニに行ってクジの様子を確かめようとしてくれたのだ。
「まさか、あの後すぐにクジが終わっちゃうなんて思わなかったよ」
コンビニに入ってすぐレジに向かうと、昨日とは違う人がレジの中にいてクジがあった棚には違うものが並んでいた。
信じられない気持ちでレジの人に聞くと無情にも、昨日で終わっちゃったみたいですという回答が返ってきたのだった。
誰がラストワン賞を当てたのかは、分らないと言われた。
今日のイベントを考えると木村君なのかもしれないと思いついて、慰めてくれる舞の声も耳に入らなかった。
「舞に謝らなくちゃ」
着替えをしてキッチンに向かって歩きながら、スマホのトークアプリで舞に謝罪のメッセージを送る。すぐに舞の優しい言葉が戻ってきて、僕はありがとう、月曜日は元気になってるから。と送りアプリを閉じた。
「コーヒー、ブラックで飲んでみようかな」
雅に渡すつもりだったチョコレート、受け取れないと断られるのではなく。気持ちが挫けて渡せないなんて、そんなの考えて無かった。
「ぬいぐるみが当たらなかったわけだよね。僕イベント要員だったんだもん。雅とのハッピーエンドなんて僕には用意されてなかったんだ」
モブの僕が攻略対象者との未来を望むなんて、無謀すぎる話だったんだ。
考えてもいなかった事実に頭の中が真っ白になっていたけれど、雅が貴重な時間を割いて勉強を教えてくれたのだからと、テストだけは頑張った。
テストの点が悪かったら、雅に呆れられてしまうかもしれない。
無駄な時間を使ったと思われるのだけは嫌だったんだ。
「苦い」
コーヒーを一口飲むと、苦い刺激が口の中に広がった。
チョコレートを割って、一欠片口に含む。
ビターチョコだからそんなに甘くないけれど、苦いコーヒーの後だから優しい甘さに癒やされた。
「雅に食べて欲しかったな」
告白を諦めた僕にあるのは、顔も見たこと無い人へ嫁ぐ未来だけだ。
学校を卒業せずに辞めて、雅と二度と会えずに好きでもなんでもない人の元へと嫁ぐ。
「告白したら雅受け入れてくれたのかな」
自分の立場より、僕をハルと呼ぶ方を雅は選んでくれた。
あれがイベントの流れだったとしても、あの時の雅は僕を選んでくれた。
「挫けちゃ駄目だったのかな。ここがゲームの世界だって思ってるのは僕だけなんだし、ここはリセット出来る世界じゃないんだし」
でも、怖い。
そんなつもりで庇ったわけじゃないとか、そんな風に言われたら立ち直れない。
「うじうじしすぎだな」
自分のウジウジさに嫌になりながら、寝室のサイドテーブルに置いていた狼のグッズを持ってきた。雅がモデルなんだから狼雅って呼ぼうかな。その方が親しみが持てる気がする。
昨日当てたのは学園の制服を着た、銀縁眼鏡の狼雅のイラストが描かれたアクリルスタンドとアクリルキーホルダーとコースターの三点だ。こういうの前世では何個も買ったけれど、今世では初だ。
アクリルスタンドは、片手を上げた狼雅を学園のエンブレムが描かれた土台に立たせられるデザインで、キーホルダーは同じく学園の制服を着た狼雅が腕を組みふんっと威張った感じにしているのがカッコ可愛いデザインだ。
コースターは、こちらもアクリル素材で透明な正方形にコップを置きやすいようになのか、円形のくぼみがあり、その円の中にスタンドとキーホルダーで使われていた二種類のイラストが描かれている。
「コースター勿体なくて使えないよ。飾っておこうかな」
三つを並べて置きながら、チョコレートをもう一欠片口に入れる。
普通のチョコレートよりもカカオの香りが強い気がする。
「これで満足しておけってことだよね。僕にはそれが身分相応って奴なのかもな」
頑張って告白して振られた方が、気持ちの整理が出来るかな。
気持ちの整理とか言いながら、もしかしたらの可能性が諦め切れてないけれど。
「告白出来ないなら、もう退学して家に帰るべきだよね」
それが嫌なら告白する。
モブだろうとイベント要員だろうと、告白禁止なんてされてないんだから。でも、怖くて出来ない。
「なんで僕こんなに優柔不断なんだろ」
床の上で、膝を抱えて落ち込んでしまう。
好きだと言うだけなのに、なんでこんなに難しいんだろう。
「好きです。雅の事がずっと前から好きです」
アクリルスタンドを両手に持って、狼雅になら言えるのに。
ため息をついたその瞬間、インターフォンが鳴った。
部屋に戻った僕は着替えもせずにリビングのソファーの前の床にぺたりと座り込んだ。
通学用の鞄の他にサブバッグで持って行っていたトートバッグの中から、ビニール製のギフトバッグを取り出しテーブルの上に載せる。
ギフトバッグはコンビニでチョコレートを買った時に入れてくれたもので、このチョコレートのお店の金色のロゴがピンクの小さなハートと共にバッグ一面にちりばめられて描かれている可愛いデザインだ。
同じ柄の包装紙に包まれたチョコレートを取り出して、そっと包みを開く。学校の帰りに渡そうと思っていたから、朝雅に見つからないようにトートバッグに入れて持っていったんだ。
高いだけあって、バレンタイン仕様の包装紙の下は板チョコだというのにしっかりした箱だった。濃い茶色の箱に金字で店名が書かれている。
「びっくりだな。箱代だけでも高そう」
箱は紙じゃなく、木箱に茶色くペイントされていて留め金を外すと蓋を開ける仕様だ。
箱の内側は品の良い濃い紫色のビロードっぽい布が貼られている。
前世だったら、勿体なくて空箱をずっと取っておきそうな代物だ。
「銀紙じゃないんだ」
包装紙と同じ金色のロゴが印刷されたワックスペーパーに包まれて、金色のシールで止められたチョコレートは、ワックスペーパーを開いた途端ふわりとチョコレートの香りが広がった。
「これは着替えて、コーヒーも入れて落ち着いて食べよう」
イベントやら何やらでショックだらけで告白する勇気なんて消し飛んでしまい、疲れ切って部屋に戻ったけれど、あのチョコレートは怠けた格好で食べたら失礼なものだと思う。
「ぬいぐるみ、誰のところに行ったんだろ」
ホームルームが終わってすぐ、雅が一緒に帰ろうと行ってくれるのか僕から声を掛けるべきか、でも一緒にいるのが今は辛いかもしれないと悩んでいた僕に舞が近付いて来て「お買い物付き合って下さいませ」と声を掛けて来た。
その様子を見て、雅は僕の頭を一撫でして教室を出て行き、木村君達や他のクラスメイトもぞろぞろと出て行った。
舞は僕の様子を気遣って声を掛けてくれた、そして一緒にコンビニに行ってクジの様子を確かめようとしてくれたのだ。
「まさか、あの後すぐにクジが終わっちゃうなんて思わなかったよ」
コンビニに入ってすぐレジに向かうと、昨日とは違う人がレジの中にいてクジがあった棚には違うものが並んでいた。
信じられない気持ちでレジの人に聞くと無情にも、昨日で終わっちゃったみたいですという回答が返ってきたのだった。
誰がラストワン賞を当てたのかは、分らないと言われた。
今日のイベントを考えると木村君なのかもしれないと思いついて、慰めてくれる舞の声も耳に入らなかった。
「舞に謝らなくちゃ」
着替えをしてキッチンに向かって歩きながら、スマホのトークアプリで舞に謝罪のメッセージを送る。すぐに舞の優しい言葉が戻ってきて、僕はありがとう、月曜日は元気になってるから。と送りアプリを閉じた。
「コーヒー、ブラックで飲んでみようかな」
雅に渡すつもりだったチョコレート、受け取れないと断られるのではなく。気持ちが挫けて渡せないなんて、そんなの考えて無かった。
「ぬいぐるみが当たらなかったわけだよね。僕イベント要員だったんだもん。雅とのハッピーエンドなんて僕には用意されてなかったんだ」
モブの僕が攻略対象者との未来を望むなんて、無謀すぎる話だったんだ。
考えてもいなかった事実に頭の中が真っ白になっていたけれど、雅が貴重な時間を割いて勉強を教えてくれたのだからと、テストだけは頑張った。
テストの点が悪かったら、雅に呆れられてしまうかもしれない。
無駄な時間を使ったと思われるのだけは嫌だったんだ。
「苦い」
コーヒーを一口飲むと、苦い刺激が口の中に広がった。
チョコレートを割って、一欠片口に含む。
ビターチョコだからそんなに甘くないけれど、苦いコーヒーの後だから優しい甘さに癒やされた。
「雅に食べて欲しかったな」
告白を諦めた僕にあるのは、顔も見たこと無い人へ嫁ぐ未来だけだ。
学校を卒業せずに辞めて、雅と二度と会えずに好きでもなんでもない人の元へと嫁ぐ。
「告白したら雅受け入れてくれたのかな」
自分の立場より、僕をハルと呼ぶ方を雅は選んでくれた。
あれがイベントの流れだったとしても、あの時の雅は僕を選んでくれた。
「挫けちゃ駄目だったのかな。ここがゲームの世界だって思ってるのは僕だけなんだし、ここはリセット出来る世界じゃないんだし」
でも、怖い。
そんなつもりで庇ったわけじゃないとか、そんな風に言われたら立ち直れない。
「うじうじしすぎだな」
自分のウジウジさに嫌になりながら、寝室のサイドテーブルに置いていた狼のグッズを持ってきた。雅がモデルなんだから狼雅って呼ぼうかな。その方が親しみが持てる気がする。
昨日当てたのは学園の制服を着た、銀縁眼鏡の狼雅のイラストが描かれたアクリルスタンドとアクリルキーホルダーとコースターの三点だ。こういうの前世では何個も買ったけれど、今世では初だ。
アクリルスタンドは、片手を上げた狼雅を学園のエンブレムが描かれた土台に立たせられるデザインで、キーホルダーは同じく学園の制服を着た狼雅が腕を組みふんっと威張った感じにしているのがカッコ可愛いデザインだ。
コースターは、こちらもアクリル素材で透明な正方形にコップを置きやすいようになのか、円形のくぼみがあり、その円の中にスタンドとキーホルダーで使われていた二種類のイラストが描かれている。
「コースター勿体なくて使えないよ。飾っておこうかな」
三つを並べて置きながら、チョコレートをもう一欠片口に入れる。
普通のチョコレートよりもカカオの香りが強い気がする。
「これで満足しておけってことだよね。僕にはそれが身分相応って奴なのかもな」
頑張って告白して振られた方が、気持ちの整理が出来るかな。
気持ちの整理とか言いながら、もしかしたらの可能性が諦め切れてないけれど。
「告白出来ないなら、もう退学して家に帰るべきだよね」
それが嫌なら告白する。
モブだろうとイベント要員だろうと、告白禁止なんてされてないんだから。でも、怖くて出来ない。
「なんで僕こんなに優柔不断なんだろ」
床の上で、膝を抱えて落ち込んでしまう。
好きだと言うだけなのに、なんでこんなに難しいんだろう。
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ため息をついたその瞬間、インターフォンが鳴った。
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